こんにちは、くららです。
昨日は星組「ロミオとジュリエット」の集合日で、7名の退団者のお知らせがありました。
・拓斗 れい (96期)、桜里 まお (99期)、隼 玲央 (99期)、桜庭 舞 (100期)、きらり 杏 (100期)、草薙 稀月 (101期)、麻倉 しずく (101期)
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これからの活躍が期待されていた桜庭舞ちゃんが退団されることは衝撃でしたね。
桜庭舞ちゃんについては、後半で語りたいと思います。
退団者数について
先月下記のような記事を書いていました。
そのためだと思いますが、「お問い合わせ」に下記のような質問が届きました。
- 2021年は退団者が65人と書かれていたと聞きました。どうしてそのような数字なのですか?
- 65名と断定していませんが、統計的な数値として「65人」を算出しました。
毎年40名の生徒が入団して初舞台をふむので、同じ40人の方が退団されることで、歌劇団の生徒数約400名が保たれています。
過去5年間(2019年~2015年)の退団者数を調べてみると、201名でした。各年で多少の人数のばらつきはありますが、1年に40名退団されています。
2020年の退団者は15名でした。そのため2121年の退団予定者40名と2020年に退団できなかった予定者25名(40-15=25)を足した65名の方が、2021年に退団される予定として、この数字を算出しました。
現在はコロナ禍という特別な状況下なので、必ずしも2021年に65名の方が退団されるとは思いません。次の年に持ち越されることもあると思います。あくまでも参考値です。
私は上記のようにお応えしました。
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過去5年間の退団者数
2019の退団者は、44名。2018年は、退団者38名。2017年は、退団者37名。2016年は、退団者38名。2015年は、退団者44名。
過去5年間に、201名退団されていました。
1年間の退団者数は、約40名になります。
過去5年間の入団者数。199名入団
2o19年入団者(105期)は、40名。2o18年入団者(104期)は、40名。2o17年入団者(103期)は、40名。2016年入団者(102期)は、39名。2o15年入団者(101期)は、40名。
今年2020年(106期)は、39名入団です。
専科
・華形ひかる(85期)
・星蘭ひとみ(101期)
花組
・夏葉 ことり(101期)
・千幸 あき(96期)
月組
・周旺真広(98期)
雪組
・舞咲 りん(85期)
・早花 まこ(88期)
・美華 もなみ(101期)
宙組
・星吹 彩翔(93期)
・桜音 れい(94期)
・愛咲 まりあ(94期)
・実羚 淳(95期)
・天瀬はつひ(99期)
・なつ 颯都(103期、集合日付け)
・碧咲 伊織(103期、集合日付け)
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2021年の退団者について
2021年1作目の雪組公演で、望海さんをはじめとして8名の退団者が発表されています。
2作目の星組公演で、7名の方が退団される発表がありました。
3作目の花組公演で、華優希さんが退団予定です。
4作目の月組公演では珠城りょうさん、美園さくらさんが退団予定です。
8作目の花組公演までが宝塚大劇場での上演が予定されていますが、東京公演での千秋楽はは2022年になるので、2021年中の退団者は、7作目の星組公演の集合日に発表される退団者までになります。
別箱公演の退団者もいますが、単純に2021年に千秋楽を迎える7つの本公演で、8人ずつ退団されるとしても56名です。(東京宝塚劇場お正月公演「アナスタシア」では、退団者はいません。)
算出した65名と9名の差があります。
2021年の本公演の集合日に発表される退団者数は、すでに発表の雪組8名、星組7名、に続いて「同じ程度の多くの退団者がいらっしゃるかも」という覚悟が必要でしょう。
下記の質問も以前に受けたことがあります。
- 同じ退団者でも、大階段を下りてくる人とそうでいない人がいます。その違いは何ですか?
- 研5以上の生徒は、大階段を下りてご挨拶をされます。
2020年度は、102期までが大階段を下りてきてご挨拶ができます。
昨日発表された星組の退団者は、最下級生が101期なので、みなさん大階段を下りてご挨拶できますね。
上級生が多い星組について
星組は全組の中で最も生徒数が多く85名。106期生の配属も他の組と比べて一人少なかったです。
特に上級生が多いのが特徴です。
舞台上および舞台裏での密集状況を避けるため、1公演あたりの出演者が減員されています。
『眩耀の谷』では99期生から分割
星組『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』の東京公演からは、役付きの人を除いて、99期生の蒼舞咲歩さんから2分割になっていました。
その時の役付きは、
・99期 小桜ほのか、遥斗勇帆、
・100期 桜庭舞、極美慎、
・101期 碧海さりお、
・102期 舞空瞳、天飛華音、水乃ゆり
他の組では、101期や102期から2分割になっているのに比べて、99期から2分割は、星組の99期生には残酷だったと思います。
「ロミオとジュリエット」では100期生から分割
次の「ロミオとジュリエット」からは、極美慎さんと舞空瞳さんだけ例外で、100期から2分割になっているため、退団者の桜庭舞さん、将来のスターとして渇望されている天飛華音くんが「2分割」対象になって、物議を醸しています。
私も、桜庭舞さん、天飛華音くんファンとしては、「酷いな」と思いましたが、「星組の上級生が多すぎるため」かつ「年功序列で上級生(99期)を敬う」ために仕方のないことなのだと思いなおしました。
前回の99期生から2分割となったことで、「新人公演学年を過ぎた研8を2分割するとは、酷い!」という声もあがったのでしょう。
そのため、スター重視より、年功序列を重視して、100期以降もれなく「2分割」になったのだと思います。
「愛」の役がついている希沙 薫(100期)くん、碧海 さりお(101期)くんも「2分割」出演です。
そして退団者はA日程に入っていて、宝塚大劇場でも、東京宝塚劇場でも千秋楽に当たるよう配慮されています。
「宝塚の5組はすべて平等」が鉄則だと思いますが、人数面において、星組の100期以上の上級生の数が他組と比べて特別多かったため、今回のような結果になっています。
何事においても、各組のバランスが保たれていないとダメだなと感じました。
下級生救済策は1つ前の「エルアルコン」と「シラノ」?
