LOCK ON!人格者柚香光と魅力
こんにちは、くららです。
先週『LOCK ON!スター徹底検証・柚香光』が放送されました。
その放送を見て、「れいちゃんは人格者だなぁ」と感動しながら見たものでした。

緊急事態宣言によって急遽花組公演が中止になることになって、有観客での最後の公演での柚香光くんの言動をTwitterなどで拝見しました。
「やはりトップスターの器にふさわしい人格者」という思いを強くしました。

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『LOCK ON!スタ底検証・柚香光』

華優希ちゃんによる証言

最下級生で出演していた「カリスタの海」の時に、振りを確認しようかと言ってくれて、踊りの基本を学ばせてもらい、台湾公演の時には、「カリスタの時に比べて体の使い方がきれいになったね」と声をかけてもらったそう。
「どんな下級生にも、一人ひとりの成長をみとめて下さる方なので、いろんな下級生が心が救われてきただろうなと思います」と。

『ダンスオリンピア』の時は、「絶対大丈夫だから」と声掛けをして安心をくれ、何時間もかけながら一つずつ稽古してくれ、踊りについて身体の使い方を一から教えてもらって、見え方が変わって、自分の世界が広がったそう。

ikemen

華ちゃんと踊りが楽しいという発見が共有できたことは嬉しいと思います。
私がしつこく、残業代が出るのならどれだけ出さなくてはならないのか?というくらい彼女を引き留めて、そういう時間の中で彼女が確実にドンドン変化してきて、『ダンスオリンピア』の時に芽生えた意識が、確実に今に繋がって、彼女の本来持つ気品やオーラに繋がって、舞台上で花開いてきていることは、私にとっても何よりも学びになりますし、大きな財産になっていると感じています。


華ちゃんと踊りのお稽古を長時間重ねたことを「私がしつこく引き留めて」と謙遜して話されていることに驚きました。
実際に『ダンスオリンピア』の舞台を観た時に華ちゃんの踊りが以前よりとても進化していることに驚きましたが、その影にはれいくんとの地道な指導と稽古の積み重ねがあったのですね。
そしてれいくん自身、常に能動的な姿勢で、決して「時間を取られた」という受け身の考え方では無いのです。その精神のあり方が素晴らしいです。

『ダンスオリンピア』について

稲葉先生の証言では、『ダンスオリンピア』の最後の「ダメ出し」の時にスタッフの先生方が「良かった」「素晴らしいよ」と声をかけ、そんな誉めあうことはめったに無いことなのに、れい君はみんなを集めて、「先生方にああ言っていただいたけど、私たちが昇るべき山はまだまだ途中だから、みんな気を抜かずに頑張ろうね」と言ったそうで、花組はスゴク良くなるだろうと確信したそうです。

『ダンスオリンピア』は、それまでに見たことのないほど、エネルギッシュでパワーにあふれた感動作品でした。
「宝塚でこんな公演ができるのだ!」と驚きましたが、真ん中のれい君が先頭にたって高みを目指し続けていたので、みんなもそのエネルギーに引っ張られて、「宝塚の枠」をはるかに超えた、エネルギッシュな熱い作品になったのですね。そして品性にあふれていたのも、品格のある柚香光くんが真ん中だったからです。

夏美ようさんの証言

夏美さんは、れいくんが花組に配属された時の組長でした。その後専科に移動されて『風の次郎吉-大江戸夜飛翔-』で一緒に共演したこともありましたが、今回の『アウグストゥス-尊厳ある者-』が6年ぶりの共演で、叔父のカエサル役でれいくんと一緒にお芝居をされています。

宝塚1

この人は色んなことをやってきたはずなのに、どうして濁っていないんだろう?と思います。
一緒に芝居をやっていて、目線とか目つき表情で、私がかき回されて引き出してもらっていて、れいちゃんの感性に洗われていますね。決して濁っていない磨きがかかった感性というのは、これから凄い楽しみだろうと思いますし、トップとして仕事量がスゴク多いのに、しんどいとか嫌だなとかイラッとがないですね。これはスゴイことだと思います。


れい君は研ぎ澄まされた感性の芝居巧者だと思います。『アウグストゥス-尊厳ある者-』では、周りが「」で武力で闘おうとする中で、一人だけ「」で、精神性の高いオクタヴィアヌスを演じています。
宝塚1

ある日、上級生が「お肉のカタログ」を持っていたたのですけど、それをすご~く嬉しそうに見ていました。お肉好きなのだなぁ。おじさん食べさせてあげたいなぁと思いました。


この『LOCK ON!スタ底検証・柚香光』の中で、「お肉」、「食べる」の話題は、登場したほとんどの方が話していました。ショー『Cool Beast!!』では、お肉争いまでしています。

「よく寝て、よく食べて、よく笑う」この3点が柚香光君の基本のようです。こういう無邪気さも魅力ですね。

宝塚1

唯一無二の稀有な人だと思います。あの体の中にいろんな顔がある。それがあの人の魔力というか、魅力を超えた魔力で、人を惹きつけていくのだと思うんですよ。それが最大の魅力ですかね。
今のままのれいちゃんで行ってほしい。ただ少し「わがままさん」になっても良いのではないかなと思います。

れい君の個性を出しても良いような

「若いトップスター」ですが、「コロナ禍」どのトップスターさんよりも大きな試練の中を通っています。
トップお披露目公演の「はいからさんが通る」では、半年間に渡って公演延期、中止、延期に遭遇し、2作品目の『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』も、4月26日から公演が中止になってしまいました。
そんな中で、トップスターとして、みんなを統率するために、私情を挟まず全方位に配慮をつくしながら頑張っていらっしゃるようにお見受けします。
しかし夏美ようさんの仰るように、少しぐらい「わがままさん」になっても良いのではないかなと思います。

学年が若い頃のれいくんには、やんちゃな個性があふれていたような気がします。
『花より男子』の道明寺司 に通じるような個性は、今は全く封印されてしまっています。

『アウグストゥス-尊厳ある者-』のオクタヴィウスは一人だけ冷静な役ですが、反対に『Cool Beast!!』の野獣は、弾け抜いた個性を全開にしても良いショー作品です。しかし私から見たら、野獣としての「枠」越えが優等生枠内のように見えました。

最も責任ある立場な上、今回は「トップ娘役の華優希ちゃん」と「上級生の2番手の瀬戸かずやさん」、冴月副組長さんたちの沢山の退団者を見送るという役目もあります。
羽目を外せないのが現状でしょうが、柚香光君の魅力というのは、多岐にわたるところにあるので、人格者的な面だけで終わってしまうのは残念です。

5月10日に無観客でのライブ中継と、ライブ配信が予定されています。
『アウグストゥス-尊厳ある者-』では、柚香光君演じるオクタヴィウスと華優希ちゃん演じるポンペイアとの魂で分かり合える関係性は、映像でみると良く理解できるのでは、と思っています。
私は劇場で3回観たので、ふたりの芝居の良さを見る度に楽しめましたが、映像なら1度見るだけで、その当たりが堪能できるでしょう。
そして「公演中止」という試練を通って、ますます二人の役での魂の結びつきも深められ、素晴らしくなるのではと思います。

『LOCK ON!スター徹底検証・柚香光』を見て、柚香光君の中に、スターとしての可能性を限りなく感じました。そして組子たちから尊敬され愛されていることも。

「お客様により良い舞台が届けれるよう、日々高みを目指していきたい」と、常にお客様本位の姿勢で自分を磨き続けています。

柚香光くん率いる花組は、さらにスゴイ組になっていくだろうと確信しています。隠されている柚香光くんの新しい魅力を見るのも楽しみです。

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