月組本と月城さんと暁さんの言葉
こんにちは、くららです。
先日『月組本』が発売されました。
月組生の魅力がギッシリ詰まった読みごたえがある内容でした。

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月城かなとさん率いる月組の素晴らしさ

全員写真では、休演者の写真が月城さんの胸に

その中で、トップスターの月城かなとさんお人柄というか、トップとしての姿勢をとっても感じるページがありました。
劇団の屋上で月組生全員で撮影している写真の中に、月城さんの白いTシャツの所にに休演中の白霧椿さんの大きな写真が置かれていて、メンバーの一人として写っていました。

108期の白霧椿さんは初舞台は出演されましたが、その後月組配属されてから一度も舞台に立つことなく休演されています。
月城さんによると、舞台復帰に向けて前向きに頑張っていらっしゃるとのこと。
白霧椿さんの姿勢に月組生たちも日々元気をもらっているそうです。

「写真で参加させたい」と思って白霧さんに写真を送って欲しいとお願いすると、最高の笑顔の写真を送ってくれたそうです。その写真を大きくのばして月城さんの胸の所に置かれたのですね。

白霧椿さんは、組本のこのページを見て、とても励まされていると思います。白霧さんの舞台復帰を待っています。

暁千星さんのことば

そして以前にこのブログに、「プラスアクト」4月号の暁千星さんのインタビュー記事を抜粋してご紹介したことがあります。

月城さんは、組の全員が舞台を支える大切な存在として考え、上下関係なく、一人ひとりの意見を尊重する。だからこそ、全員の士気も上がっていく…、月城さんが率いる月組はそんな力があるんです。(引用「プラスアクト」2023年4月号)

この月組本の「全員写真」にも、組子一人ひとりを大切にする、月城さんのトップスターとしての心意気がしっかりあらわれていました

暁千星さんを変えた月城さんの「ことばの力」

今年から、宝塚スターの「ことばの力」が、隔月発行の雑誌「LEE」に掲載されています。
桜木みなとさん朝美絢さん瀬央ゆりあさんが掲載されて、6月は暁千星さんでした。
WEB記事が公表されたので、暁千星さんのページをご紹介します。ここでも月城さんのことが語られていました。

自分の人生なんだから、自分のために生きたほうがいい

この言葉は月城かなとさんが、暁さんに届けた言葉です。暁さんの「今の自分を作った」ことばとして紹介されていました。

暁さんは入団時から期待の新人で、月組に配属されてからも初の新人公演から大きな役がつく抜擢を受けていました。
でも次第に自信を失い芝居にも人に対しても臆病になり内にこもるようになっていたそうです。「キラキラしている」「華がある」という褒め言葉さえ、当時は怖く感じていたとか。

2017年2月20日付で月城さんが、雪組から月組に組替されて来ました。

そんな暁さんを変えたのが、月城かなとさんの「自分の人生なんだから、自分のために生きたほうがいい」という言葉だったそうです。

評価や他人の目ばかり気にして、自分自身をちゃんと見れていなかったことに暁さんは気づくことができたそうです。稽古場でも緊張しなくなり、自分らしく振る舞えるようになり、苦手意識があったコミュニケーションも積極的に取れるようになっていき、視野がグンと広がっていったそうです。

「プラスアクト」4月号に続いて、「LEE」6月号でも月城さんのことを語られている暁さん。
月城さんのアドバイスや存在は暁さんに、本当にとても大きなものだったのですね。現在は星組の礼真琴さんや瀬央ゆりあさんから多くのことを学ばれていることでしょう。暁さんは周りの先輩に恵まれていますね。

月組本の、「月城・鳳月・風間」トークの中でも、風間さんが組替して来た月城さんのアドバイスで自分の意識を変えることができたと話されていました。

月城さんのアドバイスは、本当に的確なのでしょう。

月城さんは、いつもできるだけ多くの組子に声をかけることを心掛けていると仰っていました。
「月組本」からもそのことが伝わってきました。

暁さんが「月組の全員を舞台を支える大切な存在と思われていて、上級生下級生関係なく、一致団結して舞台をつくりあげていらっしゃいます」と仰っていたように、以前にも書いたことがありますが、月組の舞台は「全員野球」ならぬ「全員舞台」と言ってよいと思います。そしてみんながイキイキと舞台に立っているのを感じます。

瀬奈じゅんさんが最近月組の舞台をご覧になって、インスタに「芝居・ショー共に安心安定のトップさんの元、全員がイキイキと舞台に息づいていて、とても気持ちがいい舞台でした。」とまさに同じことを感じられたようで記されていました。

月城さんの『DEATH TAKES A HOLIDAY』の美しさ

月城さんの魅力は何と言っても「お顔の美しさ」だと思うのですが、月城さんご自身はそこを誉められるのはお好きではないようです。
現在上演中の『応天の門』のポスターは、役づくりのために月城さんの美しさを封印してしまったような印象もありました。

しかし月組 東急シアターオーブ公演『DEATH TAKES A HOLIDAY』のポスターは、「月城さんの美」が今までで最高に押し出されています。可愛さまで。
美しい、麗しい、綺麗、格好良い、ハンサム、どんな言葉でも足りないほどの「美の塊」の麗しさ。

“ハンサムな”ロシア貴族ニコライ・サーキの姿を借りた死神という設定です。
月城さんが演じる役そのものではなく、姿を借りた“ハンサムな”ロシア貴族ということなので、月城さんは今までで最高級の神秘的なほど麗しい男役姿を極めていらっしゃいます。舞台では、さらにその麗しさに拍車がかかるかも??

「絶対観たい!」「遠征したい!」と思っていますが、私の都合で遠征できる時が限られているので、その間のチケットが入手できるかどうか、ちょっと心配です。

そしてこの舞台は2011年にオフ・ブロードウェイで初演された作品です。
もしかすると版権問題があって、ライブ中継、ライブ配信、円盤化は無いかも。
トップスターの別箱は、ライブ中継、ライブ配信で大きな収益が見込めるので、それらが出来ない「版権問題」のある作品は上演しないだろうと、たかをくくっていました。

しかし先日宙組の『Xcalibur エクスカリバー』と比較してみると、観劇できる人数に大きな差がありました。

二つの作品の観劇人数の差

月組『Death Takes a Holiday』
会場:東急シアターオーブ 1972席
期間:6月12日(月)〜6月28日(水)実質15日間。

宙組『Xcalibur エクスカリバー』
会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)1,248席
期間:7月23日(日) – 8月5日(土)実質10日

宙組『Xcalibur エクスカリバー』は、韓国ミュージカルなので、版権問題は無く、ライブ中継、ライブ配信があると思われるので、会場も大きく無く、日数も短いのかもしれません。

月組『Death Takes a Holiday』が、会場が大きく日数が長いのは、もしかしてオフ・ブロードウェイ作品なので、ライブ配信、ライブ中継ができないから?

2019年、東急シアターオーブで上演された雪組ブロードウェイ・ミュージカル『20世紀号に乗って』は、版権が厳しくて、音源も販売されませんでした。「幻作品」となっています。あの時の残念さふたたび??

『20世紀号に乗って』と違うのは、原作が2011年の比較的新しい作品であること。新しい作品ほど、版権問題がクリアできやすいと聞きます。

どうか『Death Takes a Holiday』のライブ中継、ライブ配信があれば良いなと願っています。

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