素晴らしい美園さくらMSだったので、お節介なこと書きます
こんにちは、くららです。
美園さくらちゃんのミュージックサロン『FROM SAKURA』夜の部を配信で見ました。
幕開けからポスターの鮮やかな赤の超ミニスタイルで美脚も披露してくれ、弾けたさくらちゃんがとても面白くて可愛くて、どんな歌も素敵に歌いこなす技量に圧倒され、「美園さくら」の魅力が満開の、大満足なひと時でした。

スポンサーリンク



桜づくしの「美園さくら」ちゃんMS

宝塚の花のみちの桜は咲きはじめています。
会場のセットも桜で、桜メドレーが歌われ、さくらちゃんの不思議ワールドが大展開!
さくらちゃんのもう一つの芸名候補は「美園さゆり」だったそうですが、「美園さくら」が選ばれて良かった!

そして美しい桜がバックで、ひらりと桜の花びらが舞っている退団公演『桜嵐記』のポスターが公開されています。
桜の入った『桜嵐記』というタイトルもさくらちゃんにふさわしいものですね。

1年前を振り返って

3月24日がミュージックサロンの千秋楽でしたが、1年前の「3月24日」を思い出しました。
その日は美園さくらちゃんの「退団会見」の日でした。
珠城りょうさんの「退団会見」が行われたのは、その1週間前の3月17日でした。

同時退団する「望海・真彩」コンビは、同じ日に「退団発表」が行われ、その翌日に、場所は違いますが、それぞれの「退団会見」が行われました。(2月18日が会見でした)
トップスターは大阪のホテル、トップ娘役は宝塚歌劇団で、退団会見が行われます。

「紅ゆずる・綺咲愛里」コンビも、同じ日の発表、同じ日の会見でした。

最近では、同時退団のコンビは、通常同日発表、同日会見が多いです。
以前はトップスターの退団発表後、数日ずらしてトップ娘役の発表が行われていましたが、「早霧せいな・咲妃みゆ」コンビから同日発表になったと記憶しています。

「珠城・美園」コンビの退団発表、退団会見に1週間のずれがあったのは、さくらちゃんが慰留されていたのかな?と思っていました。
さくらちゃんは、珠城さんの退団の話を聞いた時に、「ご一緒したいと即答しました」と会見で話されていました。
珠城さんは、「さくらの人生だから」と、考えることをすすめられたように仰っていました。

現在「次期月組トップスター、トップ娘役は誰?」と関心を集めていますが、さくらちゃんが同時退団を選ばなければ、さくらちゃんが月組トップ娘役だったはずです。
ミュージックサロンでの歌唱力の素晴らしさや、さくらちゃんの愛すべき性格、個性を見ていたら、その魅力は舞台ではまだまだ披露できていなくて、もっともっと見たかったと思いました。

しかし今でこそ、珠城さんとさくらちゃんに対してファンのみんなが温かいやさしい目で見守っていますが、1年前はそうでは無かったように思います。

美園さくらちゃんの月組トップ娘役

とても人気があった愛希れいかさんの後を継いで、2018年11月19日付でトップ娘役に就任されました。その立場的なプレッシャーは大きかったと思います。
その前に「雨に唄えば」の東上ヒロインを演じ、愛希さんの退団公演「エリザベート」ではエトワール、新人公演では3度目のヒロイン「エリザベート」を見事に演じました。
「歌える娘役」として実力は揃っていました。
しかしファンの間での雰囲気としては、「大歓迎」でトップ娘役に迎えいれた感じではありませんでした。

東京フォーラム『ON THE TOWN』がプレお披露目公演。
『夢現無双『クルンテープ 天使の都』が、さくらちゃんのトップお披露目公演でしたが、2番手の美弥るりかさんの退団公演であったため、ファンの間の雰囲気が良いものだけではありませんでした。夏に梅田芸術劇場で『ON THE TOWN』。
秋に日本オーストリア友好150周年記念として『I AM FROM AUSTRIA』。
テレビコマーシャルが流れたり、とても力の入った公演でしたが、大きな反響には結びつきませんでした。
宝塚は5組あるので、1つの組だけが優遇されているように見えると、それがファンの心理にマイナスに働いてしまうところがあります。

