早期抜擢スター縣千、万博アンバサダー比較
こんにちは、くららです。
本日の「タカラヅカニュース」で、『オデッセイ』で退団予定だった102期の琥白れいらくんサヨナラインタビューが放送されました。
2017年の雪組・新トップコンビ望海風斗、真彩希帆のプレお披露目全国ツアー『琥珀色の雨にぬれて』『“D”ramatic S!』に出演され、故郷福島県に凱旋されていたのですね。
今までの思い出を語られていた可愛い笑顔がとっても素敵でした。(昨年の12月に撮影されたものでした。)
『*琥白れいらは、1月22日付で退団いたしました』の一文がありました。
ご卒業おめでとうございます。これからの新しい人生も幸せに満ちていますように。

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100期生と101期生の差

前回のブログで、101期縣千くん研1の時に「るろうに剣心」新人公演で大きな役に抜擢されていたことを書きました。
その前の初めての新人公演は、永久輝せあさんの役で、その後の全国ツアーでは、セリフのある役でした。
縣くんの“スタート”から、現在のバウホールの主演に至るまで、誰よりも抜擢され続けているという感覚をもっています。

それに比べて、100期風間柚乃くんたちは、新人公演での抜擢が遅かったことを思い出しました。

97期生~100期生は、入団後1年間は組まわりがあったので、組配属は研2からで、新人公演の出演もそうでした。
2015年が初舞台の101期生からは、宝塚大劇場での初舞台後に組配属され、研1でも新人公演に出演してしています。
(但し中学卒業で音楽学校に入学した人は、入団1年目は新人公演に出演できないことになっています)

このため、101期生からは縣くんのように研1から新人公演で抜擢されて、大きな役がつくようになりました。
これも前小川理事長になってからの変化だったのてしょうか。

現在の100期生の活躍をみると「組まわりの1年間」の差はないように思えますが、新人公演の出演が研7までと区切られているので、100期生と101期以降では、経験値の差は出来ています。

万博アンバサダーの人たちの抜擢度合い

万博アンバサダー5名

聖乃あすか(花組、100期)
風間柚乃(月組、100期)
縣 千 (雪組、101期)
極美 慎(星組、100期)
風色日向(宙組、102期)

現在この5人の序列は、バウホールの主演や新春カラーポートで、下記のようになっていると思います。

風間 > 聖乃 > 縣 > 極美 > 風色

しかし当初の抜擢のされ方は、その通りではありませんでした。

風間柚乃さんについて

音楽学校の合格発表の時から「故夏目雅子さんの姪」ということでマスコミで騒がれていましたが、風間柚乃くんの活躍を私が舞台で認識するようになったのは、研2の夏のバウホール『A-EN ARTHUR VERSION』でしたが、なかなか新人公演でも大きな役は付きませんでした。

研3
1月『グランドホテル』オットー役(本役:美弥るりか 2番手)。
この頃は、新人公演で大きな役がつくと記事になって報道されていました。
そのうち、公演毎に実力で役がついていたので、報道されなくなりました。

研4
『All for One』本役 ジョルジュ、新人公演:ベルナルド(本役:月城かなと)

研5
『カンパニー』新人公演初主演

『エリザベート』ルドルフ(暁千星と役替わり)

『ON THE TOWN』(東京)オジー(主要3人メンバー)。

研6
『夢現無双』新人公演2回目主演。
『チェ・ゲバラ』(日本青年館・ドラマシティ)カストロ(代役:月城かなと)。

研8
『LOVE AND ALL THAT JAZZ』バウホール初主演

研5の活躍は目覚ましかったです。新人公演の主演をされるや、続いて『エリザベート』のルドルフ役替わり、新人公演フランツ、代役フランツと演じられ、『ON THE TOWN』では、主要なオジー役を演じられました。(梅田の公演ではその役を鳳月杏さんが演じられました)

新人公演の主演の時は、実力が抜擢より先に進んでいたという感じでした。

『チェ・ゲバラ』の代役をされなくても、現在の活躍に繋がっていたように思います。

聖乃あすかさんについて

研3『ME AND MY GIRL』(宝塚)ジェラルド(本役:水美舞斗・芹香斗亜)
『ME AND MY GIRL』(東京)ジャッキー(本役:柚香光・鳳月杏)

研4
『邪馬台国の風』新人公演 クコチヒコ(本役:芹香斗亜)
『ポーの一族』新人公演初主演

研5
『MESSIAH(メサイア)』新人公演2回目主演。
『花より男子』(TBS赤坂ACTシアター)花沢類。

研6
『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』新人公演3回目主演。

研8 『PRINCE OF ROSES』バウホール初主演。

唯一新人公演主演を3回経験されています。そしてバウホール初主演も、一番はやかったです。花組の4番手として確実に実力をつけていらっしゃいます。

縣千さんについて

研1
全国ツアー『哀しみのコルドバ』闘牛士ルシオ役。
『るろうに剣心』の新人公演 四乃森蒼紫(本役:月城かなと)

