こんにちは、くららです。
先日、花組大劇場公演『鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!』の一部配役と出演者が発表され、ポスターも公開されました。専科から京三紗さんと紫門ゆりやさんが出演されます。
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『鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!』について
主な配役
浅井礼三郎… 柚香光
お春… 星風まどか
ポスターとチラシが素晴らしい
柚香さんは、切れ長の目がキリッと魅力的で、浪人のボサボサ頭でも超男前で、胸元に手がクイッと出ているポーズも決まっています。そして裏面の色気たっぷりの姿はポーズと言い、そらした視線といい神がかった格好良さ!
星風さんは、カラフルな着物がとっても似合っている可愛い町娘、底抜けに明るくて、ポスターの胸の所で両手をあわせている姿から、ハッピーオーラがいっぱい。
ビジュアル&表現力最強の「柚香光・星風まどかコンビ」に小柳先生の演出が加わって、『時代劇史上 もっともハッピーな映画』と言われたハッピーさが伝わって来る、「観たい!」思いを爆発的につのらせてくれるポスターとチラシに仕上がっていました。
でもひとつだけ不満が!
永久輝さんがいない!
雪組公演の初日に向かう電車の中で、ポスター等が公開されたことを知り、宝塚大劇場に早速花組のチラシが置かれていたので、もらって帰りました。ハッピーなのですが、物足りない!
それは、当然入っていると思っていた人がいないから。
永久輝せあさんが花組2番手になって活躍されると思っているので、当然ポスター入りされると思い込んでいました。
「入っていないの?」とビックリ。
別箱『二人だけの戦場』でも
4月29日が初日の『二人だけの戦場』についても、ポスターに永久輝さんが入ると思っていたので、その時も「入っていないの?」と残念感がありました。その時は2番手の水美さんが花組の舞台で活躍されていたので、水美さん優先で、配慮されていたのなら、これは納得です。
1994年に雪組で演じられた時の『二人だけの戦場』の公演チラシがオークションで販売されていました。(検索していたら、表示されました)そのチラシには、トップコンビ(一路真輝・花總まり)のうしろに、クリフォードを演じた轟悠さんが写っていました。3人写りでした。
そのクリフォードを永久輝さんが演じられます。私の認識ではクリフォード役はとても大きな重要な難しい役だと思っています。
29日の初日、永久輝さんが轟さんに負けない素晴らしいクリフォードを魅せてくださるだろうと楽しみにしています。
永久輝さんは殿様の峰沢丹波守役?
宝塚公式ページの『鴛鴦歌合戦』の公演解説には、「長屋住まいの貧乏浪人、浅井礼三郎と隣家の娘お春の恋の鞘当てに、骨董狂いの殿様峰沢丹波守を巻き込んでの騒動」とあります。
骨董狂いの殿様峰沢丹波守は、永久輝さんが演じられるでしょう。
通常は、公演解説に書かれている役は主要な役で、破線上に位置して、ポスターに掲載されるものと私は勝手に受け止めていました。
しかし今回は「主要な役」の一つという位置では無い??この認識が受け入れがたいです。
原作の映画の場合
1939年、第二次世界大戦前の作品です。「史上最も「HAPPY」な映画!」と言われていて、現在でもAmazonで視聴する人が多い人気の作品です。レビューの評価も高かったです。
この映画の上映会も開催されたりしているようで、「映画チラシサイト」にその時のチラシがありましたが、裏面のど真ん中に大きく掲載されていたのは殿様でした。礼三郎もお春も端に小さめでした。
それにはこの映画の製作過程での理由があるようです。
片岡千恵蔵さん主演で他の作品の制作が予定されていたところ、千恵蔵さんが急病で2週間の休養となったため、ほぼ同じスタッフとキャストで『鴛鴦歌合戦』が急遽作られることになって、千恵蔵さんを除いて脇役たちで先に演じて撮影して、後から千恵蔵さんのシーンを2時間ほどで撮って、切り貼りして映画を仕上げられたそうです。
その結果、主演の千恵蔵さんの出番が微妙に少なく、脇役の殿様を演じたディック・ミネさんと浪人でお春の父親役の志村喬さんがフィーチャされる作品になったそうです。そして急ピッチで作成した軽さが、コメディとしての傑作に繋がっているとか。
主演の浪人の礼三郎とお春が、バカ殿に横恋慕されながらも最後はめでたく結ばれるという話でしたが、映画ではバカ殿のインパクトが大きかったので、チラシの裏の真ん中に殿様がデーンと掲載されていたのだと思いました。
宝塚版では、小柳先生が「お家騒動の顛末」を付け加えられて、スケールアップしたミュージカル作品になるようです。主演の二人を中心に描かれると思います。