コロナ禍の公演中止前に、名古屋御園座で『赤と黒』の レナール夫人。
ミュージカルサロンの中で、自分の台詞を「外国ドラマの吹替みたい」と自虐的にコントにしていましたが、『赤と黒』のレナール夫人は、良家の奥様のたおやかなしっとりしたセリフまわしがとても良く、演技もよかったです。全然吹替風ではありませんでした。
歌はもちろんお上手ですし、フィナーレのダンスで一人で真ん中で空気を制することのできる「華やかな存在感」が素晴らしかったです。
御園座でのさくらちゃんを見て、娘役としての無限の可能性を感じていました。これから花開いていく人と。

しかしその1か月後に退団発表をされてしまいました。
『赤と黒』でのさくらちゃんの「娘役として完成した」レナール夫人を見た人は、とても少ないので、「さくらちゃんの退団を惜しむ声」は少なかったように思います。

もし、さくらちゃんが残る道を選んでいたら、心無い人たちから「退団発表はまだ?」と言われていたかもしれません。

SNSを通して、マイナスの声が、大きく響いてしまうのが問題だと思います。
今年の3月1日から宝塚の公式ページに「誹謗中傷等への対応について」注意喚起のお知らせが掲載されるようになりました。
こういう対応が、もう少しはやく行われていたら、月組のトップコンビが、マイナスのイメージで覆われることなどは無かったのでは、と思います。

コロナの公演休止期間を経ての、『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』でのトップコンビの活躍は素晴らしかったです。
何よりもファンの間でトップコンビが高く評価されるようになったことを、私は良かったなと思っていました。

5月から始まる『桜嵐記』『Dream Chaser』もお二人が素晴らしい有終の美で飾られることと思います。

「もし」の話

今から言っても仕方のない「もし」ですが、色眼鏡を通さず、ありのままで「美園さくら」ちゃんが、ファンの間で今のように評価されていたら、さくらちゃんがトップ娘役を続けて新しいトップスターと組んだ可能性があったのかな?と思うのです。

しかし退団会見でさくらちゃんは、
「トップ娘役に就任した頃から、珠城さんと卒業させていただくことが夢でした。」と話していたので、実現しなかったのかもしれませんが。

1年前は、さくらちゃんに対するファン全般の対応が、今とは大きく違っていて、やさしくなかったので。

今さら書いてもどうしようも無い「もし」でした。

華優希ちゃんについて

華優希ちゃんのミュージックサロン『華詩集』のポスターが公開されました。
柔らかい笑顔がとっても癒しを与えてくれる、長らくウットリと眺めてしまうほど素敵なポスターです。
華ちゃんも次の公演で退団してしまいます。(7月4日)
本公演の主演はたった3作です。異例の短さです。

歌、ダンスの技術的な面が叩かれていましたが、『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』では、著しい進化を見せてくれました。
ひたむきな努力の成果が実ってきているのだと思います。
『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』では、素晴らしい有終の美を飾られるでしょう。
そして宝塚公演と東京公演の間にあるミュージックサロン『華詩集』でも、さくらちゃんと同じように「華優希」の魅力が満載なことでしょう。

どんなに「退団がはやすぎる」「残念!」と思っても、宝塚では退団発表をしてしまうと、それが覆ることがありません。

終わりに

私だけ思っている勝手な思いかもしれませんが、美園さくらちゃんが4作で退団、華優希ちゃんが3作で退団というのも、SNS等での「ファンの声」などが少なからずも影響しているのではないかな?と感じています。
一番最初、就任時の予定では、そんなに短期での退団予定では無かったのかもしれません。

私の考えすぎかもしれませんが、何気ないSNSでの気持ちや感想の表現が、こういう「娘役人事」にまで及んでいたなら、ゆゆしき問題だなと思います。
そのため、宝塚の公式ページに、誹謗中傷の注意喚起が表示されるようになったのだと思います。表示されてもうすぐ1か月になります。ニュースの欄で、上部に固定されたまま表示されているので、ずっと注意してくださいよ。ということでしょう。

これから新しい「人事」も次々と発表されるでしょう。
「愛ちゃんの死」のように、SNSでプラス面で騒がれることは、とても良いことだと思います。
反対に、マイナス面で騒ぐようなことは、避けなければならないのだなと思っています。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク