こんにちは、くららです。
7月21日に出航した雪組『ODYSSEY』が、千秋楽を迎えることができました。
無事に完走できて、本当に良かったです。配信で見ました。
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『ODYSSEY』に感謝
真夏に、衣装の早替連続の、2本物のショーは、どんなに体力的に大変だったかと思いますが、夢のような「ザ・タカラヅカ」な時間を楽しませていただきました。
そして出演者たちの幸せそうな笑顔がひと際輝いていて、元気をいっぱいもらいました。
宝塚のショーでのタカラジェンヌの笑顔には特別な癒し力があるといつも感じています。
そして今日はその最上級版だったと思いました。
他の公演が次々に中止になってしまって、何も考えずに楽しめる明るい作品の『ODYSSEY』が無事に完走できて、千秋楽公演がライブ中継、ライブ配信されたことは、宝塚ファンにとって、本当に有難いことだと思いました。
この状況下で、出演者たちには、計り知れないほどのプレッシャーやストレスがあったと思います。
その真ん中にいた彩風咲奈さんが、4回のカーテンコールのご挨拶で、涙を流しながら噛みしめるように思いを話してくださいました。
心のままを素直に話してくれる彩風さんの言葉ひとつひとつに、心が打たれました。
観客やファンと思いを共有できるご挨拶をされる彩風さんは、本当に素晴らしいトップスターだと思います。
彩風咲奈さんご挨拶
まず、最年長の透真かずきさんが、ご挨拶をされました。
「1度は幻になってしまうかと思われた伝説の船が、大勢の方々のお力で蘇り、こうして連日沢山のお客様と希望をのせて航海できましたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます」
透真さんのおっしゃる通り、1月に全公演中止になって、幻で終わってしまいそうだった「ODYSSEY号」が、夏に蘇り、次々と公演が中止になる中、唯一つだけ中止にならず、宝塚ファンの希望をのせて完走できたことは、本当に宝塚の奇跡だと思いました。
4回に渡る彩風さんのご挨拶を、書き留めたものをご紹介します。
彩風さんは、毎回とても深いお辞儀にされ、そこに思いが溢れています。
深いお辞儀の途中で涙が溢れて来て、なかなかお顔を上げられない時が、何度もありました。
カーテンコール1【彩風さんご挨拶】
まずお伝えしたいのは、ここまで厳しい状況の中で、駆け抜けてこられましたのは、皆様の応援があったからです。ありがとうございます。(深いお辞儀)
再出港して希望の海が広がったあの日から、毎日毎日皆様と共に最高の航海をさせていただきました。そんな中でも途中厳しい嵐が吹き荒れ、悲しいニュースが飛び込んできて、お客様も不安に思ったこと沢山あると思います。
悲しいニュースとは、雪組の「心中・恋の大和路」をはじめとして、次々に宝塚の公演が中止になっていったことだと思います。
明日の公演が無事に幕があくのだろうか、今日劇場まで足を運んできてみたけれど、幕があくのだろうか。私たちも同じように、お客様もいろんな悩みを抱えて、ここに来てくださったり、いろんなところから思いを寄せてくださっているのが、私たちの何よりの励みでした。
ODYSSEYはこうして再出港がかないましたが、今日完走したからといって、フォーラム公演の出来事がなくなったわけではなく、どの公演も一つもなくなって欲しくない、どの一日もひとつも失いたくない、あらためて思います。
どんな時も幕が開いたら、どんなに不安を抱えていていても、お客様が「ODYSSEYガンバレ」、「雪組ガンバレ」、「宝塚ガンバレ」と、いつもエールを送ってくださり、本当に感謝の思いでいっぱいです。
このODYSSEY号の完走は、たくさんの方の思いで実現しました。生み出してくださった野口先生をはじめとする、スタッフの皆様、舞台スタッフの皆様、雪組の大切なオデッセイ号の船員たち。
そして忘れてはならないあの日一緒に出航する予定でした、和希、綾、諏訪、琥珀、紀城、愛陽 、離れていてもずっとここにみんなと一緒にいて航海をしてくれました。
お客様の温かいお気持ちが、何よりもODYSSEY号を毎日出航させるエネルギーとなりました
今日で公演は終わってしまいますが、オデッセイ号が辿り着いた先は、宝の園、宝塚、これからも花は咲く、夢は叶う、希望の朝は来る、ティティス様が導いてくださる、宝塚と言う大海原でまだまだ旅を続けたいと思います。またその旅の先々で、皆様にお会いできますことを楽しみにしております。本日は本当にありがとうございました。
カーテンコール2【彩風さんご挨拶】
ありがとうございます。胸がいっぱいで、今日は皆様色々な思いを抱えて見に来てくださり本当にありがとうございます。
そして今日は全国の映画館ライブ中継、ライブ配信も行われております。スクリーンの前の皆様、テレビの前の皆様も温かい気持ちをありがとうございます。
私たちの気持ち届きましたでしょうか?
