轟悠さんの最後の言葉
こんにちは、くららです。
轟悠さんは、10月1日に退団のご予定で、来週の9月21日(火)、22日(水)にパレスホテル東京で、ディナーショー『Soon Yū’ll Go』が開催されます。

轟さんの最後のディナーショーなので、当然ライブ配信があると思っていました。
しかし1週間を切っても「配信のお知らせ」がありません。
残念ながら配信は無いのでしょう。

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轟さんの美学

轟さんは、「静かに退団させて欲しい。それが一番私らしい」と退団会見で仰っていました。
最後のディナーショーの配信をされないのも、轟さんのご意向を汲んでのものなのでしょう。

8月23日(月)・24日(火)に阪急インターナショナルで、ディナーショー『Soon Yū’ll Go』が開催されました。
その時もご自身の退団について一切触れられず、普段どおりのディナーショーだったそうです。

「歌劇9月号」では、「轟悠退団特集」が組まれていました。
美しくて晴れやかな沢山のポートレイト、舞台写真、石田先生との対談、そして今までで一番多いとおもわる、多くの先生方からの「轟さんへ贈る言葉」が掲載されていました。

ファンにとって轟さんの退団は衝撃てしたが、先生方の驚きや戸惑いがメッセージから伝わって来て、劇団内でも激震が走ったことを感じました。

めったに掲載されない小林公一氏の巻頭言「夢・万華鏡」にも、轟さんとの思い出と贈る言葉が寄せられていました。
最後に歌劇誌の表紙を飾られても良かったと思いますが、多分轟さんが固辞されたのでしょう。
もうすぐ発売の「宝塚グラフ10月号」にも、轟さん特集があるようです。

宝塚歌劇団に大きな貢献をし続けてこられた轟さんに、誰もが感謝の思いを込めて、最大限の餞を送りたいと思っていらっしゃると思いますが、轟さんはご自分の立場に対しての美学を貫いていらっしゃいます。

スカイステージで、轟悠サヨナラ特別番組「Merci」の初回が放送されました。
サヨナラショーや華々しい退団セレモニーなどを断り、ご自身の美学を最後まで貫かれている轟さんを、この番組を通して感じました。

轟悠サヨナラ特別番組「Merci」初回放送

「サヨナラ特別番組」としては異例の長さの90分間でした。
1985年に初舞台を踏まれて36年間舞台をつとめてこられたので、90分間あっても、駆け足状態での舞台の振り返りインタビューでした。

私が宝塚ファンになったのは1975年です。
轟さんの初舞台の花組公演「愛あれば命は永遠に」は、高汐巴さん主演で相手役の若葉ひろみさんの退団公演で、とても豪華な植田先生の1本物で、私にとっては思い入れのある公演でした。
轟さんの宝塚人生+10年が私の宝塚ファン歴なのだと改めて気づきました。

いつも轟さんの小劇場公演をとても楽しみに待っていました。意表を突く傑作の連続で、いつも期待以上に楽しませてもらいました。
もう次の轟さんの公演が無いと思うと、とても寂しい思いでいっぱいになります。

私のファン生活の中にずっと当たり前にいらした轟さんなので、いらっしゃらなくなるという実感がつかめません。

轟さんが特別番組「Merci」最後に語られたこと

最後の舞台『婆娑羅の玄孫』について
初舞台が植田先生の作品だったので、植田先生の作品で退団したいと心に温めていて、植田先生に直接お願いして、快諾していただきました。

「お客様に楽しんでいただきたい」というのが、仕事の遣り甲斐だと思います。
自分がクタクタになろうと、自分が何と言われようと、よかった!面白かった!と言っていただけるのが一番の褒め言葉、一番のご褒美なので、それを噛み締めていました。

『Soon Yū’ll Go』について
最後はディナーショーにしたいと私が希望を言いました。長年轟悠と言う一人の人間を応援してくださったお客様との時間をディナーショーと言う時間でつくりたくて、歌詞に含まれるメッセージを私からの言葉として会場にお越しの皆様お一人お一人にお届けしたい、それがディナーショーと言う形でしかできないと思いました。私からの感謝を込めたメッセージソングで最後にさせていただこうと思いました。

応援して下さった皆様に伝えたい思いとは?
大階段を袴姿で降りて、サヨナラの何かをやるというのが、私は本当の終わりでは無いと思っていたので、ご理解されているのかなと思っていました。

私らしくと言うのは、轟悠の舞台の姿ではなくて、本来私の持っている轟悠と言う姿の者の気持ちです。舞台をいつやめても良いと思って雪組の時から務めてきましたので、私の中では何もおかしなことではありません。

雪組のトップだけで終わることもできたのに、残ることを選んで、舞台をやって来た日々、じゃあこれからの宝塚を背負っていく人たちに何かを伝えなきゃあ、今伝えなくて明日はこないよと自分に言いながら。

そして自分のことは精一杯やってきた、その中「あっやめよう」と思ったのは、自然な事でした。

私の中では、「ありがとう」以外に、どう言ったらこの感謝の気持ちを皆様にお伝えできるのかな。

自分でも我ながらここまでやってこれるとは思っていませんでしたので、そうやって来れた周りの方々の支えがあって、今日まで轟悠として舞台を務めることができた。

そして何よりもお客様が楽しんで、また見たい、宝塚って面白いと思っていただける、拍手であったり温かいお気持ちには、本当に頭を下げても下げ足りないぐらいです。応援していただいた感謝の念は消える事はありません。

