こんにちは、くららです。
『FLY WITH ME』行ってきました。
一緒に楽しむ一体型お祭りイベントという感じで、とっても楽しかったです。
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構成がとても良くて飽きることなく、あっという間にフィナーレになりました。(約2時間)
LDHのコラボも宝塚と上手に融合していて、ほとんどLDHの曲を知らない私でも新鮮に楽しめました。
そしてLDHに乗っ取られてなどいなくて、かえって宝塚らしさを感じることができました。
今まで見てきた他の宝塚のコンサートに比べて、スマートでスタイリッシュでした。
舞台の様子
私は宝塚友の会でアリーナ中央最前列という運を使い果たした座席が当たったので、特にお祭り気分が最高潮で夢見心地でした。
(アリーナ席は段差が無いので、見えにくかったという声を聞きました。映像パネルに大きく映し出されるので、それを見ればスターの姿はバッチリ見えます。)
舞台の中央に花道がせり出していて、その端にはリフト機がありました。かなり高い所にまで上がっていました。それに乗るのは基本、真風さん。潤花ちゃんが一緒に乗る時もありました。
客席数は、宝塚大劇場の3倍あるそうです。
アリーナ席と、バルコニー席は3フロアーありました。
屋内の劇場としては、今までで一番大きいと思いました。
舞台の幅は宝塚大劇場の2倍あるそうですが、左右に花道のような通路をつくっていたので、実際の中央のステージは、宝塚大劇場と同じくらいに感じました。
舞台の高さは宝塚大劇場の1.5倍あるそうで、高さのあるスクリーンに映し出される映像は圧巻でした。
映像の技術とセンスが従来の宝塚の「スクリーンセーバ」のようなものとはレベルが違っていました。
映像とスターさんたちのコラボも、とてもマッチしていて良い感じでした。
これらもLDHの独自技術なのでしょうか?素晴らしい!
真風涼帆さんについて
真風さんは金髪で、コンサート用の薄化粧でも、やはりとっても格好良い!宙組はもともと舞台化粧が薄目なので、コンサート用と舞台メイクの差をあまり感じませんでした。
最初に機長として登場されるところから、「わぁぉ」と声をあげそうになるくらい男前で、ポスターの軍服風の赤い衣装がまた似合うこと。
今まで見たことのないLDH風の衣装も着こなされていました。
衣装は有村淳氏、加藤真美氏。このお二人が担当されると間違いありません。
野口先生は真風さんのことを「究極の男役」と言葉で表現されていましたが、コンサートの真風さんを見ながら、まさにそうだなと思いました。
そして今までで見たことのない「熱い真風さん」を感じました。
宙組でも他の組でも公演中止になったことがあったので、今回のコンサートも不安な中お稽古を重ねてこられたのだと思います。
そのため無事に上演できることを心から喜んでいらっしゃっることが、とってもとっても伝わってきました。
カーテンコールが終わっても、終わっても、拍手が鳴り続けるので、律儀に拍手にこたえて何度も何度もご挨拶のために登場し続けてくださいました。
6回はあったでしょうか。終わったのは8時19分でした。予定を約20分オーバーしていました。
真風さんは比較的冷静な方だと思っていましたが、今回は本当に熱い真風さんを感じました!
明日からまだ4回のコンサートも控えているのに、夜遅くまで熱く客席にこたえてくださるのは、それだけ深い思いをこめていらっしゃるからでしょう。
今までと違う何かを自ずと感じてしまいました。
「退団公演?」と思ってしまったこと
いつもとは違う真風さんを感じると共に、退団としか思えないような演出もありました。
最後に歌われた、野口先生が真風さんの気持ちを歌詞にしてくれたという「SEIZE THE DAY-今を生きる」。
「終わりを告げる鐘が鳴り」から始まり、背景には、初舞台の口上、ラインダンス、新公初主演の写真、披露目の写真、最近のものまで写し出されました。
そしてその歌の最後の歌詞が「ありがとう」。
この流れと雰囲気に、「卒業、退団」が脳裏を横切りました。
アンコールでは、真風さんが好きだというEXILEの「道」を熱唱されました。
この歌は、卒業シーズンの推薦ソングです。
歌われている時に、「花の道」の映像が映し出されていました。
春の桜、秋の紅葉…
ここでも、勝手に惜別感が漂っていました。
何かでスケジュールが狂っているのかもしれませんが、「真風さんの宝塚でのラストコンサート」であることは間違いないと思います。
退団時期は諸事情で先送りにされているのかもしれません。
自由なMCが楽しい
真風さんのホンワカとした、客席を包み込む、キャッチボールするようなやさしい話し方は、とても和ませてくれます。
大きな場所でのコンサートであっても、アットホームなやさしい空気が流れていました。
今回は、客席を“エンジェル”と呼ばれていました。
ちょっとこそばゆい表現で、真風さん自身もこの言葉を出すのを少々恥ずかしがられていました。
これを言わせたのは演出の野口先生?
