「タカスぺ組替」を振り返って、これからは?
こんにちは、くららです。
昨日間近の『タカラヅカスペシャル』のメンバーを掲載しました。
今から3年半前に開催ですが、現在のトップ娘役が全員出演していました。

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『タカラヅカスペシャル2019』から見えること

トップ娘役候補は随分前から決まっている?

過去の「タカラヅカスペシャルメンバー」

花組…12名(2019年) 柚香光瀬戸かずや華雅りりか水美舞斗優波慧朝月希和永久輝せあ飛龍つかさ帆純まひろ音くり寿聖乃あすか華優希

月組…11名(2018年)
珠城りょう紫門ゆりや、(鳳月杏 花組で出演)、月城かなと夢奈瑠音蓮つかさ海乃美月暁千星美園さくら天紫珠李結愛かれん、(風間柚乃 2018年のため入らず)

雪組…10名(2019年) 望海風斗彩凪翔彩風咲奈朝美絢綾凰華真彩希帆星南のぞみ野々花ひまり彩みちる潤花

星組…11名(2019年) 礼真琴天寿光希音波みのり愛月ひかる瀬央ゆりあ綺城ひか理有沙瞳天華えま小桜ほのか極美慎舞空瞳

宙組…11名(2019年) 真風涼帆芹香斗亜桜木みなと和希そら紫藤りゅう留依蒔世遥羽らら瑠風輝星風まどか天彩峰里夢白あや

専科…4名 轟 悠華形ひかる凪七瑠海星蘭ひとみ

花組 星風まどか
月組 海乃美月
雪組 夢白あや
星組 舞空瞳
宙組 潤花

102期で出演していたのは、舞空瞳さん潤花さん。二人は2018年からメンバー入りしていました。
103期で出演していたのは、夢白あやさんだけでした。

102期水乃ゆりさんは2019年のお正月公演で新人公園のヒロインをつとめましたが、入っていませんでした。星組は娘役のメンバーが多かったので、99期小桜ほのかさんは2019年から出演されています。100期の天彩峰里さんも2019年から出演です。

振り返ると、「タカラヅカスペシャル」に、はやくから出演する娘役さんは、トップ娘役に就任する確率が高そうです。

「娘役人事はみずもの」と言われていますが、ある程度の青写真はあるのだと思えます。

半面、次期宙組トップ娘役に102期の春乃さくらさんが抜擢されたように、長期の計画より、その時の運が大きく働く「みずもの」的な場合もあるのでしょう。

計画的な面を優先しながらも、時に場当たり的になってしまう場合もあるというのが、トップ娘役人事のように感じます。

「タカラヅカスペシャル2019」に合わせて組み替え

2019年8月2日大型の組替が発表されました。
「タカラヅカスペシャル2019」で、新しい組で出演する形になっていました。紫藤りゅうさんだけ公演の都合で、「タカラヅカスペシャル」後に異動されました。

愛月ひかる(93期) 専科→星組 11月1日付 星組2番手へ
永久輝せあ(97期) 雪組→花組 11月1日付 花組新体制、「VISA」IC就任
朝月希和(96期) 雪組→花組 11月1日付 組替後東上ヒロイン
綺城ひか理(97期) 花組→星組 11月25日付 星組新体制
紫藤りゅう(96期) 星組→宙組 12月23日付
星蘭ひとみ(101期) 専科へ 12月23日付 映像専科異動

この組替の特徴は、95期のスターが一人も動いていないことです。
2019年10月、11月と続いて礼真琴さん柚香光さんトップスターに就任されました。
新体制になる花組星組は、柚香・水美コンビ礼・瀬央コンビ

月組月城かなとさんは、この年の10月14日初日の『I AM FROM AUSTRIA』から2番手羽根を背負われました。

宙組桜木みなとさんは、2020年3月末から『壮麗帝』で東上主演予定でした。(夏の梅田ドラマシティ公演に変更されました)

雪組は望海風斗さんのトップ体制であったため、朝美絢さんはしばらくステイ状態でしたが、彩風咲奈さんがトップに就任されてから、2番手に昇格されました。


「タカラヅカスペシャル」の翌月から、コロナ禍になっていきましたが、コロナに関係なく「95期隆盛計画」は、2019年からすすめられていたことがわかります。

その前に2019年は、4名の異動がありました。
梨花ますみ 雪組組長⇒専科(2月11日付)

愛月ひかる(93期) 宙組→専科(2月26日付)
専科生として星組全国ツアー出演

・舞空瞳(102期) 花組→星組(4月29日付) 星組トップ娘役へ

鳳月杏(92期) 花組→月組(4月29日付) 月組3番手へ

轟悠さんの退団

2020年7月18日付で理事を退任し、劇団特別顧問に就任。
2021年10月1日付で宝塚歌劇団を退団されました。
「タカラヅカスペシャル」では、いつもトップスターさんたちの真ん中にいらっしゃいましたが、今度の「タカラヅカスペシャル」からは、リードする方がいらっしゃらないので、景色が変わると思います。

