こんにちは、くららです。
雪組『ODYSSEY』を観劇してきました。
金曜日からB日程で、海の女神ティティスは美穂圭子さんになっています。
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現在雪組『ODYSSEY』だけ公演中
彩風さんが初日のご挨拶で
「明日からも元気に出航して、専科の美穂圭子さんご出演の日まで繋いでいきたいてす」
と話されていました。
昨日から美穂圭子さんVersionに繋げることが出来て本当に良かったです。
しかし21日の初日から本日までの間に下記の3公演がコロナのPCR検査陽性者によって中止になってしまいました。
・26日に 雪組『心中・恋の大和路』の梅田ドラマシティ公演の中止。
・27日に 花組東京宝塚劇場公演『巡礼の年/Fashionable Empire』の初日から8月9日までの中止。
・29日に 月組宝塚大劇場公演『グレート・ギャツビー』の7月29日~8月2日までの中止。
現在上演できているのは、1月に全期間公演中止になって涙をのんだ雪組『ODYSSEY』だけです。
公演中止になる辛さ、苦しさ無念さをみんな味わっているからこそ、中止になった仲間たちの思いを受け止めて舞台に立たれていると思います。
『ODYSSEY』号の出演者全員、特にその真ん中の彩風さんが一瞬一瞬を大切に、思いを込めて渾身の舞台をつとめていらっしゃり、その笑顔がまぶしく心に響きました。
どうかこの舞台が8月7日(日)の千秋楽まで無事に駆け抜けていけますように。
千秋楽にはライブ中継とライブ配信も予定されています。多くの宝塚ファンが魂のこもった『ODYSSEY』号に一緒に乗船して、宝塚でしか味わうことの出来ない素晴らしさをいっぱい噛みしめることができますようにと願っています。
美穂さんVersionの感想
やはり美穂圭子さんにしか出せない凄みと存在感にあふれていました!
(音彩唯ちゃんも、もちろん素晴らしかったです)
女王様と王女様
美穂さんのティティスは女王様(クイーン)で、音彩唯さんは王女様(プリンセス)という感じ。
美穂さんは75期生と音彩さんは105期生なので、学年差もちょうど母娘の差です。
女王様も王女様もそれぞれの持ち味が違って、それぞれの魅力があります。
場を支配する圧倒的な女帝感は、女王様ならではのものでした。
衣裳と髪飾りも全部違う
美穂さんのお衣装は、濃紺のベルベット素材で裾が広がっていないタイトなドレスで、大人っぽかったです。
音彩唯ちゃんは、パニエが入ったふんわりとしたドレスでした。
そこがクイーンとプリンセスの違いでしょう。
そして胸から裾にシルバーストーンが付いていて、さらに腰からヴェールのようなシルバーの布が付いていて華やかでした。
朝月さんのセレネも、衣装にヴェールのようなシルバーの布がついて神秘的です。
神をイメージしたティアラ
美穂さんのティアラは、神をイメージした後光が差しているような雰囲気のものでした。
私は、そのティアラから月組『All for One』で愛希れいかさんが太陽王・ルイ14世を演じた時の頭飾りを思い出しました。図はその頭飾りをイメージしたものです。
その形が、豪華で上品なティアラになっていて、とっても威厳がありました。
美穂さんは、「海の女神ティティス」です。
朝月さんの「月の女神セレネ」より格上の女神感を漂わせていらっしゃる感じがしました。美穂ティティス様の前では、朝月セレネ様が可愛い印象に変わりました。
他のシーンでの美穂さんの衣装も、音彩さんとは違ったように思いました。
美穂さんは宝塚屈指のディーヴァ
第一声から歌声の響きが凄くて迫力があって、震えました。
美穂さんの歌声には、重厚さ荘厳さが醸し出されています。
海を支配している逞しさと麗しさのある「海の女神ティティス」でした。
美穂さんの色んな声色も凄い
見どころが詰め込まれている作品なので、いろんなジャンルの歌を披露されますが、曲ごとに声色も違っていて、その変化にも感動しました。
大人っぽい歌声は、よりシーンをお洒落に魅せてくれるように感じました。
お祭りマンボも余裕で歌いあげられていました。
超ハードスケジュール
24日まで星組の東京公演でエメロード様と数々の歌姫として活躍されて、宝塚に戻ってこられて、梅田で舞台稽古されて、29日から本番がスタートです。
超ハードスケジュールだったと思います。
しかし素晴らしい歌声は健在で、さらに磨きがかかっていました。
美穂さんの同期は、元星組トップスターの湖月わたるさん。
湖月さんもパワフルでエネルギッシュな方ですが、美穂さんも本当に凄い方です。
昨年退団された轟悠さんは71期生で、美穂さんの4年先輩でした。
ますますのご活躍を期待しています。
音彩唯ちゃんについて
1月はバウホールの『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』に出演していました。
音彩さんはA日程は美穂さんの歌パートに入り活躍の場は限りなくありましたが。
しかしB日程は、最下級生の107期の白綺華ちゃんがA日程で入っていた所に、入っていました。
目立っていたのは、ウィーンで希良々うみちゃん、有栖妃華ちゃんと一緒に歌うシーンだけです。
フィナーレは舞台上ではなく、後ろの飾りの中に立っていました。
A日程ではトップ娘役さんを凌ぎそうな程の活躍だったのに、B日程では「たったそれだけ?」と思う程の落差でした。
役替わりを最小限にとどめるためには仕方ないのでしょう。
音彩唯ちゃんにとって、7月21日から26日までの8公演は、今となっては夢の中のような出来事だったかもしれません。
B日程では夢から覚めて、学年相応。
しかし観劇した観客には、歌姫・音彩唯がしっかり心に刻まれています。
研4で、研34の専科の美穂圭子さんのパートを素晴らしいレベルでやり切ったのは凄いことです。
音彩唯ちゃんは、堂々と舞台で披露するまでに、どれだけ努力を重ねてきたことでしょうか。
そして大きなチャレンジに対してどんなに心の中で闘ってきたことでしょう。
向上心のある音彩唯ちゃんは、B日程の間は、美穂さんから学べるだけ吸収されているでしょうね。
これだけ素晴らしいことを成し遂げた音彩唯ちゃんの今後がとっても楽しみです。
そして「心中・恋の大和路」で素晴らしい歌声で話題になっている愛陽みちちゃん(104期)は、1月の時は「ODYSSEY」に出演予定でした。
そして愛陽みちちゃんの出番だった、アラビアの子供が麻花すわんちゃんに、ウィーンの女が、白綺華(A日程)、音彩唯(B日程)に。
「心中・恋の大和路」では、禿役の琴峰紗あら(105期)、愛空みなみ(105期)、華純沙那(106期)の歌も良かったです。
本当に歌える若手娘役さんが沢山いらっしやいます。
本日「ODYSSEY」貴重な舞台映像が流れた!
30日のWOWOW宝塚プルミエールの「グレート・ギャツビー」編で「ODYSSEY」の初日映像が流れました。
秘蔵映像と言われていた“彩風マーメイドの美女・白いダルマ姿”も流れました。
真っ赤なドレスの縣カルメンも。
囚われた王妃の華世京くんの美女姿も。必見です!
次の再放送は、7/31(日)午後5:30、8/2(火)午前6:30。
→WOWOWオンライン
どうか8月7日(日)の千秋楽まで、「ODYSSEY」が無事に駆け抜けていけますように。
残念なことに、雪組の「心中・恋の大和路」は、8月3日~4日の東京公演の中止が発表されました。
6日から9日の千秋楽までは、無事に上演されることを切に願っています。
そしてできたら配信もありますように。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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