宙組『アクアヴィーテ』初日感想
こんにちは、くららです。
昨日観劇した宙組のショー『アクアヴィーテ』について感想を書きます。

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錬金術師英真なおきさんが銀橋から登場して、若手男役、亜音有星くんら8人を従えて歌ったあと、舞台は巨大なカウンターバーに。
グラスを片手にウィスキーを飲んでいる真風さんがせり上がってきてブルースを物憂げに歌いながら、男の色気に満ちています。
この大人っぽい雰囲気に満ちたショーが、他の組のショーと少し違うところ。
真風さんの持ち味が、大人な飲み物「ウィスキー」の世界観にピッタリ。

そして大介先生の作品ですが、「品がある」のが今回の特徴。

男役女装もみんなキレイで上品

ゆいちぃさん(実羚淳)は、ダンスの名手。今回退団されるので、様々なシーンで目立つ活躍をされていました。
脚長のスタイルの良いゆいちぃがハイレグのダルマで、トウで立つと、超絶の脚長!
目を見張る美しさで、豹のワイルドキキちゃんとの大人っぽいからみがセクシーでした。

ずんちゃん(桜木みなと)との春瀬央季さん七生眞希さんの女装もキレイで、娘役にしか見えません。

「フィーストダイナマイト」の和希そら君の「たこあし」女装は、マリリンモンローのような鬘に帽子が似合うスゴイ美女で、ビックリしているうちに銀橋をわたって、はけていきました。
もっともっと「そら美女」を拝むために、足しげくかよわなきゃあ。、

真風氏の前に、美女ミマとしてダルマで登場した秋音光さんも美しくし、大人っぽいタンゴを真風さんと踊っていました。
劇団レッスンの奨励賞を毎年もらっているだけあって、身体能力が高く、アクロバットのような技の高さをみせてくれました。あきもさんのスゴイ技術力!

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「ウイスキーが、お好きでしょ」

片手にグラスを持って、真風さん、キキちゃん、ずんちゃんでこの歌が歌われた時、あまりにも「既聴感」がある曲なので、笑いが起こっていました。
そして3人が客席降りしてから、ずんちゃん、キキちゃん、真風さんの順番に「すみれコード」にひっかかりそうな際どいセリフで、お客様の一本釣りが始まります。
あまりに強烈な言葉なので、その標的になった人は心臓がとまってしまわないのか、正気でいられるのか、心配。

ずっと1か月間同じセリフなのか、変わっていくのかしら?
宙組の輝くスターにこんなセリフをしゃべらせるのは、やはり大介テイスト。
本当に全般に素晴らしいショーで、何一つ文句をつける所は無いのですが、ここだけは。
ずんちゃんは、おそるおそる話しかけていて、キキちゃんは余裕で、真風さんは照れながら、三人の個性の違いが明らかでした。

夢白あやちゃん2番手娘役?

可愛く美人な「スチール写真」が際立って素敵で、フィナーレの階段降り、一番最初ですがありました。

第12場は、真風さん、まどかちゃん、キキちゃんとあやちゃん4人のダンスシーンでした。
キキちゃんとデュエットダンスしたり、真風さんとデュエットダンスしたり。
まどかちゃんと対で踊っている時は、ダンスの魅せ方があやちゃんはきれいだなと思いました。

中詰めは、キキちゃんの隣でした。

もえこちゃん(瑠風 輝)と二人で、「ノーブルホース」と「キューティーホース」で、ロケット前の銀橋で導入役でした。
気品があってかわいくて今までいなかった「気品あふれる大人な娘役さんタイプ」。
目だつ所で「娘役2番手」のポジションにいましたが、遥羽ららちゃんと天彩峰里ちゃんの上の番手に確かになったという感じではまだありません。
夢白あやちゃんは、綺麗で華があり、ダンスもキレイなので、その他大勢に埋もれていても目立ちます。

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和希そら君の大躍進が嬉しい

歌って踊れる「和希そら」が最大限に活用されていました。
はじめは、ずんちゃんと対で踊ったりしていて、男役4番手は不動。
主要メンバー5人で、銀橋の下に降りた時もそら君がそのメンバーに入っていました。
ラップも聞かせてくれ、歌の真ん中も、ダンスの真ん中、もしくは真ん中付近。

以前は大劇場公演のショーでは、そら君を探すのが必死でしたが、今はもれなく目に飛び込んでくる位置に。
そしてダンスがキレキレでかっこよいのは、いつもと同じ。
低音ボイスも高音ボイスも轟かせて、歌手としても最高。

最後のデュエットダンスはやはりトリデンテ
今回は3人で踊るのではなく、キキちゃんがうたって、まかまどが踊るパターン。
この時のキキちゃんの歌が迫が力あって圧倒されるほどお上手でした。
2番手男役さんが強いと本当に見ごたえがあります。

気になったのは、タバコを吸いながらのダンスシーンで、くわえていたタバコを相手にくわえさせるシーン。
真風さんがくわえていたタバコを鷹翔千空くんがくわえていたような。
潔癖症でなかったら大丈夫なのでしょうか?なんだか気になりました。

退団者、星吹彩翔さん、桜音れいさん、愛咲まりあさん、実羚淳さんにしっかり目立つ出番が何回もありました。
大介先生の退団者への愛に満ちていました。

他にも断片的に書きたいことは満載なのですが、書いていたらキリがないほど、見どころ満載。

どこを見ても楽しい、一回では観きれないような素敵な作品でした。、
さらにウイスキーがテーマで、ウィスキーは熟されていくもの。
このショーも、日ごとに熟成されていくように感じます。
大劇場の最後の公演のショーが最高に素敵で大満足かつ、通う気まんまんです。

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