朝美絢×暁千星 素敵な関係性
こんにちは、くららです。
「宝塚グラフ11月号」には、あーさ(朝美絢)とありちゃん(暁千星)のとっても心が温まる素敵な対談「Especial Time」が掲載されていました。

そしてタイミングよくスカイステージで『タカラヅカ・プレシャス・スター「朝美絢・暁千星」』が放送されました。月組『舞音-MANON-』『GOLDEN JAZZ』の直後のようだったので、あーさ研7、ありちゃん研4の終わり頃の2016年でしょう。とっても二人が若い頃のものでした。

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宝塚グラフ「Especial Time」より

2017年にあーさが雪組に組替してから、二人できちんとお話が出来ていなかったので、ありちゃんが朝美さんとの対談をリクエストして行われたものでした。

暁:「今日はちょっとでも朝美さんに近づけるようノーズシャドウを濃く入れてきました。」

朝美:「そこ!?(笑)」

という、とっても楽しい会話から始まりました。

ありちゃんは3期先輩のあーさに対して遠慮してしまう所があって、あーさが出演している雪組の舞台を観に行っても、あーさの所に挨拶に行くことを気兼ねしていたようです。

朝美:「私たちってさ、お互い思っているのにそれを口にせず、モジモジしてるよね。付き合前のカップルのような」

月組時代はずっと一緒に頑張っていたのに、急に組替で離れてしまったふたりは、付き合う前のカップルのように、お互いが気になるのに踏み込んでいけない状態だったようです。
特にありちゃんは3期下なので、気兼ねして遠慮の塊になっていたのでしょう。

昔を振り返るお話の中で、ありちゃんは早期抜擢続きだったのに、器用では無いので、はじめは失敗続きで怒られてばかりいたそうです。

初めての新人公演『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』では、星条海斗さんの役がついたものの、何もわからなさすぎて大きな声を出すことしかできていなかったありちゃんを、あーさが励ましてくれて、ありちゃんは泣いた記憶があるそうです。やさしいあーさ。

はじめは、ありちゃんは飄々と見える所があって、怒られてばかりだったそうですが、次第に一生懸命頑張っているありちゃんの良さに皆が気付いて月組の中の弟のような存在として、可愛がられるようになったそうです。

バウワークショップ『A-EN』は、先にあーさversionで、後がありversionでした。
あーさはありちゃんのことが心配で、ありversionの舞台稽古に行ってみると、ありちゃんは段取りが出来ていなくて衣装部さんに怒られて泣いていたそうです。
あーさは発破をかけたと言われていましたが、いろいろとアドバイスし、ありちゃんには心の支えだったことでしょう。
そして無事に千秋楽を迎えることができました。その時ありちゃんはまだ研4でした。

早期抜擢に順調に応えてきていたように見えていましたが、ありちゃんは涙を流しながらも必死に頑張りながら乗り越えてきてようです。

バウワークショップ『A-EN』は、二人がそれぞれ主役でしたが、学年差が3年あったので二人の間にライバル心は全く無かったようです。

珠城さんのお披露目公演『グランドホテル』では、二人はラファエラエリック役替わりでした。
2人で協力しながらお稽古をしていたら、
珠城さんから「二人はライバルなんだよ。それをしっかり思っていないと役替わりの意味がないよ」とアドバイスがあって、ハッと、良い意味で競うことが作品の良さに繋がったり自分の成長になるんだと教えられたそうです。

珠城さんは組子に的確なアドバイスをされる良き上司だったのですね。

そして次の博多座公演を最後にあーさは月組に組替になりました。その公演はふたりは一緒でした。

ふたりは同じような立場で濃い時間を過ごしてきたので、組が分かれて互いに喪失感があったようですが、その思いが次の頑張りに繋がったようです。
この4年間であーさもありちゃんもとっても成長しました。

過去を振り返りながら、ふたりの間には当時の深い絆が復活したようでした。

対談の最後
暁:「お話が出来て嬉しかったです。これを機にもっと遠慮せず…いきたいと思います。」

朝美:「カモーン!!」

暁:「やった~!本日はありがとうございました!」

対談はとっても打ち解けて終わっていました。
ありちゃんはあーさといっぱいお話が出来て、昔の絆が今も続いていることを確信できて嬉しかったでしょうね。

対談の前に撮影タイムがあったようで、その時のありちゃんは大緊張で、二人でのショットが1カット終わるごとに顔を覆ったり扇いだりしていたそうです。あーさはその様子をみて「嘘でしょ~(笑)」と微笑ましくありちゃんを見つめていたそうです。

緊張している可愛いありちゃんと、それをやさしく見守るあーさの温かい光景が目に浮かびます。

5年前の『タカラヅカ・プレシャス・スター』

バウワークショップ『A-EN』、本公演『舞音-MANON-』『GOLDEN JAZZ』を終えたばかりの頃の撮影のようでした。あーさ研7、ありちゃん研4かな?

