星組「NOW ON STAGE」等から思うこと
こんにちは、くららです。
緊急事態宣言が解除されるので、明日から宝塚大劇場のレストランが再開するようです。
最近お馴染みになったパンシリーズは、“ことこと♪グラタンcu☆REIドッグ”だそうです。食べてみたいネーミングです。
舞台だけでも星組公演は盛り上がっていましたが、レストランが再開することで、以前の華やぎが戻ってきそうです。

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星組の「ナウオンステージ」と「プルミエール宝塚」を見ました。

印象に残った話「ナウオンステージ」と「プルミエール宝塚」から

「隻眼」について
礼真琴くんは「隻眼」の柳生十兵衛役なので、眼帯をつけたまま舞台に立っています。
「宝塚プルミエール」で、眼帯をつけた心境を語ってくれました。
眼帯の下で目はあけていて、前に黒いものがぼっと入って来て、いつもとは見える景色が違っているそうです。
それでも普段通りの身体能力が発揮できているのは流石ですね。

「礼真琴史上一番きつい」という言葉も
天才剣士として激しい殺陣をしながらも、素晴らしい歌声を聴かせてくれています。
そのことについて、ナウオンステージでは、「礼真琴史上一番きつい」という本音も話されました。
やはり真琴くんも人間!激しく動けば息も切れるのも当然です。
きついと思いながらも、素晴らしい歌声が出せていることはスゴイなと思いました。

礼真琴くん独自の柳生十兵衛
柳生十兵衛というと男気があって怖そうだけど、真琴くん演じる十兵衛はすごく優しくて、自然体に思いのままに演じているそうです。
演出の大野先生が、「自分自身で独自の色を打ち出してほしい」と語っていらっしゃいましたが、真琴くんにしか出せない天才剣士としての野性味をもちながらも人間味にあふれている柳生十兵衛が演じられています。
その時その時の感覚で変化がありそうで、観るごとに違う十兵衛を感じられそうで、楽しみだなと思いました。

愛月ひかるさんについて
愛月ひかるさん演じる芦名銅伯は108歳でも、年齢不詳だからこその怖さ妖艶さ美しさを出しているそうです。本当にその不詳さは不死身さになっていて、とてもインパクトがあります。

双子の天海大僧正として登場する時は、早変わりが大変だそうで、何とか間に合っているとか。
そう言われてみれば、短い間に2役が登場していました。今度はそういう目でも見てみたいなと思いました。
全く色の違う双子の二役を演じ分けることもスゴイです。声色も全く違っています。愛月さんは本当に演じることにおいては天才的なところがあります。

舞空瞳ちゃんの「ゆら」について
ゆらが唐突に十兵衛のことを好きになっていくので、その変容ぶりに、愛月さんは父親として「はい???」となると仰っていました。
それは観客側も同じですが、1度観劇すると、ゆらの心がよくわかるようになります。

「見たことの無いなこちゃん」と真琴くんも愛月さんも話されていましたが、ゆら役で舞空瞳ちゃんは一皮むけたように思います。
とにかく目の演技がすわっていて、舞空瞳ちゃんは役者としても急成長しています。

ショーについて
ショーで、オープニングに真琴くんは初演の真矢みきさんと同じように、上から降りてきて登場します。
はじめは怖かったそうですが、ようやく慣れて笑えるようになったと話されていました。
特にスタンバイして上に上がっていく時が怖かったそうです。

舞空瞳ちゃんによると、ミッションの謝先生の振り付け2日間だったそうです。
それで、あれだけ感動的な踊りができるようになるのはスゴイですね。
回想シーンからのストーリーが伝わってくる素晴らしいダンスです。

愛月さんのゴールデンデイズの白の軍服姿を舞台稽古で真琴くんが初めて見た時は、「王子!」と思わず声が出て、「白馬はどこですか」と思ったそう。
真琴君に言わせると、愛月さんのプリンスは本職だそうです。
まさにそうですね。
誰よりもクラシカルな男役の雰囲気をもっている愛月さんが、最後の舞台でその集大成を魅せてくれて、本当に良かったと思います。愛月さんも手ごたえを感じていらっしゃるようです。

