こんにちは、くららです。
今日は宝塚大劇場で、『HiGH&LOW』『Capricciosa!!』の千秋楽を観て来ました。
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青空の千秋楽
ずっとお天気の悪い日が続いていましたが、本日の宝塚は、雲ひとつない快晴!
気持ちの良い高い青空が広がっていました。
この公演で留依蒔世さん(97期)、希峰かなたさん(99期)、琥南まことさん(100期)、惟吹優羽さん(101期)、花城さあやさん(101期)の5名が宝塚大劇場をご卒業されます。
退団者の白い受付とそこに集まっている方たちの白服がとても眩しかったです。
お天気まで宙組の千秋楽を、ご卒業を祝ってくれているようでした。
千秋楽仕様の入場口
開演前の再入場は不可というカードは配布されず、「入場前に御用をお済ませの上入場ください」と放送が流れていました。
従来は「入場認証」または「自動発券機」でチケットを発券して入場しますが、千秋楽は自動発券機でのチケットは発券できず、「入場認証」のみでした。
しかも「SS席」だけはレーンが違って、本人確認があるようでした。
転売対策のために、厳しくなっています。
千秋楽ならではだったのは、改札を入って左手に演出の先生が立っていらっしゃいました。
初日は理事長さんをはじめ先生方がいらっしゃいますが、千秋楽にお見かけするのは珍しいと思います。
(私は千秋楽観劇の経験値はそんなにありませんが)
野口先生と藤井先生がスーツ姿で並んで立っていらっしゃいました。
野口先生は、黒のシャツにブラウンのネクタイで決めた上、ピンクのマスクをつけていらっしゃいました。
男性のピンクのマスク姿を見たのは初めてです。とても美意識が高くてお洒落な先生という印象がさらに強まりました。
また、野口先生と藤井先生が座席も並んでご覧になっていました。座席がたまたま近くでした。
今回野口先生の『HiGH&LOW』も、藤井先生の『Capricciosa!!』も甲乙つけがたい大好評です。
『HiGH&LOW』も『Capricciosa!!』も、千秋楽の客席は、拍手で大盛り上がりでした。
二本立てで両方が評判が良い作品もなかなかありません。お二人の先生ともご満悦だったのではと思いました。素敵な作品を作って下さってありがとうございました。
千秋楽の感想
深まったお芝居とショー
私は初日とその翌日以来の観劇でした。「これからドンドン良くなっていくだろう」と思っていましたが、その通りでした。
お芝居では、役をみんな完全に自分のものにしていました。役と同化と言ってよいでしょうか。
カナの「出ちゃった」というセリフが、客席にとても温かく受け容れられていて、宝塚の温かさを感じました。
「宝塚プルミエール」の最新版で、芹香斗亜さんがショーのおススメシーンを聞かれたら
ミラノの三角関係(真風/潤/芹香)のシーンだと応えていらっしゃいました。
芹香「三角関係の場面。振りついてみんなに見てもらった時に意外と好評だった。すっしーさんも『あっ心が動いた』と仰っていたので、深めていきたいですね」
動きに思いがあふれていて、3人のそれぞれの思いがとっても伝わってきました。
日々深めていかれた成果でしょう。
どのシーンも同じように、それぞれ深まっていて、8月の頃と印象が変わっていました。
1か月間宝塚で上演して、お芝居ショーともにとても良く煮詰まったところで、東京での上演になります。、東京では、もっともっと大評判になりそうな気がします。
留依蒔世さんへの拍手が爆発
お芝居でも、留依さん演じる 苦邪組のリンへの拍手は特別でした。
ショーになると、ミケランジェロの留依さんが歌い終わった後の拍手がとても大きく長く続いていました。
留依さんを始め、5人の退団者がコサージュをつけて踊りながら出て来て、真風さんの周りを囲んだ時も、特別な拍手が続きました。
フィナーレの冒頭、留依さんがエトワールで登場した時は、歌い終わってから袖にはける瞬間までず~っと天井が飛んでいってしまいそうな万雷の拍手が続いて、次に歌った亜音君、鷹翔くん、風色くんの歌声は拍手で聞こえませんでした。
こんなに爆発的な拍手を受けるエトワールを、私は今まで見たことがありません。
留依さんの歌声が最高に素晴らしかったこともありますが、留依さんがファンにとっても愛されているからだと思います。
留依さんの大階段でのご挨拶の後で、真風さんが「留依の後に、どんな声で喋れば良いのか考えあぐねておりました」と話されたように、宙組一のイケメンボイスで、さらに最高に歌がお上手。
退団は惜しまれますが、留依さんご自身も客席の特別な思いを受け取ってくださったと思います。
祝 大劇場1ヶ月完走!
