こんにちは、くららです。
日曜日に2回目を観劇しました。
昨日より更に良かったです。
すでにお芝居が深まったように思いました。
特に、若(馬鹿)だんなの総太郎を演じる朝美さんの振りきった演技が見どころです。
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お芝居の感想
汝鳥伶さん演じる「夢介の爺やの嘉平」のいぶし銀の存在が、作品に重みを加えています。
悪役チームも面白い
真那春人さん演じる旗本崩れの悪党一つ目の御前には、個性的な手下がいます。
綾凰華さん演じる船頭の悪七も一味ですが、扱いが別なので外します。
一つ目一味
・鬼熊……久城 あす
・虎吉…… 天月 翼
・猿蔵…… 眞ノ宮るい
・猪崎……星加梨杏
この中で「浪人・猪崎」だけ原作と同じ名前です。
星加梨杏さん演じる猪崎は、悪党の中でも一人だけクールでシュッとしたイケメンで、違う色を放っています。
「本物の魔法使い」の時もトート風のビジュアル系でしたね。
それが、火事の爆破に巻き込まれたのか、下手花道にいる一つ目の悪党たちはそれまでと様子が違います。
真那さん星加さんが特に!あのイケメンだっ猪崎が爆発している!
見どころがたくさんあるのですが、下手の一つ目ご一行様もお見逃しなく。
175cmの長身で端正なかりあん(星加梨杏)は、今回初スチールで、早々に売り切れたとか。
学年が上がってビジュアルに磨きがかかっています。人気も上がりそうですね。
昨日書いていた遠山の金さんのお白洲場面(江戸時代の奉行所)で、桜吹雪はやはり舞っていませんでした。
ポスターの背景に桜があるように、桜の季節のハッピーな和物作品なので、舞台には桜がいっぱいです。
花の道の桜
花の道の桜も、雪組公演の初日の頃には花開き始めるかな?と思っていましたが、写真のようにつぼみでした。初日の19日に見た時よりは少しだけふくらんでいました。
初日の彩風さんのカーテンコールのご挨拶でも、花の道の桜が開いてきていませんかね、と仰っていました。
きっと開花を心待ちにされているのでしょう。
兵庫県神戸市の桜の予想は、開花が3月25日、見ごろが3月31日でした。
例年よりはやいです。
来週には、桜が咲き始めるようです。こちらも楽しみです。
スチール写真はプロローグの衣裳
星組の『モアー・ダンディズム!』では、組子の衣装がオレンジ色、黄色、緑色、青色に別れていました。トップスターとトップ娘役は別で、礼真琴くんが赤色で、舞空瞳ちゃんがピンク色。
今回の雪組も、星組と同じように、組子は緑色、青色、黄色に分かれています。
2番手の朝美絢くんだけ赤色。
トップコンビの彩風さんと朝月さんはピンク色。
衣裳ではなく、黒いハットのリボンと、ネクタイとチーフと手袋が、その色です。
緑色系(男役は緑、娘役は黄緑)
奏乃、千風、久城、天月、綾、白峰、希良々
青色系(男役は青、娘役は水色)
和希、透真、杏野、桜路、妃華、諏訪、夢白、眞ノ宮、羽織
黄色系
真那、愛、野々花、叶、縣、沙羅、星加
(プログラムを見ながらなので、スチール撮影していない方の色はわかりません。プログラム通りの序列で記載しています)
この色分けに意味があるのかな?と思ったり。
宙組から組替して来た和希くんは青、夢白さんは水色でした。
夢白さんが銀橋の中央で踊っている時に、銀橋の下手でそらくんは恋人を待っているような感じで、ふたりは合流して舞台で踊ります。
夢白さんは1作前に雪組に来て、今回の公演でそらくんと雪組で運命の再会。それが必然だったかな。(宙組の時はほとんどふたりは組んでいませんでしたが)