研2
『私立探偵ケイレブ・ハント』新人公演3番手(本役:彩風咲奈)
『New Wave!-雪-』主要メンバー(4人)入り

研4
『凱旋門』新人公演初主演(本役:轟悠)

研5
『20世紀号に乗って』マックス・ジェイコブス
『ハリウッド・ゴシップ』ラリー

研6
凪七瑠海コンサート『パッション・ダムール-愛の夢-』(バウホール)2番手。

研7
『ほんものの魔法使』モプシー 2番手。
『CITY HUNTER』新人公演2回目主演。
『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』バウホール初主演

望海さんがトップ時代は、望海さんの役は歌が多いので、縣くんには敢えて当たらないように配慮されていたように思います。その分、別箱ではいつも活躍の場が用意されていました。

入団当初から誰よりも破格の抜擢を受け続けていらっしゃるように感じています。それだけ期待されているのですね。

極美慎さんについて

研4
『THE SCARLET PIMPERNEL』新人公演:アルマン(本役:瀬央ゆりあ)
『ベルリン、わが愛』新人公演初主演(本役:紅ゆずる)

研5
『霧深きエルベのほとり』2回目新人公演主演(本役:紅ゆずる)

研8
『王家に捧ぐ歌』(名古屋御園座)ウバルド役予定。2番手予定。

新人公演主演は、100期生の中では一番はやかったですが、星組内でなかなか番手にくい込めない状況でした。今度の『王家に捧ぐ歌』のウバルド役から躍進していけるでしょうか。

風色日向さんについて

研4
『オーシャンズ11』新人公演 ライナス(本役:和希そら)
『El Japón(エル ハポン)』新人公演初主演

研6
『NEVER SAY GOODBYE』新人公演主演2回目予定。

新人公演でなかなか大きい役がついていませんでしたが、研4の『オーシャンズ11』で役がついてから、次に新人公演の主演を見事に演じられました。

今度の『NEVER SAY GOODBYE』での2回目の新人公演主演が期待されています。

音楽学校文化祭主演

音楽学校を卒業して入団する前に、文化祭のお芝居が2チームに分かれて行われます。そのチームで、主演とヒロインを演じる4名は将来有望な男役2名娘役2名だと言われています。

100期 風間柚乃聖乃あすか
101期 天紫珠李、縣 千
102期 蘭世惠翔、風色日向

100期から102期で、主演を経験した男役は6名ですが、天紫珠李さんと蘭世惠翔さんは娘役に転向されています。
残りの4名は皆「万博アンバサダー」になっています。

極美慎さんだけ該当しませんが、100期の2人がすでに該当しているので、それは仕方ないことです。

101期で新人公演初主演がはやかった人
鷹翔千空さん研4で、縣さんより少しはやかったです。
研5で2回目の主演をされています。
碧海さりおさんが研5の終わりに『眩耀(げんよう)の谷』で新人公演主演。
礼華はるさんが研6で『桜嵐記』新人公演主演。明日2回目の主演予定です。

102期で新人公演初主演がはやかった人
彩海せらさん、天飛華音さん、風色日向さんは、研4で初主演をしていますが、順番は彩海せらさん、天飛華音さん、風色日向さんでした。

この3人の中で別箱ではやくから抜擢されているのは、天飛華音さん。研2の『阿弖流為-ATERUI-』は印象に残っています。研3で『ANOTHER WORLD』の新人公演では、礼真琴さんの役でした。『柳生忍法帖』 で2回目の新人公演主演をしました。

彩海せらさんも小さな抜擢ははやかったです。現在縣千さん主演のバウホール公演で2番手をつとめています。フィナーレではソロも披露。月組に組替予定。

102期の3人を比べても、それぞれ組の状況が違うので、一概に比較はできませんね。

やはり5人やその他の人を比較しても、一番活躍のチャンスを与え続けられているのは、縣千くんのような気がします。
明日がバウ主演『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』の千秋楽です。
配信を楽しみにしています。

研1で抜擢というと、106期は雪組の華世京くん。
107期は月組の一輝翔琉くん。既に代役も頑張っていらっしゃるよう。

そして明日は月組『今夜、ロマンス劇場で』の新人公演があります。
きよら羽龍ちゃんが新人公演も休演することになって残念ですが、次の東京公演にまで回復されて復帰できたら良いなと願っています。蓮つかささんも東京公演では、お元気なお顔を見ることができますように。

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