雪組新公3役発表と新公回数人事
こんにちは、くららです。
タカラヅカニュースで奏乃はると組長彩風咲奈さんによるお稽古場情報が放送されました。

彩風さんのお顔を拝見するのは、昨年11月14日の『CITY HUNTER』『Fire Fever!』の東京千秋楽公演以来です。
お元気そうで、雪組生たちも元気にお稽古を頑張っていらっしゃるようで、ホッとしました。

綾凰華さんの退団が惜しまれますが、彩風さんによるとご自分で作詞された歌を銀橋で歌われるそうです。
あやなちゃんのキャストボイスに「歌詞に心を込めて、思いが届くように…精一杯頑張りたいと思います」とありました。
温かい餞別シーンになるでしょうね。

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雪組新人公演3役決定

待っていた『夢介千両みやげ』の新人公演の主要な3役が発表されました!
超路線スター優遇実に雪組らしい配役でした。

夢介(彩風咲奈)……縣千(101期)
お銀(朝月希和)……華純沙那(106期)
総太郎(朝美絢)……華世京(106期)

縣千くんについて

今回縣くんは、新公主演3回目です。
和物の主演経験がなかったので、「雪組御曹司」として和物の真ん中経験を、最後の新人公演で積むのでしょう。

腕っぷしは強いが喧嘩嫌いでお人好し、お節介な心優しき青年・夢介は、縣くんにとっても合っていると思います。

そして「お稽古場情報」で、本役の金の字(遊び人金さん)は、遠山の金さんだと言われていました。遠山の金さんならあの名場面!本公演でも魅せ場がありそうですね。

前回の『CITY HUNTER』新人公演で2回目の主演、今年の1月に「Sweet Little Rock’n’Roll」でバウ初主演、そして今回の新人公演主演と、主演が3回続いて、本公演でも前作、今作ともに大きな役がついています。
最も期待されている若手スターだなと思います。

縣くんは雪組101期の中で1番なので、「長として」と「主演として」のまとめた挨拶担当にもなり、責任重大ですが、頑張って欲しいと思います。

2番手の華世京くんについて

新公2番手の抜擢は、「やはり来た!」といった感じですね。
春から研3になります。新人公演は4月12日です。

2021年5月、研2になり立てで『ほんものの魔法使』の3番手ニニアン役に抜擢されて、堂々と演じていました。(おどおどした役でしたが、最後に変身!)
フィナーレの黒燕尾では、パっと目を惹く華があり、限りない将来性を感じました。

その後の本公演でも抜擢にこたえて活躍されていました。
今回の伊勢屋の放蕩息子も面白く演じられるでしょう。

101期の縣くん107期の華世京くん
トップを引き継ぐとしたら、6年の差は妥当だと思います。

しかし、「他の生徒を育成しなくても良いの?」という疑問は残ります。
102期の彩海せらくんが月組に組替になったのは、この二人の超路線が鉄板であるからでしょうか。

『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』、『CITY HUNTER』は、波線上の役が5役ありました。
しかし新人公演でその役を担当した101期以下の現在の雪組生は、縣千くんと海坊主を演じた壮海はるまくんだけです。
『CITY HUNTER』の新人公演でも、長の期の100期に主要な役が振られていました。他の組に比べて、雪組は新人公演での若手抜擢が遅い傾向にあるように感じています。

壮海はるまくんについて
103期の壮海はるまくんは、研3の時に「壬生義士伝」の新人公演で凪七瑠海さんが演じた松本良順役を好演されていました。174センチの長身で、歌もお上手でした
『ほんものの魔法使』では、4番手のピーター役。
壮海はるまくんが新人公演の主演に抜擢されることは無いのでしょうか?

現在抜擢が105期以降に移っているような所があって、特に104期のあたりが不遇なように感じられます。
稽古場情報では、ショーのデュエダンのカゲソロは聖海由侑くん(103期)×愛陽みちちゃん(104期)とのことでした。小さな抜擢はされています。

ヒロインの華純沙那ちゃんについて

今年1月の縣千くん主演バウ『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』でも、眞ノ宮るいくんの相手役で3番手娘役の位置でしたが、2幕は実質ヒロインのような感じでした。

『CITY HUNTER』の新人公演では、夢白あやちゃんが演じたアルマ王女役に抜擢されて、「ニューヒロイン誕生」と騒がれていました。
檀れいさんに似ていて、可憐な容姿とピュアで無垢な雰囲気が、宝塚のヒロインにピッタリです。
160センチの小柄なところも、より可愛く感じます。

106期の文化祭では、日舞で目立つ活躍をされていました。
ダンスも音楽学校時代からとてもお得意なようで、初舞台でも活躍されていました。
しかも歌もお上手なので、抜擢されていくのは当然と言えば当然。

