雪組「Lilacの夢路/ジュエル・ド・パリ!!」初日感想
こんにちは、くららです。
雪組の初日を観て来ました。
ショーが楽しすぎて、ある程度チケットを持っているのですが、追いチケットを考えてしまうほど、1年前の『Sensational!』と同じくらい、雪組のショーにはまりました。

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ショー「ジュエル・ド・パリ!!」について

「びっくり和希」と話題を呼んでいましたが、「びっくり」は和希そらさんだけでは無かったです。
藤井先生のパリショーは、やはり女装まつり!

びっくり彩風プロローグ

始まりは、雪組の誇るイケメン朝美・和希・諏訪・眞ノ宮・縣・咲城・華世の銀橋から

そして本舞台の大階段の中央に豪華な頭飾りにドレスの美女が。
トップ娘役デビューの夢白さんにしては大きい。
その美女は彩風さんでした。すごい貫禄とオーラ!
歌い終わると途端に美女から黒燕尾の格好良い男役に。
男役になった瞬間の、私の正解はコレよという彩風さんの「ニヤリ」とした格好良さに圧倒されました。

そして彩風さんに紹介されて、初舞台生たちが大階段を降りてきて、大階段でダンスをはじめました。(ラインダンスについては後ろで紹介しています)

プロローグは、大階段を降りながら「誕生石」ごとにスターが歌い継いでいきました。衣装は男役は黒燕尾、娘役は淡いピンクのドレス。スチール写真のものです。

8月生まれの夢白さんはペリドット。夢白さんだけ白のドレスに白のヘッド羽根。

2月生まれの縣さんはアメジスト。

10月生まれの和希さんは、オパール。

9月生まれの美穂圭子さんは、サファイア。

11月生まれの朝美さんは、トパーズ。

そして最後に、ピンクのスパンコールのハットと燕尾服の彩風さんが現れました。ピンクの燕尾を格好良く着こなせる彩風さんのスタイリッシュさ!

真っ白なドレスの夢白さんとピンクの燕尾の彩風さんが並ぶと、フレッシュでとってもお似合い!
華やかで素敵なコンビのスタートとなったプロローグでした。

びっくり和希は生腹の美女・クレオパトラ!

プロローグの次のシーンは、シャガールに扮した朝美さんの素敵なシーンでした。

その次に雰囲気がガラリと変わり、エジプト風の音楽にのせてセリ上がって来たのが、黒のカツラに宝石をつけ、お腹がしっかり見える衣装の妖艶なクレオパトラの和希さん。キレッキレかつしなやかにガンガン踊られていました。鍛えられた腹筋にくびれのある艶めかしいお腹。鞭を振り回して、縣さんの首を締めていたような?

組長さんは「男を誘惑してやるわ~」と、クレオパトラ和希を代弁して歌われていました。 

「びっくり和希」は、期待の上をいくものでした。

「パリになぜクレオパトラ?」と思ったら、コンコルド広場には、古代エジプトの尖塔オベリスクが立っているそうです。和希さんは「オベリスク女S」とのこと。

カンカンにも謎の美女?が

「カンカンはいつ?」と思っていたら、フィナーレの直前でした。

ピンクのタイツの夢白さんのカンカンガールが可愛かったです。

イケメンのカンカンボーイ(朝美・和希・諏訪・眞ノ宮・縣・一禾・咲城・華世)が登場したら、カンカンガールの中に、真那春人さん久城あすさんが!他にも10人以上男役のカンカンガールが!

朝美さんと真那さんがカップル。和希さんと久城さんがカップルです。
朝美さんと和希さんが、真那さんと久城さんに振り回されていたというか、弄ばれていた?

全員が出演していたように思いました。
大盛り上がりの楽しいカンカンでした。

美穂圭子さんの歌が抜群

お芝居でもショーでも美穂さんが大活躍されていました。
7名の退団者のシーンでの美穂さんの熱唱も素晴らしかったです。
退団者たちが最高に輝いていました。白峰ゆりさん、星加梨杏さん、日和春磨さん、真友月れあさん、涼花美雨さん、天咲礼愛さん、菜乃葉みとさん。芝居、ショーともに、上級生になるほど活躍の場が沢山用意されていました。

和希さんとスキャットも
美穂さんと和希さんで、「シャバダバダダッ」とスキャットを歌うシーンも。
歌うま同士、とっても素敵で痺れました。

プレ「ベルばら」?

彩風フェルゼン?

