こんにちは、くららです。
公式ホームページで、宙組106期生の夏南幸さんの退団発表があり、とても残念に思いました。
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体調不良により、宙組『シャーロック・ホームズ』『Délicieux』を全日程休演でした。
宙組公演を観に行くと劇場の入口に、いつも「夏南幸休演」と掲示されていて、見る度に「回復されているかな」と気になっていました。
夏南幸さんは106期の期待の星だった
176cmの長身に恵まれ、お顔がとっても小さくて、スタイルが抜群で、笑顔が可愛くてフレンドリー！
106期生というと、華世京さんが注目されていますが、夏南幸さんも文化祭では大活躍されていました。
「ポピュラー・ヴォーカル」でソロパートを担当されたり、「演劇」ではA班の準主役。ソロもありました。当時の新聞社の記事には、華世京さんとｗ主演という表現もありました。
華世京(かせきょう)・夏南幸(かなんこう)、芸名の付け方も同じようにインパクトがあって、おふたりのお名前をすぐに覚えました。
「シャーロック・ホームズ」の新人公演では、瑠風輝さん演じるポーロック役に抜擢されていました。
初めての新人公演で番手スターの役を演じるとは、大抜擢です。
休演されたので、ポーロック役は104期の芝居上手な真白悠希さんが演じられました。
そのことからも、大きな役への抜擢だったことがわかります。
106期生は昨年半年遅れで『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』で初舞台を踏み、その大劇場千秋楽が11月1日でした。
宙組は11月7日に『アナスタシア』の初日の幕が開いたため、宙組配属になった夏南幸さんは、その公演には出演できませんでした。次の公演のお稽古開始まで約半年のブランク期間がありました。
6月26日が初日の『シャーロック・ホームズ』『Délicieux』が初舞台後はじめての舞台でした。
新人公演の配役は、初日に近いお稽古中に発表されるので、大きな役に抜擢されていることから、夏南幸さんはお稽古を頑張っていらしたことが推測できます。
新人公演の抜擢を受けていたので、本公演でも活躍の場があったことでしょう。
それなのに体調不良で舞台に立てなくなったことは、どんなにお辛かったことでしょう。
さらにその千秋楽の翌日付で退団発表されることになるとは…。
初舞台以降、舞台に上がる事なく退団という道を選んだのは、ご本人にとって断腸の思いの決断だったと思います。
新しい道に進まれる、これからの人生が素晴らしいものになりますように。
「夏南幸」というお名前どおり、未来に幸せがいっぱいありますように。
新たな旅立ちを心から応援しています。
107期生の雛乃にこさんについて
107期生の雛乃にこさんは、『シャーロック・ホームズ』『Délicieux』の舞台に立つことなく、8月2日付で退団されました。
「タカラヅカニュース」の初舞台生紹介コーナーでは、笑顔のにこさんが紹介されていました。
初舞台を踏むことなく退団された雛乃にこさんも、とても辛い決断だったと思いますが、今後の人生が素晴らしいものであることを願っています。
タカラジェンヌは、まず宝塚受験という超難関をくぐり抜け、厳しい音楽学校の２年間を過ごして初舞台を迎えます。
そのための努力や頑張りは尋常のものではありません。
そういう努力の積み重ねの経験をしたことは、これからの人生において、大きな力になることでしょう。
タカラジェンヌの努力
宝塚の華やかな舞台は、その舞台で演じる生徒さんたちの努力の結晶で成り立っています。コロナ禍では、その努力の範囲が日々の日常生活の小さなことにまで及んでいます。
毎朝の検温、定期的なPCR検査など、日々緊張し続けながら過ごされていると思います。
そういう環境にあったら、メンタルが弱い私だったら、心の健康にも影響がありそうに思います。
しかし舞台で演じるという共通の目的意識をもったタカラジェンヌは、互いに励まし合って日々乗り越えていらっしゃるのでしょう。
大千秋楽で真風涼帆さんは、下記のように話されていました。
「こうして舞台に立たせていただき、お客様とお会いできるこのひと時が私たちの生きる歓びです。」
「これからも皆様の明日への生きる活力の一助となるような、そんな舞台をお届けしてまいりたいです。」
コロナ禍になって、「生の舞台を生きる歓び」と言われたように、舞台にかけるタカラジェンヌの思いが強くなったことをとても感じています。
全身全霊をかけて舞台のためだけに過ごされています。
そしてその舞台の重みは増し続け、私たちの「明日への生きる活力の一助」どころか、「大きな助け」になっています。
有難いことだと思います。
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