ひしめく若手ホープと歌姫『グレート・ギャツビー』観劇感想
こんにちは、くららです。
『グレート・ギャツビー』2回目を観劇してきました。

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観劇雑感

初回は「わぁ~」という興奮・感激モードで見てしまいましたが、今回は少し落いて見ました。
すると月城さん演じるギャツビーの印象が変わりました。

あまりにも美しくて格好良い月城さんに対して前回「エレガント」という言葉を使って感想を書いていましたが、それはギャッツビーにはふさわしくない言葉だなと思いました。

ギャツビーは裏社会に生きる男で、アウトローとしての凄みも劇中で醸し出されています。歌詞にもありますが、泥沼を這いつくばって生きてきた人です。

しかしデイジーを思う一途さは特別純粋で、こんな純真な男性が本当にいるのだろうか?と思う程です。
ギャツビーは、世の中の常識では計り知れない人物なので、一言であらわすのが難しいと思いました。その不思議な男性を、芝居巧者の月城さんが、その時々の思いをのせて演じられていて、見ればみるほど、受ける印象がかわっていきそうな感じがしました。

そして、小池先生が月組生のひとりひとりに適材適所の役を振っていらっしゃいます。
下級生に至るまで、一人として活躍していない人がいません。役振りに先生の愛情を感じました。

今回は若手男役さん歌姫に焦点をあてて書きました。

月組の歌姫さんたち

現在上演中の雪組『ODYSSEY』では、美穂圭子さん代役の105期の音彩唯ちゃん歌姫ぶりが大絶賛されています。
その音彩唯ちゃんの代役をしている白綺華ちゃんも、107期の首席で素晴らしい歌声を聞かせてくれています。

最近優秀で歌える娘役さんが、本当に増えています。素晴らしいことですね。

月組の歌上手な娘役さんたちにも、漏れなく歌を披露する活躍の場が与えられていました。
(シーンの順番で書いていきます。)

第5場ルイヴィルの祝賀会
ジュディ……きよら羽龍(104期)

はじめに羽龍ちゃんのソロがあって、彩海せら君とデュエットします。(この二人は新人公演の主演コンビです。)

第8場アイス・キャッスル(もぐり酒場)
クラブシンガー……咲彩いちご(104期)

第9場ギャッビー邸のパーティー
タンゴの歌手……蘭世恵翔(102期)

夢奈瑠音くん演じるラウルがはじめに歌って、その後恵翔ちゃんとデュエットしていました。

2幕初めのジークフェルド・フォーリーズでは、
晴音アキさん(95期)が歌手アンナ役で、歌手ルディ役の彩海せら君(102期)と共に歌っていらっしゃいましたが、主体は彩海せら君でした。晴音さんの歌パートは少し控えめな感じがしました。

2幕第10場 回想シーン
影ソロ……白河りり(103期)

フィナーレ
エトワール……一乃凜(106期)

月組の歌姫というと白雪さち花さん、そして晴音アキさんでしたが、今回白雪さんは歌のシーンがありませんでした。若い歌上手な娘役さんにバトンタッチしていくのかな?と感じました。

蘭世恵翔ちゃん(102期)、白河りりちゃん(103期)、きよら羽龍ちゃん(104期)、咲彩いちごちゃん(104期)、一乃凜ちゃん(106期)と各期に歌上手娘役さんが揃っています。

105期の詩ちづるちゃんが星組に組替したのも、月組に歌上手さんが揃いすぎていたのもあるかもしれませんね。

白河りりちゃんときよら羽龍ちゃんの歌が、双璧に素晴らしいと思いました。

月組のホープさんたち

真ん中では無いですが、舞台の奥の方に目を向ければ、若手のホープさんたちの活躍が楽しめます。

はじまりのギャッビー邸

黒い蝶ネクタイに黒いベストの従僕の中に一輝翔琉くん(107期)がいました。

そして、バンドマンの5人の中に、注目されている108期生の雅耀くんの姿も!

