宙組の謎とハウステンボス歌劇大劇場公演
こんにちは、くららです。
お昼の番組「アッコにおまかせ!」で『ハウステンボス特集』がありました。
12月にオープンしたミッフィー専門店や3階建てメリーゴーランドなども紹介されました。しかし劇場が新しくなるハウステンボス歌劇団については紹介されませんでした。残念!

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チームが減った?ハウステンボス歌劇団について

ハウステンボス歌劇大劇場3月17日にオープンします。
その前日に杮落とし公演があります。もちろん行きます♪

「200人収容のミューズホール」では15人以下のメンバーで上演されています。「1000人収容の劇場」になることで、「出演メンバーは、どうやって増やすのだろう?」と興味深く思っていました。

しかし現在のところ、メンバーを増やしているようには思えません。

一人だけスターを増員
杮落とし公演のメンバーの中に、お一人だけ知らない大雅晴陽というお名前がありました。
OSKの有望な男役だった雅晴日(みやびはるひ)さんらしいとか。(2021年8月5日OSKを退団)

2014年1月、ミューズホールの杮落し公演には、宝塚OGの鳴海じゅんさんが出演されていたので、宝塚のOGが出演されるかな?と期待していましたが、それは無いようです。

4チームで回していた所、3チームに減らす?

「1000人劇場には、人数が足らないだろう」と思っていたら、一番若いトップスターのチームが、他のチームに合流して出演することが先日発表されました。

今までは4チーム編成
ハウステンボスの活動拠点は、「ハウステンボス園内のミューズホール」と、福岡の「歌劇ザ・レビューシアター」と2箇所あります。
ハウステンボスで2チーム上演、福岡で1チーム上演、残り1チームは稽古と休養という形をとっていました。

チーム奏(Team Happiness) 夕貴まこと
チーム輝(Team Shine) 青蘭そら
チーム凛(Team Heart) 愛那月ひかる
チーム華(Team Flower) 紫城けい(新米単独トップ)

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

一時的に3チーム編成

チーム奏(Team Happiness) →大劇場出演
チーム輝(Team Shine) →大劇場出演
チーム凛(Team Heart) →福岡出演
チーム華(Team Flower) →チーム奏に合流

一番若いトップスターのチーム華は、大劇場のチーム奏に合流します。
もう一つの大劇場のチーム輝には、優雅さん(宝塚OG)が特別出演。
福岡公演はチーム凛が担当。このブログで話題にしている海夏人蒼馬さんは、こちらに出演です。

紫城けいさんたちチーム華(Team Flower)の出演は、4月22日までと期間が区切られているので、チームが消滅した訳では無いのだと思いますが…。

全体の団員が少なくて、取り合えず3チームで回すという苦肉の策なのでしょう。

ハウステンボスが香港資本になって、「3階建てのメリーゴーランド」をはじめとして、ハード面の充実がまず計られています。
「千人収容の大劇場」もその一環だと思います。

ハードが先走っている所に、ソフトもともなって成長していけるのか?課題だと思います。

演目に変化無し?同じ演目が長期間続く

大きな劇場になって、15段の大階段やセリ花道ができるということでした。それに合わせて、ワクワクするような「レビュー」が新しくつくられるのかな?と勝手に期待していました。

しかしチーム輝(Team Shine)の「情熱のエルマーノ」は、昨年福岡で上演されたものの再演、芝居が中心のミュージカル。

チーム奏(Team Happiness)の「レインボードラゴン」は、歌舞伎「国姓爺合戦」を題材にした新作ミュージカルのようです。

どちらも宝塚のように、フィナーレで華やかなレビューシーンがあると思いますがあくまでも今までの延長というスタイルは崩さないようです。

4チームを3チームにして上演するので、お稽古期間が持てず、どの公演も従来より上演期間が長めになっています。福岡の公演は同じ演目が約4か月、ハウステンボスのチーム輝(Team Shine)も約4か月続きます。

ファンとしては同じ演目を4か月見続けるのは、ちょっとしんどいかも?
いやいやその中でスターの変化を楽しめる?

劇場が大きくなったからと、大きな風呂敷を広げずに、それまでのやり方を地道に進めていくのも良いのかもしれません。私としては、ちょっと期待ハズレでした。

大衆価格

宝塚も現在の新しい宝塚大劇場になるまでは、劇場に入るため宝塚ファミリーランドの入園料が必要でした。それと同じように、ハウステンボス大劇場は、ハウステンボスに入園しなければならないので、劇場の料金はとても抑えられています。

●ロイヤルシート(62席)2,000円
●プレミアムシート(240席)1,000円
●SSシート(294席)500円
●Aシート(320席)無料

ハウステンボスは、修学旅行生がとっても多く集まっています。
宝塚でも修学旅行生や団体の学生が多く観劇されているように、学生さんに無料のAシート、あるいは500円のSSシートでの観劇をすすめたら、集客には困らないのでは?と思います。

後の2000円と1000円の席は、ファンの方々で埋める席かな?私は宝塚のSS席よりも近くて真ん中の席が2000円で購入出来てとっても感激しました。

ハウステンボス歌劇団の魅力は、スターとファンの距離が近いことです。
コロナ前は客席降りが「これでもか」というくらい、頻繁にありました。
出待ちも、驚くくらいとってもスターさんたちが身近でした。

5月からコロナが5類に引き下げられたら、コロナ前の「スターとファンの距離」に戻れるかもしれません。

今から10年前、ハウステンボス歌劇団は宝塚のOGOSKのOGを中心として、白いテント小屋からスタートしました。
テント小屋の中には、大きなテーブルがドーンと置いてあって、各自テーブルに横向きに座って、飲食しながら観るという形式でした。

10年で、そのテント小屋から千人収容の大劇場に発展したことは素晴らしいと思います。
何とかメンバーも増えて、4組編成に戻り、大劇場公演が成功していくことを願っています。

今度の宙組人事はマイナス伝説を覆せるか?