宝塚ファンは、自分の現実が見えているので、“エンジェル”と呼ばれても、嬉しい人はわずかかもしれません。
このあたり、野口先生は乙女で、リアルな女性心理がわかったいないのかも。
宙組のMCと言うと、トーク力と面白さ抜群の芹香斗亜さん。
真風さんに芹香さんが加わると、がぜん自由になります。
「今日は配信やDVD収録入ってないから、危ないネタ行っちゃっていいよ」と真風さんは仰っていました。
何度もその発言は出ていたので、配信やDVD収録の時は、永久に残ることを意識して舞台をつとめていらっしゃるのですね。
さらに天然キャラの潤花ちゃんが加わると、さらに楽しいものに。
真風さんと芹香さんに水を持ってきたら、逆のものを渡してしまったり。さらに水を飲んでいる真風さんが潤花ちゃんの話を聞いて水を噴き出してしまうことも。
本来はこのコンサートの振り返りのトークをするMCコーナーでは、客席がペンライトを持っていることから、ペンライトの色の反応で年齢アンケートをとろうということになって、フリーダムな時が持たれました。楽しかったです。
なんだかんだ言いながら、宙組の「真風・潤・芹香」のチームワークの良さがとっても伝わってきました。
今回、真風・潤で組むより、潤・芹香の方が多かったようにも思いました。
このトークは、毎回変わるのでしょうか?
今回は組子の中からの「トークゲスト」はいないようです。
「HiGH&LOW -THE PREQUEL-」コーナー
「HiGH&LOW」の映画の映像がたっぷり流れました。
このLDHのコラボコンサートは、宙組「HiGH&LOW -THE PREQUEL-」の前宣伝も十分兼ねていることを、ここで十分感じました。
そして、宝塚のポスター出演者たちの新ビジュアル写真が紹介されました。
あのポスターのものとは、少し違って更に格好よくなっている気がしました。
そして、下記の4チームが登場。
“山王連合会”
・コブラ……真風涼帆
“White Rascals”
・ROCKY……芹香斗亜
ピンクの丸サングラスと白のスーツに、シマシマのマフラーと裏地が超インパクトあり。
“鬼邪高校”
・村山良樹……鷹翔千空
役になりきっていて、とても良かったです。
“苺美瑠狂”……娘役さんたち
ピンクの特攻服で鋭い目つきで男前にいきる姿が格好良かったです。
スモーキー役の桜木みなとさんと日向紀久役の瑠風輝さんがいないため、“RUDE BOYS”チームと“達磨一家”チームは登場しませんでした。
宝塚のオリジナル曲ということですが、真風・潤二人のデュエット曲はオリジナルの新曲のでしたが、他のテーマ曲は、既存のものののようでした。
衣装は、実際に宝塚の舞台で使用されるものだそうです。
「前日譚(THE PREQUEL)」は、新キャラクターのカナ役の潤花ちゃんが加わった、オリジナル脚本で制作されるとのことです。
何となく宝塚での「HiGH&LOW」のイメージがつかめました。
タカラジェンヌが演じると、ガラが悪い役もそこまでガラが悪くない。
むしろ格好良いに大きく振れます。
何とでも融合して素敵に魅せてくれる「宝塚」なので、「HiGH&LOW」も楽しめそうな気がしました。
目玉のコラボシーン
三代目 J SOUL BROTHERSのヒット曲「R.Y.U.S.E.I.」を、羽山先生振り付けで、ボレロアレンジして黒燕尾で男役さんたちが踊るシーン。
今回の目玉だったそうですが、宝塚に他の素材が入っても、実に宝塚らしく魅せてくれました。
【Romance】の歌
稽古場情報で、【Romance】で真風さんが、自分の持ち歌のように再び歌われる、と話題になっていたのは、「勝手にしやがれ」でした。
もう、沢田研二さんの歌ではなく、真風さん色に染め上げられた格好良さでした。
“真風さんの人生”パロディミュージカルコーナー
・1 パン屋でレジのアルバイトをしている三つ編み赤メガネの女子高生。
・2 宝塚に入学するものの、実力の壁にぶち当たる。「真風」という大きなゼッケンをつけたうだつの上がらない生徒姿。
・3 宝塚に馴染んで名曲の数々をみんなで歌う。
トップお披露目公演「シトラスの風」も。
真風さんを指導激励する先生たちが面白い
先日の天寿みつきさんの 「ten∞ten TIME」にパロディの小池先生が登場されましたが、真風さんを咤激励する役で今回も登場。秋音光さん演じる深池先生でした。
天寿さん演じる小池先生とそっくりだったので、ファンの私は表の顔の小池先生しか知りませんが、実際はああいう感じの方で、生徒さんたちから愛されているのですね。
岡田先生風の先生もいらっしゃいました。
ボイストレーナーの芹香さんがユニークで面白かったです。
そして教え方もプロで、上達しそうな気がしました。
コンサートでの「パロディコーナー」は、内輪ウケのさむいものが多いですが、今回のものはとっても楽しくて、笑わせてもらいました。
最後が宝塚のレビューで大盛り上がりして終わったことも、宝塚らしくて良かったです。真風さんの人生=宝塚なんだなと感じました。
路線男役さんについて
並びは、下手から亜音有星、天彩峰里、潤花、真風涼帆、芹香斗亜、紫藤りゅう、鷹翔でした。
亜音くんと鷹翔くんは対になることが多く、三人口というと亜音くんと鷹翔くん紫藤くんでした。
コンサートなので、亜音くんのキラキラ度合いが増していて、ご本人もとても楽しそうにされていて、目が惹かれます。
その次に続く若手は、泉堂成くん、大路りせくんと言う感じ。
歌上手な若翔りつくんと真名瀬みらくんの歌声を少しだけ聞けるところもありました。
天彩峰里ちゃんは2曲ほどソロを歌われ、とってもお上手でした。
そしてなんといっても芹香さんのソロが多かったです。
芸達者な宙組生たちが、全力で舞台の上で楽しんでいるコンサートでした。
宝塚とLDHがコラボしたら、より宝塚が洗練された感じになるのだという印象をもちました。
またもや宝塚の幅広さと奥深さをあらためて感じたところです。
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