桜庭舞さんと、天飛華音くんが、11月の梅田芸術劇場での「エルアルコン」と「Ray」で大活躍をしたのは、記憶に新しいところです。他の100期代の生徒さんたちにも、それぞれ活躍の場がありました。
「シラノ」では、全部の下級生にまで、セリフや歌うシーンが用意されていました。
しかも轟悠さん主演の別箱公演に、フィナーレのショーはあまりつきませんが、この時はしっかり設けられて、下級生までみんなショーでもスゴイ熱量で魅せてくれていました。
新人公演が中止となっている今、「下級生の育成の場」が失われているように見えますが、小さな場でその努力はされているように感じています。
次回に月組公演で感じた「下級生の育成」について書きたいと思っています。
本公演「ロミオとジュリエット」のことも見越して、桜庭舞さんと、天飛華音くんに、前回の別箱公演で特別活躍の場が設けられていたのでしょう。その期待に応えた素晴らしい活躍を魅せてくれました。
そして2分割されていても、「ロミオとジュリエット」で退団者への「餞の場」は設けられることと思います。
宝塚の舞台は大人数の演者で盛り上がるのが、一つの魅せ場でもあります。
その人数に制限が入ることは、誰も見越していなかったことだと思います。
いつもの人数に「初舞台生」が加わる舞台はどうなるのだろう?と心配していましたが、楽屋を違う所に設けることで、この難関を乗り切って「初舞台披露」は無事に行われました。
今回の「ロミオとジュリエット」も苦肉の策だと思いますが、退団者たちも納得して幸せに卒業できる舞台になると信じています。
桜庭舞ちゃんについて
桜庭舞ちゃんは、「歌える娘役」として雪組で活躍していました。
2017年2月、『New Wave!-雪-』では、歌の場面を多く担当し、主要娘役が担当する「アメイジンググレイス」も歌っていました。
望海風斗さんのトップお披露目公演「SUPER VOYAGER!」では、美しい歌声のカゲソロも披露。
しかし星組に組替えして、初お披露目『Killer Rouge』では、何フレーズかのソロがあったものの、その後本公演での扱いは微妙でした。
「New Wave!-星-」では、目立つ役どころで活躍し、雪組に続く2回目の「アメイジンググレイス」も披露。2回披露したことからも歌唱力の素晴らしさがわかります。
続くバウ「デビュタント」でも、3人のヒロインの一人に抜擢されましたが、本公演でも、新人公演でも、その後抜擢はありませんでした。どうして星組に組替になったのだろう?と不可解に思っていました。
しかし、礼真琴くん率いる「新生星組」では、歌って踊れる桜庭舞ちゃんは、小桜ほのかちゃんと共に抜擢を受けていきました。
まずその前哨戦・礼真琴くん率いる全国ツアー「アルジェの男」と「エストレージャス」では、3拍子揃った実力をトリプルヒロインのエリザベート役で披露。美しい歌声でした。ショーの方でも、歌、ダンスとも芸達者ぶりを見せてくれました。
『ロックオペラ モーツァルト』では、ナンネール役。ソロ曲2曲を見事に歌い上げて、小桜ほのかちゃんと共に「実力派娘役」として確固たる存在になっていきました。
『眩耀の谷』では、新人公演初ヒロインに抜擢。
本役は2期下の舞空瞳ちゃんで、新人公演最終学年でヒロインを演じるのは珍しいことですが、まめちゃんなりの解釈で舞空瞳ちゃんとは違う、母性にあふれた人間らしい「瞳花」を好演していました。歌唱力も素晴らしかったです。
新人公演主演者出演の「ステージトーク」では、ショーのエトワールを務めていて「エトワールの夢が叶った」と嬉しそうに話されていました。
『眩耀の谷』の宝塚大劇場の新人公演は、2月25日、「ステージトーク」は、2月28日。
その翌日から、宝塚の公演は自粛要請を受けて中止になってしまい、東京での新人公演も中止でした。
「ステージトーク」も、普段は満席ですが、星組の時はキャンセルも受け付けていたので、「コロナの心配」があって、客席は三分の二ほどしか埋まっていませんでした。
その中でも、碧海さりおくんとまめちゃんのおっとりした会話は楽しかったです。
ふたりは同じ受験スクールに通っていて、(さりおくんは金沢から東京まで通っていたそう)、まめちゃんが先に合格したので、さりおくんが1期下になったそうです。
とてもふんわりゆったりしたお嬢さんという印象でした。
ファンとしては、これからのまめちゃんの活躍を楽しみにしていましたが、ガツガツとしたイメージは全くなかったので、新人公演のヒロインもして、エトワールもして、夢がかなって、次の新しい道に進むことを決断されたのでしょうか。
雪組時代から応援していて、途中「?」の時期があったものの、最後は大活躍で、とても惜しまれての退団となってしまいましたが、まめちゃんの新しい選択も祝福したいと思います。
天飛華音くんは昨年の「ステージトーク」での会話が面白すぎました。
朴訥でおおらかなのに、舞台に立つと「礼真琴2世」といっても良いぐらい抜群の技術力!そのギャップにはまってしまいました。「ロミオとジュリエット」で端にいても、キレキレのダンスで目立つのではと期待しています。
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