こんにちは、くららです。
本日は雪組『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』の千秋楽を配信で見ました。
とっても感動しました!
そして月組『今夜ロマンス劇場で』の新人公演もありました。
こちらも若手さんたちが大活躍されていたようです。
厳しいコロナ禍で、雪組のバウ公演が完走できたこと、月組の新人公演が開催できたこと、本当に良かったです。
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雪組『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』最高!
本編も良かったですが、感動したのはカーテンコールです。
彩海せらくんの組替
今日で雪組生最後の彩海せらくん。(明日から月組生!)
作中のセリフを使って、出演者全員が「ロバートのあみちゃんがんばれよ!」という思いをこめて、あみちゃんに絡んでいくシーンがありました。
5分間ぐらいあったでしょうか。
急な組替で雪組生全員で送り出せないので、演出の中村暁先生が、このシーンを考えられたそうです。
先生の温かい思いにあふれた、手厚い餞シーンでした。
ファンも急な組替に驚きましたが、組子さんたちにとっても急な話だったのですね。
あみちゃんもみんなも泣いていました。
みんなのあみちゃんへの思いが、またあみちゃんの思いが伝わって来てジーンとしました。
バウ組に暖かく見送られて良かったです。
トップスターの彩風さんはじめ、雪組生がこの配信を見てくれていますと、縣くんが話されていました。
月城かなとさんも永久輝せあさんも雪組から組替されましたが、トップスターの道に近づいていかれました。
きっとあみちゃんも、そうかな?
月組でも頑張って欲しいと思います。
縣くんの最後の涙
ラストのカーテンコールで、縣くんが皆さんと一緒にやりたかったいうポーズを客席と一緒に行いました。
それは、ビリーが劇中で何度もやっている「ピースから親指を立てるポーズ」と劇中に何度もみんなが叫んでいる「ヴィクトリー!」の掛け声を合体させた、「ヴィクトリーポーズ&掛け声」です。
縣くんの掛け声で、客席と出演者全員が一緒に行いました。するとみんなが一斉にポーズをする客席の光景を目の当たりにした縣くんは、感動で涙がいっぱい出てきて、嗚咽してしまって、しばらくお話ができない状態でした。
縣:「今の世の中お客様と関わることが出来なくなって、私たちの思いって届いているのかな?と不安になることもあったんですけど、視覚的にですけど、皆様と繋がっているのだなと思って、この公演中本日まで本当にありがとうございました」
それまでは主演者として舞台の真ん中に気丈に立っていましたが、感情がこみあげてきてからは、素顔の「ちさとちゃん」でした。
こんな状況下では、毎日舞台に立てるかどうかとっても不安だったと思います。
主演者として、心を張りつめてこの瞬間まで精一杯頑張ってこられたことでしょう。
本当にお疲れさまでした。素晴らしい舞台をありがとうございました。
『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』についての感想
お芝居について
1985年のバウホール作品の再演なので、昭和の時代のバウ公演のノリそのものでした。
懐かしく思いましたが、現代人にはちょっとそぐわないかも?
実際にバウホールで観劇したら、演者の方たちとの空気感で、とっても楽しめたと思いますが、配信なので「冷めた目」で見てしまう部分がありました。
しかし出演者がみんな魅力的でかわいくて、楽しそうに演じているので、出演者たちにグイグイと魅了されて、時間が過ぎていきました。
コロナ禍でどんより暗い時代なので、昭和の時代の突き抜けた明るさを敢えて見せてくださったのかなと思いました。
ロックンロールの軽快なリズムに乗せて繰り広げられる、1950年代のアメリカの高校生たちの青春ミュージカルは、雪組の若手さんたちのまさに「青春おう歌」という感じで、とってもフレッシュで「若いっていいなぁ」と思わされました。
この状況下でのバウホール公演は、出演者にも観客にも、思い出深いものになったと思います。
フィナーレが最高!
