彩凪翔 やさしさに涙 ビバ!タカラジェンヌ
こんにちは、くららです。
ラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』に、彩凪翔さんが出演されました。
翔くんの人柄の良さが随所に感じられる、明るくカラッとした、楽しい内容でした。
はじめは「標準語」で話されていたのに、最後はすっかり「関西弁」。
こういう気さくな関西人の翔くんも魅力です。
番組パーソナリティーは、小山乃里子さんです。

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卒業について

今回、大変ファンの方々は凪様のご卒業が発表になって、嘆いていらっしゃるんですけど
「11月3日から涙が止まりません。」
「アマビエよりも彩凪さんの舞台が心の支え。」
「ご卒業よりも始まりと思いたいです。」
視聴者の方々からの、メッセージが紹介されました。
それぞれのメッセージに、誠実に小声で応えていらっしゃいました。

「今夜は卒業の話より公演の話に集中したいと思います。」と小山さんが仰って退団の話はそこで終わりに。
でもその後、敢えて小山さんから卒業に対しての恨み言を話されるシーンがありました。

今回ショーで翔ちゃん最初に出てきたぁ、と思った!「ワンスアポン」なんかいつ出てくるかと待っていたからね。

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待てど暮らせど出てこなかったので。

あの役凄かったね。彩凪翔がそこまで行きますか?って気がして。

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はじめて挑戦して、あそこまで。偽善者でいつつ、もしかして一番悪いのでは無いかという、表向きは良い人で、裏では賢く生きている人。最後見るまではわかんない、という。

あれを凪様はやりきったわけで、これから凄いんだって、私本当にそう思っていた、見た瞬間から。
それが(退団発表で)ストンと足元すくわれた気がしちゃったんだけど、それが彩凪翔の人生だからね。ガタガタ言えませんけど

小山さんが、ファンの残念な思いを代弁してくださったような気がしました。

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『f f f -フォルティッシッシモ-』について

ゲーテ役、昔やったよね

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そうなんです。バウの初めて単独主演させていただいた時に「春雷」って作品でゲーテで、しかも今回『f f f』に出てくる『若きウェルテルの悩み』の作品をさせていただいたんですけど、今回最後の公演でまた巡り合えて運命」みたいな感じがしています。

歌が「うわ」というと感じでお稽古が大変だったのでは?

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楽曲もとても難しくて、リズムもそうですし、音と音が重なり合っている、聞こえなかった人がつくったとは思えないような。現代でもベートーヴェンの曲って改めて聞いてみると、コマーシャルをはじめ私生活に溢れているなと思って。

今回やるに当たって、あの頃の歌、音楽を勉強したのですか?実際にベートーヴェンがいてナポレオンがいて、ゲーテがいて、とは想像できないのだけど?

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本とか史実とかで、ナポレオンが『若きウェルテルの悩み』を7回位読み返したとか、戦場に持って行ったとか。
ボヘミアでベートーヴェンと出会った時にお辞儀をしなかったいうエピソードも絵に残っていて、それを今回させていただいて、こういう場面があったのだと実感しています。


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実際の年齢がかなり年配なんですけど、今回は上田先生からリアルな年齢で演じなくて良いと言っていただいて、老けていない普通の男役の容姿で、おおらかさとか貫禄とか言葉の説得力で、その分内側の経験とかいろいろ学んだ人であるということをにじみ出さなきゃあいけないというのが難しい所ですね。


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ゲーテの言葉の使い方が人とは違うので、いろんな教養のある人で、ゲーテも若い頃は恋愛に没頭しすぎたり、若さ故の葛藤とか経験を経てのゲーテを演じさせていただくので、以前に「春雷」の恋に燃え上がっていた頃のゲーテとは違い、私もリアルな宝塚人生を経験させていただいた上でも、何か重なるものがあるような気がします。

研8の時に「春雷」で若いころのゲーテを演じて、研16のサヨナラ公演で晩年の「ゲーテ」を演じることは、彩凪翔さんの宝塚生活を反映させるような「運命」の巡りあわせだったのですね。
「fff」の作品の中で、ゲーテは「知性の人」として作品に重厚感を与えてくれています。

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大浦みずきさんと彩凪さん

ファンの方のメールが読まれました。
約10年前大浦みずき(ナツメ)さんがお亡くなりになった後、日に日に元気をなくしていた時に、生きる希望と未来の夢を与えてくれたのが、彩凪翔くんだったそうです。ナツメさんと、どことなく面差しが似ていると思っていらっしゃるそうです。

ナツメさんと似ていると言われたことある?