志村喬さんも歌がとてもお上手だったようですが、殿様を演じたのは歌手のディック・ミネさん。その歌が減らされるとは考えられないので、永久輝さんが殿様を演じられるなら、役の比重は重いと思います。
そんな重要な役なのに、破線上に位置せず、ポスターにも掲載されないことに不自然さを感じました。
今年のお正月公演のショー『ENCHANTEMENT(アンシャントマン)-華麗なる香水(パルファン)-』でも、出番やパレードの衣装等から、前のショー作品よりスター度が下がったように感じました。永久輝さんのスターとしての輝きは、さらに増していたので、スターとして全然関係無いとは思いますが。
ただ序列社会の宝塚脳に浸食されているおバカな私には、降格のように勝手に思えてしまって、気持ちが良いものでは無かったです。一時的なものであると思っても。
「VISA」のイメージガールとして活躍されている永久輝さんは、トップスターになる方だと大半のファンが思っています。これから上がっていくだろう時に、今回のポスターと役の位置付で「この扱いはなんで?」と首をかしげてしまいます。
トップになるためには、2番手スターとしてまず目立って、沢山のファンを獲得していく時期だと思います。
暁千星さんも、ファンはトップスターになる方だと思っています。組替をしてから、本公演のショーでは羽根をつけ、「赤と黒」の別箱では、破線上に位置し、ポスターに小さくても掲載されていました。少しずつですが躍進されています。
「永久輝さんと暁さんのこの違いは?」と不思議に思ってしまいます。この違いは一時的なものであるかもしれないことも重々承知していても。
もしかして、「永久輝さんかわいそう」と同情を集める作戦?判官びいき?
ファンの思いをコントロールしようとしているなら、余計に嫌な思いがします。
宝塚の雑誌では既に永久輝さんは2番手の扱い
宝塚では、「歌劇」や「宝塚GRAPH」での扱われ方で、5組全体の中での「スターの位置」がわかります。
永久輝さんは、昨年「歌劇」誌の表紙を飾られました。
「宝塚GRAPH」には、トップスターと2番手の「Impressionコーナー」があります。全8ページあって、そのスターさんのことを深く知ることができるファンにとっては興味深いページです。
「読者アンケートのお知らせ」によって、事前に掲載されるスターがわかります。永久輝さんの読者アンケートの募集は、既に先月号であったので、永久輝さんの掲載は決定しています。
宝塚の雑誌での扱いは、現在の3番手群の中では、誰よりも2番手の位置なのに、舞台のポスターの扱いは何でこんなに良くないのでしょうか?
宝塚は、スターがステップアップしていくことを、ファンが自分のことのように喜びながら応援していくところだと思っています。
別箱主演をつとめたら、初日の舞台上のご挨拶でも、「バウホール主演おめでとう」「東上主演おめでとう」という言葉を聞きます。「新人公演主演おめでとう」という声もよく聞きます。
ファンだけでなく生徒さんや宝塚関係者の方々の間でも、ステップアップをみなさんファン以上に喜びあっていらっしゃるような。
宝塚を見続けて50年近くになります。単純に宝塚を楽しんできました。
でも最近は、違和感を感じることが多いです。以前のようにスルっと物事が流れていないような。今までの延長の単純な宝塚脳で、宝塚を楽しんではダメなのだろうか?と思う時さえあります。
できるだけブラスに物事を受け止めるようにしていますが…。
時代がより難しい時代になっているからこそ、宝塚は単純に楽しみたいです。
現在の路線スター(舞台写真販売済)
2番手以降の各組のスター(舞台写真販売済)を表にしました。将来を見渡すため、花組は水美さん星組は瀬央さんが専科異動後、宙組は芹香さんがトップ就任後を想定してつくっています。ご了承ください。(2023年8月28日~)
(舞台写真の販売数で色分けしています)
専科 凪七、水美、瀬央、紫門
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 | |
2番 | 永久輝 | 鳳月 | 朝美 | 暁 | 桜木 |
3番 | 聖乃 | 風間 | 和希 | 極美 | 瑠風 |
4番 | 礼華 | 縣 | 天飛 | 鷹翔 | |
5番 | 彩海 | ||||
綺城、帆純、一之瀬 | 夢奈、蓮 | 天華 | |||
新人 | 希波 | 華世 | 亜音 |
22日初日の雪組公演を観て、縣千さんが推されているなと思いました。縣さんは他の組の方と比べるなら、3番目に位置する人でしょう。いつかは、組替はあるのかな?と思いました。
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