雪組別箱プログラムの興味深い序列
こんにちは、くららです。
宝塚は序列の社会です。
そのことを明確に感じるのは、外箱公演のプログラムを見た時です。

上級生重視で、それまでの本公演での経験値重視です。
そして、外箱公演で大活躍したからと言って、それは序列にすぐには反映しません。

102期の彩海せら君が、眞ノ宮るい君や同期の一禾あお君の活躍によって「路線の位置が危うい?」という声を聞きましたが、そんなことは無いと思います。

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雪組全国ツアー公演プログラムについて

メインキャストについて

メインキャストは9人(主演コンビ除いて)

プリウリ… 奏乃 はると
メリーナ… 沙月 愛奈
アンドレア… 真那 春人
マルコ… 綾 凰華(男役2番手)
ビアンカ… 星南 のぞみ
ヴィットリオ… 諏訪 さき(はぐれ組)
ジョヴァンニ… 眞ノ宮 るい(はぐれ組)
エンリコ… 彩海 せら(はぐれ組)
オリンピア… 夢白 あや(娘役2番手)

一禾あお君が演じたカシムは、メインキャストに入っていませんでした。

「はぐれ組」の彩海せらくんの方が、大きな役です。
初演は4人の路線男役さんだったところ、今回3人になったので、余計に。

ショーで、一禾君が「フルートの少年」を踊っています。
今まで「少年役」というと彩海せらくんが担当していましたが、今回担当しなかったのは「少年役を卒業した」意味があったのでは?と思いました。研6になるので、大人役に徹していくためかな?と。

「メインキャスト」と、100期より上の上級生は、「今回の公演用に撮影したスチール写真」が、掲載されていました。

しかし、「メインキャスト」に名前を連ねているのに、100期の眞ノ宮るい君は、スチール写真ではなく、最下級生と同じ扱いの小さな枠での「本公演プログラム用の写真」の使いまわしでした
今回、ショーでも大活躍していましたが、プログラムでは「その他大勢扱い」なことが残念でした。

15名のスチール写真掲載の順番について

3種類の大きさ
一番大きいサイズは組長さんだけ。

やや大きめサイズ(掲載順)
沙月 愛奈(89期)、真那 春人(92期)、杏野このみ(94期)、綾 凰華(98期)、白峰 ゆり(95期)、橘 幸(96期)、妃華 ゆきの(96期)、星南 のぞみ(98期)

普通サイズ(掲載順)
華蓮 エミリ(96期)、叶 ゆうり(97期)、夢白あや(103期)、沙羅 アンナ(97期)、諏訪さき(99期)、彩海せら(102期)

という並びでした。

今回「2番手」を演じた綾 凰華くんが94期の杏野このみさんの次で、星南のぞみちゃんが大きめサイズの一番後ろでした。同期なのに、順番に並んでいませんでした。

「娘役2番手」を演じた夢白あやちゃんは、97期生の間に位置しています。

そして諏訪さきくん、彩海せらくんがこの並びの最後でした。

この入り乱れた不思議な掲載の仕方は、多分序列の意味を含んでいるのでしょう。

星南のぞみちゃんの役は、3人のはぐれ組の恋人の1人で、特別な役ではありませんでしたが、「メインキャスト」入りし。更に夢白あやちゃんより、大きな写真で先に掲載されています。新人公演のヒロイン経験が2回、バウヒロインが1回で上級生ということで、序列として上なのでしょう。

1回前の「炎のボレロ」スチール掲載順

潤花ちゃんはヒロイン役でしたが、彩みちるちゃんが大きめ写真の一番後ろで、その次に普通サイズで、星南のぞみちゃん、その次に潤花ちゃんでした。

「炎のボレロ」で朝美絢くんは、主演の彩風咲奈さんの次に「2番手サイズ」で1ページに掲載されていました。名実ともに2番手でした。

今回の入り乱れた掲載の仕方は、「番手がはっきりしていませんよ」という意味合いも含んでいるように思います。

雪組全国ツアー階段おり

有栖(エトワール)

星南・真那・夢白

諏訪



朝月(羽根)

彩風(大羽根)

この順番では、綾凰華くん「2番手」、諏訪さきくん「3番手」ではあります。

次の本公演の『CITY HUNTER』では、2番手・朝美 絢、3番手・綾 凰華、4番手・縣 千と、明確です。
諏訪さきくんは、新人公演の主演を経験していますが、(東京では開催できませんでした)番手にくい込まないということでしょうか?
お芝居の「青い影」のダンスも見事でした。踊りも歌も最高位の実力派です。

他の組に比べて、96期97期あたりの路線がいないので、組替してくる可能性もあるのか?

「ほんものの魔法使」プログラムについて

こちらも「メインキャスト」に名前があがっている人のスチール写真が掲載されていました。メインキャストでは無い上級生はいませんでした。

メインキャスト11名

アダム…朝美 絢
ジェイン…野々花 ひまり
ジョゼフィン…千風 カレン
アレキサンダー教授…透真 かずき
ロバート…久城 あす
ベアトリーチェ…愛 すみれ
マルヴォーリオ…桜路 薫
ワン・フー…天月 翼
ワン・メイ…彩 みちる
モプシー…縣 千
ニニアン…華世 京

101期の縣 千くん、106期の華世 京くん以外、100期生以降は、小さな枠での「本公演のプログラムの使いまわしの写真」でした。

トート風のメフィスト役の星加 梨杏くんも、ピーター役に抜擢の壮海 はるまくんも、スチール撮影されていませんでした。

それらに比べて、106期の華世 京くんの「いきなりスチール掲載」は、本当にスゴイことです。

100期の眞ノ宮るい君と星加梨杏君

今回の別箱公演で、100期の眞ノ宮るい君と星加梨杏君は、それぞれ活躍していました。
しかし二人は、プログラムでは、100期なので「その他大勢」の筆頭です。

2016年7月7日発売の「NEW GENERATION 4」に掲載されていた100期は、以下の人たちです。

5年前の100期期待の男役

花組
聖乃あすか一之瀬航季
月組
蘭尚樹、風間柚乃
雪組
星加梨杏、眞ノ宮るい
星組
希沙薫、極美慎
宙組
優希しおん、愛海ひかる

この中で新人公演の主演をしたのは、4人。(一之瀬航季くんは済の方に入れました)
後は期待されながらも、出来なかった人たちばかりです。

私が眞ノ宮るいくんで初めて印象に残ったのは、「幕末太陽伝」の新人公演で、彩凪 翔さんの演じた「久坂玄瑞【維新派長州藩士】」を演じていた時の、イケメン姿です。
彩凪さんに負けない、目の綺麗な整った顔立ちで、こんなハンサムさんが雪組にいたのか、と気づきました。
「ファントム」では、ダンサー揃いの「従者」の1人で活躍していました。
『Music Revolution!』の永久輝せあくん中心の『DANCE REVOLUTION』では、若手ダンスの精鋭メンバーの1人でした。ダンスがお得意です。

星加梨杏君は175センチの長身の綺麗な顔立ちのイケメン。
「壬生義士伝」新人公演の斎藤一役が印象的で、良かったです。

眞ノ宮るい君と星加梨杏君二人が一緒に活躍していたのは、「20世紀号に乗って」の、4人のポーター役でタップを踏んでいました。トップとポップ。

今回の別箱で、安定した実力と個性を発揮してきている二人です。
雪組の男役は「路線不足」と言われている中、これからもっともっと活躍を期待したい二人です。
この二人が、スチール写真が撮影されない「その他大勢」組なのは、本当にもったいないと思います。

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