月組『ブラック・ジャック 危険な賭け』等雑感
こんにちは、くららです。
昨日より宝塚大劇場の月組公演再開されて良かったと思っていたのに、本日の花組東京公演の中止が発表されました。
そして8月26日(金)まで花組公演が中止になるとのこと。
予定されていた8月26日(金)の新人公演と、今後の詳細については、8月25日(木)中に、公式ホームページで発表されるそうです。

どうか、8月27日(土)から再開できますように。
新人公演も東京で何とか実施できることを願っています。(前回も東京の新人公演が中止でした)

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コロナ禍

コロナ禍になって3年目ですが、今が一番厳しい状況だと思います。
私の周りで感染する方も増えました。
友人がコロナに感染して、喉の痛みの辛さを伝えてくれました。
軽症という言葉が使われますが、罹患した方は辛くて苦しい思いをされている方もいらっしゃいます。

公演中止の損失は、そのまま主催者にのしかかる状況


「緊急事態舞台芸術ネットワーク」の調べでは、7月に中止が発表された舞台は128公演計676ステージ。1~6月の1カ月平均の約4・7倍にあたるそうです。
さらに、7月より8月の方がより厳しい状況のように思います。

公演中止になった場合、わたしたちチケットの購入者には、チケット代金が返金されます。

しかし、緊急事態宣言等が出されていない今は、キャンセル料は補助の対象外だそうです。
文化庁の事業は、年内に代替公演を行う際は、中止分のキャンセル料を経費と認めるとされているそう。しかし宝塚の場合、代替公演は行われていません。

この記事を読む限りは、金銭的にも大変厳しい状況のようにあらためて感じました。
(他の補助金などの詳しいことは、書かれていませんでした。)

「緊急事態舞台芸術ネットワーク」の取り組み
舞台上では、マスクなしで会話したり歌ったりする分、関係者の検査を積極的に行ってきたものの、第7波の急速な感染速度によって、「陽性になった公演関係者の周囲を検査すると、無症状の人から複数の陽性者が見つかる。結果、舞台を中止せざるを得ない状況」だそうです。

厚生労働省は7月、都道府県などに対し、一般事業所などでは「濃厚接触者の特定・行動制限は求めない」方針の徹底を通知し、文化庁も「事業等の実施に当たり事前に検査を行う必要はない」ことを、関係団体に改めて伝えたそうです。

しかし舞台では、現在もPCR検査を定期的に行って、陽性者が確認されれば公演が中止になっています。
「緊急事態舞台芸術ネットワーク」では、国のこの方針を受け、どう改訂をするか、現在検討中とのことです。
難しい課題ですが、良い方向に向かっていきますように。

月組の別箱公演の振り分けが発表されました。

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全国ツアー『ブラック・ジャック 危険な賭け』について

1994年安寿ミラさん主演花組公演の再演になります。

無免許ながら神技に近い手術を誇る外科医ブラック・ジャックを主人公に、命の尊さ、愛の力を謳った手塚治虫氏の原作を正塚晴彦先生が脚本・演出。

ブラック・ジャックは、顔に大きな傷のある役です。
美しい月城さんのお顔だからこそ、大きな傷と部分的に色の違う肌も映えそうな気がします。逆転の美学?
そして人に対して冷たい態度をとるのも特徴。その冷酷さも月城さんにピッタリはまりそう!
『グレート・ギャツビー』で新境地を開拓し続けている月城さんは、どんな役であっても、月城色に染めて魅せてくださると思います。

あらすじ

1980年代中頃、かつて英国領だった南米のとある小国で、エンリケ将軍ヴィクトリア女王を暗殺するという軍事クーデターを企てる。
しかし、英国情報部が瀕死の女王の治療ブラック・ジャックに依頼して、女王が奇跡的に回復したことから、クーデターは失敗に終わってしまう。

その頃、ロンドンでは、国際的賭け屋のケイン(真矢)が、南米のクーデターが起こるかどうかを賭けにして売り出していた。ケインは元情報部員で、国際情勢の分析が得意。

そのクーデターが失敗に終わったことで、ケインは相棒のジョイ(愛華)と共に外国に逃れようとヒースロー空港にたどり着いた所、発作で倒れてしまう。
ちょうどそこに、ブラック・ジャックが通りかかって応急処置をする。
彼は南米からの帰りに、女王の手術代を受け取るために、英国情報部を訪れる途中だった。

