こんにちは、くららです。
昨日「ブエノスアイレスの風」の東京公演が無事に千秋楽を迎えました。
とても温かい千秋楽だったようで、観劇した友人が、レポを送って来てくださったのでご紹介します。
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「ブエノスアイレスの風」友人の千秋楽レポ
観劇雑感
私は、今日で3回目の観劇でした。
初日は初東上の緊張した空気感。
2回目は1階前方でオペラを使わずに観劇。
ありちゃんのダイナミックなダンスと存在感、歌唱力に、会場の広さが足りないとさえ感じました。
今回3回目の千秋楽。
二幕、リカルドが死んだことをリリアナに告げ、泣き叫ぶ彼女を抱きしめるシーン。
抱きしめ方、背中、男役らしい懐の大きさが出ていました。
そのあと、ニコラスがイサベラに遅れたことを謝る場面…
客席ではジワジワと涙…すすり泣きが聞こえ始めました。
「友達が死んだんだ」と弱みを見せる場面辺りですすり泣きが広がり…私も涙。
ありちゃんの演技に、深みが増していました。
フィナーレのパレードのラスト
客席が拍手する中、後ろではご挨拶を終えた人達がありちゃんを囲んで、ワイワイ触れ合っています。
千秋楽はハート連発バージョン♪
腕を揚げて大きなハートを作ったり、指ハートを作り合ったりしていました。
ありちゃんも皆に指ハート連発していましたよ。
カーテンコールについて
カーテンコールは5回ありました。
千秋楽を迎えられたことへの安堵…
毎日、公演している時は組み替えのことはあまり意識していないそうです。
「5月14日から、れいこさん達の舞浜公演が始まりますが…私達はもう…東京にはいません(笑)」
「次は大阪で始まりますので、ぜひ観にいらして下さい!」
(ニュアンスです)
などなど。
4回目のカーテンコールでのサプライズ
スタンディングオベーションの中、一人で出てきたありちゃん。
その後、両側からそれぞれ天紫さん、風間さんが走って出てきたと見せかけて、そのまま止まらず運動会のフォーメーションのようにくの字に曲がっていったので、最下級生の二人がありちゃんの隣になり、いつもと並びが逆に。
ありちゃんも客席もビックリ!
暁:「えっ、えっ、なにこれ!えぇーっ?」と、とっても驚いて、キョロキョロと戸惑っいる様子。
(→本気で驚いていて?めちゃくちゃ可愛かったです)
隣の最下級生(107期)の「若さま」と呼ばれている一輝翔琉くんが、「ドッキリです」と小声で。
暁:「ドッキリ〜?!」
ドッキリを仕掛けた人達(全員?)には、予想通りの、ありちゃんの驚き方だったのではないでしょうか
いつもはセンターのあたりの上級生が、端の方でビシッとした下級生の雰囲気で立っていました。
特に一番端の風間さんは、真顔で直立不動で緊張している最下級生風で、芸が細かい!
同じく下級生のフリをする朝霧さんに、
暁:「朝霧さん!」
朝霧さんは下級生感を崩さないままの反応だったので、ありちゃんも面白がって、
暁:「頑張ろうね」と上級生風に。
朝霧:「ハイッ」と小声で。
舞台上の組子たちは、大盛り上がりでした。
実際、朝霧さんはありちゃんの1年先輩なので、普段こんな会話はしていないからでしょうね。
今度は、緊張している面持ちの両脇の最下の大瀬くんと一輝くんに
暁:「どうですか?」
大瀬:「…緊張します」と小さな声で。
一輝くんは言葉も出なかったのか、ひたすら笑顔で頷いていました。
暁:「緊張するでしょ。もうこんなの何年もないからね」
(主演者の隣に立つ経験なんて、そう無いよ、ということでしょう)
サプライズ主犯は風間くん?
暁:「いつも、あっち側(上手)の人達が何かやるんですよね(何かを企てて、一人にされたり)。こっち側(下手)の人達はちゃんとついてきてくれるんですけどー」
あっち側の上手には、風間さんが!
もしや風間さんの企みでしょうか?!