異動・組替について

「タカラヅカスペシャル2019」後も、組替や異動はありました。振り返ってみます。

2020年の組替、異動

朝月希和(96期) 花組から雪組へ組替(11月16日付、トップ娘役へ)

夢白あや(103期) 宙組から雪組へ組替(9月7日付)

潤花(102期)   雪組から宙組へ組替(9月16日付)

万里柚美 星組から専科へ異動(9月21日付

2021年の組替・異動

2021年4月1日付で、木場健之氏が小川友次氏の後を継いで理事長に就任。

望海風斗さん、珠城りょうさん退団。(コロナ禍によって、半年余り後ろ倒しになりました)

【星風まどかさんスライド】
美風舞良 宙組から花組へと組替え(5月11日付)

星風まどか(100期) 宙組から専科へ異動(2月22日付)
潤 花(102期) 宙組トップ娘役就任。(2月22日付)
星風まどか(100期) 専科から花組へ異動・トップ娘役就任(7月5日付)

【3名の組替】
詩ちづる(105期) 月組から星組へ組替え(11月4日付)

彩みちる(99期) 雪組から月組へ組替え(11月15日付)

和希そら(96期) 宙組から雪組へ組替え(12月10日付)

【3名の専科異動】
紫門ゆりや(91期) 月組から専科へ異動(8月16日付)

輝月ゆうま(95期) 月組から専科へ異動(8月16日付)

凛城きら(92期) 宙組から専科へ異動(9月27日付)

2022年の組替、異動

1月11日に3人の三角組替(月組・雪組・星組)が発表されました。

彩海せら(102期) 雪組から月組へ組替(1月26日付)

暁千星(98期) 月組から星組へ組替え(5月27日付、)

咲城けい(102期) 星組から雪組へ組替え(7月25日付)

高翔みず希 花組組長から専科へ異動(2月7日付)

暁さんの組替から時代の変化を感じた

小川理事長時代は、「生え抜きトップスター」が多かったです。最小限の組替に留めておられた印象です。

5組のうち4組が生え抜きトップスターという時がありました!彩風さんがトップに就任して珠城さんが退団されるまでの間です。(2021年4月12日~8月15日)

現在も、花組の柚香さん、雪組の彩風さん、星組の礼さんの3組が生え抜きトップスターです。

しかし暁さんの組替によって、生え抜きトップスターの時代の終焉を何となく感じました。小川理事長がそのまま続けられていたら、月組の御曹司として大切に育成されていた暁さんが、組替をされることは無かったかもしれません。

その結果、各組、今後の2番手、3番手は、組替経験者の方が多いです。

花組
永久輝せあ(組替)/聖乃あすか(生え抜き)

月組
鳳月杏(組替)/?(組替)/風間柚乃(生え抜き)

雪組
朝美絢(組替)/和希そら(組替)/縣千(生え抜き)

星組
暁千星(組替)/極美慎(生え抜き)

宙組
桜木みなと(生え抜き)/瑠風輝(生え抜き)

生え抜き万博アンバサダーの存在

・聖乃あすか(花組、100期)
・風間柚乃(月組、100期)
・縣千(雪組、101期)
・極美慎(星組、100期)
・風色日向(宙組、102期)

本来ならば研10あたりの学年が組替適齢期ですが、トップスター候補の方たちは、「万博アンバサダー」に就任されています。大阪・関西万博期間(2025年4月13日 – 10月13日)。

先日極美慎さんが起工式に出席されました。
5月3日には、着物袴姿の極美さんの写真と共に極美さんの「開幕2年前のメッセージ」がTwitterの公式アカウントで流れていました。
その時、「宝塚歌劇団の極美慎さんから」と書かれていたので、「組」は関係ないのかな?と思いました。

「万博アンバサダー」に、組替はあるでしょうか?閉幕は2025年10月13日です。それまで待っていたら、組替適齢期を越えてしまうような気がします。

組替をして一回りも二回りも大きなスターとして輝いている暁さん和希さんを見ていると、組替はスターにとって得策のような気がしています。

2023年の組替、異動

綺城ひか理(97期)…星組から花組へ組替え(2月13日付)

梨花ますみ…専科から月組へ異動(5月1日付)

【95期生専科異動】
瀬央ゆりあ(95期)…星組から専科へ異動(8月28日付)

水美舞斗(95期)…花組から専科へ異動(4月28日付)

不動状態だった95期のお二人が、専科に異動。
早速、水美舞斗さんが博多座で 『ME AND MY GIRL』の主演を役替わりでされることが発表されました。
専科の凪七瑠海さんが星組全国ツアーの主演をつとめられた時から、専科の位置づけが格上げされています。

「専科の変化」が最近の人事の一番の特徴です。

もう一つは、105期の新人公演主演の大抜擢。こちらについては、また機会がある時に書きたいと思います。

2019年の8月に発表された大型組替は「タカラヅカスペシャル」を基準に行われたので、「タカスぺ組替」と私は勝手に呼んでいます。その組替は95期の7人のスターがより活躍するための、周り固めだったように感じています。

そして不動だった95期の7人が、今年に入って新たな展開に進んでいます。

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