礼真琴さん舞空瞳さんの元気な出演と休養について思う
こんにちは、くららです。
昨日の月組の大千秋楽はとても素晴らしかったですね。
退団者と共に涙を流す月城さん。光月組長さんをはじめ7名退団されましたが、
「明日から月組は変わってしまうのではなく、続いていく」というラストのご挨拶も印象的でした。宝塚がいつまでも愛される場所であるように精一杯頑張るとも仰っていました。

先週は、礼真琴さんの別箱公演休養で話題が持ちきりでした。
礼さんはファンの間でこんなに騒がれるとは、思っていなかったのではと思います。礼さんも月城さんのように「宝塚がいつまでも愛される場所であるように」精一杯頑張ってくださっています。

スポンサーリンク



「宝塚プルミエール」に礼さん舞空さんも登場

4月29日に「宝塚プルミエール」が放送されました。その中で『1789』制作発表会に出演後の礼さんと舞空さんのお話を聞くことができました。

制作発表会を終えて

「すごい緊張を感じた空間でした、ねぇっ(舞空さんの目を見て)

舞空「はいっ」

「すごく素敵な新曲ができましたので、もっともっと本番では深く強く、男らしく(舞空さんの方に視線を向け)うん、希望に満ちた思いで歌えるように、頑張っていきたいなと思います」

新曲とは、2幕で礼さんが歌うソロの「愛し合う自由」です。

潤色・演出 小池修一郎について

「私の経験談で言うと、やはり若手の頃、下級生の時に、本当にたくさん叱っていただいて、全員の前で一人稽古場の真ん中に立って何時間もお稽古していただいたりという経験があるから、そのお陰て今の自分があるので、この星組をもっともっと、きっと引っ張りあげて下さるだろうから、こう私みたいな、辛くても乗り越えれば、あっあの時こうしていただいて良かったなと思うような子がいっぱい出たらいいなって。怒られろって意味じゃうないんてせすけど!(カメラに向かって左手を前に出して、最後は笑顔でクスクスっと笑いながら)」

このお話の間、画面に映っていませんでしたが、横に舞空さんがいたので、終始そちらに目を向けながら話されていました。そして舞空さんは小さな声で「はい」など相槌を打っていらっしゃいました。

礼・舞空不仲説とか聞きますが、二人の様子を見る限り、そんな雰囲気は全くありません。

そして驚いたのは、飛びぬけた実力の礼さんでさえ「小池先生の厳しい指導」の洗礼を受けていらしたこと。これは大きなスターさんの通過儀礼のようです。今回はどのスターさんが標的になっているのでしょうか?屈せず乗り越えて欲しいです。愛ゆえの指導なので、必ず乗り越えていかれるのでしょう。

「1789」の6月2日の初日まで、約1か月となりました。GWも返上して、お稽古も佳境に入っていることでしょう。

WOWOW恒例むちゃぶりコーナー

“スペクタル”であいうえお作文

スペクタクル・ミュージカル『1789』の“スペクタクル”で「作品をPRする」作文を作るコーナーがありました。

ペクタクル(舞空)
まず舞空さんから。左手を腰にあてて、右手を胸のあたりで動かしながら考えるポーズが男前。
舞空素敵な楽曲、と!

クタクル(礼)
礼さんは「ペ」が振られて、「ペッ~?」と困り顔。
「ペッ。ペッてなんだ?」と、両手を腰にあてて、考えるもなかなか思いつかない。
そして、左手を腰にあてて、右手を胸のあたりの舞空さんと全く同じポーズに。

礼・舞空トップコンビは、コンビを組んで4年目です。こういう仕草というかポーズまで同じになってしまうのですね。二人は横に並んでいるので、チラッチラッと視線を交わすものの、相手の姿まで視界に入っていないと思います。

ぺヤングやきそばより中毒性のある!
よい言葉が浮かんで、頷いてドヤ顔でやりきった感の礼さん。

カップ焼きそば「ぺヤングやきそば」は関東で販売されているもので、関西の店頭では販売されていません。
10年以上前、ネット通販が普及しだしたばかりの頃、関東の方たちの間で話題の「ぺヤングやきそばとはいったいどんな味なのだろう?」と好奇心旺盛な私は「お取り寄せ」してみました。美味しかったです。その後も関西の店頭には置かれていません。
「ぺヤングやきそば」が、パッと思いつくのも、関東出身の礼さんだからだなと思いました。
そしてカップ焼きそばから「中毒性」という言葉が浮かぶのも、庶民性のある礼さんらしい。

「1789」では、専科から特別出演の同期の輝月ゆうまさんが「ペイロール」を演じます。
制作発表は、お稽古開始前だったので、「ペイロール」という名前は馴染みがなかったのでしょう。
ロナンの敵役となる憎しペイロール。お稽古がはじまったら、「ぺ」は迷わず「ペイロール」だったことでしょう。今回の「1789」で同期の輝月さんと礼さんの共演も楽しみです。

スペタクル(舞空)
舞空さんは、相変わらず腰に手を置いたポーズで。
舞空「クリスマスより」

その後がなかなか思い浮かんできませんでした。
舞空クリスマスより楽しい」と言った後、楽しそうにご自分で笑って受けていました。

スぺククル(礼)
今度は礼さんすぐに思い浮かんだようで、自信いっぱいに
大作ミュージカルと言えば」(カメラに向かってドヤ顔で)

舞空さんは拍手していました。

★スペクル(舞空)

「素敵な楽曲とぺヤング焼きそばより中毒性のあるクリスマスより楽しい大作ミュージカルと言えば」と今までの言葉を繋ぎ合わせて舞空さんのために言って、手を叩いて、舞空さんに「どうぞ」と手を向けられました。舞空さんは両手を腰にあてる瞬間も。これも先に礼さんがとっていたポーズと同じです。

舞空「屈指のとか、屈指の

「おお」

「屈指」という言葉は、なかなか思いつかない言葉ですが、その前の制作発表会で小池先生が礼さんのことを「歌唱力とリズム感のあるロックテイストの曲を歌わせたら宝塚歌劇団史上、屈指。舞空も初々しさを失わずに、礼の歌唱力に拮抗する成長をしているところです」と賞賛されていました。その言葉を覚えていたのかな?

