身長に関しての勝手な妄想
こんにちは、くららです。
雪組の東京新人公演は来週の木曜日です。
ヒロインに選ばれているのは、雪組の106期の華純沙那ちゃん。
次の星組は105期の詩ちづるちゃんです。

この二人の共通点は、公称の身長が160cmなことです。
娘役さんとしては、小柄ですね。

小柄なトップ男役さん候補を想定して、選ばれているのかな?という声も聞きます。
他の組の新人さんの抜擢でも、娘役さんが小柄傾向にあることを感じています。

私の勝手な妄想かもしれないのですが、身長に関して最近感じていることがあります。

今後宝塚の娘役さん、男役さんの身長のハードルが低身長化するのでは?ということです。

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音楽学校受験について

小林千花さんのインタビュー記事


花組の峰果とわさん(98期)の妹さんが、タカラジェンヌになるという夢のために、尋常ではない努力を重ねてチャレンジされたけれど、3度不合格で、その後新たな目標を見つけて充実した日々を送っていらっしゃるという記事内容でした。

お綺麗で聡明で品格のあるお嬢さんがこんなに努力されても宝塚受験に合格しないの?姉妹ジェンヌは多いのに、と思いながら記事を見ていて、プロフィールに「身長155センチ」とあって、「あぁ」と思ってしまいました。

あと数センチ身長があったら、全然違っていたのでは、と勝手に思いました。
宝塚受験で、身長はとても大きな要素です。

108期生の茉莉那ふみちゃんについて

現在、108期の星組の初舞台公演が中止になっていますが、16日からの再開を心より願っています。

この初舞台生のロケットで一番目立つ活躍をしているのは、首席の茉莉那ふみちゃんです。
公称身長は、157.5cmで、一際小柄ですが、その小柄さがピリリと目をひいて、気持ちよい活躍をされています。

文化祭を見た時も、最初の日舞の演目で、小柄だと思いましたが、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」存在で、目がひきつけられました。
その後の歌でもお芝居でもダンスでもパシッと大活躍されていて、何でも出来る首席さんだなと感心したものです。

大階段の板付きからロケットが始まりますが、茉莉那さんがみんなの中のセンターの一番下にいて、全体を引き締めているように感じました。
その後も、気合いの入ったキビキビとしたダンスをされていて、パワーに満ちています。
足上げになる前には、一人だけグランジュッテして列に戻る姿も決まっています。

108期生は音楽学校の受験の時からコロナ禍で、その後も様々な苦難を乗り越えて今日に至っています。その108期生たちみんなの笑顔は、心の底からの本物の笑顔で素敵だと思っていますが、その中でも茉莉那さんのハッピーオーラ満載の弾ける笑顔は、印象的です。

先ほどご紹介した、小林千花さんが宝塚受験をされた頃は、身長の合格ボーダーラインが高めだったのでは無いかと思います。

しかし少子化で宝塚受験者が減っていく傾向にある令和になってからは、そのボーダーラインが下がってきているように感じます。

それは大正解だと思います。
初舞台から、こうして「山椒は小粒でもぴりりと辛い」活躍を見せてくれると、余計にそう思います。

花組では、105期の初音夢ちゃんが158cm、106期の湖春ひめ花ちゃんが159cmと小柄ですが、抜擢されて活躍されています。
今後もこのお二人は更に活躍されていくように思います。

85期の娘役さんについて

初舞台生の茉莉那ふみちゃんは、憧れや目標の上級生として、桜一花さん潤花さんをあげていらっしゃいました。

潤花ちゃんについては、皆さんご存知ですね。茉莉那ふみちゃんとは素敵な笑顔が共通点だと思います。

桜一花さんについて

桜一花さんは、柚希礼音さんと同期の85期の花組の娘役さんで、幅広い役を演じられ、2014年の花組の『エリザベート』皇太后ゾフィーを演じて退団されました。

身長156cmの小柄な娘役さんでした。
新人公演では、何とかヒロインが巡ってくると良いなと思っていましたが、娘役2だった遠野あすかさんの役ばかり演じられていて、ヒロインが回ってくることはありませんでした。

下級生の頃に印象的だった役は、
研7の時に『Ernest in Love(アーネスト・イン・ラブ)』(日生劇場)で、セシリイ役。
研9の時に『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴(トカゲ)』では、小林少年。どちらも小柄をいかした役でした。

その後『ファントム』のカルロッタ、『オーシャンズ11』のダイアナなど、貴重な役を演じられました。

印象的だった85期の映美くららさんと山科愛さんと桜一花さん

85期は、小柄な娘役さんの宝庫でした。

映美くららさん(159cm)は、可憐な娘役さんで、研3で紫吹淳さんの相手役に抜擢されて、月組のトップ娘役をつとめられました。
紫吹さんが退団された後、1作だけ彩輝なおさんの相手役をつとめて退団されました。

