宝塚のリセールについて思うこと
こんにちは、くららです。
本日から月組の蓮つかささんが怪我のため休演とのこと。
三獣士狸吉の愛らしさがツボにはまっていたので、とっても残念です。
ゆっくり休んで、はやく怪我が治癒することを祈っています。

代役は狸吉が大楠てらくん。180センチの狸吉!狸吉のイメージが変わりますね。

大楠てらくんの助監督・岡林は遥稀れおくん
1月25日の新人公演の配役通りです。

皆さん新人公演のお稽古も頑張っていらっしゃると思います。
25日に無事に上演できますように。

今日は宝塚のリセールについて書いていきたいと思います。

宝塚歌劇団は、公式の「チケットトレードリセール」としてチケトレを推奨されています。

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宝塚が唯一公認している「チケトレ」について

無いよりはあって嬉しいチケトレだが

せっかくチケットを取って楽しみにしていても、都合が悪くなって観劇できなくなる場合があります。チケトレがあって助かった方は多いと思います。

また宝塚のチケットは、ほぼ前売り段階で完売するので、「チケットがとれなかったけど観劇したい」場合、「チケトレのチケットで観劇できて良かった」という方も多いと思います。

チケトレがあることは、とっても有難いです。

どうしても観たい場合、チケトレの画面に張り付いていたら、購入できることもあります。

しかし劇団四季観劇2日前に、会員価格(割引き価格)で、超良席を簡単に購入してしまうと、宝塚のリセール、もう少し何とかならない?と思ってしまいました。

チケトレは、使う人にやさしくて親切なものではありません。

現在オミクロン株の感染者が急拡大しています。
そんな中、大劇場の月組公演は大好評の中上演されています。
しかしチケットを持っていても、ご家族に観劇はやめるように言われて、観劇を断念する方もいらっしゃるでしょう。残念ですが、空席が出来てしまいます。

ワクチンを打って健康な若い方には、オミクロン株の感染リスクは低いと言われています。
「月組公演のチケットがあったら是非観たい」という方もいらっしゃるでしょう。

劇団四季のように、気軽に簡単にリセールができるシステムがあれば、空席ができることなく、チケットを入手して感動を味わえる方も増えて良いのではないかと思います。

劇団四季のリセールについて

四季の公式サイトでの購入時に、「紙チケット」か「QRチケット」か選択します。
出品できるのは、「QRチケット」のみです。

チケットを簡単に出品できる

劇団四季idセンター(公式)で、自分の出品したいチケットの詳細画面を表示します。
「出品する」にチェックした上で「出品する」ボタンを押します。
「出品する」を推したタイミングで、公式のチケット販売ページの販売席に出品した席が反映します。

売買が成立すると、購入代金相当のギフトコードが発行されます。
(次回以降のチケット予約で利用できます)

実に簡単なリセールシステムです。

出品手数料について

「四季の会」会員:月に5回の出品までは手数料無料。
6回目以降、成約金額の5%の出品成約手数料が差し引かれる。

一般:成約時に成約金額5%の出品成約手数料。

「四季の会」年会費 フルコース郵送版…3,300円(税込)、ウェブ版…2,200円
(チケット割引制度あり。会員価格でチケットを購入すると、すぐに年会費の元が取れます)

出品期限は観劇日2日前まで

観劇日2日前までに出品したチケットの売買が成立しなかった場合、チケットは出品者に返却されます。購入者がいなかった場合は、公演前日の朝9時以降に「チケット出品結果のお知らせ」のメールが届きます。

出品取り消しも簡単

出品後の取消しもクリックするのみ。
ただし、「成約済み」あるいは「手続き中」となった場合は、出品の取消しはできません。

購入者はふつうに選んで購入

購入者は公式サイトで「リセール」と「一般」の区別なく、会員割引きも適用されて購入できます。
リセールのチケットは、良席として目立つので、すぐにわかります。

良席のリセールのチケットを見つけるのも、運です。
見つけることができると、「ラッキー♪」と思って、その席をクリックして購入するのみ。

私は先日四季の「アラジン」の超良席を見つけて購入できた時は、とってもラッキーで幸せでした。
こういう幸運も転がっている「四季のリセール制度」は、大好きです。

現在コロナで良席でも観劇を断念する方がいらっしゃるので、良席に巡り合えるチャンスが増えています。

宝塚が推奨している「チケトレ」とは?

「音楽業界公認-公式チケットトレードリセール」と謳われています。
下記の音楽事業団体が公認しているチケット2次売買サービスです。
・FMPJ 一般社団法人 日本音楽制作者連盟
・一般社団法人 日本音楽事業者協会 JAME
・コンサートプロモーターズ協会(ACPC)

公式サイトにいくと、「宝塚歌劇団」の表示がとっても目立っていて、宝塚のチケットの取引が主流であることがわかります。

「特定商取引法に基づく表示」によると、販売業者は「ぴあ株式会社」です。
後で手数料について紹介しますが、チケトレはweb上で場所を提供しているだけなのに、相当な手数料が入ってきていると思います。

宝塚歌劇団の利益になっているなら、「宝塚オタク」としては納得できますが、そうでないなら、劇団四季のような自前のリセール制度を設けて欲しいと強く思います。

私が思うチケトレの問題点

1・出品可能期間が短い

紙チケットでは公演日の10日前まで
デジタルチケット【発券前(当日発券のみ)】公演日の5日前までです。

2・出品してから審査に時間がかかる

申し込みをしてwebサイトに反映されるまでに数日かかる場合があります。
デジタルチケットなのに、数日間かけて人が承認してwebサイトに掲載する「人の手作業」を介することが、時代のデジタル化に反しています。

