前途洋々な2番手3番手退団!?七海、美弥とライブ
こんにちは、くららです。
最近宝塚OGさんの活躍が目覚ましいですね。

少し前までは、退団後に芸能界で活躍できるのはトップスタートップ娘役限定されていました。それが今は大違いです。

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今までに無かった退団後の現象

「東京国際映画祭」では、柚希礼音紅ゆずる美弥るりか七海ひろきがオープニングアクトで、『オーシャンズ 11』の「FATE CITY」を4名の歌唱で披露されるそうです。
柚希礼音さん紅ゆずるさんは、元星組トップスターでしたが、美弥るりかさん月組の2番手七海ひろきさん星組の3番手で卒業されました。
少し前までは、こういうイベントはトップスターが出演するものと決まっていました。

2019年に退団された、89期七海さん美弥さんは、宝塚OGとして新たなジャンルを切り開いて大活躍されていて、いまや元トップスターさんたちと肩を並べるほどになられました。

少し前までは、こんなことは考えられませんでした。

七海ひろきさんがチャレンジする「新しい男役の先」

特に七海さんは、幅広い分野で先駆者として、新しい世界をドンドン開いていらっしゃいます。

来年2月に東京・大阪で上演される「舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語」に元男役さんたちが沢山出演されるのも、七海さんが男役として舞台で魅せる道を開拓されたからだと思います。

「合コンに行ったら女がいなかった話」ドラマ・スタート

七海さんが出演される、20日に始まったドラマは、大好評のようです。

女の子と縁のない男子大学生3人組合コンに出かけたら、そこに居たのは「超絶イケメンの“男装女子」だった…というラブコメディーです。原作は、大ヒット中の蒼川ななさんの同名漫画。

七海さんは、美しさ格好よさで男子大学生を翻弄する、男装イケメン女子を演じていらっしゃいます。

七海さんは、原作を読んだ時から、これを元男役たちが演じたら面白くなるんじゃないかと思われたそうです。

そういう目のつけどころプロデュース力に長けているのも七海さんの素晴らしさです。

個性の異なる男装イケメン女子
・七海ひろき(89期)……王子様系・蘇芳役。
・瀬戸かずや(90期)……男装BARのオーナーでクール系・役。
・如月蓮(90期)……俺様系・琥珀役。と、それぞれキャラクターを演じる。

男子大学生3人組は、井上想良、小西詠斗、増子敦貴(GENIC)という次世代イケメン注目株男子。

30分枠のドラマで、TVerで見逃し配信中です。

在団中から胸キュンの「男前行動」の先駆者

退団後に次々と新境地を開拓されていますが、七海さんの王子様系のスタイルの「男前行動」は、現役時代に生み出されていました。

「壁ドン」「顎クイ」「顔の至近距離まで近づける」「キザなセリフ」etc

それらの「男前行動」は、「胸キュン」と呼ばれて当時話題になりました。

七海さんの影響で『宝塚カフェブレイク』に「胸キュン」コーナーが出来て、出演する男役さんたちは、「男前行動」にチャレンジされていました。

照れることもなく、堂々とやってこなせるのは、七海さんだけだったような。

ドラマのキザで、イケメンオーラを放ち続けている蘇芳は、現役時代に培われたものを、さらに磨いたもののように感じました。

退団後、七海さんのありのままが現在の姿

退団後に、「自分の好きなものは好きなままでいい。ありのままの自分でいたい」と外見内面も変えることなくそのままにを、通していらっしゃるとのことです。

男役さんが退団されると、「女性復帰」を目指して、徐々に女性化されていきますが、七海さん女性のイメージを重視せずそのままを通して、自然体嘘が無い姿を通しているところが、ファンの心を捉える魅力だと思います。

2019年3月に退団されて、舞台声優を中心に幅広く活動されています。

そして、男役、女役という面でも垣根を作らず自然体に女性役にも男性役にも挑戦されています。

この男・女の垣根の無いあり方が、七海さんの新境地の開拓です。

そして、元男役を活かしたステージや舞台やドラマ出演などが、「退団後の新しい男役のあり方」と認められてきました。

そして、在団中よりも輝きが増していらっしゃるような。

新しい道を切り開いてきた自信が、自ずと輝きオーラとなるのでしょう。

退団後には、いろんな未来があると思いますが、七海さんの元男役のあり方は、後輩たちにも良い影響を及ぼしていると思います。

美弥るりかさんについて

現役時代に、「麗人」と言われていた美弥るりかさんは、中性的な魅力と麗しさで、元男役としての新たな道を、元男役とし新境地を開拓しながら活躍されています。

「TCA PRESS11月号」では元トップの柚希礼音さんと共にインタビュー記事が掲載されていました。

オール女性キャストで全編を歌と踊りで綴る『BERBER RENDEZVOUS』(ベルベル・ランデヴー)で、お二人が主演をつとめられるからです。

85期の元トップスターと89期の元月組の2番手が、共に主演をつとめることなど以前は考えられなかったことですが、美弥さんのスターとしての魅力があったからこそでしょう。

