楽しみな永久輝せあ
こんにちは、くららです。
花組『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』梅田公演も一昨日無事に千秋楽を迎えました。
現在宝塚の公演が全て無事に上演されていることは、本当にありがたいことだなと思います。

この公演で「ビックリ仰天の輝かしい痕跡」を残したのは、永久輝せあさん演じる金髪の美女アイリーンです!クセのある謎の変な動きがとっても面白くて、客席を大いに沸かせた、最高のコメディアンヌぶりでした。

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ひとこアイリーンの「VISA」情報

毎月10日に更新される「VISA」のメッセージに、衝撃的な告白がありました。

アイリーンは“自称”世界一のモダンダンサーなので(笑)、登場シーンから常に踊っています。先生から決められた振付があるわけではないので、モダンダンス動画を探して参考にしたりしながら、基本的にはすべて自分でどういう動きにするのかを考えました。なかには、柚香さんが提案してくださり、一緒に考えたポーズもあります!引用「VISA今月の言葉

ひとこちゃんが全部自分で考えた動きだったのですね。柚香光くんとも一緒に考えた所もあるとか。センスありますね。

そしてひとこアイリーンの美しい高い声と、ソプラノ歌唱も「仰天するほど」素晴らしいものだったのですが、下記のように計算つくされたものだったようです。

潤色・演出の原田諒先生が付けてくださった歌詞の“言葉の色”も大切にしたいと思い、お稽古していました。
そして、先生が「アイリーンの声質には、ほかの女性キャラクターとは違う何かがあってほしい」とおっしゃっていたので、きれいな裏声だけではなく、鼻に掛かった声を使ったり、わざとオペラ風に歌ったり、さまざまな声色を使うように心掛けています。歌詞ごとに音色を変えたり、フレーズごとに歌い方を変えたりしながら、いろいろなところに飛んでいく感じが、アイリーンらしい突拍子のなさにつながるのかなと思い、チャレンジしています。引用「VISA今月の言葉

すごすぎるひとこちゃん!!歌も自由自在に表現できるようになったのですね。
そして、自分の見せ場と、そうでない場とのバランスも上手に保たれていて、やりすぎ感が全くなく、品があって、ピュアで愛すぺきアイリーンでした。

手足が長くて細くて驚くようなスタイルの良さでしたが、筋肉がついて引き締まっていて、日ごろの努力が美しいスタイルにもあらわれているように思いました。

「ス・ワンダフル」の思い出

ガーシュウィンの名曲「ス・ワンダフル」は、何度も使われていましたが、このナンバーは、ひとこちゃんにも縁が深いものです。
早霧せいなさんの退団公演『幕末太陽傳』併演の『Dramatic “S”!』で、ひとこちゃんはロケットボーイとして初めて一人で銀橋を渡りながら「ス・ワンダフル」を歌って、103期生のロケットの紹介をしました。煌びやかな姿で、思い出すだけでも懐かしいです。

この公演では、新人公演の主演だった上、彩風咲奈さんが初日からしばらく休演されたので、ひとこちゃんが代役を務めました。本役、代役、新公主役の稽古と、3つの役をこなさなければならない重圧からスタートしましたが、とても頑張っていました。
思い出深い「ス・ワンダフル」を、ひとこちゃんの美女姿とともに聞くことになるとは、思ってもいない感慨深いものでした。

ひとこちゃんが一昨年の11月に花組に組替して1年以上たちます。
この作品で「一皮むけて、スターとして大きく前進した!」ことは間違いありません。

スター・ロングインタビュー#78「永久輝せあ」

昨年の7月に「スター・ロングインタビュー」が放送されました。
それまでの舞台を振り返って、その時の想い、エピソード、宝塚への想いなど正直にストイックに語ってくれました。

雪組生として充実していた時の組替えだったので、雪組の未来に自分がいないことが悔しかった」、と正直すぎる思いを吐露されたことは、「そんなに正直に話して大丈夫?」と少し心配でしたが、その素直で純粋なところがひとこちゃんの魅力でもあります。
そんなひとこちゃんだから、多くの先輩たちをはじめ、多くの人に愛されているように思います。

時間を惜しんでレッスンに励み、芸事を探究し続けていることをあらためて知りました。
誠心誠意、精一杯舞台に向き合っている姿が伝わってきました。

私は長年のファンなので、「ストイックすぎて、大丈夫?」と勝手に心配してしまう部分もありました。

スカイ・ステージ・トーク Dream Time#57「永久輝せあ」

しかし、11月に花組若手の帆純まひろさん、聖乃あすかさんがMCを務める番組に出演した時は、すっかり花組になじんで「良き先輩」「良き兄貴」でした。
「男役の魅せ方」などのアドバイスを的確にされていました。
今までの努力や技術がしっかり積み重ねられた頼もしさがありました。

「永久輝せあ」という男役像が出来上がりつつあるようだなと感じ、安心しました。

アイリーンを演じたことは、スターとして重要な経験

そしてその次の舞台が、「ナイワ」のアイリーンでした。
女役ではありましたが素晴らしい成果を見せてくれ、今度男役に挑む時は、ぐ~んとそれまでの男役像を乗り越えているはずです。

今回、自分が客席の空気を動かすという貴重な経験をされたように思います。
ひとこちゃんの一挙手一投足に客席が注目し、その客席の空気を感じてとって、ひとこちゃんが自由自在に変化して演じ、客席は反応していました。

客席と一体になって息づいていくということは、スターとしてとっても大切なことです。
しかし、スターの誰もが、それが出来ているわけではありません。
外箱公演のコメディだったことが、とても良い経験の場になったと思います。

「スター・ロングインタビュー」は、いつも最後に素敵なナレーションが流れます。

永久輝せあさんの回では、
あと少しの余裕とエッセンスで、男役の幅を広げて、更に大きく強く深く舞台に息づいてくれることを願っています」と。

今回のアイリーンは、娘役でしたが、結果としては男役の幅を広げ、大きく強く深く舞台に息づいていく大きなキッカケになったことでしょう。

春野寿美礼さんも娘役で大ブレイク

私は春野寿美礼さんの大ファンでした。
春野さんは、バウホール初主演の『冬物語』で、中村富五郎と花魁・十六夜の2役を演じました。
十六夜が綺麗で艶っぽくて、声もしっかり女性の声で、大評判になりました!
評判が良かったので翌年再演されるほどでした。
この公演の成功が、春野さんのスターとして確固たる位置を築いたと記憶しています。
春野さんのトップ就任前の外箱公演は、『冬物語』だけでした。

今回の公演でひとこちゃんは「花組生」として、確固たる居場所を築いたように思います。
さらに充実した男役を魅せてくれることでしょう。

宝塚の公式のトップページには、花組「アウグストゥス」の柚香光くんのカッコよすぎる勇ましい雄姿が飾っていて、ドキッと心がとらわれてしまいます。
次の花組公演も楽しみです。
ひとこちゃんの娘役が美しいからといって、クレオパトラにはなって欲しくないです。
今度は素敵なザ・男役の「永久輝せあ」に魅了されたいです。

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