節約モードでも大歓迎
こんにちは、くららです。
昨日の月組のトップコンビの発表と博多座公演での『川霧の橋』の再演は嬉しく受け止めました。
でも、少しだけ残念だなと思ったことがあります。
プレお披露目公演は、新作の力が入ったものが多く、そういう形を期待していたからです。
「コロナ禍だから仕方無い」と言ってしまえばそうなのですが。

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今までのプレお披露目公演

新しい順に書き上げました。新作は赤字です。

プレお披露目公演

月組 月城かなと 博多座『川霧の橋』再演、直前のトップスター退団ショー改造版(2021年)

雪組 彩風咲奈 全国ツアー『ヴェネチアの紋章』再演、『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』再再演(2021年)

花組 柚香光  国際フォーラム『DANCE OLYMPIA』(2020年)

星組 礼真琴 梅芸・Brillia HALL杮落し『ロックオペラ モーツァルト』(2019年)

宙組 真風涼帆 国際フォーラム『WEST SIDE STORY』(2018年)

雪組 望海風斗 全国ツアー『琥珀色の雨にぬれて』再再演、直前のトップスター退団ショー改造版(2017年)

星組 紅ゆずる 国際フォーラム『オーム・シャンティ・オーム』(2017年)

月組 珠城りょう 文京シビック・梅芸DC『アーサー王伝説』(2016年)

星組 北翔海莉 全国ツアー『大海賊』再演『Amour それは…』再演(2015年)

宙組 朝夏まなと 梅芸・赤坂ACT『TOP HAT』(2015年)

雪組 早霧せいな 日生劇場『伯爵令嬢 』(漫画原作)(2014年)

花組 明日海りお 中日劇場『ベルサイユのばら』(2014年)

雪組 壮一帆 中日劇場『若き日の唄は忘れじ』再演『Shining Rhythm!』2作前作品(2013年)

宙組 凰稀かなめ プレお披露目無し(2012年)
月組 龍真咲   プレお披露目無し(2012年)

今までと2021年の違い

この表を見ると、2014年の早霧せいなさんの頃より、東京の大きな劇場で話題作がプレお披露目公演として上演されるようになったことがわかります。

既に人気、実力が十分あった北翔海莉さん望海風斗さんは、全国ツアーがプレお披露目公演で、その裏では、2番手が東上公演していました。
(紅ゆずる主演『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、彩風咲奈主演「CAPTAIN NEMO」)

2019年の礼真琴さん主演『ロックオペラ モーツァルト』と2020年柚香光さん主演『DANCE OLYMPIA』は、トップスター中心に新しい組あげての全力のチャレンジ作品でした。

新しい組のプレお披露目公演の勢いが、次のお披露目公演への起爆剤になっているように私には感じられました。

2021年の雪組と月組の「プレお披露目公演」は、コロナ禍ということもあって、2014年以前の形に戻っています。

雪組の全国ツアーは、3か所(神奈川県、愛媛県、愛知県 10日間)の小規模です。

月組の福岡県博多座公演は、関東や関西で上演されるものに比べて、地理的に集客が難しいところもあるでしょう。

東京で話題作を上演していた頃に比べて、盛り上がりに少し欠けてしまうのは、仕方ないことだと思います。

しかし『川霧の橋』は、今回が初めての再演になるので、オールドファンには魅力的です。
小柳先生が担当されるようで、新しい演出や魅せ方にも興味がわきます。

何よりも新しいトップスターを中心にした「新しい組のパワー」が爆発して、魅力的な舞台になるだろうと期待しています。
ライブ配信や、ライブ中継も必ずやって欲しいです。

2021年のその他の作品の傾向について

本公演について

花組公演 華優希、瀬戸かずや退団公演
・『アウグストゥス-尊厳ある者-』作・演出/田渕 大輔
・『Cool Beast!!』作・演出/藤井 大介

月組公演 珠城亮・美園さくら退団公演
・『桜嵐記(おうらんき)』和物作・演出/上田 久美子
・『Dream Chaser』作・演出/中村 暁

宙組公演 真風涼帆・潤花お披露目公演
・『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』作・演出/生田 大和
・『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』

雪組公演 彩風咲奈・朝月希和お披露目公演
・『CITY HUNTER』脚本・演出/齋藤 吉正 原作もの
・『Fire Fever!』作・演出/稲葉 太地

星組公演
・『柳生忍法帖』和物脚本・演出/大野 拓史 原作もの
・『モアー・ダンディズム!』作・演出/岡田 敬二

花組公演
・未発表

芝居とショーの「2本立て」が続くことが特徴です。花組も「2本立て?」
雪組『CITY HUNTER』、『柳生忍法帖』は原作物です。
宙組の『シャーロック・ホームズ』はオリジナル作品のようです。
有名な「シャーロック・ホームズ」の3人が登場する新しいストーリーとなるようなので、著作権の問題を外した形なのでしょう。

海外ミュージカルなどは版権料が高いので、メディアミックス的な原作物、著作権の関係のない有名な登場人物の作品などで、「節約モード」で、話題作を展開していくのかな?と勝手に思っています。(私の理解が間違っていたら、ごめんなさい。)

ファンを新規開拓していくことは必要なので、新しい分野に意欲的にチャレンジしていくことも、良いことだと思います。

宝塚ならではのショーも魅力です。現在上演中の『Cool Beast!!』を見ていたら、「これぞ宝塚!」と思います。

今まで使用されていた素敵な衣装が大切にストックされているようで、懐かしい衣装に出会えることも楽しいです。
宝塚は衣装も含めて「素晴らしい財産」だと思います。

そしてどんな時も精一杯で舞台を魅せてくれているスターさんたち。コロナ禍でその真摯さがさらに増して感動します。

別箱公演も再演ものが二つ

星組 愛月ひかる主演
『マノン』(再演)
原作/アベ・プレヴォー脚本・演出/中村 暁

花組 水美舞斗主演 再演
『銀ちゃんの恋』~銀ちゃん、本日も反省の色なし~
-つかこうへい作「蒲田行進曲」より-
原作/つか こうへい 潤色・演出/石田 昌也

この二つの作品は同じ先生によって再演されます。
以前「温故知新」という言葉が使われていましたが、新しいスターによって以前の作品がよみがえって、新鮮な感動を与えてくれるのも楽しみです。

関西では爆発的に感染者の数が増えています。
まだまだコロナの収束は見込めないようです。

そんな中でも宝塚の作品が上演されていることは、本当に有難いと思います。
以前のような収益が見込めない中での上演なので、節約モードであっても、上演してくださることに感謝しています。

誰一人生徒さんや関係者の方々が感染することなく、宝塚の作品が予定どおり上演され続けていくことを願っています。

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