留依蒔世くんについて
こんにちは、くららです。
「夢千鳥」の配信の素晴らしかった感動の余韻はまだSNSでは続いています。
そして2番手格だった留依蒔世くんの評判も良いですね。

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留依蒔世くんについて

留依くんは、昭和のバーテン紺野役と大正の夢二の友人の恩地役でした。
ふぬけになった夢二を何とか奮い立たせようと、恩地が真っ直ぐ思いを伝える歌のシーンでは、そら君演じる夢二の瞳からポロポロと大粒の涙がこぼれて落ちていました。
確かな歌唱力に情感あふれる低音ボイス、ジワジワと恩地の熱さが胸に迫ってきました。

留依蒔世くんは、宝塚屈指の「歌手」ですね。
お芝居も的確で達者でした。

そして「フィナーレ」も留依くんから始まり、ダンスもキレキレ、歌の見せ場もあり、実力派としての存在感を余すことなく魅せてくれました。

留依蒔世くんのプロフィール

和希そらくんの1期下の97期生。そら君と同じ中卒入団なので若い!
首席入団、「初詣ポスター」モデル。
愛称はあーちゃん。尼崎出身のバリバリの関西弁。

今までの舞台について

2015年、バウ『New Wave!-宙-』歌える実力を下級生ながら披露。
『王家に捧ぐ歌』新人公演では、専科の箙かおるさんのファラオ役。圧巻の歌唱力はで高評価を得ました。

若手として注目され始めた時期にケガで半年あまり休演(2015年、バウ「相続人の肖像」、2016年「Shakespeare/HOT EYES!!」全日程休演)研5の最終試験は、怪我のため受けれず、最終成績は最下位になってしまいました。

復帰後2016年6月、バウ『Bow Singing Workshop~宙~』で圧倒的な歌唱力で客席を魅了してくれました。(『トゥーランドット』から「誰も寝てはならぬ」と『ロミオとジュリエット』から「僕は怖い」)
『エリザベート 』では、黒天使 、新人公演では、フランツ (本役 : 真風涼帆)。歌えるフランツとして大絶賛されました。

2017年、「王妃の館」で、北白川右京(本役:朝夏まなと)、新人公演初主演
『神々の土地』新人公演では、ラスプーチン(本役:愛月ひかる)、新人公演卒業。

2018年別箱『不滅の棘』では、ハンス役。初演の春野寿美礼の時は、彩吹真央が演じた役を好演。

2019年轟悠さん主演バウ『パパ・アイ・ラブ・ユー』では、トサカ頭のパンク野郎・隠し子レズリー役で、17歳の父親を恋い慕う一途な青年をハッチャけて演じていました。フィナーレでは抜群な歌唱力の歌を披露。

「オーシャンズ11」では、ハリウッドのMCマイク役で、数あるナンバーを素敵に聞かせてくれました。

全国ツアー『追憶のバルセロナ』では、未来優希さんが演じていた歌の多いジプシー役。『NICE GUY!!』では退団する華妃まいあちゃんをリフトしていました。
『El Japón(エル ハポン)』では、道化師セバスティアン役。慶長遣欧使節団に関してのストーリーテラーのような役割で、歌と芝居上手が活かされていました。

2020年『FLYING SAPA』では、個性の強いタオカ役を好演。

歌唱力に定評がありますが、入団前はバレリーナを目指してバレエ留学のためにバレエコンクールに沢山出ていたほどのバレエダンサーだったそうです。ダンスもキレキレで上手。

スカイステージ番組で芸達者ぶりを披露

「Brilliant Dreams#135「和希そら」~personal~」
2019年8月ダンスが大好きな和希そら君が、宙組の4人の下級生(留依蒔世、優希しおん、なつ颯都、亜音有星)とオリジナルダンス「Uptown Funk」を披露ということで、その稽古風景から本番までが放送されていました。
和希そらくんに負けないぐらい、留依蒔世くんも、優希しおんくんもダンサーでした。