5回めのカーテンコール
スタンディングオベーションで、鳴り止まぬ拍手が続きました。
ありちゃんは舞台を見回して
「(お顔が)よく見えます。お芝居中は暗くてよく見えないんですけど」
「あー…本当に嬉しいです」
「大千秋楽みたい…」
と満面の笑みでした。
会場中から、破れんばかりの、手を掲げての大拍手が。
手を振る人もたくさんいました。
とてもとても素晴らしい、大成功の千秋楽でした。
≪友人の千秋楽レポはここまでです≫
これからのありちゃん
無事に東京公演千秋楽を迎えられて、拍手喝さいで終わることが出来て、本当に良かったですね。
来週18日から始まる梅田シアター・ドラマシティ公演も無事に大千秋楽まで駆け抜けていけますように。
組替するありちゃん
そしてその翌日から、ありちゃんは星組生です。
「ブエノスアイレスの風」でのありちゃんの男役としての充実度は素晴らしかったと思います。
組替に対しての複雑な思い
既にダンスと歌と、スターとしての輝きは、誰もが認める域に達していましたが、今回、何と言っても男役としての演技や佇まい所作に磨きがかかっています。
正塚先生の脚本、演出で、リアルな男役修業は、大成功だったと思います。
そして、まだなお成長途中で未完の大器といった感じもします。
梅田ドラマシティ公演での成長も楽しみです。
星組でさらに羽ばたいていくありちゃんに期待しながらも、やはり月組生でなくなるありちゃんを思うと、残念な寂しい気持ちが残ります。
月組生たちが、ありちゃんを中心に盛り上がっているのをみると、余計に寂しさがこみあがってきます。
大方のファンの方は、期待半分、寂しさ半分の同じような複雑な思いなのではないでしょうか?
「かわいい子には旅をさせよ」と分かっていても。
龍真咲さんのこと
昨日「110周年のトップスター」について書きましたが、昨年ぐらいまでは「暁千星、110周年月組トップスター」を信じて疑っていませんでした。
元月組トップスターの龍真咲さんは、今年の1月18日に宝塚大劇場の『今夜ロマンス劇場で』 『FULL SWING!』を観劇されました。その1週間前にありちゃんの星組への組替が発表されたばかりでした。
ご観劇されたことをインスタに綴られていました。
その中に、組替していくありちゃんへのエールと共に、110周年の運動会のチケットについての件がありました。
真咲さんが退団する時に、110周年の運動会のチケットをありちゃんに頼んでいたとのこと。
そしてありちゃんが組替するので、白雪さんの頼むしか無いかと。
運動会だけは、組によって座席のエリアが別れるため、組別の座席チケットになります。
月組で応援したい真咲さんは、月組生にチケットを頼むしかないのです。
番狂わせがおもしろい?
真咲さんも、110周年に暁千星くんが月組生、もしくは月組トップスターだろうと、信じて疑わなかったのでしょう。
入団時から、月組の御曹司として大切に育てられていたので、月組のトップスターになる計画だと。
しかし星組に組替することになってしまいました。
芸名に「星」がついているので、星組生になる宿命だったのかも。
「計画通りうまく運ぶわけはない、番狂わせがおもしろい」という、エリザベートのルキーニのセリフを思い出します。
エリザベートでは、不吉な方向に流れる番狂わせですが、ありちゃんの場合は、より良い流れになる番狂わせだと思っています。
ありちゃんは、芝居も良くなってきていますが、やはりショースターです。
歌、ダンスの抜群な実力とキラキラオーラがいっぱい!
ありちゃんが尊敬する、礼真琴くんというスゴイ実力派のスターのもとで、たっぷり修業するなら、さらにもっともっと大きなスターになれること間違いなし!
愛称も、本名の「あり」から、誰もが「ありちゃん」と親しみをもって呼んでいます。
こんなに、呼びやすく、わかりやすくて、他と重ならない愛称のスターもなかなかいません。
愛称も、天性のスターを物語っているような。
星組に組替したからこそ、ありちゃんは更に大きなスターになった、番狂わせが面白い、という結果になることを楽しみにしています。
月組のショースターはどうなる?
「ブエノスアイレスの風」から、雪組から組替してきた彩海せらくんが出演していて、やはり芝居上手だなと思いました。
風間柚乃くんも芝居巧者ですが、今後二人で「芝居の月組」の若手メンバーとして牽引されていくのだろうと思います。
しかし、2人は歌もお上手ですが、ありちゃんのようなショースターではありません。
フィナーレを見ても、そう思いました。
土曜日から舞浜で、ドラマティック・ショースペース『Rain on Neptune』が上演されます。
ショーとお芝居が半々のような作品で、みんな十分魅せる力があるので、楽しい作品になるのだと思います。
しかし舞浜組にも、キラキラとしたありちゃんのようなショースターはいないような。
ありちゃんが抜ける穴は大きいと思います。
こういう時だからこそ、新しいスターが誕生するのでしょうか?
それとも誰か組替してくるのでしょうか?
多分、劇団側では、周到な計画が立てられているのでしょう。
なかなかファンには見えない部分も多いですが、どの組も良い方向に向かっていって、より楽しませてくださることを期待しています。
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