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1回だけあります。恐れ多くて今初めて口にしました。
そうやって舞台を観て元気になって下さることは、嬉しいことだなぁと思います。

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自粛期間と今の心境

コロナの時にどうやっていました?自粛期間っていうと。

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ひたすら筋トレにはまって。動かないことが不安になって、バランスボールとかいろんなものを入手し、やっていました。
その後が『NOW! ZOOM ME!!』の望海さんのコンサートが控えていたので、身体がなまってはいけないと思っていたので。お稽古が再開した時は、身体がすごく軽かったです。筋肉が助けてくれて。

そうそう『NOW! ZOOM ME!!』があった。大笑いするシーンが沢山あったね。

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楽しかったです。

今回と全く違う。あの舞台があったから今の「歓喜の歌」へ繋がったのかもしれないね。
お稽古の時から、望海さんも最後、凪様も最後という気はあった?

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つい最近だいもんさんとも話したんですけど、全くなくて。卒業するっけ?というぐらい色々なことに追われているというか、舞台を良くしたいという方が忙しくて、気持ちが。
変わらずとにかく無事に初日を迎えて、お客様に欠けることなくお届けしたいという気持ちと、今までの集大成というか、今まで頑張ってきたところの、その日のベストを更新していきたいという気持ちがあるから。だいもんさんもそうだと思うんですけど、最後までという気持ちがあるので。
卒業やからお稽古本通し最後とかという思いは無かったです。

最近のお気に入り、おススメの曲は?

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関ジャニ8の「歓喜の舞台」です。
たまたまテレビで見てて、何ピッタリの題名という所から入って、歌詞を聞いていると、元気をいただけたというか、明日への活力になってもらえたらと思って選びました。

ショー「シルクロード」について

結構踊っていますね。

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キャラバン隊は通しで、ちょっと狂言廻し的な役割をさせて頂いていて、メンバーも退団者が集まっていて、一緒に旅をしていくという感じで、仲間がいて嬉しいです。ゲーテがひたすら一人なので。

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中国の場面は、ザ男役という、長いコートを着させてもらっていて。
宝塚という黒燕尾を最後にちゃんと着させてもらえるのも嬉しいなと思っています。
黒燕尾は他の場面と違う緊張感があるので、早替わりなんですけど、1秒でも気を落ち着かせて出ています。

ショーの中で翔くんが歌っている「♪旅は続くキャラバンは行く」が流れました。
ジャアネ」で終わるのが、舞台で見ていても強く印象に残ります。

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前回出演の宙組松風輝さんからのメッセージ

92期の同期です。

「いつも舞台に一生懸命で男役一筋という感じですが、心もやさしい翔くんです。翔くんは覚えていないと思うのですが、2年前のある日、翔くんの夢の中で私が悲しんでいたけど、大丈夫?って連絡があったんです。そのやさしさに心が震え、泣きそうになりました。本当に心がやさしい翔くんです。」
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いゃあ、覚えています。そう、すっごい泣いていたんですよ。何か悩んでいるん違うかなぁと勝手に思って、悩んでいなかったら、それはそれで良かったと思うんですけど、取り合えず送ってみようと思って、その日の朝連絡しました。何かわからん、というぐらい悲しんでいたんですよ。逆に泣かせちゃっていますね。

翔くんのやさしさに。同期愛は、すごいな。

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何も無くて良かったです。

最後の方は、全くの関西弁になっております。

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すいません。捨てちゃってますね。

次回出演者の煌羽レオさんへメッセージを。

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カリは結構男役同士で組んだり、男と女で組むことがあって、小劇場も一緒だったことが結構多くて、よく袖とかでも遊んでます。今はこのご時世で出来ないんですけど。
小道具で物ボケするという、毎回恒例でやってて。今回出来ないのは残念ですけど。
まさか一緒に卒業するとは思わていないまま、望海さんのコンサート一緒にやっていたんですけど。

お誕生日を迎えて、その頃ダンスが凄かったので、アイシング用の氷嚢をプレゼントしてくれて、フェルトで「あやなぎ先生」というデコレーションしてくれました。すごく嬉しかったです。愛用しました。


同じ時期に退団でも、公式に退団発表があるまでは、わからないのですね。

こうして活字にしたら、翔くんのやさしい言葉のニュアンスが伝わりにくいと思うのですが、本当に素敵な人柄が伝わってくるお話内容でした。
最初の頃は、標準語で応えていて、段々と関西弁になっていって。関西弁で話す翔くんが、そのまんまの翔くんという感じです。

小山さんが嘆いていらしたように、ご卒業ははやすぎるとも思いますが、4月11日が大千秋楽です。
どうか公演が1日も欠けることなく、無事に走り抜いていかれますように。

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