こんにちは、くららです。
星組全国ツアー『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante!!』の初日を観劇してきました。
お芝居、ショーともに、熱い星組のレベルの高い素晴らしい舞台でした。
何度でも見たいと思いました。全国できっと喜ばれるでしょう。
暁千星くんが組替して初参加して、新鮮な風が漂っていました。
柚希礼音さんのファンで、ファン時代は星組中心に観ていたというありちゃんは、星組色にしっかり染まって馴染んでいるようにも思いました。
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スチールについて
初日の午前10時半に、販売スチールが公表されます。
→スチール写真
トップコンビの芝居ショーのスチール写真複数枚と暁千星くんのショーのスチール写真1枚が販売されました。
お芝居の写真はハッピーな時代のもの
初演の凰稀かなめさんの時は、変装のモンテクリスト伯がポスターやスチールになっていましたが、今回の礼・舞空コンビは、悲劇で引き裂かれる前のハッピーな時の写真でした。
お芝居のエドモン(礼)とメルセデス(舞空)は、とっても爽やかな笑顔で幸せそうです。
礼真琴くんは爽やかな青年がとても似合いますね。
しかし実際のお芝居は復讐劇なので、変装して復讐に燃えるドロドロのモンテクリスト伯を好演されていました。
変装などは凰稀さんの時と同じものでした。声色も様々に変えられていて本当に巧みでした。
母性溢れる舞空瞳さんの演技も素晴らしかったです。
暁千星さんのショースチールだけ販売の意味は？
瀬央ゆりあさんの販売スチールはありませんでした。
既に4月23日の宝塚大劇場での初日に売り出されているからでしょう。
暁千星さんは今回新しく撮影したので、販売されたのだと思います。深い意味は無いでしょう。
紫の瀬央さんの衣裳の色違いでした。(暁さんの方が濃い目の紫)
衣装の装飾などは、見比べてみると、何一つ違わず全く同じでした。
宝塚の衣裳は、豪華さの違いで、格の違いをあらわしますが、装飾にいたるまで全く同じということは、同格をあらわします。
細部にわたってまで同じものにしていることに、「同格ですよ」と強く訴えている感じさえしました。
この衣装はプロローグで着ていました。
星男・暁千星
星組ぽいメイクで、リーゼントの撫で付け方も星男らしくて、すっかり星組の超格好良い暁千星になっていて驚きました。
組が変わればメイクも雰囲気もかわるのですね。
この時期に組替して、ガラッと変わるきっかけになったのも、良かったと思います。(お芝居もとても本当にお上手でした)
礼・舞空コンビと顔の輪郭が似ているので、この３人の並びがしっくりくると思いました。
公演プログラムについて
瀬央さんと暁さんのスチールの大きさは同じサイズで、瀬央さん暁さんの順番でした。学年順ですね。
1ページですが、少しだけ小さくて（三番手サイズ）、2分の一サイズのプロフィールページと、トップコンビと同じサイズのメッセージ欄。
他組の3番手の別箱公演と全く同じ扱いでした。
出版物が二人を同格の３番手と位置付けているように、舞台でも同格の扱いでした。
パレードと羽根について
瀬央さんと暁さんは、S表記、これも全く同じでした。
有沙瞳さん、詩ちづるさん、綺城ひか理さん、天華えまさんがA表記でした。
詩ちづるさんの躍進を感じます。
階段降りについて
暁さんは、天寿さんのパート担当でエトワールでした。
有沙さんは休演中です。
暁千星（98期、エトワール）（片羽根（赤黒））
↓
詩ちづる(105期)・天華えま(98期)
↓
綺城ひか理(97期)
↓
瀬央ゆりあ(95期)（片羽根（赤黒））
↓
舞空瞳(95期)（大羽根（赤））
↓
礼真琴(95期)（大羽根孔雀付ナイアガラ（赤））
並び 音咲・天華・副組長・暁・舞空・礼・瀬央・組長・綺城・紫
羽根について
絵が下手なので、図にしてみました。大きさ等はイメージです。
瀬央さんと暁さんの羽根は左右対称で、全く同じ大きさでした。
少しだけついている飾りのようなものも同じでした。
スチールの衣裳の時と同じように、「差をつけていない」を強く強調しているような気さえしました。
前回の本公演で、瀬央さんと対称にするために舞空さんの羽根まで変形になっていましたが、今回は瀬央・暁で対称にするので、舞空さんの羽根は大羽根に戻っていました。
瀬央さんと暁さんが既存の３番手羽根を背負ったらよいだけだと思いますが、この羽根のこだわりは、藤井先生のファンへのサービスなのでしょうか？
面白いですね。
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『モンテ・クリスト伯』について
新しいストーリーテラー
ストーリーテラーは、暁千星くんのベルツッチオとルイジ・ヴァンパの天華えまくんでの二人が担っていて、二人の軽妙な会話で進んでいきました。
暁千星くんは初登場シーンで
