いろいろ納得!星組『JAGUAR BEAT』NOW ON STAGE
こんにちは、くららです。
今年最大の衝撃の公演は、現在星組で上演中の『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』だと思います。

初日から10日経っても賛否両論、いろんな感想がありますね。

その公演の「NOW ON STAGE」が、とっても面白かったです。
そして礼さんがショーの流れを説明して下さって「そうだったのか!」と、納得できました。

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礼さんの言葉

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とんでもないことになっておりまして。


舞空:「みなさん衝撃が…」

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とにかく皆さん、ついて来てという感じの。ドルッと駆け抜ける。私たちも駆け抜けていますね。裏ももうバタバタで、あっ気づいたらパレードです、という感じなんですけど。


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齋藤先生ワールドがね、ふんだんにギキャガガと詰め込まれた。

長いこと宝塚ファンを続けていますが、今まで経験したことが無いショーです!客席も戸惑っていますが、出演者たちもやはり大変な思いをされているのですね。

そして、巷の感想もしっかり把握していらっしゃる。

齋藤先生もでしょう。休演日に何の変更も無かったので、「このままGO!」なのかな?

舞空:「ジャガーという通し役ですね」

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通し役にはなっているんですけども、今までのショーって、お客様とセッションしながらってことが多かったんだけど、今回はジャガーを演じているっていう自覚があるからか、今までほどお客様を見れていない自分がいるんですよ。でもそれはショーでは、すごくもったいないことをしているので、もっともっとはやくジャガーを自分の中に取り入れて、お客様を巻き込みたいという思いでいっぱいですけど。

舞台の上での静止時間がほとんど無いので、アイコンタクトなどが取れないのは、礼さんの問題では無く、演出の問題だと思いますが、そんな中でも客席とのセッションをしたいと思っていらっしゃる礼さんのショーマンシップに脱帽です。

説明を聞いて初めて理解できたショーの内容

ジャガーは、クリスタルバードにいろんなアピールをしますが、全く振り向いてもらえません。

舞空:「最後は羽(翼)を取り返してくださって」

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そう、そうなんです!ちょっと格好つけて、翼にお花をつけちゃったという提で、翼にお花を添えて。その前にありちゃん(暁)と極美の場面で、なつこさん(白妙)がずっと持っていて、それを飛ばしてくれて、私がせり上がりの時にキャッチして、バアッと出したら花束になっているというキザなことをしているわけですよ。それをわかっていただきたい!

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あの花束の形もすごくこだわっていて、最初は結婚式のブーケのような形だったけど、「これだと翼だとわからないよ」と先生に言って、小道具さんや先生と何度も何度も話し合ってあの形になっているんで。最初ありちゃんの奪われた翼が、花束になってクリスタルバードの所に戻るというのが、物語のひとまずの終結となっております。

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サーカスの場面はこれがまたカオスで、うたちゃん(詩ちづる)綱渡りの少女という役で翼を持って出てくるんです。ジャガーは綱渡りの少女から翼をもらいたい、でもそこに天使のほのか(小桜)が止めにくるわけ。「これは違うよ」って。「あなたはサーカスの催眠にかかっているだけ」って。一生懸命目で訴えてくれるんだけど「僕はとにかくあの翼が欲しいんだ」と言って綱渡りの少女にいっちゃうわけですよ。

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そうすると、ロボサーカスの場面で、みんなが人の心を失ってロボサーカスに雇われているんですよ。綱渡りの少女も心を無くしてひたすら綱渡りのショーをやっている子で。ジャガーが歩み寄ってしまったために、少女に心が生まれてしまって、表情がドンドン人間らしくなってしまって、それを見て許さないありちゃんが、パチンと魔法をかけちゃって、ロボットに戻ってしまう。なので初めて悲しみを知るという場面になるんですけど。

礼さんのお話を聞いて、初めてあのシーンの意味がわかりました。なぜ「ロボットサーカス」なのか、その理由も。

そのシーンで、シルエットの天使が踊っています。
「舞空さんかな?」と思って見ていましたが、礼さんが「なこさんがシルエットで踊っている」と仰いました。
人間ばなれしたアニメのような、超絶なスタイル良しで、そのシルエットに見とれてしまいます。

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全編通して、翼がいろんな場面で歌い継がれていく時に、翼も受け継がれていくというのが、今回の一筋通った所かなと思います。なつこさんがありちゃんの場面で翼を持って「災いだ」と歌っているのが、「なこちゃん(舞空)で無い別の人が翼を持ってしまうと不幸になる事が起こってしまう」という翼の設定と先生が言ってたの。ありちゃんたちも石にされてしまうし。

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晴れてデュエットにいきまして。今回の私たちのデュエットも珍しくスローな雰囲気ではあるんですが、ちゃんとハードだよね。これだけは言いたい!ゆったり動いているから、いつもみたいな激しいものでは無いですね、と思うかもしれないけど、ちゃんとハードです。すごい二人で息切れているよね。