Brilliant Dreams + NEXT 桜木みなと最終回
桜木みなとくんの番組で、和希そらくん、穂稀せりくん、優希しおんと一緒に「本気でラップ!!」に挑戦。
AYAKO先生による振り付け、桜木みなとくんが作詞した曲を、留依蒔世くんがラップし、みんなで踊る。
留依蒔世くんのラップとダンスもセンスがありました。

二つの番組とも、和希そらくんと一緒でした。
そら君は、1期下の頼もしい留依君に絶大なる信頼をおいているようでした。
「夢千鳥」では、その二人の信頼関係が自ずと出ていたように感じました。

なぜ?謎について
新人公演の主演を経験すると、「舞台写真」「ポケットカレンダー」「ブックマーク」が発売されますが、留依蒔世くんだけ発売されていません。1期下の瑠風輝くん、4期下の鷹翔千空くんは発売されています。

スゴイ実力者でありながら、路線スターかというと、そうでは無いことが、私には謎です。

2019年6月『Dream On!』での出来事

2019の花組『Dream On!』(バウホール)綺城ひか理・飛龍つかさがメインキャストで出演していた後半を私が観劇した時に、近くで留依蒔世くんが一人で通路席で観劇していました。
客席降りしてきた綺城ひか理くんと、抱き合っている時もありました。同期の主演が嬉しかったのでしょう。
綺城ひか理くんは、その2か月後に「星組への組替発表」があり、星組に組替した現在は歌唱力をいかして「ロミオとジュリエット」で大活躍しています。

歌唱力というなら、留依蒔世くんも全然綺城ひか理くんに負けていません。
宙組は実力派のスターがつまっています。その当時から、あかちゃんのように「組替」して活躍の場が与えられたら良いのにと思っていますが、宙組は紫藤りゅうくんが組替してきても不動です。

2020年の「アナスタシア」

留依蒔世くんは、キャストボイス入りしていました。
しかし「アナスタシア」は役が少ないので、様々な役を演じていました。階段降りも主要な5人だけで、留依くんはありませんでした。
パレードの位置は上手の端で、その対称になる下手の端は鷹翔千空くんでした。
本公演では瑠風輝くんが「アクアヴィーテ」から、階段おりで留依君を抜いていました。

安定した実力派で、別箱では今回の「夢千鳥」のような活躍の場が与えられますが、本公演ではあまり恵まれていません。

実力者が詰まっている宙組

桜木みなとくんは、宙組の中で明確な3番手です。
和希そらくんは、「夢千鳥」で真ん中がふさわしい「実力派スター」として、只者では無いことを証明してくれましたが、まだ「4番手」です。

その下には、瑠風輝君(98期)、鷹翔千空君(101期)がいて、97期の留依君はその並びから外れています。
この3人は、実力はあるものの印象が地味目。

亜音有星君について

2019年の「オーシャンズ11」の新人公演から103期の亜音有星君が推されています。
それ以降、別箱でも本公演でも亜音君を育てようとしていることがわかります。

「夢千鳥」でも、昭和の若手スター役西条湊役と大正の画学生の東郷青児役を演じていました。
華と見せ場のある役といったら、亜音有星君の方だったと思います。
亜音くんは演技力はまだまだですが、舞台度胸が抜群にあります。
整った顔立ちと華があるスター性は、今までの宙組の路線スターとは少し趣が違います。

実力派の留依くんビジュアル派の亜音くんは、最も対称的で正反対です。
その二人が「夢千鳥」の中で、2番手格的な役どころを担っていたのは面白かったです。

和希そら・留依蒔世・瑠風輝と、宙組は実力派が一学年違いで並んでいます。
「歌唱力重視」と言われる中で、この3人が重用されないのは本当に勿体ないと思います。
和希そらくんは「4番手」になりましたが、研12という学年を考えたら、もっと活躍の場が与えられても良いような。「夢千鳥」が躍進の機会になれば。
留依蒔世くんについても同じです。

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