★スペクタク

ルンルン『1789』!(カメラに目を合わせてキメ顔で)

最後に二人でそれぞれ考えた「PR作文」を披露してくれました。この時も2人の手の動きは申し合わせたようにピッタリ合っていました。最後は、両手を前に出す動きまでビッタリでした。礼さんは指がグウで舞空さんはパーな所がちょっと違うところ。(これは男役と娘役の違いかな)

「どうなの、大丈夫かな」

舞空「(拍手しながら)いがいに大丈夫。これですよね」

「そうだよね」

舞空「今産み出したものですから」

「そうなんだよ」

礼さんと舞空さんは7年の学年差があって、はじめのうちは舞空さんが遠慮しがちなように感じていましたが、このやりとりを見ていたら、舞空さんもしっかりご自分の意見をいって、礼さんに「大丈夫」と言葉をかけるほど、頼もしい存在。

二人の仕草というか何気ないポーズも似てきて、熟年夫婦のようなつーかー感が漂っていました。

制作発表会から感じたこと

ヒロインの舞空さんのオランプの衣裳が、初演に比べてとても豪華でした。ベールとドレスが同じレースの花柄で、とっても可憐で、舞空さんにとってもお似合い。初演の月組では、トップ娘役の愛希れいかさんがアントワネット役だったので、アントワネットの衣裳が目を見張るほど豪華でした。

宝塚はトップ娘役に華をもたせる所なので、今回はトップ娘役の舞空さんの衣裳が特別に豪華なのでしょう。小池先生が「今までで一番、ロナンとオランプに焦点を当てた作品となります」と話されていました。きっと二人のシーンも増えるのでしょう。息の合ったラブラブなコンビぶりを魅せてくださることでしょう。

ただオランプは、王太子の養育係です。調べてみると平民では無く下級貴族のようでした。あの衣装で養育係として王太子の世話をすることは難しいでしょう。そんなことは深く考えず、夢の世界を魅せてくれるのが宝塚ですね。

礼さんは、『ルンルン「1789」』と仰いましたが、ファンの間ではチケット争奪戦がすごくて、ルンルンな心理状態になれない方が多いようです。ライブ中継、ライブ配信はあると思うので、生ではなくても楽しむことができるでしょう。

そして何よりも、礼さんが『1789』で元気に舞台に立ってくださり、次のお正月公演でも、元気に舞台を見せてくださることが、何をおいてもルンルンなことです。

タカラジェンヌの別箱休養について

昨年のクリスマスに高汐巴さん『吾輩はぺいである』という舞台生活50周年を記念したエッセイを出版されました。

その中で宝塚時代に、先輩のリサイタルに出演予定だったところ、演出家に直談判して降ろしてもらったことを記されていました。

高汐さんは多くの組替を経験されています。組のカラーも違う中、懸命に頑張っていらっしゃいましたが、空回りしている自分を感じるようになり、「舞台をやりたくない」という思いがよぎって、降板を申し出られたそうです。

そして1か月ニューョークでのんびり過ごしてみると、環境が変わったことで、また舞台を続ける活力がわいてきたそうです。

馬車馬のように頑張り続けているタカラジェンヌには、時に休養が必要な時もあると思います。高汐さんのように組替をしたり、過酷な状況を通ればそれだけメンタル面で、ゆっくり休む時が必要な場合もあるでしょう。

宝塚の舞台は、宝塚大劇場と東京宝塚劇場の公演が「本公演」と言われているように、組子が全員出演する、最も大事な公演です。

東京公演と次の宝塚大劇場公演の合間にある「別箱」公演は、様々なものが開催されています。文字通り「別箱」です。

本人の希望で「別箱」を休むということが、当たり前になっても良いのでは?と私は勝手に思います。心身の不調に休養は効果があります。その他諸々にも。

「別箱」に出演しないことがひとつの選択肢となり、そのことを誰も詮索しない。それが今の時代の働き方に合っているように思います。

ただ宝塚が一般の社会が違うところは、宝塚は短い有限の世界であるということ。ある程度限られた期間なのだから、その間は精一杯頑張りたいと思っている生徒さんたちが大半だと思います。そして競争社会でもあるので、休養したら不利になる場合もあるかもしれない。そんなに簡単に休んでいられる世界では無いという点はあるかもしれません。宝塚のシステムを何も知らない私が書くのは場違いかもしれません。

そして今回の礼さんの休養について、いろんな詮索や憶測がされていて驚きました。休養するということは当たり前の権利だと思います。本公演に穴をあけているわけでなく、別箱公演についても、お名前が出て降板したわけでは無く、公演の発表がある時に、休養のお知らせがされただけです。

コロナ禍になって約3年4か月、GW明けの5月8日にコロナ5類移行で、感染の心配はまだ残るでしょうが、社会がコロナ前にもどるのかなと思います。

このコロナ禍の宝塚の方々の心労や日々の生活は、一般人とは比べものにならないほど、厳しいものだったと思います。組を牽引するトップスターや組長さんなど責任がある方ほど。どれだけ張りつめた日々を過ごされてきたかわかりません。

コロナ禍でいろいろと社会が変わっていったように、時代に取り残されないように変化していく時かなと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク