300%の華世京とビシバシ彩風さん『ビバ!タカラジェンヌ』
こんにちは、くららです。

『蒼穹の昴』の原作ファンの方が宝塚を初めてご覧になって、とっても良かったとその感動を伝えてくれました。
宝塚の舞台が喜ばれると、私は単なるファンですが、自分が誉められたように嬉しかったです。
これもスタッフの方々と雪組生と専科の方々の舞台にかける情熱の結晶。
11月7日(月)が雪組宝塚大劇場公演千秋楽です。あと4日となってしまいましたが、本当に素晴らしい公演です。

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『ビバ!タカラジェンヌ』で語られた事

ラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』に、研3新人公演の初主演をつとめた華世京くんが出演されました。

新人公演の時は、堂々と新人とは思えない雰囲気で舞台に立っていらっしゃいましたが、ラジオではお話の仕方がとても初々しく可愛いくて、そのギャップに「華世京くんも新人さん」と親近感を感じました。

そしてハキハキていねいにお話をされていたことも好感がもてました。

まず開口一番、MCの小山さんが「すごかったね」と仰ると
華世くん「そんなことないです」と、とっても謙虚。

初舞台後半年で朝美絢さん東上主演の『ほんものの魔法使』で、出番も台詞も多い3番手の役を務めていました。

周りの方に支えてもらいながら、わけもわからず『やるしかない!』と必死に頑張っていたとのこと。

目の前に大きなチャレンジを与えられると、一生懸命に、ひたすら真っ直ぐに向かっていって、ちゃんと形になって乗り越えられていることが、華世くんの凄さだと思います。

宝塚受験と音楽学校時代

周りに宝塚が好きな友達が多くて、中3の時に誘ってもらって
明日海りおさん主演の『エリザベート』を初めて観て、 衝撃受けて…。
高校に入って進路を考えた時に宝塚の進路を考え始めたそう。
それまでは自分より背の高い人にあまり会ったことがなかったのに、宝塚の受験会場では高い人ばかりで、初めて背の高い人たちに囲まれて、「自分は無理」と思ったそう。
バレエを習っていたので、踊り関係は自信を持ってやれたけど、音楽や歌は苦手意識があったそうです。
『蒼穹の昴』では、ていねいに歌いあげていらっしゃいました。
全く歌が苦手とは感じませんでした。
日々努力を積み重ねていらっしゃるのでしょうね。
ダンスの時の軽やかなイキイキとした感じは、やはりお得意だからなのですね。

新人公演の香盤発表

お稽古が始まっていて、「難しそうな作品だなあ」と思っていたところにで、配役が発表されたそうで、その瞬間は「まさか私が主演!?」という驚きとともに、緊張とプレッシャーから心拍数が上がったそうです。

研3で大作のいきなり主役は驚きますよね。

原作について

普段あまり小説を読むタイプでは無いそうで、『蒼穹の昴』は「本当に長かったですね」と何度も話されていました。
読み始めると意外と面白くて、一人ひとりの人物が魅力的で、歴史に基づいている部分もあるので、興味を持って読み進むことができたそうです。

新人公演の日のこと

最初の居酒屋の場面で、自分の開演アナウンスを机に突っ伏している状態で聞いて不思議な感じで、お客様の拍手が聞こえて来て、感動と緊張と不安などの気持ちが入り混じっていたそうです。

一番緊張したのは?
挨拶が1番緊張しました!」

お芝居の幕が降りて、再びご挨拶のために幕が開いて、初めての経験なので、自身の感情を言葉にする難しさはもちろん、変なことを言ってしまわないか、『今、私はどういう気持ちなんだろう』と自問自答しながら話すのが難しかったそうです。

立派なご挨拶だと思いました。ご自分のことを「わたし」と表現されていたことに、初々しさが感じられました。

事前に挨拶を用意しないで、その時の気持ちで話そうとされているのも、凄いなと思います。

宙組『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』と同じアドバイス

宙組の『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』の新人公演を見た時は、本公演メンバーより新公メンバーの方が役の若さにマッチしていると思ったものですが、雪組でも同じアドバイスがあったそうです。

先生より、『蒼穹の昴』の原作でも若い人物設定なので、新人公演メンバーの方が近いので青臭さを全面に出して欲しいと言われたそう。

そういう新公学年にしか出せない「若さ」もあるのですね。本役の方たちは、年齢に関係なくやはり素晴らしいです。

それにしても朝美絢さんの、少年にしか見えない春児の若さはスゴイなと思います。

次回出演の諏訪さきさんについて

華世:「諏訪さん、大尊敬しています。何場面がご一緒で、丸メガネの中の澄んだ瞳が可愛くて可愛くて、見ちゃいます。組長さん演じる康有為の一番弟子で、目がキラキラで目を見てしまって、やっぱり綺麗だなと。お人柄も素敵でお世話になっていて、大好きです」