月組の「今夜ロマンス劇場で」の新人公演のヒロインに、106期の花妃舞音ちゃんが抜擢されていました。106期二人目のヒロインになります。

スリのお銀は、可憐というより、シャキシャキとした役だと思いますが、華純沙那ちゃんは頑張って挑まれるでしょう。

新人公演主演回数(100期以降)

100期以降のスターについて

100期以降のスターの中では、新人公演主演3回の縣千くんが、聖乃あすかさんと共に最多になります。
以前に比べると、主演の回数が少なくなっています。

100期以降の主演3回

聖乃あすか(100期)、縣千(101期)

100期以降の主演2回

100期 極美慎、風間柚乃
101期 鷹翔千空、礼華はる
102期 天飛華音、風色日向

100期以降の主演1回

100期 一之瀬航季
101期 碧海さりお
102期 彩海せら
103期 亜音有星、希波らいと

【コロナ禍での考察】

102期の彩海、天飛、風色の3人は研4で新公初主演をつとめていました。(コロナ禍前2019年)

現在研4というと104期です。104期で新公初主演は誰もいません。2番手、3番手の役もついていません。

104期の文化祭の芝居の主演は、星組の御剣海さんと雪組の蒼波黎也さんでした。
碧音斗和さん、真弘蓮さんが新人公演でやや活躍されています。

抜擢がさらに若い期傾向になっています。
105期は、新人公演で抜擢されている人もいます。
そして今回、106期の華世京さんが、2番手に抜擢されました。来年度には主演に抜擢される勢いがあるような?
今年の初詣ポスターのモデルをした107期の一輝翔琉さんも、抜擢がはやいかも?

コロナ禍によって、期による偏りはどうしてもできてしまいそうです。

娘役さんは、期に偏りなく抜擢されています。
新人公演ヒロイン経験者
102期 水乃、花宮、春乃(トップ娘役除く)
103期 夢白、白河、瑠璃
104期 都姫、美羽、きよら
105期 山吹、音彩、(星空、詩)
106期 花妃、華純

新人公演主演回数(99期まで)

宝塚100周年に在籍していたスター

ショーと短編の主演、役替わり主演の場合は、0.5とカウントしました。
宝塚100周年(2014年1月1日)に在籍していたスターさんの名前をあげています。
OGはオレンジ色。トップスターはオレンジ太字。現トップスターは赤色。

新人公演主演5回

柚希礼音(85期)
彩風咲奈(93期)

新人公演主演4.5回

珠城りょう(94期)
真風涼帆(92期)

新人公演主演4回

朝夏まなと(88期)明日海りお(89期)
愛月ひかる(93期)
芹香斗亜(93期)、永久輝せあ(97期)、瑠風輝(98期)

新人公演主演3.5回

暁千星(98期)

新人公演主演3回

蘭寿とむ(82期)、北翔海莉(84期)
鳳真由(91期)、蒼羽りく(93期)
礼真琴(95期)、月城かなと(95期)、柚香光(95期)
天華えま(98期)

新人公演主演2回

壮一帆(82期)、凰稀かなめ(86期)、龍真咲(87期)、早霧せいな(87期)、望海風斗(89期)
沙央くらま(87期)、鳳翔大(88期)、蓮城まこと(89期)、彩凪翔(92期)、麻央侑希(93期)
桜木みなと(95期)、朝美絢(95期)、綾凰華(98期)

新人公演主演1.5回

煌月爽矢(92期)、綺城ひか理(97期)

新人公演主演1回

紅ゆずる(88期)
華形ひかる(85期)、星条海斗(86期)、夢乃聖夏(87期)、七海ひろき(89期)、美弥るりか(89期)、大湖せしる(88期)、香綾しずる(90期)、瀬戸かずや(90期)、宇月颯(90期)、澄輝さやと(91期)

新公主演1回でトップスターに就任したのは、紅ゆずるさんだけです。
最後の新人公演で主演をつとめた紅さんは、その後研9でバウ・東上初主演、研11で2回目のバウ・東上主演、研13で全国ツアー初主演をされています。

トータルで考えると、新人公演主演1回でトップスターに就任することは、かなり低い確率です。

現役生

専科 凪七瑠海(89期)、紫門ゆりや(91期)
95期 水美舞斗、瀬央ゆりあ
96期 和希そら、紫藤りゅう、夢奈瑠音
97期 蓮つかさ
98期 飛龍つかさ
99期 帆純まひろ、英かおと、諏訪さき

新人公演主演0.5回

鳳月杏(92期)

95期戦線は未だに決着がついていないが…

新人公演の主演の回数を書き上げたら、見えてくるものがありました。
わかりきったことですが、主演回数が多ければ多いほど、トップスターになる確率が高いです。

新人公演の主演回数が1回の中から、トップスターは頻発するわけではありません。

95期の新人公演1回だった水美さんと瀬央さんは、他の95期の路線スターと線引きされつつある状態です。

しかし明らかに主演回数の多い下級生との決着がついているわけでもありません。
今後どのような采配をされていくのか心配な気持ちもあります。できるだけ平穏であることを願っています。

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