『CITY HUNTER/Fire Fever!』初日感想
こんにちは、くららです。
雪組『CITY HUNTER・Fire Fever!』の初日を観劇してきました。

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朝美絢くんが2番手羽根!

彩風咲奈・朝月希和お披露目公演ですが、一番関心が集まっていたのは「朝美絢くんが2番手羽根を背負うか?」ですね!

愛すみれさんのエトワールからパレードが始まり、スターさんたちが次々と降りていらっしゃいました。
朝美絢くんが大階段のてっぺんで横向きで定位置に着くまでの段階で、私の周りではつつきあったり、「わあっ」と声が出たりの反応が。
もちろん、私もスポットライトの当たっていない大階段の天辺のあーさの影を見つめていました!
「ついている!大きい!」

そしてスポットライトを浴びたあーさは、白い大きな2番手羽根を背負っていました!

公演プログラムには、あーさのスチール写真のページ、プロフィール共に1ページ、さらに冒頭にはお芝居、ショー共に扮装写真が1ページずつ掲載されていました。
フィナーレの表記は、彩風咲奈さんが「パレードの男S」そしてあーさが「パレードの男A」、次の男役さんたちは「パレードの男」。
プログラムを見ただけでも確信していました。

3番手、4番手と思われている綾凰華さん、縣千さんは、スチール写真の大きさが他のスターの方たちと同じ大きさで、プロフィールページもありません。バウ主演をしていないからでしょう。
綾凰華さんと月組4番手の暁千星さんは同期ですが、バウホールの主演経験の有無が差になっているようです。

更に言えば昨日書いた「歌劇の2つの座談会」から、「朝美絢くんが2番手」ということはわかりました。定期購読しているので、だいぶ前に送られてきていて、「そうなんだ!」と一人で秘かに思っていました。

齋藤先生からあーさのことを「新しいトライアングルの一角」と言われれば、明確ですよね。
「彩風咲奈さんとの二人のユニット感も楽しんでいただけたら」という表現もつかわれていましたが、ショーの方でトップと2番手という並びが何か所かありました。
ショーの幕開きは、朝美絢くんの「ジャングルガイA」の真ん中から始まりました。

2番手退団が頻発しても良いのか?
2番手の愛月ひかるさんの退団発表されたばかりで、他の組でも「2番手退団」が頻発するのではないか?と予想されています。そのため「2番手を単純に喜んではいけない」という雰囲気も、
トップの彩風さんと朝美さんは、2期違いで朝美さんが下です。
「下級生の2番手」でも2番手退団が続くようなら、それは問題のような気がします。

以前も書きましたが、2番手がほぼトップスター候補である、以前の流れに戻って欲しいと思います。

『CITY HUNTER』の感想について

ストーリー展開について

明るくて楽しくにぎやかで沢山笑いました
しかし原作の大枠を知っていることが前提で、更に2つのオリジナルな話が展開していました。

『CITY HUNTER』のキャラクターをご存知の方には、問題無いと思いますが、キャラクターについて詳しくない私は、ガチャガチャとした印象で、よくわからなかった部分もありました。
人物が詰め込まれすぎで、お話が浅くスピーディーに展開していく「齋藤先生流」をこの作品でも感じました。

明日も観劇予定なので、2回観ると理解できそうな気がします。

「齋藤先生流」作品は、回数を重ねるほど、出演者たちのキャラクターが熟成されていって、わかりやすくなっていきます。

観劇する側も、見れば見るほど「見どころ」を見つけて、沢山楽しめると思います。登場人物たちが、あちこちで色んなことをしていました。

品性について

数日前のブログに「清く、正しく、美しく」が宝塚の作品の礎と書きました。
原作の先生が“品”に関しては「シティーハンター」の責任ですので、宝塚ファンの皆様どうか怒らないで下さい(笑)!とコメントされていたので、「スミレコード大丈夫?」と勝手に心配していましたが、全然大丈夫でした。

「もっこり」は、「ハッスル」に言い換えられ、物理的な表現は全く無かったです。
彩風咲奈さんがメチャメチャ振り切って、スケベでおちゃらけなキャラクターに徹していましたが、何をやってもカッコいいので、そこは「笑い」に繋がりました。
咲ちゃんの役に徹しての変身というか役者ぶりも飛びぬけていました!頼もしいトップスターになられたなと感動!