その仲睦まじい光景をみると、『心中・恋の大和路』のそらくんの相手役の梅川は夢白ちゃんかなと妄想してしまいます。
プロローグは、ソフト帽の男役さんと娘役さんの、とってもスタイリッシュで格好良いダンスが堪能できます。
プロローグの最後は、彩風さんが銀橋で明るく爽やかに歌います。
その時のカゲコーラスは、愛空みなみちゃん(105期)と華純沙那ちゃん(106期)。
初日はそのカゲコーラスの不協和音に少しビックリしましたが、今回は大丈夫でした。
初日は他のシーンでも、歌い声が小さかったり音響の不備が気になりました。
プロローグ終わりは、舞台上が真っ赤っ赤になってセンセーショナルです。
中村一徳先生の愛がたっぷりのショー
中村先生のショーは、人海戦術と銀橋を多く使われることが特徴です。
多くの人に活躍の場が与えられるので、時に目まぐるしすぎて、記憶に残りにくい印象がありました。
しかし今回はそれぞれのスターの活躍がしっかり記憶に刻まれ、その巧みさに感動しました。
中村先生は、音月さんトップ時代から雪組の各トップのショー作品を手掛けられています。
音月さん『Shining Rhythm!』、壮さん『My Dream TAKARAZUKA』、早霧さん『Dramatic “S”!』、望海さん『Music Revolution!』、そしてミュージカル『ファントム』も。
それぞれのショーは、全国ツアーでも再演されているので、先生の雪組でのショーの上演率は、途方もなく高いです。それだけ雪組と縁の深い先生です。
そのため雪組生のことを熟知されていて、あふれる思いをもってショーを作られていて、中村先生の愛をとっても感じました。
中詰め
中詰めのオリエンタルな雰囲気の「風神」は、諏訪さきさんの銀橋センターのダンスと歌から始まりました。
こんな登場の仕方はトップスターにしか許されていないと思っていたので、諏訪さんが登場された時は何度も見直してしまいました。
その後彩風さんが舞台の高い所から登場して、彩風さん中心の総踊りとなります。
そしてその後、上級生から若手まで活躍する銀橋の歌い継ぎになります。
銀橋の歌い継ぎ
朝月希和ちゃんから歌い継ぎが始まりました。
次に野々花ひまりちゃん。
そして一禾あおくん・聖海由侑くん・壮海はるまくんの3人。舞台では縣千くんがセンターでバリバリ踊っていました。
次は、音彩唯ちゃん・華世京くん・紀城ゆりやくんの3人。舞台では、超若手さんたちが踊っていました。
今度は真那春人さん、妃華ゆきのさんの2人。舞台で踊るのは上級生。
そして和希そらくん、夢白あやちゃんの2人。舞台は綾凰華くん、諏訪さきさんがセンターで踊っていました。
最後に朝美絢くんが歌い継いで、下手花道に彩風さんが衣装を着替えてせり上がってきて、みんなでアラビックなサンバの総踊りになります。
そして、スターさんたちが銀橋に出て来て歌った後。
綾凰華くんが一人銀橋に残り、ご自分で作詞され歌を歌われます。
「初めて知った星の輝き、最後に触れた雪のきら煌めき~忘れない…」
今までの宝塚人生への思いをこめて。
中詰で男役はターバンのようなものを巻いていますが、彩風さん、朝月さん、朝美さんだけみんなと違う豪華なものです。
その他のシーンについて
プロローグの後のフラミンゴのシーンでは、縣千くんが歌い踊り、野々花ひまりちゃんがセンターで踊っていました。
朝美絢くんの軍服のシーンでは、歌を聞かせダンスを魅せるシーンがふんだんにあって、あーさの魅力を打ち出していました。久城あすさんと希良々うみさんが黒い風のセンターで、黒い風の全員が銀橋に出るシーンも。