真琴くんはキャリオカでは、最初は黒燕尾1着で通す予定だったところ、舞台稽古で途中からギラついた燕尾に着替えることになって、「7変化」から「8変化」になったそうです。

元星組のOGの鶴美舞夕さんが助手をされていて、各場面こだわりを持ってとアドバイスされているそうです。

礼、愛月、舞空の3人といえばアシナヨ
衣装も新調で、真琴くんはこのシーンで愛月さんの退団のことを思い出して、毎日胸が締め付けられながらやっているそうです。
その思いは客席に伝わってきます。
愛月さんの思いもジーンと伝わってくる、このショーの一番の感動シーンです。

話を聞いていたら、何度でも観たくなってきました。チケットの売り止め期間が終わったので、劇場に行けますね。

上級生が活躍する星組

「NOW ON STAGE」のメンバーを見て、星組だけ若返りとは無縁の状態だなと感じました。
これは星組の舞台を観ても思いました。

星組『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』「NOW ON STAGE」メンバー

礼真琴(95期)
舞空瞳(102期)
2…愛月ひかる(93期)
3…瀬央ゆりあ(95期)
…天寿光希(91期)

前回の「ロミオとジュリエット」も全く同じ出演者でした。
その前の『眩耀の谷/Ray』は、同じ出演者+専科の華形ひかるさんでした。

礼真琴くん率いる新生星組が始まって、星組には4番手からも学年順に揃っているように見えますが、95期の瀬央さんで線引きされています。

他組の本公演「NOW ON STAGE」出演者

他の組では、95期より下の学年も「NOW ON STAGE」に出演しています。そしてドンドン若手がメンバー入りしています。

宙組『シャーロック・ホームズ/Delicieux!』

真風涼帆(92期)
潤花(102期)
2…芹香斗亜(93期)
3…桜木みなと(95期)
4…和希そら(96期)

次の本公演は、和希そらさんが組替するので、瑠風輝(98期)が入るでしょうか?

雪組『CITY HUNTER/Fire Fever!』

彩風咲奈(93期)
朝月希和(96期)
2…朝美絢(95期)
3…綾凰華(98期)
4…縣千(101期)

新生雪組になって、とっても若返りました。

花組『元禄バロックロック/The Fascination!』予想

柚香光(95期)
星風まどか(100期)
2…水美舞斗(95期)
3…永久輝せあ(97期)
4…聖乃あすか(100期)

次は聖乃あすかさんがメンバー入りすることは、間違いないでしょう。

前回、『アウグストゥス/Cool Beast!!』は、下記のメンバーでした。
柚香光、華優希、瀬戸かずや、凪七瑠海、水美舞斗、永久輝せあ(97期)

月組『今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!』予想

月城かなと(95期)
海乃美月(97期)
2…鳳月杏(92期)
3…暁千星(98期)
4…風間柚乃(100期)

次は風間柚乃さんが新しくメンバー入りするのは、間違いないでしょう。

前回の『桜嵐記』『Dream Chaser』では、下記のメンバーでした。
珠城りょう、美園さくら、月城かなと、鳳月杏、暁千星(98期)

次の星組本公演の「NOW ON STAGE」出演者は?

