番手より役の比重でスターは決まる?
こんにちは、くららです。
ゴールデンウィークが終わっても、変わらず「おうちで宝塚」三昧しています。
スカイステージでの舞台放送は、撮りだめて欠かさず観ています。

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5月に入って2014年の月組の3公演を見て、あらためて思ったことがあります。
珠城りょう君のトップスターへの道は、トップ就任の2年以上前から想定されていたのではないか?ということです!

2016年9月5日付で、珠城りょう君は月組のトップスターに就任しました。
今回見た2014年の3公演は、タイトルを赤字にしています。

2014年の珠城りょう君から感じたこと

2013年5月 バウ上田久美子先生のデビュー作『月雲の皇子』の初主演が大好評だったので、その年の12月に東京公演(天王洲 銀河劇場)が再演されました。
ここで珠城りょう君の頭角がしっかり刻まれました。

2014年1月 『New Wave! -月-』(バウ・千秋楽)
美弥るりか、宇月颯、鳳月杏、珠城りょうの4人が主要メンバーで、最上級生の美弥るりかさんが真ん中をつとめていましたが、りょう君は美弥るりかさんに負けないくらい、沢山の「魅せ場」があり、実質2番手以上の活躍の場が与えられていました。
高身長でガッシリしたスタイルは目をひき、研6のフレッシュさが光っていました。
『月雲の皇子』の東上を終えた直後だったので、スターとしての勢いがありました。

2014年3〜6月、100周年の記念公演『宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!』
新人公演のショー「TAKARAZUKA 花詩集100!!」で真ん中をつとめ、キラキラとスター性が煌めいていました。

2014年3〜6月『PUCK(パック)』ボビー役
ボビー役は、初演では2番手だった天海祐希さんが演じた役です。
今から見ると、「凪七瑠海・美弥るりか」のお2人より、まさに2番手の役でしたが、今一つ弾けきれていなかったことは、残念でした。

併演『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
当時は「2番手不在」と言われていましたが、ショー場面を見る限り、実質的な番手はりょう君が「凪七瑠海・美弥るりか」以上なのだと感じました。
しかし階段降りは、「エトワール:海乃美月」→「煌月爽矢・宇月颯・紫門ゆりや・鳳月杏」→「星条海斗・珠城りょう・沙央くらま」→「凪七瑠海・美弥るりか」→愛希れいか→龍真咲

2015年1〜2月、『Bandito-義賊-』(バウホール・日本青年館)主演
2015年4〜7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 ロベスピエール
外部の公演でもロベスピエール役は、男性役の2番手にあげられている役です。
階段降りは、珠城りょう→美弥るりか→凪七瑠海 位置では4番手です。

2015年11〜2016年2月、『舞音-MANON/GOLDEN JAZZ』
階段降り2番手+2番手羽根
2016年3〜4月、『激情-ホセとカルメン/Apasionado!!III』全国ツアー初主演
トップ+トップ羽根
2016年6〜9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢/Forever LOVE!!』
階段降り2番手+2番手羽根

2016年9月5日トップ就任!

珠城りょうくんは、急速なトップ就任のように思えましたが、『月雲の皇子』の大成功のあと段階的に上げられていたのを感じました。
階段降りに「2番手」が反映したのは、トップ就任前の2作品前からですが、階段降りだけで番手を判断するのではなく、役の比重で判断すると、「推されている」ということがわかりやすいと思いました。

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ここから私の妄想です。

95期の今後は?

95期の礼真琴くんと柚香光くんはトップスター。
月城かなと君は2番手。
桜木みなと君は3番手と明確です。

気になるのは、雪組の朝美絢くん、花組の水美舞斗くん、星組の瀬央ゆりあくん。
番手は明確ではないですが、「役の比重」では3人とも重要な役目を担っています。

朝美絢くんについて

5/7に、NHKのBSプレミアムで「壬生義士伝」「Music Revolution!」の舞台中継が放送されました。
その「壬生義士伝」公演の初日を見た時から、朝美絢くん演じる斎藤一役は、浅田次郎さんの原作通り、大きな役だと思いました。
「Music Revolution!」の階段降りは、学年順で4番めでしたが、お芝居の番手はそれより上のように思います。

今年の『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』のキャロル役も、女性の役ですが、役の重さとしてはソロ歌唱も多くあって、重要な役だったと思います。

深く洞察した演技力が抜群で、歌唱力や表現力も上達し続けているので、今後が期待されます。
顔が美しいより、もっともっと巧みさに真価があります。

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水美舞斗くんについて

昨年の『Dream On!』バウホールの特別出演は、スターの実績として価値があるものだったと思います。
『恋スルARENA』明日海りおさんの横浜アリーナでのコンサートでは、瀬戸かずやさんとともに対等に2番手の位置で頑張っていました。
『A Fairy Tale-青い薔薇の精-』『シャルム!』でもそうでした。
『DANCE OLYMPIA』では、同期のトップ柚香光くんに負けない、素晴らしい活躍でした。

瀬戸かずやさんが上級生なので、番手で越えることは無いでしょうが、マイティは花組の要です。
芸の上達とともに美しさと華やかさが磨かれ続けていてたのもしい存在です。

瀬央ゆりあくんについて

昨年までは、外箱での活躍が著しかったですが、今年の『眩耀の谷〜舞い降りた新星〜』の謎の男と『Ray-星の光線-』でのショースターとしての活躍は、群を抜いていました。

昨年の『鎌足』と『龍の宮物語』での日本物の美しさと芝居力と歌とダンスの上達ぶりには、目を見張りました。
そして珠城りょう君が『月雲の皇子』に出会って出世街道を進んでいったように、瀬央ゆりあくんの『龍の宮物語』との出会いの運の良さは、先にまだまだ展開があるのではと感じています。

コロナ禍の前から、95期の三人にはとても期待していました。
コロナによって事情が変わったりするのか、私にはわかりませんが、切磋琢磨しあいながら進化し続けている95期のスターさんたちの活躍を今後も期待しています。

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