こんにちは、くららです。
今日は、雪組『心中・恋の大和路』の嬉しいお知らせと残念なお知らせがありました。
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『心中・恋の大和路』について
『心中・恋の大和路』の公演中止が、(8月3日~8月9日11時公演)まで延びてしまいました。チケットをゲットして楽しみにしていた方には、とても残念だったと思います。
しかし8月10日、11時公演、15時30分公演が追加されました。
宝塚の公演が急遽追加されるなんて、今まで無かった画期的なことです!
東京公演は、当初予定されていた8月9日15時30分千秋楽公演と、翌日の2回の追加公演、合計3公演の上演されます。
日本青年館ホールのスケジュールを見てみると、8月13日(土)に、日比谷野外音楽堂でのワンマンライブ前の『VS野音』という企画が開催されるので、これ以上の追加は難しかったのでしょう。
雪組『蒼穹の昴』の集合日も、8月の半ばだと思われますので、その関係でも、公演を延ばすことは難しいでしょう。
ブルーレイ用撮影について
追加公演が用意されたということは、撮影も予定されているのだと勝手に思っています。
今年から3番手の東上主演公演はブルーレイが販売されているので、当然和希そら君の主演作品も撮影して、販売されるかと。
さらに『心中・恋の大和路』は、代々受け継がれてきた宝塚を代表する和物の名作なので、映像として残す必要がある作品だと思います。
私は初日を観劇しただけですが、今まで上演されてきたものとは違う、和希・夢白コンビならではの『心中・恋の大和路』で、二人の持ち味をいかした素晴らしい作品だと思いました。
専科の方々をはじめ、雪組の下級生まで適材適所の活躍で熱演されている奇跡的な名作に仕上がっていました。
令和の『心中・恋の大和路』として、しっかり映像として残すべき作品です。
奇跡の和希そらくん
ライブ配信は?
通常、3番手の東上公演の撮影とライブ配信はセットで行われています。
(『心中・恋の大和路』は、梅田の千秋楽公演のライブ配信が予定されていましたが、中止で流れてしまいました。)
現在宝塚のライブ配信は、dTV、楽天TV、U-NEXTの3社で行われています。
3社の都合もあるので、突然1週間後にライブ配信の決定を下すことは難しいと思いますが、何とか、1週間後の配信の道が開けて行ったらと願っています。
また、ライブ配信が難しい場合は、ディレイ配信でも。
『夢千鳥』のディレイ配信
ディレイ配信というと、宝塚では昨年、和希そら君主演『夢千鳥』で、はじめて行われました。
『夢千鳥』は、4月22日に初日の幕が上がりましたが、兵庫県のイベント開催制限(無観客上演)によって、26日から公演が中止になってしまい、上演できたのは4日間だけでした。
そのため、無観客で上演した公演が、5月8日(土)19:00~というゴールデンタイムに配信され、多くの人が見ることが出来ました。
「ディレイ配信」が宝塚でされたのは、先にも後にも『夢千鳥』だけです。
このディレイ配信では、和希そら君のご挨拶が流れ、中止になった7日間を嘆くのではなく、公演できた4日間を奇跡で幸せと話され、前向きにマイナスをプラスに捉えて進もうとされている真摯な姿勢に、とても心打たれました。
そして、『夢千鳥』がゴールデンタイムにディレイ配信されたことで、そら君の3拍子揃ったずば抜けた実力と魅力と男役の色気、セクシーという新境地まで、多くの人が知り、認める機会になったと思います。
このディレイ配信は、演出家デビューした栗田先生や和希そらくんら出演者にとって、とても意義あるものになりました。
奇跡のディレイ配信でした。
そして、『心中・恋の大和路』でも奇跡が起こりました。
梅田ドラマシティの公演は、8日間のうち最後の3日間が中止になってしまいました。
千秋楽に撮影と配信が予定されていたので、それも流れてしまいました。
奇跡の追加公演
スケジュールがしっかり組まれた宝塚では、「追加公演」ということは、過去に無かったことです。
本日のニュースで、「追加公演」という文字を見て、「そんなこと有るの?」と驚く程、宝塚では異例のことでした。
奇跡と言っても良いかも。
コロナの感染ルールにのっとると、千秋楽の1回公演しか上演が難しかったのでしょう。
会場の状況から1日分延長できて、追加公演含めて、3回公演の上演が可能になったのです!