「宝塚ブログ」なので宝塚の話に切り替えたいと思います。

宙組のメンバーの数が減り続けていることを最近書いていたら、「宙組が無くなることはありますか?」という質問をいただきました。

2000年の1月1日に新しく東京宝塚劇場がオープンして、東京での通年公演が実現しました。そのために2年前の1998年1月1日に5組めの宙組が誕生していました。

5組になったことで、宝塚大劇場公演→東京宝塚公演→別箱公演と、とてもスムーズに公演が流れています。そのため宙組が消滅することは無いと思います。

でも「5組目の組」ということで、宙組は他の組と違う「」が多くあります。

宙組生え抜きトップスターがいない

宙組が出来て25年、宙組生え抜きトップスターは一人もいません。
83期生は1998年1月1日付(宙組発足時)に組配属となったので、宙組の1期生は83期です。
宙組が出来て25年ですが、トップ就任を研14とすると、対象期間は狭まり約11年の間に宙組生え抜きトップが誕生していないと言う表現の方が良いでしょう。下の表の前半82期までは該当していません。

名前 身長 就任 出身組 任期
姿月あさと(73期) 172 研12 花→月→ 4作
和央ようか(74期) 174 研13 雪→ 10作
貴城けい(78期) 170 研15 雪→ 1作
大和悠河(81期) 169 研13 月→ 4作
大空祐飛(78期) 170 研18 月→花→ 6作
凰稀かなめ(86期) 173 研12 雪→星→ 5作
朝夏まなと(88期) 172 研14 花→ 5作
真風涼帆(92期) 175 研12 星→ 9作
芹香斗亜(93期) 173 研16 星→花→
桜木みなと(95期) 170 研14+α 生抜き

芹香さんは、真風さんがトップスターに就任するタイミングで、2017年10月30日付で宙組へ組替えされ2番手に就任されました。

1作トップだった貴城けいさんと、落下傘した大空祐飛さんを除いて、他の方は皆さん宙組に組替して2番手をつとめてからトップに就任しています。

宙の世帯交代は、2番手がそのままトップに就任し、「次の2番手は他の組からやってくる」繰り返しでした。

真風さんが退団されたら、芹香さんがトップに就任し、「2番手は他の組からやってくる」?

95期の桜木みなとさんは、「初の宙組生え抜きトップスターになるのでは?」と期待されています。

ここで桜木さんが宙組トップスターになって、「宙組に生え抜きトップスターはいない」伝説を破ることができるか?

いつまでも生え抜きトップスターが誕生しないと、宙組生の士気にも関わってくると思うので、そういう伝説ははやく破られた方が良いと私は思います。

宙組出身のトップスターも一人だけ

宙組出身のトップスターは、早霧せいなさん(87期)一人だけです。雪組トップスターに就任されました。

今後期待できる宙組出身スターは、雪組に組替した和希そらさん(96期)でしょうか?3拍子揃った実力派ですが、トップスター就任については期の問題もあるので、今の段階ではわかりません。

宙組出身で星組に組替した和涼華さん(86期)や、宙組生え抜きの七帆ひかるさん(85期)など、期待していたのにあっさり退団された印象があります。

歌唱力抜群の実力派スターが揃っていた

和希そら(96期、次席、新公1回)
留依蒔世(97期、首席、初詣モデル、新公1回)
瑠風輝(98期、5番、新公4回)

鷹翔千空(101期、首席、初詣モデル、新公2回)

和希さんは雪組に組替して、水を得た魚のように活躍されています。
留依さんは今後の活躍を期待されながらも退団されました。

瑠風さんは、高身長でスタイルと歌唱力が抜群で、新人公演の主演を4回されバウ主演もされましたが、波にのりそうで今一歩波にのれていません。

鷹翔さんも瑠風さんと同じ実力派ですが、ブレイクの時がまだきていません。

このあたりの実力派の男役さんたちが宙組に詰まり過ぎていて、活躍の場が分散されたこと伸び悩みの原因でしょうか。

新人公演の主演を2回つとめている風色日向さん(102期)と亜音有星さん(103期)。亜音さんが、真風さんのサヨナラ公演で3回目の新人公演主演をつとめたら、路線として強くなっていきそう。

宙組の中では珍しい、特別に華があるアイドルタイプのスターさんです。宙組の「トップになれない」伝説を破っていって欲しいです。

生え抜きトップ娘役も一人だけ

星風まどかさんは、研1の組周りから抜擢されていて、宙組20周年の前に、宙組トップ娘役になるべくして就任されました。

従来はトップ男役さんに合わせてトップ娘役さんが選抜されますが、この宙組20周年の時は、「生え抜きトップ娘役」という謳い文句がまず合ったように感じました。

そうまでして「生え抜きトップ娘役」をつくらなければならない宙組環境とは。

宙組出身の他の組のトップ娘役も、遠野あすかさん(元星組トップ娘役、花組、専科経由)と花乃まりあさん(元花組トップ娘役)しかいらっしゃいません。

宙組出身の雪組トップ娘役夢白あやさんを忘れていました。(教えて下さってありがとうございました。)

毎年宙組に他の組と平等に前途洋々たる生徒さんたちが配属されています。
宙組は他の組に比べて、男役さんの新人公演の主要な役への抜擢がはやい傾向にあります。若手の男役さんたちも順調に抜擢されています。

今後の宙組を興味深く見守っていきたいです。

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