真風涼帆さんの去就を考える
こんにちは、くららです。
宙組トップスター真風涼帆さんの退団も近いのではないか?とささやかれていますね。
一番の根拠は、9月2日が初回放送の「リクエスト!スター名場面#29真風涼帆」があるからでしょう。

「宝塚グラフ9月号」のトップスター5人での対談は、とても面白かったですね。その中で真風さんは、
辞めるトップ2人新しいトップ2人どちらでもない自分」と仰っていました。

望海さん珠城さん2021年に退団される予定です。95期の柚香光くん礼真琴くんはお披露目公演中。
私は真風さんは5組のバランスをとるためにも、「2021年に退団は無い」と思っています。
過去のデータから検討していきますね。

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「リクエスト!スター名場面」の放送は、退団フラグなのか?

(放送は初回放送日です。)
#16「柚希礼音」
放送:2011年6月03日
退団: 2015年5月10日(4年後)

#17「音月桂」
放送:2012年5月4日
退団:2012年12月24日(7か月後)

#18「蘭寿とむ」
放送:2012年10月3日
退団:2014年5月11日(1年7か月後)

#19「龍真咲」
放送:2013年9月4日
退団:2016年9月4日(3年後)

#20「壮一帆」
放送:2014年7月
退団:2014年8月31日(1か月後)

#21「凰稀かなめ」
放送:2014年11月
退団:2015年2月15日(3か月後)

#22「早霧せいな」
放送:2016年5月
退団:2017年7月23日(1年2か月後)

#23「北翔海莉」
放送:2016年8月4日
退団:2016年11月20日(3か月後)

#24「朝夏まなと」
放送:2017年4月
退団:2017年11月19日(7か月後)

#25「明日海りお」
放送:2017年8月1日
退団:2019年11月24日(2年3か月後)

#26「紅ゆずる」
放送:2019年7月16日
退団:2019年10月13日(3か月後)

#27「望海風斗」
放送:2020年3月3日
退団:2021年予定

#28「珠城りょう」
放送:2020年7月2日
退団:2021年予定

初回放送から退団日までの長さは、まちまちです。

トップ就任期間が長かった柚希礼音さんは、退団4年前に放送。
龍真咲さんは3年前に、明日海りおさんは、2年3か月前に放送。
トップ就任が長いスターは、はやめに放送される場合もあるようです。

望海風斗さんのものが今年の3月3日珠城りょうさんのものが7月2日真風涼帆さんのものが9月2日に放送されることで、「真風さんも退団?」という話が沸いています。
少し前まで公演が上演されていなかったので、比較的時間がある時に収録されて、3月、7月、9月と放送が重なるのだと私は思っています。

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1年にトップスター交代は最大何件?

トップスター就任表

2012年3人のトップスターの退団がありました。
・霧矢大夢(月組)2012年4月22日
・大空祐飛(宙組)2012年7月1日
・音月 桂(雪組) 2012年12月24日

年に2人までの退団が通常ですが、2012年は音月桂さんの退団が予定より早まったものだと考えられます。
当初望海さんの退団が2020年の秋だったものが、コロナの公演中止によって、2021年に延びた結果、2021年の退団が2名となりました。

以前にも書きましたが、真風さんが6作目で退団だとすると
雪(退団) →星 →花 →月(退団) →宙(退団)

5組の5公演のうち、3作退団公演があることは考えられません。

表を見てください。
2021年の年の柚香光くんと礼真琴くんはトップ就任が11月と10月だったため「3」年目を示す数字を入れていますが、公演の中止があったため、実質来年はトップ2年目です。
3人が退団すると、実質トップ2年目の二人がトップスター最年長者になるのも、前例に無い若返り化です。

2012年に3人のトップスターが退団された時に、トップオブトップと言われていた4年目を迎えた柚希礼音さんがいらっしゃいました。
トップ就任表を見ても、どの年も「トップ就任数が浅いトップスター」と「長い経験値のあるトップスター」が混在しています。

もし3人のトップスターが辞めたとして、2021年の年末にタカラヅカスペシャルを開催すると、轟さんも顧問に就任されたため出演されない場合、95期の二人が真ん中をつとめることになります。

やはり経験値のあるトップスターの存在は貴重なので、お二人が退団された後、真風さんがしばらくトップオブトップとして、トップスターの中で君臨されるように思います。

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熱いパッションの真風涼帆

「音楽の宝箱 宙組スペシャル」では、〜魅惑のパッションをあなたに〜というタイトルで、真風さんの熱いパッションがほとばしっていました。

丘の上のジョニー」は、石坂洋次郎原作の「陽のあたる坂道」の舞台を1930年代のアメリカ・ボストンに置き換えた作品で、1978年に汀夏子さん率いる雪組で上演されました。
その主題歌の「丘の上のジョニー」を、真風さんはお芝居の心情をからめて、男くさく哀愁こめて歌ってくれました。

汀さんは男役としては、とても小柄ですが、歴代の男役さんの中で、一番エネルギッシュ情熱的な男役さんだと思います。
そして男役芸がクサイと言われるほど徹底していて、一瞬一瞬が決めポーズの連続。
少々ひねくれ者だけど純真で自由奔放なジョニーは、汀さんにピッタリの役でした。

汀さんとは全くタイプが違う真風さんが、その歌をジョニーの気持ちで哀愁こめて、男くさく歌ってくださったことに大感動。
昭和ぽいステップのふみ方も、仕草も。

ジタン・デ・ジタン」では、大浦みずきさんの歌を大浦さん風に大きく歌ってくださいました。

立っているだけで絵になる男。
こんな男のなかの男の雰囲気が出せる男役さんは、他にはいらっしゃらない。
今回の男らしい熱い雰囲気が、真風さんにはとても似合っていたと思います。
(お話をされると、真面目な女子ゆりかちゃんに戻るギャップがかわいいですが。)

『FLYING SAPA -フライング サパ-』では、上田久美子先生によって新しい真風涼帆の魅力が引き出されました。
『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』では、大野拓史先生が見たい「カッコイイ男役真風」が演出され、多分に味合わせてもらいました。

「宝塚の男役」を越えた男らしさをもっているのが真風さんです。
宝塚の先生方も、男役の逸材真風涼帆をどのように料理するか、とても楽しみにされているのではないかな、と感じています。

最近の真風さんの充実ぶりを見ながら、トップスターとしてもうしばらく活躍されるのではないかな、と私は思っています。

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