発展的コンビ解消
こんにちは、くららです。
以前から、真風&星風コンビは「アナスタシア」でコンビの集大成を見せてくれたら、コンビを解消するのでは?と妄想していました。

真風&星風のコンビ解消は、二人の魅力をよりひきだし高めるための発展的コンビ解消」です。

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潤花ちゃんが宙組に組替になったことから、潤花ちゃんと星風まどかちゃんのトレードだと、勝手に思っていました。
結果は間違っていましたが、「二人の発展的なコンビ解消」に意味があると思っているので、そのことについて書いていきたいと思います。

昨日はスカイステージで昨年のクリスマスに開催された「タカラヅカスペシャル2019」が放送されました。
月組は東京公演に出演中のため、花組、雪組、星組、宙組の出演でした。
その中で、「彩風・星風」コンビが組まれていたこと、覚えていらっしゃいますか?

新ペアお試し伝説

ずっと昔からファンの間で勝手に解釈している「伝説」があります。
「タカラヅカスペシャル」のような組を越えたイベントで、新しいコンビの相性が試されるということ。
通常は新トップスターコンビ想定で、行われます。
そのため2番手男役さん新進娘役さんの場合が多いです。

しかし昨年は、「柴田侑宏追悼シーン」の中で、2番手男役さんとトップ娘役がシャッフルして組むシーンがありました。

トップ娘役&2番手

・華優希&芹香斗亜「瞳の中の宝石」
・彩風咲奈&星風まどか「エル・アモール」
・真彩希帆&愛月ひかる「あなたがいるから」
・舞空瞳&瀬戸かずや「いのちある限り」

『哀しみのコルドバ』のエル・アモールを、彩風咲奈ちゃんと星風まどかちゃんが熱く歌いました。
咲ちゃんの歌の背後で、まどかちゃんが情感のこもったダンスを踊り、まどかちゃんが歌い、咲ちゃんが歌い、離れた所にいた二人が見つめ合いながらデュエットしながら近づいていきました。
咲ちゃんは、まどかちゃんの手を握り、顔をなで、抱き寄せて、最後は咲ちゃんが後ろからまどかちゃんを抱いて、咲ちゃんの右手がまどかちゃんのデコルテの上に咲ちゃんの手をつかむように置いて、大胆なポーズで終わりました。
咲ちゃんの腕の中にすっぽり納まるまどかちゃん。二人のサイズ感がビッタリ。

咲ちゃんの色っぽさとまどかちゃんの艶っぽさが際立つ、ドキドキ美コンビぶりでした。
何よりもまどかちゃんが、大人っぽくて、それまで見たことのない「大人の色気」に満ちていました。

トップ男役とトップ娘役のシャッフルというのは、いつも行われています。
トップ娘役と2番手男役のシャッフルというのは、あまり見たことがありません。異例です。
「彩風&星風」コンビの雰囲気、相性を見るために、かつてなかった「トップ娘役&2番手」で組んでみたのかな?と勝手に妄想。

潤花ちゃんが雪組に組替えすることが発表されてから、「タカラヅカスペシャル」での咲&まどかコンビは、新ペアのお試しだったのかな?と本気で思うようになりました。

望海&真彩コンビを継ぐ高いハードル

2020年の春の段階で、宝塚でダントツで人気が高かったのは、望海風斗さんです。
そしてコンビとしては、望海&真彩コンビ

その後を継ぐ次期雪組トップスターは、誰がなっても荷が重いものでしょう。人気の落差は仕方ない。
歌唱力が抜群の真彩ちゃんの後を継ぐ次期雪組トップ娘役も、高い歌唱力が求められて当たり前のところがあるような。

当初はその候補は潤花ちゃんだと思っていたのに、組替えになってしまってしまいました。(私は彼女の新人公演の歌唱を聞いてから、歌に問題があるのかな?と勝手に解釈)

今までの雪組のトップコンビの発表は、「えっ、本当?スゴイ!」という感嘆の声があがるような、意外性のある素敵なカップリングがされてきました。

その流れを汲んで、「雪組の次期トップコンビ」も、そうなるかな?と期待して、感動するほどのカップリングは、「彩風&星風」コンビに間違いない!と勝手に妄想しました。

もう一つの理由 発展的コンビ解消

真風涼帆&星風まどかコンビは、とても素晴らしいコンビです。
しかし身長差があることと、二人の持ち味で、演目が固定されがちでした。

プレお披露目公演の『WEST SIDE STORY』、お披露目公演の『天は赤い河のほとり』と、少女と青年という若い年齢の演目に傾きがちです。

『オーシャンズ11』 で、まどかちゃんは「大人のテス」を見事に演じましたが、アダルトな真風さん演じるダニーに、100%合っていたかというと、私の主観ですが、そうでは無かったような。(私の勝手な思いです)

