華世京くん 早期トップ就任を 確信した新人公演
こんにちは、くららです。
ここ数年の宝塚の人事は過去の例から推測できないことが増えていますね。

でも一つだけ間違いないだろうと思うのは、雪組華世京くんの早期トップ就任です。

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雪組トップ彩風咲奈さんとの絆

『宝塚GRAPH11月号』で紹介されたパーカー

彩風さんの「ZUcasino」コーナーの「私の宝物」で、色鮮やかな3つのパーカーの写真が紹介されていました。
なんと、そのパーカーは華世京くんが公演毎に作って、彩風さんにプレゼントされていたものでした。

彩風さんが下記のような紹介をされていました。

『お手伝いをしてくれているかなちゃん(華世)が、公演ごとに作ってくれるんです。センスも良いし、縫い目もすごく綺麗で!できない事はないの?と(笑)音楽学校時代からお手紙くれていて、今も変わらず慕ってくれるのが嬉しいですし、私も出来る限りいろいろ残して行けたらなと思っています』引用宝塚GRAPH11月号

「私も出来る限りいろいろ残して行けたらな」というのは、彩風さんの「男役としての技術」の伝承のことかな?と思いました。

先日の新人公演では、彩風さんから華世くんに多くのものが伝承されていて、研3の初主運とは思えない素晴らしい舞台で、とっても感じました。(新人公演については後半に書いています)

華世京さんは、2年前に「初詣モデル」に選ばれていました。
その時の、TOKKインタビューで雪組トップスターの彩風咲奈さんに憧れていることが語られていました。

理想とする男役像は?
雪組の彩風咲奈さんにずっと憧れています。お芝居や歌、ダンスはもちろん、目線や仕草など、どの部分にも彩風さんだけが持たれている個性や雰囲気が際立っていらして…。私も宝塚の男役として仕草や表情といった繊細な部分まで研究し、自分だけの個性をつくっていきたいですし、舞台のどこにいても輝けるような男役を目指したいです。引用  TOKK華世京さんインタビュー

礼真琴さんが憧れる柚希礼音さんの率いる星組に配属されて、多くのことを学びながら、スターの道を歩んでいかれました。

華世くんも、憧れの彩風さんから、多くの事を学びながら、スターの道を真っすぐに歩まれています。
礼さんと柚希さんは10期違いでした。
彩風さんと華世くんは13期違いです。

『蒼穹の昴』新人公演主演について

正真正銘のスター

ビジュアル、歌、ダンス、お芝居、舞台度胸、声、頭身バランス、…
何もかも整っていて、お上手で、何一つ非の打ち所がありませんでした。

時折、彩風咲奈さんの声に似ているなと感じるところや、佇まい方や雰囲気などが似ていて、彩風さんからよく研究されてきたのだなと感じました。

彩風さんのお手伝いもされているので、彩風さんからアドバイスをもらう機会も多いと思います。

彩風さんも、あれほど慕ってくれているので、全力で新人公演を応援されたことでしょう。

前回まで新人公演の主演に抜擢されていた縣千さんは、2作ともコメディ要素が強かったのもあるでしょうが、新人公演では自分で考えた縣色の演技をされていました。彩風さんのコピー要素が薄かったです。

しかし華世くんは、忠実に彩風さんの舞台姿に似せながら演技したり歌を歌っていて、二人は正反対だなと思いました。

101期と106期で、学年も大きく違うので、華世くんもこれから自分流を出していかれるでしょう。
振り返ると忠実に似せながらも、華世くんカラーもしっかりに出ていたなと思います。

眼力があって、表情が豊かで、立ち姿が美しくて、伸びやかで、何よりも華があります。スターとしての要素が整っています。

開演アナウンスや、終演後の挨拶に、下級生らしさが残っていて、可愛かったのも、スターとして愛される要素でしょう。

コロナ禍の影響を大きく受けながら大抜擢続き

研3で新人公演初主演ですが、106期の華世京君の場合、ちょっと事情が違います。
半年遅れの初舞台
106期生の初舞台は、約半年遅れ9月25日が初日の『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』でした。
本公演で目立つ抜擢
その後、雪組に配属されて「fff/シルクロード」の舞台から、ロケットの登場場面から注目される登場の仕方をしていました。
フィナーレでは黒燕尾のシーンにも登場。
黒燕尾出演者は、104期~106期は、各期一人ずつの抜擢でした。
上級生に混じって、気後れすることなく、キレキレに踊にれていました。