宝塚人生を振り返ってみて今思う事は?
これからの宝塚歌劇に対して、歴史はずっと紡いでいかれると思いますし、私が今まで教えていただいて、伝えてきたことがしっかりと下級生に伝わっていると思ったので、大丈夫。

宝塚歌劇団はこれから110周年、そして150、200と言った時には、どんな人たちが宝塚の舞台に立って、どんな人たちが支えているのでしょうね。その精神さえ皆さんが忘れないで宝塚への愛を持って舞台を務め、その舞台ができるようにお客様に楽しんでいただけるようにと言う思いで、お仕事をされている全ての部署の方に、これから入って来られる方々に見せてあげて欲しいですし、これが150周年の時にどうなっているのかなぁというのが、まあ頑張って見れたら見たいなと思っております。

これまで応援してくださった皆様も、宝塚歌劇は不滅ですので、5組ともに見て応援をしてあげてください。

視聴者の皆様へのメッセージ
皆様今まで応援していただきまして長い間本当にありがとうございました。轟悠は10月1日付をもちまして退団いたします。9月にはまだ東京にてディナーショーが残っておりますので、これをショーを最後の皆様へのメッセージと代えさせていただいて心を込めて二日間歌いまくります。これからも宝塚歌劇を生徒のことをよろしくお願いいたします。

轟さんの担われた重責

轟さんは元雪組の印象が強いですが、研4の時に月組から雪組に組替されました。
1989年『ベルサイユのばら』で新人公演初主演。
1992年『恋人の神話』で宝塚バウホール公演初主演。
1997年に雪組トップスターに就任。
2002年2月12日付で、専科に異動

トップスターを退いて、専科生になってからは、ご自分の立場を厳しくとらえていらしたように感じました。

「出ることによって刺激を与えるのが自分の役目」

「共演者のことを考えながら、自分のこと(主演)もやるというバランスが非常に難しかった」
という言葉が心に残りました。

轟さんの主演の役は、常にチャレンジしていくような難しい役であったので、それを演じるだけでも大変なのに、出演者のことも見なければならないお立場は、何十苦だったのだろうかと思います。

『黎明の風』の白洲次郎は、轟さんの本公演の特別出演の中で、私が一番好きな役です。
汝鳥伶さんが吉田茂役で出演されて、轟さんはもう一度やりたかった役だと仰っていました。

この時に下級生に「言葉」で伝えていく方法に悩んで、汝鳥さんに気づかせてもらったそうです。
轟さんは背中で教えていくと聞いたことがありますが、この『黎明の風』の頃からそういうスタンスになられたのでしょうか。

理事という立場で特別出演することの重責は計り知れないものがあるのだと思います。
そういう重荷を背負った中で、上級生の汝鳥さんとの共演は、その重荷から解放されるような部分もあったのでしょう。
最後の舞台『婆娑羅の玄孫』での、汝鳥さんとの名コンビぶりも、素晴らしかったです。

退団の発表をしてからの轟さんは、肩の荷が降りたようなホッとした、柔らかいお顔をされています。

その変化から、それまでのお立場の重さを感じました。

轟悠サヨナラ特別番組「Merci」次の放送日時は、9月19日(08:00)、23日(12:45)、27日(18:00)、最後は退団日の10月1日(01:30)です。お見逃しなく。

轟悠スペシャルライブ「Soon Yū’ll Go」について

当初はディナーショーが予定されていましたが、コロナ禍のために、ショーだけの開催になっています。
タカラヅカニュースでは、「Soon Yu’ll Go」の稽古場レポートが放送されました。

轟さんと一緒に、振付家の若央りささん、声楽指導のちあきしんが出演されました。
お二人は、元タカラジェンヌで、轟さんの2年先輩の69期生です。

若央りささんとは、下級生時代を月組で過ごされていました。若央さん主演の『青春の旋風』バウ公演が、轟さんのポスター初掲載でした。

この時の轟さんの表情が、とても柔らかくて、リラックスして楽しいトークが繰り広げられていました。

常日頃は「上級生」として「特別顧問」として学年がずっと下の生徒さんに接していらっしゃるので、上級生と一緒だと下級生気分に戻れることが嬉しいのかな?と感じました。

稽古場レポートは放送されましたが、ショーの映像はニュースで放送されていません。
来週開催されたら、ダイジェスト映像が放送されるかな?と期待しています。
ライブ配信が無いので、せめてその様子が少しでも垣間見ることができたら。

花組の、美空真瑠(105期)さん、湖華詩(105期)さん、湖春ひめ花(106期)さんのコーラスがとっても良かったそうです。

「サヨナラ特別番組」の轟さんは、清々しく穏やかな表情で、達成感に満ちた笑顔でした。専科に異動されてから、宝塚のために大きな偉業を残されたと思います。
轟悠さんのお名前は、春日野八千代さんと同じように宝塚の歴史に燦然と刻まれることでしょう。

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