宝塚で「チケトレ」を推奨するようになったのは、2019年でした。
その頃は宝塚友の会でも一般販売でも「紙チケット」が主流でしたが、現在はほとんどが当日発券チケットになっています。
現在宝塚歌劇団は発券機を通すことなく、入場認証を推奨しています。

先日「オデッセイ」の一般で購入したチケットを大劇場で月組の観劇前に発券しようとしました。
すると、発券機の側に立っていた係の方に、「入場認証を利用してください」と声をかけられました。
「国際フォーラムのチケットです」と言ったら、
「どうぞ発券してください」と言われました。

極力当日発券を減らしたいと思われているのだなと思いました。
転売対策のために、「入場認証」を推奨されていることは、効果があって良いと思います。

3・出品しにくい

いちいちの入力作業が、わかりにくくて、とても面倒という声をよく聞きます。
面倒な作業をしてまでリセールに出さなくても良いかと思ってしまうこともあるでしょう。
リセールのための出品は、誰でも簡単にできることが基本だと思います。

4・手数料が高い

取引手数料
・出品者に対して 出品チケット金額の10% (3,999円以下の場合は一律405円)
・購入者に対して 購入チケット金額の10% (3,999円以下の場合は一律405円)

送金・決済システム手数料
・出品者負担 275円(1送金あたり)
・購入者負担 購入したチケット金額の2%

紙チケット取引時の送料
・出品者負担の場合:実費
・購入者負担の場合:一律520円

宝塚歌劇団自前のシステムが良いと思う理由

宝塚の一般前売りに、リセール出品チケットを反映させる

現在でも、宝塚の大劇場のチケットは、一般前売りにチケットの戻りが反映されて、それがすぐに売れています。
団体のチケットなどの戻りなのでしょう。

既に戻りが反映するシステムがあるので、リセール希望のチケットを一般前売りに反映させることも可能だと思います。

本来ならば「四季」のように、「購入」と「リセール」を連動させるシステムが最善だと思いますが、そのためにはシステムの構築に時間と費用がかかると思うので、戻りチケットと同じように、リセールチケットを手動で入力していく方法が、まず最初の一歩だと思います。

宝塚に特化するリセール

「チケトレ」では、現在「人が時間をかけて承認、web掲載」しています。
幅広いジャンルのチケットを取り扱っているので、それだけ時間がかかっているのだと思います。
宝塚に特化したシステムにすれば、承認、web掲載も簡単になるはずです。

現在出品期間も短く、効率が悪くて「リセール」としてきちんと機能していません。
宝塚に特化すれば、期間の問題もクリアできると思います。

手数料問題

「チケトレ」での宝塚のチケットの取扱量は相当数あると思います。
手数料が宝塚歌劇団の収入になるのなら良いですが、多分現在はそうでないと思うので、手数料を徴収するなら、宝塚の利益になる自前システムにしていただきたい。

宝塚の自前のリセールの問題点

「宝塚友の会」では、ステイタス制が採用されています。
・「抽選方式」での申込 抽選申込1回あたり50ポイント
・「抽選方式」での購入 購入金額の1/100ポイント
・「先着順方式」での購入 購入金額の1/100ポイント

「宝塚友の会」で申し込み、購入すればする程、ポイントがたまるシステムになっています。
ポイントが増えれば増えるほどステイタスが上がるので、チケットが取りやすくなります。

「リセール」が充実していると、「リセールに出せば良いや」と思って、必要ないチケットを申し込み購入する結果に繋がる場合もあると思います。

「リセール」に回数制限を設けることは必須事項だと思います。

観たいチケットを購入して、都合がつかなくなって場合だけ、リセールに出す。

転売対策重視は良いことだが

宝塚友の会では「転売対策」のために、「当日発券」、「入場認証」と厳しくなっています。そのことは良いことだと思います。

しかしそのために、急に自分の都合が悪くなっても、ヅカ友だちに代わりに行ってもらうことが出来なくなりました。
当日カードを持って劇場に足を運ぶことが出来なければ、チケットは無駄になって空席ができてしまいます。

そういう残念な結果にならないようにするためにも、転売対策で「当日発券、入場認証」制度を導入した「宝塚友の会」にも、リセールを充実させる義務があると思います。

せめて観劇日の2日前までリセールできるならば、有難いですね。

リセールを利用して観劇する側も、急に時間ができて、2日前にチケットが購入できて観劇できるならば助かりますよね。

劇団四季は、ほぼ手数料がかかりませんが、宝塚の自前システムは、出品者から手数料は徴収しても良いと思います。

一般前売りとして販売できるならば、購入者には手数料がかからない方が良いでしょう。

「宝塚歌劇共通ID」の導入は?

宝塚公式ページでチケットを購入するには「宝塚歌劇共通ID」が必要になりました。(2021年12月9日より)
今後、下記サービスが、「宝塚歌劇共通ID」で行われていくようです。
・キャトルレーヴオンライン(2022年春予定)
・宝塚歌劇スマートフォン向け新サービス(2022年夏予定)

「宝塚歌劇共通ID」の導入によって、宝塚の自前のリセール制度ができるようになれば、嬉しいことだなと勝手に思っています。

現在二つの公演が中止になってしまって、また宝塚歌劇団の経済事情も厳しくなっていると思います。この感染爆発状態がしばらく続きそうなので、更に厳しい局面に立たされることでしょう。

なんとか頑張って欲しいと思います。そのために経済的に協力できることは、させていただきたいと思っているファンは多いと思います。

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