雪組だった山科愛さん(156cm)も、可憐な娘役さんで、新人公演ヒロインを2回、バウヒロインを1回つとめられましたが、研9で退団されました。

159cmの映美くららさんはトップ娘役に就任されましたが、156cmの山科愛さんはヒロイン経験を積むもののトップ娘役に就任されず、同じく156cmの桜一花さんは、娘役がひしめく花組のためヒロインに抜擢されることもなく、特別な娘役さん枠で活躍されて退団されたという感じでした。

トップ娘役になるには、身長の壁があることを、85期の娘役さんたちを通して、とても感じました。

映美くららさん以降、公称160cm以下の小柄な娘役さんがトップ娘役に就任されていません。
(公称身長が高め傾向になっていることもあるかもしれませんが)

公称の身長なので、本当の身長についてはわかりません。

これからの勝手な憶測

宝塚歌劇団は、宝塚受験で優秀な人材を確保していくことが生命線だと思います。

時代の流れに合わせて低身長化するのでは?

若者の高身長化は平成に入って終わったと言われています。
宝塚の生徒さんの身長は、平成に入っても高身長化傾向にありましたが、時代の流れに合わせて、見直すことが良いと思います。

何よりも優秀な人材を確保するためには、身長の合格基準を下げて、低身長化していくことが一番はやい解決法のひとつのような気がします。

男役さんの身長

そして108期、107期の入団時の成績は、上位6位を娘役さんが占めていました。
それは統計的に男役さん向きの高身長な人の割合が少ないので、男役志望と娘役志望数の分母の違い。
つまり、音楽学校受験時の男役さん志望と娘役さん志望の倍率の違いによるのだと思います。

娘役さん志望の倍率は高いので、そこを潜り抜けて来た娘役さんは優秀なのでしょう。(内部のことは知らないので勝手な憶測です)

男役さんと娘役さんの垣根を低くしても良いような気がします。

OSKのスターさんについての妄想

現在OSKのトップは楊琳さんです。
OSKでは身長はプロフィールで公にされていません。
検索したら、楊さんがインタビューにこたえられたものがありました。

私、167センチしかないんですよ。舞台上では7センチヒール履いてるから、174かな。

楊さんは、宝塚受験で不合格になってOSKへの入団を決められたことを公にされています。(合格されていたら92期生でした。)

端正なお顔立ちでダンスがお得意で華がある方なので、宝塚に入団されてもご活躍されていたと思いますが、身長面が難しかったのかもしれません。167センチと仰ったのは、公称の身長だと思います。

OSKの次期トップだろうと私が勝手に思っている翼和希さんも、宝塚に憧れて宝塚受験をしてご縁がなくて、OSKに入団されたとインタビューで語られていました。

翼さんも華がある綺麗なお顔立ちで、歌唱力が抜群で3拍子揃った実力者ですが、男役さんとしては小柄です。

OSKで素晴らしい活躍を楽しませていただけることに感謝していますが、宝塚ファンとしてはすごい才能のあるスターを宝塚は逃してしまって残念だなという思いもあります。

宝塚の男役さんの身長基準を下げても良いのでは?と前々から感じていました。

男役さんの身長について思うこと

宝塚の歴史に輝かしい記録を残そうとしている95期生は、音楽学校時代は「どんぐりの背比べ」と言われていて、際だったものが無いと言われていたそうです。

その頃「93期はスターの期」と言われていたそうで、退団された愛月ひかるさん、蒼羽りくさん、そして在団中の彩風咲奈さん、芹香斗亜さんは173cmの長身でした。
おしなべて、男役さんを身長でみる傾向があったのかと思います。

でも、95期のスターたちの中には173cmの長身スターはいませんが、それぞれの個性的な魅力を開花されて、長身だけが男役の魅力では無いことを証明されました。

87期の早霧せいなさんは168cm、89期の美弥るりかさんも168cm、明日海りおさんと望海風斗さんは169cm。最近でも長身でない男役さんが人気でした。

何となく「男役さんは長身」ということが、大きな要素のように考えられていましたが、そうでは無い流れも確かにあります。

宝塚は5組あるので、長身が魅力のスターもいれば、そうでない魅力のスターもいて当たり前になっても良いのでは。

娘役さんの身長が小柄化しているように、男役さんの身長も小柄化していっても良いような。

「昭和のベルばら」の熱狂時代、4強と言われたトップスター4人の内、汀夏子さんは163cm、安奈淳さんは164cmでした。
汀夏子さんは『ベルサイユのばら』から、当時特別に長身と言われた172cmの麻実れいさんと組むようになりましたが、その体格の差が何ら汀さん人気に影響しませんでした。
退団されるまで熱狂的な人気を誇られていました。

これから宝塚でスターの身長が、スターの要素にそんなに関係なくなる時がやってきたら良いような気がしています。そうなった方がベターだと私は思います。

もちろん長身の男役スターさんの活躍も期待します。

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