「愛ちゃんの死」「望海さん」「みりおシシィ」トレンドワード
こんにちは、くららです。
昨日の星組「ロミオとジュリエット」B日程のライブ配信の時は、「愛ちゃんの死」が、再びTwitterのトレンドになっていました。

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今日のトレンドは「望海さん」と「みりおシシィ」

そして今日は午後5時から「エリザベートガラコンサート アニヴァーサリースペシャルver.」がライブ配信されました。
「望海さん」「みりおシシィ」がTwitterのトレンドワード入りしていました。

「望海さん」について
望海さんの「黄泉の帝王のトート閣下」は、時に「ベネディクト」だったり 「ドン・ジュアン」だったり「エリック」だったり「ヌードルス」だったりを彷彿させてくれて、「だいもんトート」というより、何か懐かしい「望海さん」でした。シシィに振られる所など特に。
そして宝塚の役の全てが昇華した素晴らしい歌声でした。
望海さんのトートの歌は、現役時代から音源で聞いていましが、舞台の上ではさらに圧巻ですね。

明日海さん風に言うと望海さんは退団されたので「偽タカラジェンヌ」になってしまわれましたが、まだ退団されて3週間なので、「タカラジェンヌ」風味そのままの「望海さん」のように感じました。
だから、トレンドのワードも「望海さん」なのだなと一人で納得しています。
願わくばフルコスチュームversionの望海トートを現役時代に見てみたかったですね。もう叶いませんが。通常「エリザベートガラコンサート」は、現役時代の役を担当されるので、望海さんがトートを担当するのは、今回の「アニヴァーサリースペシャル」だけなのかもしれません。

「みりおシシィ」について
初めての舞台での女性役明日海さんの「みりおシシィ」は、美しすぎてピッタリで、この続きもいつか実現するのだろうと確信しました。芯のあるシシィは魅力的です。最後のトートとのシーンは儚くて、2幕からでなくても、1幕の少女時代から全然いけそうです。
「男役発声」から「女性発声」の切り替えは、すぐには難しそうですが、明日も明後日も配信があるので進化されていきそう。

「爆誕した望海トート閣下の黄泉感」、楽しいみりお語録は今日も顕在でした。

Twitterのトレンド入りからも、宝塚、OG関連のライブ配信は大人気ですね。有難いです。
節約を心掛けなければと先日書いたところなのに、配信の沼にまんまとはまり続けています。

「愛ちゃんの死」について「カフェブレイク」でのお話

昨日の「宝塚カフェブレイク」は、愛月ひかるさんがご出演でした。
「愛ちゃんの死」の舞台映像も、たくさん流してくださいました。
「僕は怖い」の「ロミオと死」の絶妙な絡みの見せ場もたっぷりと。

宝塚大劇場で観ていた頃よりさらに精魂がこめられ、ニヒルな表情、動きに迫力が増していて、圧倒的なオーラでした。昨日の配信ではさらにそのオーラが凄いことになっていました。

愛ちゃんのこだわり

愛ちゃんは、「死」のメーク、かつらなどに、とことんこだわっていらっしゃるようです。
黒っぽいネイルにされていましたが、衣装の裾についているオーガンジーの布が妖艶で素敵なので、指先まで衣装の一部、体の一部と表現できるように、衣装の裾と同じ色のネイルだそうです。

そして、「愛ちゃんの死」は、何と言ってもストレートのロングヘアーが魅力です。
ちょっとでも絡まると顔にかかってしまったり、気になってしまうので、はけるたびに1度カツラを脱いで、低音のヘアアイロンでといているそうです。
以前に「死」は、舞台に出ているようで、そんなにずっと出ているわけでは無いと話していらっしゃいましたが、死の役の時は「舞台に出ているか、カツラをといでいるか」だそう。
カツラも表現方法の一部だと思っているから、念入りに手入れされているそうです。楽屋でも大忙しですね。

経験値が実を結んだ

今回のトークで愛ちゃんか強調していたのは、宙組時代の経験がいかせていること
「10年前の自分にメッセージは?」という質問に対して
「経験は無駄にならない!かみしめてちゃんとやっておけ」と仰っていました。

「宙組時代、人間じゃないものをやるのが得意だった」と話されていましたが、厳密にいうと人間でなかったのは、『不滅の棘』の エロールぐらい?『神々の土地』のラスプーチンをはじめとして、普通の人間では無いキャラクターの濃い、幅広い役を演じられていました。
『TOP HAT』のアルベルト、『王妃の館』金沢貫一、『天は赤い河のほとり』 黒太子マッティワザ、『WEST SIDE STORY』ベルナルド、『異人たちのルネサンス』グイド司教、『黒い瞳』プガチョフ、専科に異動して『アルジェの男』ジャック。
今まで培ってきた演技力や探求心が、違う世界にいる「死」の色気、奥深さとなって舞台で見事に表現されています。

真風涼帆さんの「死」を基本として取り入れながら、自分の色も出せたらと、いろいろと取り組みながら今の死ができあがったそうです。
人が不幸に合うたびに嬉しそうで、「魂を食べる」というのもはじめは桜木先生の振り通りだったそうですが、人によって魂の捉え方を変えてみとは、というアドバイスを受けて、魂を捕まえてから食べたり、手で握りつぶしてから食べたり、自分であみだしているそうで、最後の霊場でロミオの魂を一番味わって食べることをオーバーに表現しているそうです。

壁にいる時や後ろを歩いている時は、振りがついていないので、自分でどのようにも表現できるので、どう感情を整理して出すか本当に難しいと思いながらつくっていらっしゃるとのこと。ただ立っているだけでも手の先にまで神経が行き届いていて、惹きつけられてしまいます。特に目に。

礼真琴君の素晴らしい身体能力があるからこそ、「死」が本当に操っているように見えていて、信頼しあっているからこそ、ぶつかり合って演技ができていると語っておられました。

愛ちゃんの「死」は、どんどん深みを増し表現力も大きくなっていますが、決してはみ出ていません。
それは星組の「ロミオとジュリエット」がバランスがとれてとても充実しているからです。
とりわけ礼真琴くんの「ロミオ」が最高峰の実力で存在しているので、愛ちゃんがどんなに濃い「死」を演じてもロミオが霞むことはありません。かえって相乗効果でお互いが深まってみえます。
特に「僕は怖い」の「ロミオと死」の関わり合いは、見る度に迫力が増していました。こんなに深い「ロミオと死」のシーンは見たことがありませんでした。

「舞台に来て楽しくなってきた」と愛ちゃんは話していましたが、これだけ観客の反響があれば、とても演じ甲斐があるだろうと思います。

礼真琴くんを中心として充実している星組で、それぞれの個性が重んじられているからこそ、「愛ちゃんの死」が魅力的なのだと改めて思いました。

「ロミオとジュリエット」のB日程は終わってしまいましたが、このB日程の充実した素晴らしさは今後語り草になるだろうと思います。
そして本来のA日程もB日程に負けていません。

こんな素晴らしい、まさに「宝塚の究極のロミオとジュリエット」が観客を入れて上演できないことは、残念でなりません。現在の感染状況では宣言の延長もあるかもしれません。

「宝塚の究極のロミオとジュリエット」が、1日でも多く観客が入って上演されることを願っています。

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