SNS全盛時代を迎えて、枠組では無く、中身がファンに評価される傾向になったことも大きいと思います。

ライブネクストの記事

OGの活動について考えていたら、「タカラヅカ・ライブ・ネクスト(ライブ)」の記事がありました。略称「ライブ」のようです。

ヤフーの記事は無料で読めます。(但しはやくに消えます)

在団中は夢の世界を守っている

笙乃茅桜さん(元雪組)の話

退団するまで目の前の舞台に集中し、セカンドキャリアについて周りと話す機会はほとんどなかったという。「宝塚は裏側を見せず、ベールに包まれているからこそ魅力的。退団するに当たり、周りに『あれする、これする』と話している人はいない。最後まで夢の世界は守っている」と語る。引用時事通信社

現役中に退団後のことについて話すことは無いのですね。

真地佑果さん(元雪組)は、 裏方さんとして頑張られていて、23年度上演予定のご自身が企画した作品の準備もされているそうです。

ライブで活躍する対象者

小川さんは、「トップスター以外の2番手、3番手で劇団に貢献した人や、ダンスや歌などで素質を持った演者のセカンドステージをサポートしたい」と同社設立の趣旨を語る。引用時事通信社

9月末時点で、アーティストは8人。
まずは少人数からスタートして、「頑張ってきたタカラジェンヌをサポートできるよう少しでも力になりたい」そう。

宝塚には毎年40人が入団して、40人が退団されていくので、「ライブ」に入れる対象の目安を定めているようです。

2番手、3番手で劇団に貢献した人

トップスター以外の2番手、3番手で劇団に貢献した人」と言い切っていることに驚きました。

実際に主催されたステージ

彩凪翔さんのステージ『アプローズ』~夢十夜~。

瀬戸かずやさんのステージ『The ALSTROEMERIA -アルストロメリア-』

 

彩風翔さんは、雪組の3番手で退団されました。
瀬戸かずやさんは、花組の2番手で退団。

このクラスのスターさんたちの退団後サポートしたいと考えていらっしゃるのですね。

この表現を読んで私が感じ取ったのは、これからも2番手退団、3番手退団はあるよという隠れたメッセージです。

宝塚は、トップスターを頂点とするピラミッド型のスター制度になっています。

3番手で退団することは、あることです。

しかし、2番手トップスター候補という認識があるので、そんなに頻発しないものと思っています。

最近の人事では、2番手退団が頻発し続けています。

さらに「2番手退団は続くよ」という風に感じられ、2番手あたりにスターさんたちが詰まっているだけに、衝撃でした。

退団後の格向上
2番手で退団した瀬戸かずやさんは、昨年11月の花組・月組100周年記念公演 「Greatest Moment」 で、トップスター並みの活躍をされていました。

以前は、こういう記念イベントでメインになって活躍をしていたのは、トップスターだけでした。

このあたりからも、「変化」を感じます。
そして12年前に2番手退団された彩吹真央さんが、瀬戸さんと同じように活躍されていました。
顔写真もトップスターと同じ大きさで掲載されていました。二人の位置はトップスターの次でしたが。

2番手退団するスターの、スターとしての格付けがとても上がった印象を持ちました。

この「Greatest Moment」の企画・制作・主催に、梅田芸術劇場と並んで「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」も掲載されていました。

2番手退団した愛月ひかるさんは、「ライブ」主催のコンサートをまだされていませんが、9月に「ライブ」主催の『Dramatic City “夢”』に出演されました。
ポスターには、トップスター、トップ娘役と同じ大きさで写真が掲載されていました。

2番手退団スターは、「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」関連では、準トップ並みに扱われるようです。

ダンスや歌などで素質を持った演者のセカンドステージのサポート

現在所属している8名は次の方です。
・音花ゆり(星組、87期)
・純矢ちとせ(宙組、89期)
・藤咲えり(宙組、91期)
・澄輝さやと(宙組、91期)
・透水さらさ(雪組、92期)
・笙乃茅桜(雪組、92期)
・風馬翔(宙組、94期)
・星乃あんり(雪組、95期)

この中には既婚者も多く、お子さんがいらっしゃる方もいらっしゃいます。

一昔前は、宝塚の卒業後の進路は、大半が専業主婦でしたが、こうして「セカンドステージのサポート」をしてくれたら、将来が広がりますね。

今まで培ってこられた技術を生かしてて、活躍していただきたいと思います。

 

トップスターにならずとも、2番手、3番手で退団された美弥さん、七海さんが大活躍されています。
そして「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」も、2番手、3番手で退団したスターに対して、手厚く対応していくようです。

「トップ一強」時代から、変わってきているのかもしれません。

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