異例の追加公演という奇跡を起こしてでも、『心中・恋の大和路』を一人でも多くの観客に観てもらい、そして映像にも残したかったのでしょう。
本当にそれだけの価値のある作品です。
そして、梅田ドラマシティ公演から、さらに進化した忠兵衛になっているのでは?とも思います。
方言について
『心中・恋の大和路』の感想を読ませてもらったら、「船場言葉」に「関西弁」に違和感があったというものを沢山見かけました。
私は長く関西に住んでいますが、関西で育っていないので、舞台の関西弁に何の違和感も抱きませんでした。
私は岡山県出身で、兵庫県の隣ですが、岡山弁のアクセントは、東京式アクセントの体系を持っています。
兵庫県境を東へ越えると、アクセントも京阪式に変化します。
これはとても面白い現象だと思います。
そのため、岡山出身の和希そらくんも、ネイティブな関西弁は、ちゃんと指導されなければ喋れないと思います。
でも指導されると、耳がとても良さそうなので、ネイティブに負けない喋り方ができるように思います。
公演中止期間、リモートでそのあたりの指導も受けたりしているのでは?
公演中止期間を無駄に過ごしてはいらっしゃらないような気がしています。
和希そら君の前向きさと向上心
プラスアクト8月号(7月12日発売)に、和希そらくんのインタビューが掲載されていました。
(隔月連載「Takarazuka Actors Spirit」)
コロナ禍で様々な悔しいことを経験されてきましたが、経験は自分を豊かにしてくれ、心の中に蓄えられてきたと話されていました。
もともと前向きな性格だったそうですが、様々なことを感じ経験したことで、心がかなり鍛えられ、舞台上でもズッシリ構えることができるようになったそうです。それがしっかり現在の舞台での輝きに繋がっていますね。
雪組に組替してから、そら君は特別なオーラを放っています。
ここ数年の経験がなかったら、すべてが順調に進んでいたら、今とは違う和希そらが舞台の上にいたのかもしれないと思っていらっしゃるようです。
男役13年目、どこを目指している?
与えられた以上のものをお見せしたい、と言う思いは常にあるのですが、最近はそこにプラスして、遊び心みたいなものも舞台に持っていける自分でありたいと思うようになりました。お稽古すればするほど、余裕が生まれ、その余裕でお客様に楽しんでいただける何かを届けることができたらなと。そしてそれが大人の男役を演じる色気に繋がるのではないかなと思っています。いろいろなお役をいただけるようになりましたが、幅広い役を演じる役者でありたい気持ちは今も同じです。新しい一面を皆様にどんどん届けていきたい。『こんな和希そらは初めて見た』と言っていただけるように、この先も常に前向きに芸事に貪欲な自分でありたいと思っています。(引用:プラスアクト8月号)
『心中・恋の大和路』の忠兵衛は、まさに『こんな和希そらは初めて見た』でした!
舞台での遊び心のような余裕が忠兵衛に重なっていて、とっても魅力的で、そして男役としての色気もあふれかえっていました。
目の前の課題が大きければ大きいほど燃えるタイプだそうです。宝塚の和物の名作の主演忠兵衛を演じるということは、最高峰の課題だったと思います。和物に馴染みの無い宙組出身のそら君ですが、和物の所作、化粧等がとても馴染んで自然でした。燃えに燃えて挑まれたことが、舞台からとても感じられました。
そして『心中・恋の大和路』の公演中止期間を経て、さらに東京公演3公演に挑まれます。
大阪の時より、進化、深化した忠兵衛を魅せて下さることでしょう。
どうか映像に残ることを、できれば配信で見れることを、心より願っています。
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