ファンとスターの双方向の関係性
こんにちは、くららです。
今日は本当なら宝塚大劇場ての花組新人公演の日でした。
2月25日の星組新人公演は上演され、28日の新公主演者の「星組ステージトーク」まで上演された所で公演が中止になりました。
それ以来、東西の千秋楽公演と雪組東京公演が数回上演されただけで、他は全部中止となっています。
公演の中止が始まって随分経っているように思いましたが、宝塚に「非日常」が始まってまだ1か月程なのですね。もう半年位たったような気分でした。

今日はコロナ禍の中でのトップスターさんからファンへの言葉を紹介します。

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珠城りょうくんの退団会見でのファンの方への言葉

WOWOWの「宝塚プルミエール」で紹介された、珠城りょうくんの退団会見の「ファンの方へ」の部分がノーカットで放送された内容をご紹介します。

~ファンの方へ~
「えっ〜、泣いちゃう。どうしよう。そうですね。(鼻をハンカチでおさえてしばらく沈黙して考えて)あの、今こういった状況で、2月の頭に名古屋公演に送り出してもらってから、ファンのみんなには直接会えていなくて、多分その存在全てが無かったら、今私はここにいれてないです。ほんとに、みんながいろんな事をわかった上で守ろうとしてくれたことが、すごく嬉しくて、だからこそ私は強くいれました。いつも笑顔で舞台に立つことができました。本当に心から「ありがとう」と伝えたいです。」

スカイステージで放送されたものにも、各新聞社のweb記事にも、ここまで詳しくは書かれていませんでした。
この言葉をファンの方々が目にされると、とても嬉しいのではと思いました。
会に属して、スターの近くで応援していらっしゃるファンの方々の存在が、どれだけりょう君を支える、大きな力だったのかと思いました。

こんな心のこもった言葉は、スカイステージで端折らずにそのまま流して欲しかったと思いましたが、時間の関係もあったのでしょうか。

「星組トップスター礼真琴突撃レポート」での礼真琴くんのファンへの思い、

先週スカステニュースのインタビューコーナーでのこっちゃんの言葉です。

ファンの皆様へ

会いたいよぉ〜

みなさん、どうしていますか?今元気に過ごしていらっしゃいますか?全然お会いできないですし。

宝塚って、朝と夜と皆さまにお会いして、「行ってくるよ。」
終わって、「お疲れ様。」
待ってくださる方がいらっしゃるのが、どれだけ励みに、パワーになっていたか。
さびしいですね。

はやく皆さまと一緒に盛り上がりたいです。

皆さまが元気にいて下さることが、私たちのパワーの源ですから、
はい、待っていますよ。

会に入って活動されているファンの方々は、多くの時間をスターさんの応援のために使っていらっしゃるので、予定の無くなった今をとても寂しく感じていらっしゃると思います。
ファンの方々以上に、スターさんたちも寂しく、物足りなさを感じていらっしゃるようです。

また前のように、「入り」「出」が出来るような、当たり前の毎日が1日も早く戻ってきますように。

コロナの状況は日々刻々と変化しているので、このインタビューが収録された頃は、東京公演が無事に上演されることを信じて疑われていなかったと思います。
「東京オリンピックの延期」が決定した後から、コロナ状況の深刻さが叫ばれるようになりました。

東京公演への意気込み…「待ってろよ」
「暴れたくて暴れたくてウズウズしています。」とこっちゃんは語っていました。
今みんなで自粛することで、連休後には収束傾向になって、なんとかこっちゃんが舞台で最上級のパフォーマンスを披露できる日がくることを信じています。

柚香光くんから

昨夜から、大劇場のロビーで、柚香光くんと華優希ちゃんのメッセージを撮影した動画がインスタとFacebookにアップされています。

そして今日のスカステニュースでは、舞台化粧をして衣装を身に着けた花組生たちが全員集合した宝塚大劇場での、柚香光くんのメッセージが放送されました。

柚香「私たち花組は、ミュージカル浪漫・「はいからさんが通る」の初日を3月13日に迎える予定でしたが、公演中止が続き、まだ皆様にお目にかかれない状況となっております。ですが、そんな日々の中、お客様からたくさんの温かい励ましと応援のメッセージを頂きまして、心から感謝致しております。本当にありがとうございます。このような状況の中、私たちに出来ることは、まずは手洗いうがいなどの健康管理を徹底した上で、公演再開後にお客様により良い舞台をお届けすることですので、今日は久々にみんなで集まってお稽古を致しました。みんな~」

(花組生みんなで笑顔でお手振り)

「はい! はいからさんが通るの作品の中の忍の歌詞に、私たちの思いを乗せてお届け致したいと思います。」

『例え遠く離れても、心はすぐそばに』

「皆様が少しでも多くの笑顔をお顔に浮かべながら、日々暮らしていることを、私達も心から願っております。
当たり前の生活が出来ない中で、大変な思いをされていらっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますが、少しでも早くこの事態が終息することを、切に願っております。
また皆様と笑顔でお会い出来る日を、心から楽しみにしております。
皆様とお会い出来るその日まで、どうぞお元気で!」
(花組生みんなで笑顔でお手振り)

昨日の動画でも、「お客様から沢山の励まし、応援のメッセージをいただき、その思いの温かさにこれ以上ないほどの勇気とエネルギーをいただいています」と話されていました。

お手紙文化

宝塚には昔ながらの「お手紙文化」が継承されています。
「ステージトーク」に行っても、新人さんたちの心のこもった手書きのメッセージカード(印刷)が頂けます。
梅田芸術劇場の販促のために配布されるメッセージカード(印刷)にも、ギッシリと手書きでメッセージが書かれています。

ファンの方々との「手紙で交流する文化」の中にいらっしゃるから、タカラジェンヌも、一文字一文字に心をこめて綴って下さるのだと思います。
「会」に入っていると、お茶会をはじめとして、もっと頻繁にタカラジェンヌのメッセージがいただけると思います。

そしてお手紙を毎日タカラジェンヌに渡すことも、尊い交流ですね。

ファンとタカラジェンヌのお手紙文化は、宝塚に残る素晴らしい伝統だと思います。
その交流から、互いにエネルギーをもらえることは、本当に素晴らしい!

終わりに

世間一般のスターとファンとの関係は、一方通行が当たり前です。
しかし宝塚の舞台では、ファンとスターさんで場を盛り上げているのをとても感じます。
だから「無観客」で舞台を進行するというのは、難しいのだと思います。
(現在のコロナ禍の中では、無観客であっても舞台を収録して、販売して欲しいです。)

珠城りょうくんの話からも礼真琴くんの話からも柚香光くんの話からも、会で応援されているファンの方とスターさんは、持ちつ持たれつの「双方向」の良い関係性の中にいらっしゃるのだと思いました。
会に属していないので私はその醍醐味を味わえませんが、そういう温かい関係性が「宝塚ならでの素晴らしさ」だと思います。

トップお披露目公演の初日の幕が上がらない柚香光くんのことを宝塚ファンはみんな心配していたと思います。
だから2つの映像でれいちゃんのメッセージを聞けたことは、本当に嬉しかったです。
宝塚ファンみんなが温かいエールを送っているでしょう。

れいちゃん率いる花組の舞台を笑顔で観劇できる日を心から楽しみにしています♪

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