デュエットについても、巷の間違った解釈の感想が届いていたのですね。礼さんはデュエットの前後にも歌っていて、ハードなデュエットも踊られて、本当に大変な思いの中、頑張っていらっしゃるのですね。

「NOW ON STAGE」は、初日があいた1週間後に放送されます。収録も初回の休演日の前だと聞いたことがあります。

こうして、観客の反応に対してレスポンスできることは良いですね。

舞空:「フィナーレで、ことさんが大階段にジャーンと出で来る所、とにかく格好よいです」

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あれ気持ちいいですね。瀬央さんが(階段下から)反って見上げてくれているのが、またその表情とかもたまらなくて、みんながダイヤの形になってガァッと見てくれる瞬間がすごく楽しい。パレードも今回衣装が豪華だよね。帽子がどこまで帽子かわからないぐらい豪華。

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全体的に衣装のボリュームが見どころかなぁ。お芝居もすごいボリュームで豪華で綺麗だし、ショーも衣装もとにかくボリューミー。インパットで、いたる所にいろんなアイテムがついているし、いろんな場面で、いろんな子が、いろんなことしているから、これは本当に1回じゃ見切れない。稽古場で何度も見ていた私たちでもあんなことしていたのと思う所がいっぱいあるので、ぜひぜひ何度でも見て楽しんでいただけたらと思います。

礼・瀬央・暁トーク

中詰め

礼:「中詰めで鏡を割るじゃない。格好良いね」

瀬央:「一人じゃ割れないので」

暁:5人で力合わせて」

礼:5レンジャーでね。(瀬央、暁、綺城、天華、極美)」

暁:「曲がゲームの世界みたい」

礼:「ファイナルファンタジーをイメージしたって先生仰っていた。まさにそんな感じで、幕も開いたり、幕が落ちたり、照明がドカンと変わったりとか、凄いあそこも盛り上がるから」

フィナーレ

フィナーレの最後の舞空さんが「汚れた英雄(RIDING HIGH)」を歌い、3人(礼、瀬央、暁)が踊るシーンは「目玉」だそう。

最近礼さんが、後の瀬央さん暁さんそれぞれと無理やり目を合わせて「行くで!」とアイコンタクトをとると、その瞬間に瀬央さんも暁さんも「フッー」とテンションが上がるそう。そこも見ていただきたいと。
とっても息のあった3人。この和気あいあいとした穏やかな雰囲気はとても癒されます。

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常に自分が高い所でイキるショーになっていると思うので、お客様もすごく汗をかく、ハクハクするショーだと思いますが、心して共に過ごしていただければと思います。

暁さんのイメージチェンジ進行中

暁:「新しい自分に出会っている感覚になっているので、もっともっといろんなことを吸収しながら、頑張っていきたいと思います」

礼:「そう思う。ありちゃんのイメージがガラッと変わった。全ツの時もそうだったけど。月組のありちゃんと一緒に舞台に立ったことは無いけれど、見てた側としては、一緒にやってみて、イメージが攻めが、すごいです

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段々と寒い時期になって来て、2022年の大劇場ラストの公演となっていますが、寒さとは裏腹に我々熱い舞台を届けれるように、お芝居ではジョージアの美しい世界を皆様と共に。そしてショーではみんなとハチャメチャにテンション上げて、楽しんでいきたいと思いますので、皆様楽しみに劇場に見にいらしてください。

礼さん率いる星組の「NOW ON STAGE」は、とっても雰囲気が良くて、見ているだけで心が温かくなりました。

舞空さんも礼さんと自然に楽しそうにお話されていました。

礼さんと瀬央さんの温かい楽しい雰囲気の中に暁さんも自然に溶け込んでいて、明るくキャピキャピとトークしていました。
星組で伸び伸びとやれてるみたいで何よりです。

その伸び伸びさは舞台にもあらわれていて、芸の幅も限りなく広がっていっています。
月組時代と変わらず、他の人より人一倍跳んで回って走って難しい業にも挑戦しています。

身体能力も実力も青天井。本当に頼もしい暁さんです。

そして暁さんだけ、ヒョウ柄のカーディガンを羽織って出演していました。意気込みも感じました。

どんなに大人っぽく成長していても、素のかわいさが残っているところが、また暁さんの魅力。

 

「NOW ON STAGE」を見て、「そうだったんだ!」と納得できることが沢山あつたので、次回の観劇は深くショーを理解できそうです。

礼さんが「NOW ON STAGE」で解説してくれた内容を公演プログラムにつけてくれたら良いのにと思いました。「ショーは感じるもの」だと思いますが、今回のように芝居仕立てで、翼が一貫して登場するものは、そのシーンの意味がわかっていた方が楽しめます。

礼さんは、賛否両論ある観客のショーに対しての心境を全て理解していらっしゃるように感じました。

その中で、なんとか楽しんでもらおうと、礼さん率いる星組生が一丸となって1回1回チャレンジしながらショーを魅せてくださると思います。

宝塚の千秋楽の頃には、観客の感想も変わってきているかもしれませんね。また音量や光の強さは調整されたら良いのにな、という思いもあります。

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