そして、英国情報部で、かつての恋人のに良く似たアイリス中尉(森奈)に出会う。
アイリスは、ケイン(真矢)の元恋人。ケインの頭の中には、昔アイリスをかばって受けた銃弾の一部が残ったままになっていた。アイリスはブラック・ジャックにケインのレントゲンを見せて、手術を依頼する…。

「かわらぬ思い♪」など、名曲も多いです。
歌唱力がさらにアップし続けている月城さんによって、歌唱面もとても楽しめると思います。

配役について

風間さんが2番手、礼華さんが3番手の役を演じられるのかな?と思います。

主な配役

()内は、1994年の配役です。
ブラック・ジャック(無免許の天才外科医)
月城かなと(安寿ミラ)

アイリス(ケインの元恋人・英国情報部中尉)/如月恵(ブラック・ジャックの元恋人)
海乃美月(森奈みはる)

ケイン(国際的賭け屋、元情報部将校)
風間柚乃(真矢みき)

ジョイ(ケインの相棒)
礼華はる?(愛華みれ)

花組では、2番手3番手の「ミキタモ」が良い味を出していました。

男役さん

専科の凛城きらさんは、正塚作品ではお馴染みで、『ブエノスアイレスの風』に続いて出演されます。
スノードン卿(英国情報部幹部)
凛城きら?(未沙のえる)

この役は、光月るう組長と、凛城きらさんのどちらかだと思いました。凛城きらさんがこの役を演じられると、光月るう組長はヴィクトリア女王を演じられるのかも?と思います。

これ以降の男役さんは、誰が演じるか、ピタっとはまり役は思いつきませんでした。

サザランド(悪役武器のブローカー)
・夢奈瑠音?(海峡ひろき)

ブラックジャックの影(ダンスで表現、ダンサーの役)
・蘭尚樹?(匠ひびき)

彩音星凪くんが適役だと思っていましたが、鳳月チームなので、出演できません。

ニュースレポーター
・若手男役さん?七城雅?(紫吹淳)

エンリケ将軍(クーデターを起こす):
・春海ゆう?(宝樹芽里)

ボーディ(サザランドの仲間)
・?(天地ひかり)

娘役さん

ベリンダ(医師)
・結愛かれん?(美月亜優)

ジョアン(悪役サザランドの仲間)
・天紫珠李?(詩乃優花)

ヨランダ(看護師)
・羽音みか?(渚あき)

ローラ(ジョイの恋人)
・白河りり?(月影瞳)

ピノコ(ブラックジャックの助手)
・花妃舞音?(麻希ゆい)

ヴィクトリア女王(南米のとある国の女王)
・光月るう?(町風佳奈)

年長の娘役さんがいらっしゃらないので、組長さんが女王を演じられるかも?と思いました。

全国ツアー組は、光月組長に続いて月城さんが上から2番目の学年です。チームが若いです。

ショー『FULL SWING!』について

ショー『FULL SWING!』は、本公演の時より、2番手の鳳月杏さん、3番手の暁千星さんが抜けるので、風間さんが鳳月さんのパート?そして若手男役さんたちが暁さんの所に入るのでしょうか?

107期の一輝翔琉くん、108期の雅耀くんも全国ツアー組です。

ショーの雰囲気が、ガラッと変わりそうで楽しみです。

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鳳月杏さん主演『ELPIDIO』について~希望という名の男~

ロレンシオ……死に直面し命を取り留めた過去を持つ、生きる意味を求め彷徨っている男
アルバレス侯爵……軍の大佐。

ふたりは瓜二つの顔を持つという設定です。
ロレンシオとアルバレス侯爵の二役は、鳳月杏さんが演じられるのでしょう。
ロレンシオは、さらにELPIDIOというペンネームで新聞に詩を投稿しています。

専科輝月ゆうまさんが出演されます。

推されている路線というと彩海せらくんですが、番手に関係なく、出演者それぞれが活躍されるのでは?と思います。

ヒロインは、彩みちるちゃん?それとも、きよら羽龍ちゃん?
アルバレス侯爵の妻パトリシアは、侯爵と離婚協議中で、ロレンシオと次第に惹かれ合い、恋に落ちていきます。

人妻設定なので、彩みちるちゃんかな?とも思いますが、どうなのでしょう?

この月組の二つの別箱公演は、11月から12月の上演になります。
その頃までには、コロナ感染の心配がほとんどなくなって、「公演中止」という言葉も消え去っていることを心より願います。
どうか1日でもはやく、コロナでの公演中止が無縁の世の中になりますように。

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