こんにちは、くららです。
本日が星組公演の初日です。台風は過ぎ去り無事に幕が開きそうで本当に良かったです。
スチールが公表されました。
→スチール
みなさんプロローグのカラースーツを着ているようです。格好良い!
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ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』について
“ロマンチック・レビュー”シリーズの中でも、特に“男役の美学”を追求した“ダンディズム”シリーズの第三弾!
初演は、1995年花組・真矢みきさん主演の『ダンディズム!』。
第2弾は、2006年星組・湖月わたるさん主演の『ネオ・ダンディズム!』。
岡田先生のロマンチック・レビューというと、作曲は吉崎憲治先生。
今回も「吉崎憲治&岡田敬二」がコンビとして活躍されています。
歌唱指導も吉崎先生が担当されています。
本物の男性を超越した理想の男性像をどこまで演じられるのか!
娘役は、男役の魅力を受けて、一層美しく可憐な娘役に。
ダンディズムは、男役の美学を追究するタカラジェンヌにとって永遠のテーマ。
真琴くんは岡田先生から「礼真琴にしか出せないダンディズムを」と言われたそう。
「自分が出せる自分らしいダンディズムを」と研究を重ねた礼真琴のダンディズムを魅せてくれることでしょう。
今回の『モアー・ダンディズム!』は、“ダンディズム”シリーズの過去2作品だけでなく、ロマンチック・レビューの他作品からも取り入れられています。
「ロマンチック・レビュー」は、岡田が1984年の花組『ジュテーム』(高汐巴主演、併演『琥珀色の雨にぬれて』)から提唱されたシリーズです。
若葉ひろみさんの“花占い”、大浦みずきさん・若葉ひろみさんの“初恋”良かったですよね。
今回、その前の1976年花組『ビューティフル・ピープル』(榛名・安奈主演 併演『あかねさす紫の花』)の一場面「ビューティフル・ラブ」を新たに構成した娘役だけのロマンチックな場面もあるようです。
岡田先生の作品を想い出しても、初期は花組と縁が深いですね
昨日花組公演『元禄バロックロック』『The Fascination!』の制作発表会が開かれました。
「心の翼」が歌われたそうで、高汐さん大浦さん時代のファンの私には嬉しかったです。
花組誕生100周年を祝う『The Fascination!』では、そういう懐かしいシーンが沢山あったら良いなと思っています。
『モアー・ダンディズム!』の流れ
「歌劇9月号」座談会と公式ホームページの内容とタカラヅカニュースの稽古場情報などからまとめてみました。
第一章 プロローグ(振付羽山先生)
初演のイメージと近い4色(オレンジ、黄、青、緑)のカラースーツ 。
初演は原色でしたが、スチール写真を見ると今作は抑えた渋めのカラーです。
大階段に列ごとに四色のダンディーたちとレディーたちが並ぶ色彩豊かなオープニング。
4列の体型移動が難しいそう。
・オレンジ……愛月ひかる、天寿みつき
・黄……天華えま
・青……瀬央ゆりあ、極美慎
・緑……綺城ひか理
「ザ・ダンディー」(♪礼真琴、舞空瞳 他)
初演のトップ娘役の純名里沙さんの歌唱力は抜群でした。歌唱力が向上し続けている舞空瞳ちゃんも、稽古場映像で高音でビブラートの効いた歌声を披露されていました。
「スウィート&ビター」(♪白妙なつ)
◆間奏曲1 「薄紫のとばりの向こう」(1986年ラノスタルジー)
愛月ひかるさんのソロ。
『ラ・ノスタルジー』(1986年月組)で作曲家の小椋佳さんに提供してもらった曲。
第2章「ミッション」(新場面)
小澤時史先生のオリジナル曲。
謝珠栄先生振付のストーリー性のあるダンシングシーン。
恋人役の舞空瞳ちゃんのダンスから始まる。
回想シーン
