2番手と95期の人数問題
こんにちは、くららです。
オリンピックの閉会式の国歌斉唱には、花組、星組、宙組のスターさんたち20人が出演されました。
「この選ばれしスター」は、トップスター、トップ娘役、2番手男役、「バウホール主演や外箱のヒロイン経験者」でしたね。

そのため100期生でも、「PRINCE OF ROSES」のバウ主演を今年つとめた聖乃あすかさんは選ばれていましたが、極美慎さんはまだバウの主演経験がないので選ばれていませんでした。

96期、97期、98期の男役さんは、バウホールの主演経験がある和希そらさん、永久輝せあさん、瑠風輝さんだけでした。

3組から公平に選出して、ちょうど20名だったことはスゴイなと思いました。オリンピックの閉会式の計画が以前からあって、今年聖乃あすかさんがバウホールの主演をしたの?と思うのは、うがった考え方すぎますね。

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95期の存在感がスゴイ現在の宝塚

花組6名、星組6名、宙組8名
92期 1名 真風涼帆
93期 2名 愛月ひかる芹香斗亜
95期 5名 礼真琴柚香光水美舞斗桜木みなと瀬央ゆりあ
96期 1名 和希そら
97期 1名 永久輝せあ
98期 3名 有沙瞳遥羽らら瑠風輝
99期 1名 小桜ほのか
100期 4名 星風まどか音くり寿天彩峰里聖乃あすか
102期 2名 舞空瞳潤花

95期の5名がダントツで多いです。
95期は既にトップ娘役経験者は退団しているため、男役だけで5名なのは、現時点の宝塚が「いかに95期を中心にまわっているか」のあらわれですね。

95期に続く期は、やはり100期のように感じました。こちらは娘役が3人で男役は1人。男役はこれからですね。

並び順について

宝塚は公式の場での序列がしっかり決まっています。トップスターが一番上です。そしてトップ娘役、2番手。
さらに同じ「格」ならば、学年順、成績順になります。OGになってもこの序列はそのまま健在です。

檀上
柚香真風

檀下
センター 星風

【上手】 愛月 芹香 遥羽 桜木 小桜 和希 天彩 聖乃
【下手】 舞空 水美 有沙 瀬央 永久輝 瑠風

トップスター3人が壇上でした。
センターは、最上級生で就任時期も長い真風涼帆さん
そして上手が礼真琴さん、下手が柚香光さん
ふたりはほぼ同時期にトップに就任したので、同期なので成績順なのかな?と思いました。

壇上のトップ3人は大きくテレビ画像に映されました。そして礼真琴さんだけしばらくアップ画像もありました。
国歌斉唱の冒頭はこっちゃんの美声が響いていました。

こっちゃんのアップは、はじめに独唱したから?指定されていたから?たまたま?わかりません。劇団のイチオシトップスターなのでしょうか?

トップ以外の方は檀下でした。トップ娘役の経験値が長く最上級生の星風さんがセンターでした。
そして、そこから上手に8人、下手に8人広がっていました。できるだけ男役と娘役が交互になるように配置されていましたが、その配置からも序列が明確でした。

2番手で同格同期の愛月さんと、芹香さんは、退団予定の愛月さんが内側でした。
同格同期の遥羽さんと有沙さんは、退団予定の遥羽さんが内側でした。

研5の成績が最終成績になりますが、各組に振り分けられての成績の順番しかわからないので、愛月さんと芹香さん、遥羽さんと有沙さんの成績の順番はわかりません。

愛月さんと遥羽さんは退団予定なので、できるだけ内側に位置するよう配慮されたのかな?とも思いました。

95期の3人について
水美さん、桜木さん、瀬央さんの順番になっていました。これは成績順だと思います。

この3人はこれからの活躍が更に期待されています。
朝美絢さんが2番手に就任したことから、95期の2番手羽根はどこまで続くのだろう?と今後について考えてみました。

95期の今後について

柚果光、礼真琴、月城かなと(就任順)と、3人のトップスターを輩出しています。(月城さんは8月16日就任)

そして朝美絢さんが雪組で2番手羽根を背負って、2番手に就任されました。

このオリンピックの閉会式に出演していた水美さんと瀬央さんと、朝美さんの3人は、今まで同等クラスの扱いを受けていました。

花組は次の本公演から新体制になります。水美さんにも変化があるかも。

星組は残念ながらも愛月さんが退団されるため、次々回の本公演から新体制になります。瀬央さんにも、変化があるかも。

そしてオリンピックの閉会式に出演していた桜木さんは、舞台写真、ルサンクの扱い、既に3番手羽根で、同期の3人より格上に位置しています。

宙組の今後の体制に変化があるかどうかは、現時点ではわかりません。
有力な2番手の芹香さんがいらっしゃいます。桜木さんがいつまでも同期に遅れをとったままの状況とは考えられません。

朝美さんが2番手に就任されたことに続いて、水美さん、瀬央さん、桜木さんも2番手に就任する可能性はあるのか?