「Try!!」で和太鼓に挑戦していました。
難しくてはじめは悪戦苦闘していましたが、集中力と勘の良さで、短時間で習得して、最後は見事な和太鼓演奏を見せてくれました。
「舞台でもやりたいね」と話していましたが、現在博多座の『川霧の橋』でありちゃんはプロローグで勇ましく大太鼓を叩いています。

「Play!!」では和スイーツを楽しみながら、和気あいあいとしたトークが繰り広げられました。

お互いの第一印象は?
朝美 → 暁
朝美:「可愛いなと思った。」(ありちゃんは顔を崩して大照れ)

朝美:「ベビーフェイスなんだけど、出してくるパワーはビックリだ!!という感じの、マグマみたいな。月組はクールな大人っぽい人が多かったから、ありみたいなエネルギーを持った人がすごいなって。」

暁:「考えていることがすぐわかるって言われるくらい。」

朝美:「素直だよね」

暁 → 朝美
暁:「あっ綺麗と思って、目がキリッとされているので、ちょっと怖いイメージがあって。」

朝美:「よく言われる。第一印象はだいだい怖いって。」

暁:「あっすみません。すごい真面目な印象があって、全てに対してすごく考えていらして。私は全然考えないので。」

朝美:「本当に本能で生きている。考えずに。」

暁:「そうですね。だいたい勘です。」

朝美:「その野生的考え。」

暁:「野生なんですよね。」

朝美:「だからすごい楽しい!」

暁:「よかったです。」

今から5年半前ですが、あーさは現在より目が鋭く光っている美人。ありちゃんはパンパンのほっぺが可愛い女子というイメージで、現在と全然違っていました。

二人の関係とは?
朝美:「同志?!」

暁:「私もそれが出てきました。同じ志かなぁと思って、同志です!」

朝美:「いいね。同志です!」

新人公演について
暁:「新人公演の『ルパン』のガニマールが初ゼリフで、出来なさすぎて泣いちゃったんですよ、お芝居しながら。そしたら朝美さんが『大丈夫だよ』と言ってくれたのをすごく覚えている。」

朝美:「でも初の新人公演であそこまで出来たのは本当にスゴイと思う。」

暁:「滑舌も悪いし、声も高いし、芝居もよくわかんないし…」

朝美:「でもスゴイ大きい声出ていたよ。パニクッていたけど声は出ていたから。」

暁:「声は出すしか無いと思ったから。」

ここでも新人公演の思い出が楽しく語られていました。ありちゃんに対するあーさのフォローがやさしくて、いつもこういう形で温かく励ましてこられたのだろうなと思いました。

グラフの「はみだしSHOT」には、ありちゃんがあーさの顎クイしているものが載っていましたが、番組ではあーさがありちゃんを5センチの顔の近さで顎クイしていました。
『A-EN』の千秋楽の時に、顎クイがあって、そのお稽古の時にありちゃんは照れて笑ってはずしてばかりだったそうです。その本番シーンも番組で映りました。本番はバッチリ出来ていて、本当にお顔が近かったです!その頃からあーさが超イケメンで、ありちゃんは格好良いというより可愛かったです。

ありちゃんの下記のような面白発言もありました。
「『A-EN』の時に野口先生がありちゃんは白いイメージだったのに、黒いありちゃんの部分を見つけたらしく、皆様の知らない私がいると思います。」

「黒いありちゃん」が今年は『ダルレークの恋』と『川霧の橋』で大活躍しています。

この番組収録後の5年半の間に、大人の男役が似合うようになって、大人の色気もあふれているありちゃんの変化はスゴイなと思います。でも心の中は朝美さんを慕う可愛いありちゃんのままで、なんだかホッとしました。

そしてあーさも、雪組に組替して公演を重ねるごとに、大きなスターに脱皮していきました。
5年半前は、ご本人も同意されていましたが、お顔が綺麗すぎて近寄りがたさを感じるようなところがありましたが、そういうギスギス感が全くなくなって、距離を感じない、アイドル的なスターとして人気があります。

舞台の上では大胆ですが、あーさご本人は本当に真面目で誠実で一生懸命な人です。

そして早期抜擢の中で戸惑っていたありちゃんを温かく包み、一緒に頑張りながらやってきて、心根のやさしさをもっていらっしゃる方だなと思いました。それは今も変わらず、対談の中でやさしさがあふれていました。

ご本人たちにはその意識が薄かったようですが、元ライバル関係にあったことから、ファンの間ではギクシャクとしたライバル意識があることを聞いたことがあります。

タカラジェンヌの間では、ライバルという意識より、同じ釜の飯を食っている同期、同じ組、同じタカラジェンヌという連帯意識の方が強いようです。

ほとんどのタカラジェンヌの繫がりは、素敵な関係性の上にあるのだなと今回もあらためて思いました。
そういう関係を築ける宝塚の人間関係は、素敵ですね。

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