本当に最初は初日が迎えられますように、圭子さんとの初日が迎えられますように、そして千秋楽を迎えられますように、ドンドン気持ちが希望と不安に膨らんでいって、それもお客様が一緒に抱えてくださり、本当に幸せな毎日でした。
終わって欲しくない1日が来てしまったんですけど、まだまだODYSSEY号の旅は続きます。皆様の心に、この物語が旅が生き続けますように、本日は本当にありがとうございました。
カーテンコール3【彩風さんご挨拶】
本当に幸せな景色を、幸せな旅を、皆様とたくさんさせていただきました。
本当に感謝の思いしかありません。ありがとうございます。
どんなに厳しい状況でも、何かあった時にはオデッセイ号の再出港を思い出してください。
必ず願っていれば必ず願う。必ず希望の朝は来る。
でも今のいろんな苦しいことも悲しいことも全部大切な思い出。いつか全てが水に流れるのではなくて、いつかあれもよかったなと思える、そんな日がくると このODYSSEY号を通して信じることができました。
それもお客様が沢山の拍手と笑顔で教えてくださいました。本当にありがとうございます。
ここにも、また新しい1日への勇気と元気をお客様からいただいてしまいました。この思いをもって次の公演、次のステージにみんなと一緒に進みたいと思います。またそこでお会いできることを楽しみにしております。本日は本当にありがとうございました。
カーテンコール4【彩風さんご挨拶】
こんなに幸せをいただいていいのでしょうか。皆様のおかげで幸せです。
「どっせいオデッセイ」という曲も作っていただきました。
今日は稽古さんも一緒に“どっせいオデッセイ”を、千秋楽に駆け抜けられたありがとうの気持ちをこめてさせていただきたいと思います
皆様のおかげで千秋楽まで駆け抜けることが出来ました。本当にありがとうございます。
「どっせいオデッセイ」掛け声、ポーズ。
またここに、この世にただ一つの花が生まれました。
私たちも明日からも出航したいぐらいなんですけど、残念ながらオデッセイ号停泊ということで、この思いは遥か彼方、お江戸の人たちに託したいと思います。私たちからのこの世にただ一つの絆を持って行っていただきたいと思います。
雪組、和希そら主演『心中・恋の大和路』は、大阪公演の26日~28日と、東京公演の8月3日~9日11時公演が中止になってしまいました。9日の午後公演と、追加された10日の2回公演、合計3公演が予定されています。お江戸の人たちは、『心中・恋の大和路』チームのことですね。
「ODYSSEY」が完走できて、彩風さんは『心中・恋の大和路』の3公演の完走を強く願っていらっしゃることが強く伝わってきました。透真さんが『心中・恋の大和路』の公演スケジュールについて話されている時から、彩風さんは涙を浮かべていらっしゃいました。どうか『心中・恋の大和路』公演が完走できますように。そして更に続く月組公演、花組公演も。
初日も幕を降ろしたくないなぁと思ったんですけれども、今日も幕を降ろしたくないなぁ~。
でも、もう皆様の心の中に、そして私たちの心の中に、この旅の大事な思いは刻まれました。
“風になびく二人の思い出こそが宝物”この宝物を持って、また皆様とお会いできることを楽しみにしております。本日まで、本日は本当にありがとうございました。
終わりに
私は今回はライブ配信で彩風さんの話を聞いていましたが、涙があふれてきました。
「ODYSSEY」の初日は劇場にいました。彩風さんのご挨拶の間、嗚咽されている方がとても多かったです。千秋楽もそうだったのではないかと思います。
コロナ禍という、今まで経験したことの無い災難が、全世界を襲っていますが、エンターテインメント業界が特に直撃されています。
その真っただ中にいるタカラジェンヌたちは、舞台を上演するために、前向きに闘っていらっしゃいます。
この厳しい中で、舞台を通して、観客に幸せを届けるという使命感をより強く持ってくださっていることは本当に有難いことです。
救いは、今後「新型コロナウイルスの感染症法上の分類の見直し」について検討されていくことです。
時機を逸することなく適切に進めていって欲しいと願っています。
そして、まず舞台にたつタカラジェンヌの健康が第一優先されながら、「公演中止」という流れが是正されていきますように。
現在のような、我慢を強いられた宝塚生活をタカラジェンヌが送らなくても良い日々に1日もはやくなることを願っています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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