瀬央ゆりあさんについて思うこと
こんにちは、くららです。
東京の星組を観劇して、愛月ひかるさんのラストの輝きが眩いばかりでしたが、瀬央ゆりあさんもご自分の色をしっかり出して、愛月さんの抜ける穴を埋める準備がしっかりできていると感じました。

スターとしての存在感と個性がとっても増して、その後が楽しみなスターさんだと思います。

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愛月さん退団後瀬央ゆりあさんが星組2番手

「宝塚グラフ1月号」の「New Year’s Portrait」に、2番手は「1ページサイズ」で掲載されていましたが、星組だけそのサイズの掲載者はいませんでした。

「宝塚グラフ1月号」の発売時に、現在の星組2番手の愛月さんが在団されているからだと思います。

特別番組「THE SONG~感謝を込めて~」(12月25日21時~(60分)配信)、(12月31日 22:30〜(90分)スカイステージで放送)に愛月さんが出演されているのは、2番手の愛月さんに敬意を払ってでしょう。
12月26日のラストデイまで「星組2番手の愛ちゃん」を心を込めて送り出したいから。

巷では、瀬央さんが2番手扱いされないことで、将来性が無いなのような捉え方をされる方もいらっしゃいますが、そうでは無いと私は思います。

愛ちゃんが退団された翌日からは、堂々たる星組2番手でしょう。
95期の7人の中で、何ら遅れはとっていないでしょうし、むしろ優遇されているようにさえ思えます。

瀬央ゆりあさんに対する期待値

公式ホームページでの瀬央さんへの期待値

『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』ともに演出家の先生のインタビューで、主要なスターに対してページが割かれていますが、トップ(礼真琴)、トップ娘役(舞空瞳)、2番手(愛月ひかる)の主要メンバーに準じる形で、同じ分量でページに掲載されていました。
トップ、トップ娘役、2番手、3番手が同等の扱いということは、あまり無いことです。

『柳生忍法帖』大野先生の言葉

瀬央も、常識のラインを大きく超えて、“臆面もないはっきりとした悪役”を演じることで、存在が突出して見えると思います。演技力に関して申し分のない人ですから、今回は、ほの見える人の好さを消してほしいなと(笑)。今、彼女がこうした役を演じることに意味があると思いますし、狂った炎を纏う男として虹七郎を演じられたら、より大きな役者になれるだろうと期待しています。引用宝塚公式ページ

『モアー・ダンディズム!』岡田先生の言葉
瀬央には『ラ・パッション!』(1989年雪組)の主題歌を、銀橋で歌ってもらいます。彼女は大変な努力家で、今まさに素晴らしい男役へと成長を続けていますね。役者は作品によって育つと言いますが、元々力のあるスターですから、この作品でさらに、星組のためにも、宝塚歌劇団のためにも、大きく成長してほしいですね。引用宝塚公式ホームページ

2人の先生は、現在の実力を評価し、瀬央さんの将来への期待値を語られていました。
この先生おふたりだけでなく、これが劇団の意向なのだと受け止めました。

『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』での活躍

『柳生忍法帖』
“会津七本槍”の漆戸虹七郎は、突き抜けたとても華のある美の悪役で、衣装も七本槍のメンバーの中でも一人だけ豪華な衣装を纏った、主演の十兵衛とはライバル的な要素もある敵役でした。
初日を観た頃に比べて、化粧が白くなってキリリとした美男子ぶりニヒルな悪役さがあがって、とても色濃く悪を演じられていました。

芦名銅伯を愛月ひかるさん2番手として、それまでの様々な悪役の集大成として、スゴイ存在感で演じられていますが、組の編成によっては漆戸虹七郎役が2番手が演じるような役だとも思いました。

『モアー・ダンディズム!』
瀬央ゆりあさんは、歌、ダンス、芝居の中では、ダンスが一番弱いと思います。
難しいハードなダンスシーンの「ミッション」では、ダンサーの「礼・舞空トップコンビ」をはじめとして、出演者全員が激しく踊りまくります。
プログラムでは瀬央ゆりあさんだけ「踊る青年A」表記でした。
苦手なダンスでも芯をとるような位置で頑張って欲しいという劇団の意向を感じました。

ハードボイルド」冒頭の白黒ストライプのスーツに身を固めた瀬央・綺城コンビのタンゴは、ダンスの技術というより個性で魅せてくれていました。
ダンサーで無い瀬央さんにこのダンスが振られたのも、大きな期待値のように感じました。

銀橋で歌う「ラ・パッション」は、瀬央ゆりあさんの独断場でした。
熱い星組の代表格として、瀬央さんの持てる熱さ、個性を全開にしてウィンクを飛ばしながらキザッていて、これぞ星組の瀬央ゆりあ!

ダンスシーンでは、愛月さんと対になって踊っているシーンが多くありました。

この舞台を観るなら、瀬央さんが愛月さんの後継者に間違い無しという流れが打ち出されています。

オリジナル脚本の東上公演

来年2月に『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』で宝塚バウホールとKAAT神奈川芸術劇場で、東上公演が予定されています。

オスカー・ワイルドの戯曲「An ideal husband(理想の夫)」をもとにしたミュージカル・コメディで、田渕先生のオリジナル作品です。

オリジナル脚本の東上公演ということに、瀬央さんへの期待値を感じます。

愛月さんの後継者だがトップは?
愛月さんが退団されると、その位置につくのは瀬央さんで間違いないでしょう。

しかし愛月さんと同様に、トップスター前提では無い2番手である可能性も強いような気がします。
でも、もしかのもしかで、トップスターになる可能性が皆無では無いのかもとも思います。

瀬央さんの急激な推され方

2015年8月~11月、最後の新人公演『ガイズ&ドールズ』で初主演をされました。

2017年7月、8月、礼真琴くん主演東上公演『阿弖流為-ATERUI-』で、坂上田村麻呂を演じられました。
この時、礼真琴、有沙瞳と共に波線上に位置していました。

星組台湾公演の留守番組として、バウホールで立て続けに主演をされました。
2018年8、9月、『New Wave!-星-』紫藤りゅうさんとダブル主演。
2018年10月、『デビュタント』バウ初主運。

紅ゆずるさんプレサヨナラ公演『鎌足-夢のまほろば』では、紅ゆずる、綺咲愛里と共に波線上に位置していました。

2019年11、12月、『龍の宮物語』バウ主演。

2021年2~5月、『ロミオとジュリエット』では、ベンヴォーリオとティボルトの役替わり。

瀬央さんは大器晩成型のスターで、別箱公演でチャンスを与え続けられています。

チャンスを与えられているのは、将来を期待されているから?

95期の7人のスター(柚香、月城、礼はトップ就任)の中で、決して遅れはとっていません。
しかしトップスター候補では無いような。

今後のことはわかりませんが、2022年ますます活躍されていくスターさんの1人だと思います。

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