冒頭、縣千くんのオラオラした姿はとっても格好良かったのですが、2PMのK-POPのラップは少々拍子抜けしてしまいました。しかしそれ以外はとっても素晴らしかったです。
若手がメインの群舞がフレッシュで、黒燕尾もみんな揃っていて壮観でした。
特に縣くんのダイナミックで美しい黒燕尾は圧巻でした。ダンスの技術だけでなく、表現力もずば抜けています。
まだ研7、新人公演学年とはとても思えません。
デュエットダンスも最高
縣くんと夢白あやちゃんのデュエットダンスは、とってもしなやかで綺麗でした。
リフトも高くて安定していて、夢々しかったです。
フィナーレが、この作品のメインディッシュのようで、とっても高揚感がありました。
縣くんは、ショースターですね。
それぞれのスターに対しての感想
縣千くんについて
センターに立つ縣くんの姿は、輝いていて、まさに「スター」そのものでした。
ダンスは、既に「無敵」の域に達していて、完璧で見ごたえがありすぎる程です。
手足長くて、手も大きくて、ガタイが良くて、男役としてとても魅力的。
ジーンズに、革ジャン、リージェント姿が「男子」でしかありません。
なかなかこんなスターさんはいません。
そして、おおらかで温かくて、包容力がある芝居は、とっても伝わってくるものがあります。
にじみ出てくる人柄が感じられる、大きな素敵なスターさんになられたなと思いました。
今回の舞台を配信で見て、縣千くんのトップスターは確定だなと思う程、スター性があって、真ん中がピッタリでした。大きな足跡が残せたと思います。
歌は今なお課題だと思いますが、「もうここまで他が出来たら良いか」と思ってしまうくらい。
でもまだ新公学年なので、歌も頑張って磨くことができたら、無敵のスターになれるでしょう。
夢白あやちゃんについて
夢白あやちゃんも、トップ娘役の準備はバッチリできていると思いました。
お芝居の表現力が的確で、滑舌がとっても良くて、どんな早口でもしっかりセリフが耳に入ってきます。
衣裳の着こなしや娘役としての所作もダンスも歌も仕上がっています。
そして、何よりも表情が豊かで、表情から全てが伝わってきます。
お芝居から離れて、カーテンコールの彩海せらくんをみんなで送り出すシーンでは、号泣されていました。感情が豊かなとっても可愛い人だなと思いました。
トップ娘役として大活躍する夢白あやちゃんを、できればはやく見てみたいです。
その他の役の方について
彩海せらくん(102期)
歌えるって素晴らしなと思いました。
『壬生義士伝』の新人公演の頃は、歌声やセリフまわしが望海風斗さんのコピーだなと思ったものでしたが、最近はとっても朝美絢さん風味を感じます。
『CITY HUNTER』の新人公演では、朝美さんの役、ミックを演じていましたね。
組替を契機に、朝美さんのいた月組で、「彩海せら色」をつくっていけると良いですね。
キラキラとしたスター性は月組でもさらに輝いていけるように思います。
相手役の音彩唯ちゃんがいることで、男役としての包容力が出てきて頼もしくなっていました。
音彩唯ちゃん(102期)
綺麗な安定した歌声と、フランス人形のような透明感のある可愛さは抜群です。
「ナウオンステージ」に出演しても、役づくりを絶えず検討されている話をされていました。
3拍子そろった実力と可憐さで、さらに活躍していって欲しいなと思います。
眞ノ宮るいくん(100期)
2幕の後半は誰が主役かわからない状態で、相手役の華純沙那ちゃんと二人も目立っていました。
後輩の「101期が主役、102期が2番手」と言う中での3番手的な役だったので、とっても頼もしい存在に見えました。
フィナーレのK-POPのシーンでは、眞ノ宮くんが歌うと安心感がありました。
ダンスもとっても上手で決まっていて、お芝居ではアドリブシーンでも活躍していました。
縣くんにとって「頼りになる先輩」として、これから活躍の場を広げていかれそうに思いました。
華純沙那ちゃん(106期)
檀れいさんに似ていて、可憐な容姿とピュアな雰囲気が、まさしく「宝塚のヒロイン」です。
『CITY HUNTER』の新人公演で、夢白あやちゃんの役を演じていたので、これからも推されててくのだと思います。
今日の月組新人公演では、同期の花妃舞音ちゃん(研2)がヒロインを演じて「とっても可愛くて歌も上手だった」と話題になっています。
106期にも有望な娘役さんが沢山いらっしゃるようです。
ヒロインがピッタリの華純沙那ちゃんにも、頑張って欲しいなと思います。
カーテンコールの間は、後ろの麻花すわんちゃん(104期)がずっと映っていて、姿もその都度の反応もとっても可愛いかったです。癒し系の娘役さんですね。
書いたらきりがないので、このあたりで終わりにしたいと思います。
雪組も魅力的な組子さんがいっぱいで、これからの公演も楽しみです。
次は全員揃っての大劇場公演、『夢介千両みやげ』『Sensational!』ですね。
3月19日の初日の頃までには、コロナ感染の心配が無くなっていることを心から願っています。
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