和希そらくんは、プラズマとオーロラのシーンで歌ダンスともに活躍の場がふんだんにあって、ラストは愛すみれさんの歌で、彩風さんと一緒に踊っていました。ふたりの並びがよく合っていて、とても相性が良いようです。
ポーズを決めた彩風さんと和希さんは、そのまませり下がっていきました。
私は、番手がついていない頃からそらくんを応援していたので、トップスターと一緒に踊り、せり下がることは胸アツでした。
そして、抜擢に見事にこたえて最高のパフォーマンスを見せてくれるそらくんは、本当に凄いの一言です。
フィナーレについて
導入は夢白あやちゃんと100期生4人
夢白あやちゃんが銀橋を歌い踊って下手にいくと、そこにいるのは星加梨杏くん。
すると上手から眞ノ宮るいくんが希良々うみちゃんと羽織夕夏ちゃんを両手に花状態でやってきて、4人が銀橋で歌い踊ります。
(星加梨杏くんと眞ノ宮るいくんの位置が逆だったかもしれません)
可愛いロケット
昨日ロケットセンターは、音彩唯ちゃんと琴峰紗あらちゃんと書きましたが、今度新人公演のヒロインをする華純沙那ちゃんも目立つ位置にいました。
そして華世京くんも。
朝月希和ちゃんと男役さんたちのシーン
希和ちゃんが12人の男役さんたちを引き連れて色っぽく踊ります。
上級生娘役さんの本領発揮といった落ち着いた大人っぽい姐御感が素敵です。
黒燕尾と娘役さん
彩風さん・朝美さん・和希さんが大階段に娘役さんたちと板付いているところから始まります。
3人は飾り黒燕尾で、彩風さんだけ特別豪華。
野々花さんと夢白さんは、彩風さんと踊って、最後は2人で競い合い、朝美さんは妃華ゆきのちゃんと、和希さんは希良々うみちゃんと組んで踊っていました。
和希×希良々の岡山出身コンビも、同郷の私には嬉しかったです。
黒燕尾の群舞もみんなキレキレでした。トップスターが変わると、ダンスの趣も変わりますね。
銀橋の男役さんたち
男役さんたちが銀橋に出て「黒い瞳」を歌います。
彩風さんと綾凰華さん2人だけ銀橋に残り惜別シーンになります。
彩風さんの歌で綾さんが踊り、彩風さんがはけて、綾さんが一人で歌います。
娘役さんたちが銀橋に一列に勢ぞろいする瞬間も。
銀橋歌い継ぎは久城あすさんから。
次に和希そらさん、叶ゆうりさん、縣千さん。
そして朝美さんが一人で銀橋センターで立って終わりました。
朝美さんが確固たる2番手というのが、この終わり方で証明されたような感じでした。2番手羽根でもそうですね。
銀橋で番手スターたちが歌い継いでいる時に、舞台では華世京くんが燕尾でセンターで踊っていました。
このショーでは、次世代の息吹も確かに感じる構成になっていました。
デュエットダンス
彩風さんは対等なコンビを目指しているとよく仰っていますが、そういう関係性が出ていました。
ガッツリなキスシーンがあって、彩風さんが少し強引なところもこのコンビの魅力なのかな。
最後の決めポーズでは、希和ちゃんがくるりと身を動かして後ろ向きになっています。ちょっと不思議な感じでしたが、娘役さんは首のラインが美しいので、後ろ姿も正解なのかな?
聖海由侑くん×愛陽みちちゃんのアダルトな情熱的な歌もとっても良かったです。
★Wトリオ
紀城ゆりや(105期)、音彩唯(105期)、琴峰紗あら(105期)、愛空みなみ(105期)
華世京(106期)、華純沙那(106期)
多好感いっぱいの雪組公演なので、桜の季節に「追いチケット」をと、公式のチケットをのぞいてみたら、まだチケットが沢山ありました。
どうか、千秋楽まで、無事完走できますように!
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