雪組『Fire Fever!』 初日感想
こんにちは、くららです。
今日は『Fire Fever!』の感想を書きます。
(2回目を観劇して、書いた内容が間違っていたことに気づいたので、修正しました。8月8日夜)

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ダンスの雪組に!

紅ゆずるさんから礼真琴くんにトップが変わって、「ダンスの星組」が強烈に打ち出されました。(お披露目公演『Ray-星の光線-』)
それと同じように、トップが望海風斗さんから彩風咲奈くんに代わって、 「新生雪組」のショー『Fire Fever!』は、「ダンス!ダンス!ダンス!」でした。

そして脚長で小顔で超絶スタイルの良い咲ちゃんは、どんな衣装も素敵に着こなして、オーラ押し出しの強さがあります!
他の方が着ると事故ってしまうような衣装も、咲ちゃん色にスタイリッシュに着こなしてしまうのがスゴイところ。

失礼ながら、今回微妙な冴えない衣装に感じたものもありましたが、咲ちゃんは何を着てもスターとして着こなしてしまう!
ハッタリと言うか、咲ちゃんにこんなにカリスマ性があるとは思いませんでした。

暑い夏に、ギラギラと燃える炎のような熱すぎるダイナミックなショーでした。
ご挨拶で咲ちゃんより「暑苦しすぎる」という言葉がでましたが、あつい衣装を着けて、踊りまくる出演者たちは、猛烈に熱いことでしょう。みんなの体力が千秋楽まで続きますように。

梅田芸術劇場「SPERO」からエールを送る望海さんテキストが入ります。

Twitterを読ませていただくと、望海さんは「咲ちゃん主運の雪組初日」がとっても気になっていらっしゃるよう。
舞台で終始お話しされていたようですね。

今から1年半前、礼真琴・舞空瞳大劇場トップお披露目公演の時も、大劇場初日の前日が紅ゆずるさんの『紅-ing!!』でした。
私はその初日と、翌日(礼くん初日の日)の『紅-ing!!』を見ましたが、2回ともこっちゃんや星組生たちの話がされました。LINEで連絡を取り合っていらしたご様子でした。

そして「どうしてこの日程でコンサートなの?」と星組生たちから残念がられたそうです。大劇場の初日前後には観劇に来れません。
「最初から決まっていたから、どうしようもないねん」と紅さん。

今回雪組の場合も、新生雪組の大劇場公演と梅芸での望海さんのコンサートがマルかぶりです。
梅田に足を運ぶ望海さんファンに、大劇場の雪組お披露目公演も観てもらいたい。
大劇場に足を運ぶ雪組ファンに、梅田芸術劇場の望海さんのコンサートも観てもらいたい。

ファンの集客の相乗効果を狙っているのでしょうね。
咲ちゃんを心から応援している望海さんは、11日に梅芸でのコンサートが終わるので、その後咲ちゃんお披露目を観劇されるでしょうか?

朝月希和ちゃんについて

お芝居の方では、朝月希和ちゃんと夢白あやちゃんの「どちらがヒロイン?」要素がありましたが、ショーでは希和ちゃんが何の疑いも無くヒロインでした。
さききわコンビの見せ場が多くありました。
「ジャングルキング」「ジャングルクイーン」として被り物とイカツイ衣装をつけて登場すると、二人のトップお披露目だと一目瞭然。

でもこの被り物と衣装は、威厳はあるけれど娘役の可憐さが皆無なので、ちょっと娘役らしくなくて気の毒でした。
咲ちゃんがキングで、その子分という感じで、「クイーン」の要素は感じられませんでした。

さききわコンビは、デュエットダンスの相性が、とっても良いです。
とてもしっくりと自然体で踊っています。咲ちゃんも希和ちゃんとなら踊りやすいのでしょう。

“Fire Bird”では、希和ちゃんは、余命が限られている、はかない“雪を愛する娘”ブランカで、恋人は綾凰華くん。
彩風さん演じる“火の鳥”が命を吹き込んで、最後は出演者全員が”翼“になって、最高に盛り上がるシーンです。

希和ちゃんの少女役は可愛かったですが、失礼を承知で書くなら、このブランカ役は夢白あやちゅんの方が似合っていたかも、と勝手に感じました。
希和ちゃんは何でもできる娘役さんですが、華というか娘役の可憐さを表現するには、上級生になりすぎてしまったような。
蘇った時のカツラが似合っていなくて…
でもこのシーンは、トップ娘役の希和ちゃんでなければならない役どころです。

夢白あやちゃんについて

ショーのスチール写真も一人だけワンランク上の可愛さでした。舞台上でも。
そしてダンサーです!娘役たちで踊っている時も、センター付近にいることが多かったように感じました。
ダンサーの沙月愛奈さんさん、星南のぞみちゃんが退団されるので、ダンサーとしての夢白さんの活躍はさらに期待されるでしょう。

しかし今回は、夢白ちゃん一人だけが目立つシーンはありませんでした。
フィナーレの最初、咲ちゃんと娘役さんたちとの大階段のダンスで、咲ちゃんと主要な娘役さんと2人でからむところありましたが、夢白ちゃんはその中に入っていませんでした。まだ下級生で新参者だからかな。一番最初に咲ちゃんとからんでいました!