お芝居の方でも上級生と共に様々なシーンに出演していました。
この公演では、コロナの影響で新人公演が開催されませんでした

3回目の舞台で東上公演3番手
3回目の舞台が、朝美絢さん主演東上公演「ほんものの魔法使」の3番手に抜擢。(初舞台から8カ月目)

ニニアン役の華世京くんは、「主要4役」の一人。
その抜擢に十分こたえていて、演技、歌唱ともに目を惹いていました。
フィナーレの男役群舞では、2番手の縣千くんと対になって華世京くんが登場しました。

最近では例が無いほどの早期大抜擢でした。下記のような記事がありました。

また、アダムが魔術師試験の予選で救う気弱なマジシャン・ニニアンには昨年の首席入団で2年目の華世京(かせ・きょう)が大抜てきされ、3番手格の重要な役どころに挑み、新時代到来を予感させた。引用スポーツ報知

初舞台から8か月目、3回目の舞台で、新聞社が「新時代到来を予感」と記載するほどの逸材でした。

従来なら「新人公演」で頭角をあらわしていきますが、新人公演が開催できないので、別箱公演で大抜擢されたのでしょう。そして見事にその抜擢にこたえられました。

なぜ華世京くんが、こんなに早期抜擢され、それにこたえられたのかは、経験値があるからだと思います。

「OH*TAKARAZUKA(オータカ)」出身

日本女子大附属高校ご出身で、その高校には、「OH*TAKARAZUKA(オータカ)」という、宝塚のレビューを再現するサークルがあります。

歌は歌わないで、完全口パクで、プロローグ、中詰め、男役群舞、ラインダンス、デュエットダンス、フィナーレなど、好きな作品からピックアップして、約1時間のレビューを演じられるようです。

毎年秋の「文化祭(もみじ祭)」と、春の「卒業生を送る会」、新入生歓迎会で、披露されるようです。
秋の文化祭が一番本格的な催しで、宝塚さながらの感動的な本格的なレビューが上演されるようです。

華世京くんの舞台度胸には、目を見張るものがありますが、「OH*TAKARAZUKA」で鍛えられた部分もあるのだと思います。

口パクで宝塚のショーを1時間楽しんでもらうには、単なる宝塚の真似では無く、自分なりの魅せ方追求する必要があるでしょう。

華世京くんの特別な凄さは、「本来の秀でた才能」+「憧れのスターの元での学び」+「OH*TAKARAZUKA」での経験値かなと思います。

そして何よりも、「ビジュアル」と「実力」が伴っていること。

「天は二物を与えず」という諺があり、宝塚の男役スターも、「ビジュアル」と「実力」の両方が揃うのは難しいですが、華世京くんはそれが揃っていることが、大器として早期抜擢され続けている理由だと思います。

キラキラ☆タカラジャンヌ

「タカラヅカニュース」の新人紹介で、先日華世京くんの放送がありました。3つの質問がありました。

Q1.休みの日は?
A 家
B 外

Bの外だそう。
カフェに行ったり映画を見に行ってリフレッシュしています。

Q2 好きな芝居は?
A 洋物
B 和物

Aの洋物だそう。
ハッピーで幸せな気持ちになれる作品が好きです。

Q3 注目して欲しいのは?
A 歌
B 踊り

Bの踊りだそう。
場面ごとに違う色を出せるよう研究しているので、是非見て欲しいです。

これからもお客様にまた見たいと思っていただける舞台人を目指して、明るく元気に頑張ってまいります。

『ODYSSEY』では、踊りながら歌っていると、歌えていないと思える部分がありましたが、新人公演の芝居の中での歌は伸びやかでお上手でした。
「歌」と「ダンス」を比較すると、ダンスがお得意なのですね。

天海祐希さん研7で月組トップスターに早期抜擢されました。
それに続くのが、研9で月組トップスターに就任した珠城りょうさんです。
珠城さんの場合は、組内で番手をはっきりしない状態で抜擢して、ファンには他のスターを差し置いて急にトップに就任したように思えたので、珠城さんにとても負担がかかる形になってしまいました。

しかし華世京くんの場合、慕うトップスター彩風咲奈さんの下で、早期抜擢がされて誰もが納得できる形で進んでいるので、ひとケタ台でのトップ就任という形になっても、以前の月組のような軋轢が生じないように思います。

華世京くんと彩風さんは、13期学年が違います。
その中間に、華世京くんより5期上の縣千さんがいらっしゃいます。
縣千さんも、早期トップスター就任では?と考えられていますが、華世京くんの存在はそのあたりにまで影響しそうな勢いがあります。

コロナ禍でいろいろと大変な状況の中、華世京くんの快進撃はとても頼もしくて楽しみです。

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