真風さんがご挨拶で、一度も止まる事なく千秋楽を迎えることができたのは奇跡であり、とっても嬉しいと話されていました。
コロナ禍で、陽性者が出ていつ舞台が止まってもおかしくない状況でした。
留依さんも、舞台が完走することが珍しい中、1回も休演することなく初日から千秋楽を迎えられたことを嬉しいと話されていました。
その上、大型の台風が何度もやってきました。
そして舞台では、銀橋や花道まで使って、舞台狭しと速度のはやいアクションやダンスが繰り広げられていました。
よくぞケガ人が出ることなく、千秋楽を迎えられたものだと思います。
本当に奇跡だったと思います。
この奇跡は、生徒さんやスタッフの方々の並々ならぬ努力があったからだ思います。
千秋楽までの一ヶ月間緊張の連続だったことでしょう。どうかしばらく心身ともにリラックスさせて、お疲れをとっていただきたいです。
緞帳前のほんわか真風さん
終演のアナウンスが流れた後、下手側から真風さんが一人で緞帳前に出て来てくださいました。
「皆さま1か月間、ぶち上がって頂けましたでしょうか!!」
このお茶目な表現に、客席大拍手。
「本当に気づけば今日でした」
本当に大変な状況の中、1日1日舞台のために必死に過ごしてこられたのでしょう。舞台のためにありがとうございました。
このコロナ禍では、「東京公演で是非お会いしましょう」とは言えません。
「色々な形でお会いしましょう」
「皆さまご観劇ペースがございますでしょうし」
ファンの観劇ペースまで配慮してくださって、言葉をかけてくださる真風さんの心遣いと愛に感謝しました。
朝の嬉しいLINE
宝塚からのLINEが来ると気構えてしまいますが、今朝の「TAKARAZUKA SKY STAGE」からの「カルト・ワイン」放送決定のお知らせは、とっても嬉しかったです。
宙組、桜木みなと主演『カルト・ワイン』特別放送版が10月に放送されることが急遽決定したとのこと。
今回の退団者5名全員が、『カルト・ワイン』に出演されていたので、千秋楽の朝に連絡してくださった愛が余計に嬉しかったです。
留依さんは、チャポ・エルナンデスは、男役の集大成として演じたと話されていました。
この作品は、主演の桜木みなとさんの魅力と栗田先生の本・演出の相乗効果で、近年稀にみる小劇場公演の大傑作だと私は思っています。
WOWOWの宝塚プルミエールで、たくさんの見所を詰め込んだ初日映像が放送されていたので、やはり完全版でなくても、映像は残っていたのですね。
『初日映像を特別に編集した舞台映像に、「桜木みなと&演出家・栗田優香のトーク」と「Special Movie@稽古場」の映像を加えた”Totteoki”の内容でお届けします』とのこと。
見ごたえのある番組になるだろうと期待しています。
《特別放送版》の放送日は
10月8日(土)19:00~21:45
10月23日(日)09:00~11:45
ファンの要望にできる限り応えてくださる姿勢に大感謝ですね。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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