デイジー邸

ニックがトムとデイジーが暮らす邸宅を訪れた時の従僕は、105期の七城雅くん槙照斗くん
新人公演で2番手鳳月さんのトム役を演じる七城くんは、給仕したり、倒れそうになった夏月さん演じる乳母のヒルダを支えたり、かいがいしく仕える演技をしていました。

槙照斗くんにはセリフもありました。

ルイヴィルの祝賀会

月城さんの仲間の兵士は、12名の若手イケメン男役さん
・彩路ゆりか(103期)
・真弘蓮(104期)、月乃だい亜(104期)
・七城雅(105期)、槙照斗(105期)、遥稀れお(105期)、水城あおい(105期)
・和真あさ乃(106期)、涼宮蘭奈(106期)、澪あゆと(106期)
・天つ風朱李(107期)、一輝翔琉(107期)

娘役さん12名
・蘭世惠翔(102期)、菜々野あり(102期)
・羽音みか(103期)
・咲彩いちご(104期)、美海そら(104期)
・朝香ゆらら(105期)、静音ほたる(105期)、奏羽美緒(105期)
・一乃凜(106期)、花妃舞音(106期)
・澪花えりさ(107期)、華羽りみ(107期)

男役と娘役が12組のペアになって踊っていました。
リフトをするペアもありました。
目がいくつあっても足りないシーンです。

アイス・キャッスル(もぐり酒場)

ドア係は、天つ風朱李(107期)くん。
ずっと上手の階段の上にいて、客が来るたびに迎えいれるので、目がいきます。

ドアボーイというと、「ノバ・ボサ・ノバ」でも、若手の出世役と言われていました。

舞浜アンフィシアター『Rain on Neptune』に107期で一人だけ出演していました。期待されているのですね。
端正なお顔で格好良いです。

マネージャー?の瑠皇りあ(103期)くん。
入口で、月城ギャッツビーを迎えて一緒にテーブルまで行きます。
りあくんも端正でとっても格好良いです。

2幕初めのジークフェルド・フォーリーズ レビュー

蘭世惠翔(102期)ちゃん、羽音みか(103期)ちゃんと共に、手で支えなければならない程の巨大な頭飾りをつけて、レビューの花型の美しいマヌカン役で魅せてくれているのは、瑠皇りあくん(103期)、天つ風朱李くん(107期)、美颯りひとくん(107期)の3名。男役としては小柄な3人ですが、スタイルが良い美女姿が、とっても華やかでした。

このレビューで、妖精役の菜々野あり(102期)ちゃん美海そら(104期)ちゃんは、純白のバレエの衣裳で見事なフェッテを魅せてくれています。

ラストの墓地のシーン

少年ギャツビーは、瑠皇りあ(103期)くん。端正な甘いマスクの面影が月城さんに似ています。

ギャッツビーの影
過去を振り返った衣装を身に着けて
・蓮つかさ(97期)
・英かおと(99期)
・彩音星凪(101期)…ピンクのスーツ
・彩路ゆりか(103期)
・七城雅(105期)
・一輝翔琉(107期)…兵士姿

特徴的な衣装は、この二つしか覚えられませんでした。

フィナーレ

Wトリオ
七城雅(105期)
和真あさ乃(106期)

きよら羽龍(104期)
咲彩いちご(104期)
静音ほたる(105期)
花妃舞音(106期)

ロケットで、中央から飛び出てくるスターで印象に残ったのは、やはり前回と同じでした。
・花妃舞音(106期)
・一輝翔琉(107期)
・雅耀(108期)

大階段での飾り位置は、雅耀(108期)、一輝翔琉(107期)、天つ風朱李(107期)で並んでいました。この3人が月組の超若手ホープさんでしょうね。

次々とスターが誕生し活躍していく宝塚は頼もしいなと思います。

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