「やあ！俺はベルツッチオ」と、軽妙な話し方で、観客の心を掴んでいきました。
ムードメーカー的な役目も。
同期で、音楽学校の予科時代同室だった「あり・ぴー」コンビなので、とっても息が合って楽しい掛け合いでした。
ありベルツッチオが、ナポレオン帽を被って、ナポレオンを演じるシーンもありました。
暁千星くんも天華えまくんも髭がありました。二人だけでなく、このお芝居の男役さんの髭率は限りなく高かったです。
芝居の中の登場人物に唐突にストーリーテラーをさせていることは、話がわかっている人には理解しやすいですが、ストーリーを全然知らない方には、「どういうこと？」と理解がついていかない方もいらっしゃるような気がします。話の展開もとてもはやいので、尚更。
特に宝塚を初めてご覧になる方など、大丈夫かな？と思うところもありました。
しかし、礼真琴さんが歌うと空気が変わります。
話がわからなくても、礼さんの歌に心を掴まれ、歌詞で状況がなんとなくわかってきます。
礼さんの歌の都度、そして最後も素晴らしい歌によって、感動がとても深まりました。
礼さんの歌の力は、全てを感動作品にしてくれますね。
暁千星くん大活躍
そして、ありちゃんはストーリーテラーだけでなく、後半はベルツッチオ役としても沢山出番があります。
舞台の上に佇んでいるシーンも多いです。
このお芝居で、出番、セリフが一番多いのは、ありちゃんだと思います。
滑舌がさらに良くなって、セリフがとても聞き取りやすく、心情なども伝わりやすかったです。
舞台上では走ってばかりで、大忙しそうでもありました。
芝居のラスト、舞台袖に走って引っ込んだと思ったら、帽子と上着を持ってきて、礼エドモンに渡していました。そして幸せそうな礼さんに向かって、ヒューヒューと声をかけていました。ありちゃんも幸せそうでした。
初めての星組デビュー作品で、これだけ忙しい役だったら、緊張する間も無かったのではと思います。
ショーもほぼ出来上がっているところに、ありちゃんだけ初参加で、大活躍しているので、お稽古も大変だったと思います。
しかしその大変を乗り越えたからこそ、暁千星の魅力が月組時代よりさらに広がったように思いました。
『Gran Cantante!!』内容について
ざっくり言うと、本公演と違うところは、暁さんの参加シーン中心だったと思います。
しかし本公演の流れが重視されています。
プロローグで、男役さんたちがマントを持って出て来て、そのセンターで違う衣装とマントなのは、本公演と同じ瀬央さんでした。
暁さんは途中から、瀬央さんと色違いの衣裳とマントで、真ん中に参加といった感じでした。
群舞では、瀬央さんと暁さんは、常に同じ衣装でした。
舞空瞳ちゃんと男役(暁、天華、綺城、瀬央)のデュエットシーン
暁さんはリフトが得意ですが、その後天華さんが舞空さんを小リフト、綺城さんが舞空さんを超高いリフトをするので、最初の舞空さんとのデュエットダンスは控えめでした。
星組新参加なので、キレキレに踊っていますが、他のシーンでも少し遠慮してダンスを踊っているような印象をもちました。
暁さんの新シーン
・プロローグ 美穂さんの歌のパート
・中詰め冒頭、極美さんの歌っていた「情熱のバルセロナ」歌とダンス
・中詰め 礼さんとススピカ(暁)の濃厚デュエットダンス、白いカルメンドレスで髪をアップにしていました。(歌 綺城、都)
・マタドール 天寿さん音波のところ→暁さんの歌、6人の娘役さんに囲まれて。
・アデラーンテ(ロケットの曲)で激しいダンスをしながら歌う。夕渚、天希、蒼舞、希沙と一緒に。
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ご当地アドリブシーン 大阪Version
【芝居】
「地中海の料理ばかりで…」というメニューの話になったところで
輝咲玲央さん「串カツは二度と漬け禁止だそうだ」
ご当地メニューコーナーになるのでしょうか？
【ショー】
・幕開きの道化の３人が
「大阪！」「たこ焼き！」「イカ焼き！」
・「サン・ホセの祭り」綺城さんと天華さんで、グリコポーズ。
・中詰ラスト
全員で「梅田！」
３人残って
瀬央「ジャマすんでー」
舞空「ジャマすんやったら、帰ってー」
琴「ほな帰るわ」
大阪府出身は、下記4名でした。1人ずつ前に出てお辞儀をされました。
(樹澄せいや、綾音美蘭、鳳真斗愛、夕陽真輝)
中詰ラストのコントは、この大阪出身の方々が考えられたのでしょうね。鳳真斗愛くん？
だらだらと書いていたら、とても長くなったので、今回はこのあたりで終わりにして、またあらためて書きたいと思います。
ご挨拶で、礼さんが台風が来ていることを話されていましたが、どうか千秋楽まで無事に公演できますように、願っています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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