現在の星組の番手(階段おりから)
2番…愛月ひかる
3番…瀬央ゆりあ
4番…綺城ひか理
5番…天華えま
6番…極美慎

愛月さんが退団されて、瀬央さんが2番手になる可能性は高いですが、綺城さんから下の学年が、そのまま番手が1つずつ平等に上がっていく可能性は低いように思います。

現在の公演を観ると、綺城ひか理さん、天華えまさん、極美慎さんに大きな差が無いように思えます。
お芝居では、役として極美慎さんが瀬央さんに続く番手のようにさえ見えました。

花組、月組、雪組では、「NOW ON STAGE」メンバーいりも100期以降になっています。
星組でも、次の新体制からそろそろ同じような流れにならなければ、若手の人たちにとって不遇な気がします。

「NOW ON STAGE」で語られた人事面

お芝居について
元々格好良い「7本槍のメンバー」が、それぞれが個性を豊かに出そうとパンチがきいていると真琴くんが評価していました。(瀬央、綺城、天華、極美、碧海)

その中でも漆戸虹七郎(瀬央ゆりあ)は、十兵衛が唯一認める相手だと言っていました。
舞台上でも最後まで残って、十兵衛と闘います。美しい悪役姿です。

そして沢庵和尚の弟子として7人の雲水がいますが、原作とは違って多聞坊(天飛華音)だけ、とても出番が多いです。

真琴くんは「多聞坊の成長物語のようなところもある」と話されました。

私も「天飛くんの扱いが良くて大活躍」と感じていましたが、共演している主演の真琴くんがこんな発言をするのですから、やはり102期の天飛くんは期待の星なのかな?と感じました。

ショーについて
キャリオカの話になって、天寿みつきさんも同期の音波みのりさんと同じように、湖月わたるさんのサヨナラ公演の『ネオ・ダンディズム』の時は、研2のためキャリオカに出演できなかったので、今回の出演を喜んでいらっしゃるようです。

キャリオカの中で、天寿さんをはじめとして6人の男役さんが「キャリオカの紳士A」として踊っています。クセの強い6人が、揃えない方が良いと真琴くんは話していました。

その6人のメンバーは
・天寿みつき(91期)
・綺城ひか理(97期)
・天華えま(98期)
・極美慎(100期)
・碧海さりお(101期)
・天飛華音(102期)

天寿さんを除いて、星組の新人公演の主演経験者の路線男役さんです。

天飛華音さんがショーの中で、ピックアップメンバーに入っていたのは、このキャリオカだけですが、今後抜擢されていきそうな勢いを感じます。

雪組では、同期で同郷の彩海せらさんはショーでも目立つ活躍の場が与えられていますが、星組では上級生が重用されているので、なかなか102期にまで活躍の場がまわってきません。

しかしいつまでも他の組と比べて遅れをとっていてはダメなので、次の本公演ぐらいから、100期以降に活躍の場がまわってくるような気がします。

雪組では、縣千くん(101期)と彩海せらくん(102期)が良いライバル関係のコンビネーションを魅せてくれています。

星組では、極美慎くん(100期)と天飛華音くん(102期)となるのでしょうか?
2人は比較的はやい時期から、抜擢され続けています。

碧海さりおくん(101期)は、歌、ダンス共に実力者ですが、抜擢が遅かったので本命では無いような気もします。

今度新人公演で「期待の星」天飛華音くんの役を演じる稀惺かずとくん(105期)も上がってくるでしょうか?

現在の公演での推し方を考えると、瀬央さんは「2番手」になりそうな気がします。
来年の4月~5月予定の星組『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』では、誰が3番手になるか?やはり関心が集まります。
綺城ひか理さん、天華えまさんを敢えてあげてこなかったのは、その先のことを考えてなのか?

別箱公演『王家に捧ぐ歌』のウバルドを誰が演じるか?でしょうか?
それとも組替があるのでしょうか?

前回「若返り化」を感じた内容を書いていたので、余計に星組の停滞ぶりが気になりました。

「FNS歌謡祭 秋」(10月6日(水)19:00~22:48 )に、宝塚歌劇団が出演すると話題になって、楽しみにしていました。
過去出演時の映像が一部が放送されるようです。

現在感染者が減ってきているので、出来ることなら収束に向かって欲しいですね。そして以前のように宝塚が「FNS歌謡祭」に出演できるような時がやってきて欲しいですね。

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