キレイな女性に対して、お触りが多発なことは、女性が女性に触っているので、基本いやらしさを感じなかったこともあると思います。
これが本当の男性が同じように舞台の上で、次々と女性のお尻を触ってばかりいると、問題になったかも?倫理規定がドンドン厳しくなっているので。

齋藤先生ならではの映像たっぷり使用

開演前から閉幕後まで、映像が用意されていました。月組の『I AM FROM AUSTRIA-』のように。

劇中は、新宿の巨大スクリーンに様々な画像が映し出されていました。舞台が平成元年設定のようで、雪組や星組の「ベルサイユのばら」の広告など。そちらに目を向けていたら、お話が余計理解しづらくなります。

「ベルサイユのばら」の広告が先に続いたので、今後雪組で「ベルサイユのばら」を上演する伏せんなのかもと思ったりしました。その後別の演目も表示されていたので、私の早とちりのようでした。

テレビアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマ「GET WILD」や、テレビアニメ『シティーハンター2』のエンディング・テーマの「STILL LOVE HER (失われた風景)」も 歌われていました。
この作品のためにSHISHAMOの宮崎朝子さんが書き下ろされたオリジナル曲も、とても作品にマッチしていました。
懐かし曲や新しい楽曲がさらに作品を盛り上げていました。

夢白あやちゃんはやはりヒロインのようだった

クジャマラというアフリカの国の王女のアルマ・ダヤン役の夢白あやちゃんは、コンガリメイクでしたが、やはり綺麗で気品があってヒロイン的な役どころでした。
咲ちゃんと2人で夜景を見て、デュエットしてからのキスシーンがあって、それを香役の朝月希和ちゃんが目撃をするという。
「トップコンビお披露目公演なのにいいの?」と思ってしまうような。

最後は、咲ちゃんには相棒の希和ちゃんが必要と言う感じで、パートナーとしてやっていこう!と、希和ちゃんが相手役と打ち出されていました。
しかし二人の関係は「恋愛」というより「同士」という、冴羽獠と槇村香の関係性がピッタリなのかな?と思ったり。

希和ちゃんは全国ツアーの時は、緊張していたのか調子が悪かったのか、表情が硬く思えましたが、この作品ではとっても表情豊かでボーイッシュな香を上手に演じていました。100tハンマーを振りかざす姿がマンガチックでとっても似合っていました。

カラーコンタクトを入れて、金髪かとってもお似合いの朝美絢くん演じるミック・エンジェルは、パワフルに弾けていて、「謎さ」が良かったです。2回ソロを歌いながら銀橋渡っていたような。

綾凰華くん演じる槇村秀幸は、すぐに死んでしまって「幽霊刑事」のような存在で登場していました。

縣千くん演じる海坊主は、ヒゲとサングラスとバンダナで終始ワイルド。
役としての個性が面白いので、登場するたびにクスクス笑ってしまいます。

最後に、サングラスを外してピンクのライトが当たって、美しいお顔がひと際強調されました。サングラスで隠してしまうのはモッタイナイ!最後に一目でもお顔を見せてくれて良かったです。

彩海せらくん演じる小林豊の演技がとても良かったです。その母親役の千風カレンさんも。
この二人の部分だけは深く描かれていたような。お芝居が上手だからかな。

冒頭に少しだけでてくる叶ゆうりさんの女装姿は強烈なインパクトがありました。

長くなったのでショーの感想は、次回にします。
縣千くんと華世京くんがやはり推されているなと思いました。

そして「咲奈ちゃんのみ男役で全員ダルマの約70名ラインダンス!」に組長さんも出演と「歌劇の座談会」に書かれていて、「奏乃はるとさんがダルマ?」と思っていました。
実際に舞台を見てみると、奏乃さんはロケットメンバーにいらっしゃいませんでした。
しかし朝美絢くんのプレイボートのコメディシーンでとっても豪華なドレスの一風変わったプリマドンナでした!インパクトありました。

パレードについて

皆さんが興味を持っていらっしゃる階段おりとパレードの並びだけ記しておきます。

階段降り
愛すみれ(エトワール)

野々花彩海星南

諏訪夢白



朝美(白い二番手羽根)

朝月(白い大羽根)

彩風(トップ羽根)

パレード並び

彩みちる・久城あす・諏訪さき・副組長・縣千・朝美・彩風朝月・綾凰華・組長・沙月愛奈・真那春人・夢白あや
(間違っているかもしれません)

彩みちるちゃんと夢白あやちゃんは、ほぼ拮抗している感じでしょうか。キャストボイスは夢白あやちゃんだけでした。

今回のショーのパレードは、大人数でしたが、男役の一人降りは、なかなかハードルが高いようです。

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