コサック風の衣裳の軍人・礼真琴くんがあるミッション(使命)を持って戦地に赴く。
革命を起こすために、証書を集める必要があり、みんなで命をかけて証書を集める。
謝先生は、ジョージアダンス(男性は高く飛び、空中で回転したりと、勇敢さと高い身体能力が必要なもの)を取り入れたハードなダンスシーンに挑戦。普段使わない筋肉を使うので筋肉痛が大変だそう。
礼・舞空のかなり激しいダンスシーンも堪能できるようです。
◆間奏曲2 「ビューティフルラブ」
(1976年花組『ビューティフル・ピープル』から再構成)
・娘役だけのロマンチックな場面。振り付け若央先生。
・大きな豪華なつばの帽子をつけて「ザ・レビュー」的な綺麗なゆめゆめしいシーン。
・8人の娘役さん。有沙瞳、小桜ほのか、音咲いつき、二條華 …
第3章 中詰 「キャリオカ」
宝塚歌劇のレビューの醍醐味が詰まった華やかでエレガントな中詰。
ラテンの名曲を、ビギンやタンゴ、ロックなど、様々にリズムを変化させて、音楽とダンスだけで盛り上がりを見せるレビューの極致な世界。
黒燕尾の紳士とピンクのドレスの淑女たち。
男役群舞から、ドレス捌きも見どころの娘役たちの優美な舞へ流れるように展開。
やがてカップルたちが歌い踊る、このシーンのクライマックスに。
2006年星組湖月わたるさん主演『ネオ・ダンディズム!』の中詰めで大評判だった「キャリオカ」、当時下級生のため出演できなかった音波さんは、このシーンへの出演を大感激されていました。
第4章 「ゴールデンデイズ」
士官たちが学生歌を歌い、幕があくと白い軍服の愛月ひかるさんがいらっしゃる!
令嬢は有沙瞳さん。輪っかのドレス。
曲「セレナーデ」
「うたかたの恋」に憧れていた愛月さんのために岡田先生が設けられた「プリンス愛月ひかる」が堪能できるシーン。
第5章 「ハードボイルド」
初演を「礼真琴バージョン」で!(羽山先生振付)
星男のここぞ!という男役の情熱的なハードボイルドシーン。
最初のタンゴの2人は、瀬央・綺城から。
(初演では紫吹淳さん・匠ひびきさんでした。)
両手を交互に振り落とすアップテンポな羽山先生の特徴的なダンスも。
羽山先生の独特な振り付けのシャープな踊り。
帽子やスーツの着こなし、視線やしぐさなど、細部にまで宿る“男役の美学”を味合わせてくれる場面。
第6章 「ザ・ロケット 」(百花先生振付)
107期生も出演。
第7章 「テンプテーション」(御織先生振付)
「Temptation」をラテンロックにアレンジして、中堅、上級生が活躍。
スパニッシュ風の全員真っ赤な衣装。
礼・舞空のトップコンビの格好良い振り付も。
最後は男役と娘役で、花道、銀橋に。
◆間奏曲3 「ラ・パッション」
瀬央ゆりあさんソロ。
『ラ・パッション!』(1989年雪組)の主題歌を、銀橋で歌う。
第8章 「アシナヨ」(若央先生振付)
礼真琴・舞空瞳・愛月ひかる3人のシーン。
礼さん、愛月さんが歌う。
礼・舞空コンビが踊って、愛月さんが歌うシーンも。
真琴くんが愛月さんの肩を後ろから抱きしめるシーンもあるそう。
「アシナヨ」は韓国の曲。
愛月さんの退団に重なる歌詞があって、いろんな感情が生まれてくるそう。
第8章 パレード
吉崎先生の新曲「モアー・ダンディズム」。
いつもと雰囲気を変えて、重厚感があってエレガントな挨拶をして欲しいと言われているそう。
まとめ
書き上げただけでもバラエティに富んだ構成で、礼真琴くんと舞空瞳ちゃんの七変化が楽しめるそう。
「タカラヅカニュース」の星組稽古場映像がいつもより長く流れたので、いろいろとイメージが広がりました。
礼真琴くん率いるエネルギッシュな星組では、また新しい雰囲気のロマンチック・レビューが生まれそうです。
観劇後、また感想を書きますね。
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