フィナーレの朝美くん中心の場面、男役さんと娘役さんの何組かがペアでデュエットダンスするところでは、彩風・夢白朝美・夢白ペアでデュエットダンスしていました。

これからダンサーの夢白ちゃんが、「ダンス」の雪組で、大活躍していくことは間違いないでしょう。

期待のダンサー縣千くん

綾凰華くん3番、縣千くん4番という感じで銀橋わたりなどもありましたが、二人の中ではやはり縣千くんへの期待値が高そうな気がしました。
綾凰華くんも、“Fire Bird”では、“雪を愛する娘”ブランカの希和ちゃんと素敵なデュエットダンスをしています。)
フィナーレ前に縣くん中心とした16人のダンスの場面があって、「ダンスのみでどれだけの熱量を伝えられるか、お客様には過度なほどに(笑)ご期待いただきたいと思います」と、稲葉先生にはっぱをかけられているのは、以前にご紹介しました。

縣くんが中心なだけでなく、縣くんのソロダンスもありました。若手のソロダンスを見る機会はほとんどありませんが、ここでその場が設けられているということは、本当に期待されているのでしょう。そしてそれだけダンスが出来るということ。
他のメンバーたちも、2人ずつで踊ったり、良く顔の見えるシーンでした。
縣くんと2人のシーンというと、彩海せらくんでした。

このシーンにでている16人は「期待のダンサー」たちでしょう。
男役7人
・眞ノ宮 るい
・日和 春磨
・彩海 せら
・一禾 あお
・壮海 はるま
・紀城 ゆりや
・華世 京

娘役8人
・希良々うみ
・羽織夕夏
・琴羽 りり
・花束 ゆめ
・愛羽 あやね
・千早 真央
・菜乃葉 みと
・琴峰 紗あら

華世 京くん大活躍

70人の大ロケットになる前に、若手さんたちがロケットのダルマ姿で踊るシーンがあります。
その先陣をきって一人で出て来てしばらく踊っていたのが、華世京くん
そしてそのシーンでは、常にセンターでした。

70人の大ロケットの後、「8人の男役」が彩風さんと絡んで、その後銀橋をわたりますが、そのエイトシャルマンにも華世京くんは、入っていました。

8人…朝美絢、綾凰華、諏訪さき、星加梨杏、縣千、彩海せら、一禾 あお、華世京

このそうそうたるメンバーに、研2の華世京くんが入っていることは、スゴイ!しかも全く気後れせず堂々と魅力を振りまいていました。
先ほど書いた「縣くんと15人」のメンバーにも入っていました。

フィナーレの男役群舞メンバーに入って、大階段でも踊っていました。
そしてwトリオも。

華やかな笑顔とオーラで華世京くんが登場すると、すぐにわかります。
お芝居の方でも、大きな役はついていませんが、出てくるとわかりました。
天性のスター性があるように感じます。

100期の眞ノ宮 るいくんと星加梨杏くん

スチール写真に今回初登場したのは、100期の眞ノ宮 るいくん希良々うみちゃんだけ。星加梨杏くんは入っていませんでした。

しかし「エイトシャルマン」の方には、星加梨杏くんが。「縣くんの16人メンバー」の方には、眞ノ宮 るいくんが入っていました。

お芝居の方では、眞ノ宮 るいくんの役の方が重みがありましたが、星加梨杏くんも出番が多く、活躍していました。
「ダンスの雪組」になると、ダンスが得意な眞ノ宮くんの方が有利でしょう。それでスチールに差がついたのか。このあたり、宝塚の序列社会のシビアなところです。

歌手不足を感じた

望海さんと真彩ちゃんの抜けた穴を埋めるために、新人の抜擢はされず、奏乃はるとさん、千風カレンさん、愛すみれさんらのベテランが歌で活躍していました。
英真さんの歌の代役は久城あすさん。
諏訪さきさん、有栖妃華さんにも少し歌う場面がありましたが、基本上級生が活躍していました。
歌える下級生を活用しないのは、少し残念だなと思いました。
今回は下級生にはダンスに専念させたかったのか?

彩風咲奈さんの初日ご挨拶

咲ちゃんは、トーク力も抜群です。楽しいトークで和ませてくれました。

「望海風斗さん時代より引き継いだ、雪組にはどっせいというものがありまして、持ち物(シャンシャン)が打ち上げ花火のようですので、どっせい花火を打ち上げたいと思います!」と、

咲ちゃんの「どっせい!」という掛け声に合わせて、出演者はシャンシャンを、観客は左手の拳を振り上げました。

2回の全国ツアーでは、振り上げた拳に拘られていましたが、今回はそれで終わりでした。

「明日でオリンピックが終わってしまいますが、世界中のどのシティーよりも、ここ宝塚で一番ファイヤーがフィーバーしています!」と嬉しそうに話されました。「世界中のどのシティーよりも」という言葉のセンスが素敵です。

今日でオリンピックが終わってしまいますね。
あまり興味をもっていませんでしたが、「閉会式に宝塚のスターが出演する」という週刊誌発の情報が出回っています。
次回オリンピックがフランスなので、フランスを舞台にした演目を数多く宝塚が上演しているので、そのからみで宝塚が出演とも言われていて、信ぴょう性もあるような気もします。

私一個人としては、感染の危険性のある所にわざわざタカラジェンヌを出演させなくても良いのでは?と思いますが、はてさてどうなのでしょう?
午後8時からの閉会式は見ようと思っています。

これから雪組公演2回目の観劇に行ってきます。

また感想を書きますね。

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