ルーブル美術館の場面は、彩風さんがフェルゼン様のように見えました。(ブロンドのハーフアップの髪型+膝丈白軍服風+白タイツ)
そして夢白さんが、アントワネット風。
夢白さんは、最後にわっかのスカートを脱いで、ダルマ姿になりましたが。

薔薇タン

衣装も「ベルサイユのばら」のオラオラ~オラオラ~!なフィナーレナンバーそのもので、ダンスはちょっと私の記憶と違う感じがしましたが、「ベルばら」の薔薇タンでした。
縣さんが中心で、最高にオラオラされていました。
他のメンバーは、眞ノ宮・一禾・咲城・壮海・蒼波・紀城・華世・苑利という若手さんたち。

パリだから、「ベルサイユのばら」風味のシーンがあるのはわかります。
これはプレ「ベルサイユのばら」という意味合いがあったのか?それともこれで「ベルサイユのばら」を消化したということなのか???

彩風さんにフェルゼンはとっても似合います。
本格的に見てみたいと思ってしまいました。

トップコンビのデュエットダンスは、真っ赤な衣装で彩風さんと夢白さんが情熱的に踊って、ラストは上手と下手に別れて銀橋に向かい、銀橋の真ん中で初々しく抱き合ってから、ご挨拶されてました。それぞれの持ち味がふたりが一緒になるとさらに光ります。これからどんなコンビを魅せてくれるのだろう?と期待で胸が膨らみました。

パレードについて

音彩(エトワール)

縣(白肩羽根)

和希(白肩羽根)

朝美(大羽根)

夢白(大羽根)

彩風(大羽根ナイアガラ)

野々花さんと美穂さんは歌無しで一人で降りていらっしゃいました。美穂さんは夢白さんの前でした。

縣さんが「一人降り」されるだろうと思っていましたが、やはりそうでした。バウホール主演経験済の方たちが次のステップに上がる時のようです。

最近「3番手羽根」は無くしたように思っていたので、和希さんが肩羽根だったのは、そうだろうなと思いました。しかし出番での位置は以前よりアップしていっているように思いました。

並び 音彩・副組長・美穂・縣・夢白彩風・朝美・和希・組長野々花・諏訪

初舞台生ロケット

初舞台生のラインダンスが、オープニングで披露されるのは珍しいことでした。

稽古披露されていた最初の3列でのシーンは、大階段を使ってのシーンで、一人一人ポーズを決めているところもありました。

フランスで親しまれている「ミモザの花」をイメージした黄色の衣装が、舞台上では淡い黄色に見えて初々しい可愛さがありました。

Lilacの夢路について

物語の展開がとても面白かったです。

それぞれの個性が活かされた配役で、持ち味がいかされていました。
[職業音楽家を目指す女性]の夢白さん演じるエリーゼは、登場の仕方から変わっていました。
男役に寄り添うのではなく、「自立した娘役・夢白あや」を今回の役を通しても感じました。そしてそれが本当に合っています。

美穂圭子さんは、登場しただけで場が締まります。
夢人[魔女]は、美穂圭子さんの他に妃華ゆきのさん(96期)、希良々うみさん(100期)、有栖妃華さん(102期)、音彩唯さん(105期)5名ですが、美穂さんと数人ずつが登場して歌っていました。

朝美さんの相手役は、お芝居でもショーでも野々花ひまりさんですが、和希さんにはいません。お芝居で106期の華純沙那さんと組んでいるシーンがありお似合いでした。『双曲線上のカルテ』のヒロインは華純さんかな?と思いました。

「Lilacの夢路」はネタバレしたら面白くないと思うので、詳しくは書きません。

5人兄弟の話で、「彩風・朝美・和希・一禾・華世」が演じています。縣さんも関係してきます。
新人公演の主演経験のある咲城けいさんより、同期で新公経験の無い一禾さんが、この兄弟に入っています。

この5人兄弟+αが、鉄道産業の発展をめざしていく姿は、彩風さんが率いる雪組が進んでいる姿勢と重なっているように感じました。

咲城さんはショーでは、「新人公演主演経験者」として活躍されていますが、それ以上に経験の無い眞ノ宮さんも大活躍されています。このあたり他の組ほど「新人公演主演経験」の有無が関係ないのかなと思いました。

御園座の『BONNIE & CLYDE』で少年クライドで活躍していた歌上手な夢翔みわさんWトリオで活躍されていました。108期の歌上手な水月胡蝶さんと一緒に。娘役は華純沙那さん、夢陽まりさん、白綺華さん、星沢ありささんがWトリオでした。名前を覚えた方が活躍されていたら嬉しいものです。

明日も観劇予定なので、もう少し感想を書けたらと思います。

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