華世京くんの目も舞台で誰よりもキラキラしていると思っています。

東京の新人公演に向けて

「東京に新人公演(12月8日)に向けての思いは、200%?」

華世:300%いきたいと思います。今からちょっと緊張しています」

多分このラジオの収録は、10月18日(火)の新人公演が終わった直後だったと思います。その直後から300%でいきたいと熱さいっぱいの華世くん。

東京の新人公演は12月8日なので、その時から1か月半以上後になります。

新人公演の主演の発表があって実際に舞台に立つまでの期間に比べるとも、何倍も東京公演に向けてのお稽古期間があるようです。

今回の新人公演では、セリフの量が多くて、なかなか覚えられなくて、1幕と2幕の感情の移り変わりも、一人の人物として演じ分ける難しさをとても感じたそうです。

実際に作品が進むにつれて、自分が梁文秀になっていくというか、気持ちがどんどん作品にのめり込んでいけたそうです。

初めての主演の舞台を終えたばかりで、次々と自分の課題を見つけて、しっかりと向き合っていこうとされている姿にとっても頼もしさを感じました。

配信でしか見ることができませんが、東京の新人公演ではさらに成長した姿を魅せてくださることでしょう。

トップスター彩風咲奈さんとのこと

主演が決まったので、トップスターの彩風咲奈さんにご挨拶に行ったところ

「ビシバシ教えるからね!」と言われて、有難いことなので、心から「よろしくお願いします」と言ったそうです。

その言葉通り、稽古中や公演前など常に気にかけてくれて、いろんなことを教えてもらって、「本当にありがたいことだなと」と。

彩風さんファンの華世くん

華世くんは彩風さんのファンで、音楽学校時代から彩風さんにお手紙を送っていたそうです。「初詣モデル」をつとめた時の、「TOKKインタビュー」で雪組トップスターの彩風咲奈さんに憧れていることが語られていました。

彩風さんも『宝塚GRAPH11月号』の「ZUcasino」コーナーの「私の宝物」で、華世京くんが公演毎に彩風さんにプレゼントした「色鮮やかなパーカー」を紹介されてい、慕ってくれるのが嬉しいと語られていました。

初の新人公演の主役は、その憧れの彩風さんのお役。やはりお二人共に特別な思いがあったことでしょう。

彩風さんも「宝塚GRAPH」の記事で、「出来る限り(華世くんに)いろいろ残して行けたらな」と話されていました。

彩風さんは以前から後輩にアドバイスをすること等に対して、その人を落ち込ませてはいけないけれど、絶対にアドバイスをする方がその人のためになるし、いろいろと試行錯誤しながら、取り組んでいるようなお話をされていました。とても深い配慮をされているようでした。

しかし、彩風さんと華世くんの間には、信頼関係がしっかり築かれ、深い絆で結ばれているので、遠慮なく率直ビシバシアドバイスをされて、華世くんもスポンジのように吸収して、2人の強い絆は、華世くんの成長のためにとても良い方向に働いているのではないかな?と思っています。

こういう関係のなかで成長できる華世くんは本当に恵まれていると思います。

2月の別箱、華世京くんは、名古屋御園座のトップコンビ(彩風・夢白)のプレお披露目『BONNIE & CLYDE』公演に出演予定です。

主要な新人公演メンバーは、朝美さんの東上主演『海辺のストルーエンセ』に出演されますが、華世くんだけ彩風さんチームということは、ここでも彩風さんの下で、ビシバシと指導してもらって成長していかれるのでしょう。

華くんは彩風さんのお付きをされているそうです。近くでトップスターとして舞台に励んでいる彩風さんの姿を見ているだけでも、良い学びになっているでしょう。

「華世京」の芸名の由来は?

由来はあまりなくて、ひらめきに近いそう。

以前に下記のように話されていました。
宝塚歌劇の華やかで、きらびやかな世界にあこがれてファンになって受験をしたので、華やかの「華」という字は必ず名前に入れたくて、それに合わせていく形で他の文字を選ばれたそう。
華やかな世界の「世」、さらに「華」「世」に合わせる形で「京」を選んだとのことでした。

ひらめきで、こんな素敵な芸名をつけることができる華世京くんは、センスが良い!

最近は若手の抜擢に勢いがある

108期の馳琉輝くん

昨日は「タカラヅカニュース」の新人さん紹介コーナーの「キラキラ☆タカラジャンヌ」では、今年初舞台を踏んだ研1の星組の馳琉輝(はせるき)君が紹介されました。

「馳琉輝」という3文字のお名前も、華世京くんに負けないインパクトがある、覚えやすい名前です。漢字がちょっと難しいかな?

馳くんは『めぐり会いは再び next generation』で初舞台を踏みました。その公演が東京に行った新人公演では、代役で本役が天飛華音くんルベル役を演じました。私は配信で見ました。

コソ泥三人の内の一人で、カメラに映る回数が多くて、上級生たちに混じって堂々と活躍されていて、何の違和感もありませんでした。
整った端正なお顔に、凛とした立ち姿。音楽学校の入学時から、ファンたちから特別視されていた逸材です。

声もお芝居もお上手なので、星組の新人公演の配役発表があったら、しっかりお名前があるのではないかな?活躍されるのでは?と勝手に予想しています。

106期の華世京くんのような抜擢を受けていきそうな予感が…。

108期の首席で、初舞台生ロケットで大活躍していた茉莉那ふみさんも初舞台後すぐの新人公演では「回想ルーチェ」の少年役を演じて、素晴らしかったです。

現在初舞台を踏んですぐの若い学年から、どの組でも抜擢が続いていて、その大胆な抜擢にみんな良くこたえて頑張っています。

コロナで停滞気味だった人事も、超若手抜擢傾向にも舵をとりながら、より活性化させていくのかもしれませんね。

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