とても素敵なコンビですが、最高にお似合いという雰囲気では無いような。

星風まどかちゃんについて

まどかちゃんが背伸びして、必死に大人の役を演じても、アダルトすぎる真風さんとは、100%あっているとは言えないように、私は感じていました。

彩風咲奈さんのようなタイプの男役さんと組むと、まどかちゃんは背伸びをする必要も無く、まどかちゃんの持ち味の魅力のままで、150%以上は魅力的になる。

彩風咲奈さん自身も、柔らかい感じの守ってあげたいような娘役さんと組むと、包容力が増して、男役としての魅力や色気がド〜ンと増してより魅力になると思います。

「咲&まどか」という新しい化学反応で、お互いの魅力が増長される素晴らしいコンビになるように思いました。

真風涼帆さんについて

何度も書いていますが、真風さんは「男役をするために生まれてきた」ような容姿に恵まれています。
素の真風さんは素敵な女性だと思いますが、男役をすると大化けして、男っぽい、アダルトな男役さんになります。
宝塚史上、こんなに男役にふさわしすぎる男役さんはいませんでした。

そのアダルトな男役らしさを活かすためには、大柄な大人っぽい娘役さんと組むことが、より真風さんの魅力を高めることができるように思います。

演出の先生方も、「まかまど」に合う演目ではなく、真風さんの魅力をよりひきだすことのできる演目にチャレンジしたいのではないかな?と私は勝手に思っていました。

現在上演されている「アナスタシア」は、「まかまど」の集大成ともいえる、素晴らしい作品です。

鞄を斜め掛けした若々しい青年ディミトリも真風さんにピッタリで、最高でした。
しかし、もっともっと真風さんにしか無い個性を生かすことのできる役もあると思うのです。

感性の鋭い上田久美子先生の『FLYING SAPA -フライング サパ-』で、「まかまど」の恋人としての見せ場が少なかったのは、やはり今回の「コンビの発展的解消」を物語っているように思います。

良い、悪いということではなく、二人の持ち味のイメージの面で。

私は、トップ娘役就任中にスライド(組替え)するということは異例なので、「とんでもない妄想」だとわかりながら、このブログにまどかちゃんのスライド説を書き続けていました。
それが本当に実現して嬉しいです。

相手役さんは違いましたが。咲ちゃんには先に希和ちゃんがきまったので。

星風まどかちゃん「IF」の話

「アナスタシア」というタイトルロールを娘役が演じることは、とても名誉あることです。娘役さんはそういう時を選んで退団していかれます。
まどかちゃんも5作目だったので、退団が思い浮かんだかもしれません。

しかし、最近の傾向としてトップ娘役に「高い歌唱力」を求めるようになってきています。
まどかちゃんほど、歌唱力をはじめとして「娘役の技術」に穴が無い娘役さんは、なかなかいません。

若いまだまだ将来性、可能性のあるまどかちゃんが辞めてしまうのは残念過ぎる

劇団が強く慰留されたのではないかな?と思います。
まどかちゃんが慕っていた前任の実咲凜音さんも、凰稀かなめさん、朝夏まなとさんと2人の相手役さんと組んでいました。
まどかちゃんが真風さんをとても慕っていることはわかっていますが、懇願されて、今後の宝塚のことを考えて、続けていくことを選んでくれたのだろうと感謝しています。真風さんの励ましもあったかもしれません。

私の勝手な思いですが、まどかちゃんは、「真風さんをたてる娘役」として演じていたように感じていますが、今後は「星風まどか」として、「アナスタシア」の延長で自分らしく演じて欲しいな、と願っています、

星風まどかちゃんの異動が決まったのは?

潤花ちゃんの組替発表があったのは、3月19日の夕刻でした。
中止中の雪組公演の前楽と千秋楽が開催できるかどうか、心配されていた時でした。
前楽と千秋楽は無事に上演されて、潤花ちゃんは、組替のご挨拶をされました。

3月16日に珠城りょうさんの退団発表、23日に美園さくらちゃんの退団発表がありました。
この頃は、まだコロナの影響で長らく公演が中止になるとは、誰も考えてもいませんでした。

4月7日に「緊急事態宣言」が発令され、4月9日に、宝塚の全公演の中止期間を6月末まで延長すると発表され、その後稽古も中止され、タカラジェンヌの長い自粛期間となりました。

「潤花ちゃんの宙組への組替」が発表されたということは、まどかちゃんの異動が決定したからだと私は思っています。組替発表があった3月19日には、決定していたのだと思います。

「雪組人気」を保つために、まどかちゃんは雪組に組替えだと思っていましたが、9月4日に、「彩風咲奈&朝月希和」と雪組新トップコンビが発表されました。

リスケジュールで、各組1公演ずつ少なくなって、新人公演も当面無くなって新人育成の場が無くなり、人事の見合わせがはいって、いろいろと計画変更があったのだと思っています。

まどかちゃんは「アナスタシア」の千秋楽後に、専科異動は発表されていますが、その後は未定です。

娘役としてまだまだ可能性を持っているまどかちゃんは、どの場でも素敵な活躍をされると期待しています。

まかまどコンビは、「発展的なコンビ解消」であり、二人の活躍が今後の宝塚の復興に必要です。

「はいからさんが通る」の東京公演の千秋楽が無事に終わった翌日に華優希ちゃんの退団は、発表されました。

時期としては、千秋楽後しかなく、予定通りに「3作」で退団されるのだと思います。
ラブラブカップルで幸せを振りまいてくれていた「はいからさんが通る」の公演中に、退団の話はできませんから。
華ちゃんにも、退団の日まで、華ちゃんならでなの頑張りを続けて、感動的な舞台を見せてもらえるだろうと楽しみにしています。

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