既に現時点でのトップスターとトップ娘役3人を輩出した95期の躍進は前代未聞ものですが、さらにこれ以上の展開がありそうな気もします。

しかし、2番手に就任されても、トップスターの座が待っているとは限りません。
トップの座は5席と限られているからです。

95期のトップスターが3人になるところに、さらにトップの座に95期が次々と就任していくことは、物理的に不可能な気もします。

短期トップ就任もあるのだろうか?

以前には、「1作のみトップ就任」という方がいらっしゃいました。
・2001年 匠ひびきさん
・2002年 絵麻緒ゆうさん
・2006年 貴城けいさん

しかし最近は最低でも3作就任となっています。壮一帆さん、北翔海莉さんがそうでした。

「2番手」が次々に就任すると、通常のトップ交代劇は、物理的に難しいので、「1作のみトップ就任」とか「2作のみトップ就任」が復活することもあるのでしょうか?

2番手からトップへの様々なパターン

雪組の彩風咲奈さんケース

望海さんがトップに就任すると同時に2番手に就任した彩風咲奈さんが、望海さん退団後新トップスターに就任されました。

このパターンが一番波風の起きない平和なトップ交代です。

長く宝塚を見ている私は、この流れが当たり前と認識していました。

しかし時代の流れの中で、この当たり前が当たり前で無くなってきています。

月組の月城かなとさんのケース

寂しいですが、月組の珠城りょうさんの退団の日もいよいよ近づいてきました。

珠城さんがトップに就任されて、美弥るりかさんが5作2番手をつとめて退団され、その後3作2番手をつとめた月城かなとさんが新トップに就任されます。

現時点では平和なトップ交代ですが、その前に美弥るりかさん2番手退団ショックがありました。

「上級生2番手」というのは、天海祐希さんがトップの時の久世星佳さんの例がありましたが、久世さんはトップに就任されました。それまで「上級生2番手退団」の例がなかったので、多くのファンの方々が美弥さんの退団にショックを受けられました。

「上級生2番手」の美弥るりかさんの退団に続いて、瀬戸かずやさん、そして残念ですが愛月ひかるさんもこのケースになってしまいました。

このパターンが常態化しつつあります。

さらに他の組でも、このケースは起こりそうな気配があります。

宝塚は男役トップスターを頂点とするピラミッド型

「ダブルトップ体制」も昭和の「ベルサイユのばら」がヒットするまでは、よく取り入れられていました。鳳蘭&安奈淳、榛名由梨&大滝子など。
「ベルばら」後、花組で松あきらさんと順みつきさんの「ダブルトップ体制」がありましたが、良くなかったので、「ダブルトップ体制は行わない」と宣言されました。

2番手飽和状態の今でも、「ダブルトップ体制」は行わないのでしょうか?

「宝塚は男役トップスターを頂点とするピラミッド型である」ということは、宝塚に続いている伝統です。
宝塚のスタービラミッド型

2021年は、花組、宙組で、トプスターはそのままでトップ娘役が変わりました。
この図をつくりながら、トップ娘役、2番手は、途中で交代することも前提で、その頂点に男役トップスターが存在している最近の宝塚の傾向を強く思いました。
かつて2番手の交代はありましたが、2番手の退団は頻発するものではありませんでした。

昔の宝塚では、トップスターの元で2番手が様々な役の経験をしながら、スターとしての経験値を重ね、人気も獲得していって、トップスターを押し出すような形で、トップスターに就任していました。

昔の宝塚の概念をひきづっている私は、2番手はトップスター候補であって欲しいと、このブログに良く書いていましたが、私の考え方は古いのかな?と最近思えてきました。

どのスターさんたちにも応援しているファンの方々が沢山いらっしゃるので、これからの展開もみんなが平和な気持ちであれたら良いなと思っています。

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