宝塚の日本舞踊は?轟さんの後継者は?
こんにちは、くららです。
オリンピックが始まりました!
凛と男前な真矢みきさんが開会式に出演されるなんて、思ってもいなかったので嬉しい驚きでしたね!
粋な女棟梁姿、とても格好良くてお似合いでした。
宝塚の元トップスターは、退団されて何年経っても華やかさ凛としたりりしさは健在ですね。

開会式に出演した海老蔵さん

そして予想通り海老蔵さんも出演されました!
「7月大歌舞伎」の海老蔵さん主演の第三部だけ7月16日で終わってしまったので、オリンピックのためだと言われていたのは本当でした。

荒事の代表的演目「暫(しばらく)」の鎌倉権五郎に扮して登場されました!
上原ひろみさんの演奏するジャズに合わせて豪快な見得を披露。
海老蔵さんの見栄を切った時のアップにされた眼力はやはり凄かったです。

皆の無病息災を願い、世の中の厄をにらみ殺してやる!というあの所作は海老蔵さんにしか出来ないもの。
しかしあまりに出番が短すぎて、海老蔵さんの無駄遣いだと思いました。

歌舞伎は日本の誇るべき伝統文化・芸術なので、世界に発信する時間がもう少し長くても良かったですね。

坂東玉三郎さんは、京都で今日舞台が開幕

「去年もこの時期に京都にいようと思った。開会式(23日)の前の日に京都に入る。お察しいただけたら」と玉三郎さんはインタビューで仰っていたので、開会式に出演されたくなかったのかな?と勝手に解釈。

私は南座で『坂東玉三郎 特別舞踊公演』の24日の初日を観劇してきました。

「7月公演」は、7月24日~28日は、地唄舞が中心の単独公演。
「8月公演」8月2日~24日は、中村芝翫の3人の息子(橋之助・福之助・歌之助)と新派の人気俳優・河合雪之丞との共演の娯楽作。『坂東玉三郎 特別舞踊公演』と銘打って、2作品が続けて上演されます。

口上の後に、玉三郎さん秘蔵の豪華絢爛な打掛3枚と、唐織を1枚を解説付きで披露されるコーナーがあり、とても興味深く見せていただきました。

その後は2つの地唄舞を踊られました。

話の内容が重なる部分もあって『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』の松本悠里さんを思い出しながら、玉三郎さんの舞を見ていました。

『WELCOME TO TAKARAZUKA』で松本悠里さんは宝塚を退団され、玉三郎さんは監修されていました。

松本悠里さんと轟悠さんの退団で思うこと

玉三郎さんはいつもお綺麗ですが、お歳を重ねられているので、白塗りをされるとお顔にお歳を感じる時がありました。それは当たり前のことです。
しかし松本悠里さんは玉三郎さんより一回り以上年上ですが、退団されるまでお顔にお歳を感じることがありませんでした。もう奇跡としか言えないような若さと可憐さでした。

日本物のショーというと、松本悠里さんや轟悠さんが花を添え締めていらっしゃり、長年の宝塚ファンの私には、それが当たり前のことでした。しかし松本さんは今年の1月に退団され、轟さんも10月に退団されてしまい、当たり前だったお二人がいらっしゃらなくなります。

轟さんのラストステージ「婆娑羅の玄孫」では、轟さんが『日本舞踊を踊りたい』と演出の植田紳爾先生にリクエストされたそうで、1幕にも2幕にも日本舞踊の場面があり華やかで鮮やかで心が躍ります。
植田先生はこの舞踊シーンを、「お客様へのプレゼント」として設けられたそうですが、日本物のショーも「プレゼント」と言う言葉にふさわしい特別感があります。

かねてから、松本悠里さんと轟悠さんが退団されてしまったら、宝塚の日本舞踊はどうなるのかな?と心配に思う気持ちがあります。
音楽学校の時から、お稽古を重ね、劇団レッスンもあり、現在はコロナのために開催できていませんが、2年に1度「宝塚舞踊会」が開催されているので、そこで芯となるお二人がいらっしゃらなくても、教える側の方々は沢山いらっしゃるので大丈夫なのだろうと思いますが、後継者は必要なような。

轟悠さんと真風さんの記事について

「春日野八千代さんの後継者」の意味するところ

故春日野八千代さんの後継として雪組トップから専科へ移り、劇団理事まで務めた轟悠引用日刊スポーツ

メディアで轟さんを説明する時に、必ず「春日野八千代さんの後継者」という形容詞がついていました。
「春日野八千代さんの後継者」という意味は、人気男役スター、伝説の二枚目男役、後輩の指導者というだけでなく、「日本舞踊の名手」ということも含まれていると思っています。
その部分が大きいように私は勝手に感じていました。

日舞の得意な珠城りょうさんは退団
現在のトップスターの中で、日本舞踊が一番板についているのは珠城りょうさんだと思います。(私の主観です)
退団公演「桜嵐記」でも、武将・楠木正行そのもので所作も殺陣もとってもお上手。
前作『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』でも宝塚舞踊会でも、日舞が達者でした。

しかし退団されてしまいます。

真風涼帆さんが、轟悠さんの後継者になるのでは?という噂があります。
真風さんは「男役」のお手本として一番ふさわしい方です。
宙組生たちから慕われていることや、宙組の舞台のクオリティの高さからも、人格者で指導力もお持ちなのだと思います。

春日野さんや轟さんの後継者とし、日舞の重鎮としての役割を担っていかれるのか?
そのあたりがどうなのかな?と思っていました。

真風さんの記事に轟さんの名前が

真風涼帆 退団する大先輩・轟悠にみた“男役の美学” 原点を胸にまた1歩
宙組トップ真風涼帆は、退団を発表した故郷・熊本の大先輩、元雪組トップで専科スター轟悠の“教え”を胸に前進を続ける。引用日刊スポーツ

轟さんの記事に真風さんの名前が

轟悠の最終ページ 金言詰まった「男役の教科書」37年目の幕引き
故郷、熊本出身の後輩で宙組トップ真風涼帆は、轟から「品格」を説かれたと明かしていたが、実は…。

「その言葉は、春日野(八千代)先生のお言葉です。『宝塚の品格は保ちなさい』と。私が思うに、この100年以上の歴史の中で、多くの方々が愛情をもって高みを目指してこられ、今があると思う。先輩方の血のにじむような思いの中に、私たちは立たせてもらっていると思う」引用Yahoo!ニュース(日刊スポーツ)

『宝塚の品格は保ちなさい』ということが、春日野八千代さんの一番の教えのようです。

専科に異動されての轟さんの一番の功績は、「後進の育成」と「男役としての新境地の開拓」だと思います。
その後を真風さんが継がれるのでしょうか???

日刊スポーツが、真風さん、轟さんの記事で、双方のことに触れたのは、深い意味は無く、お二人が同じ熊本出身で、真風さんが轟さんの退団後は、年長で一番長いトップスターだからだけかもしれません。

 

私は最近「歌舞伎」にドンドンはまっていっています。
私のように知識が無い者には、歌舞伎のイヤホンガイドがとても役に立っています。
上演中も知らないことを事細かく解説してくれます。

歌舞伎好きというとOGの紅ゆずるさん!
なんと紅さんが、8月南座『坂東玉三郎 特別舞踊公演』のイヤホンガイドの開演前と休憩時間のナビゲーター役をされるとのこと。
歌舞伎に対する熱い想いもフリートークで語ってくれるようです。

京都の南座は、ひとまわり小さい劇場なので、3階の5000円の3等席からでも、よく見えます。
興味がある方は、安い席で体験してみるのも良いかもと思います。

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