意外な選出の連続!2019年新人公演主演
こんにちは、くららです。
星組『眩耀の谷』の新人公演の主演者が発表されました。

礼真琴君演じる「丹礼真」は、101期の碧海さりおくん。
舞空 瞳ちゃん演じる「瞳花」は、100期の桜庭舞ちゃん。

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桜庭舞ちゃんは、現在の活躍の様子から、近いうちに新公ヒロイン経験をすると思っていましたが、碧海さりおくんは、新鮮な抜擢です。
ここ最近、月組、宙組と経験値の無い人を抜擢して、主演にチャレンジするチャンスを振っていますね。
多くの人に機会をふるのは、「新人公演」という冒険の場でこそできる適したやり方だと思います。
例え路線候補で無くても、真ん中を経験することは、芸の道を極めていくための肥やしになると思います。

「文化祭の主演」経験者の路線スターとしての可能性

入団前の音楽学校の文化祭で、将来有望な人に「文化祭の主演」を経験させています。【男役、娘役二人ずつ】

「文化祭の主演」から路線コース

最近では、その経験者が高い確率でトップ娘役に選ばれていますが、スカイステージで放送される「文化祭」を見ると、既に入団前から「スターとしての華」がはっきり感じられるように思います。


はじめから、「文化祭の主演」の路線に選ばれている人は、新人公演を観ても、やはりスターとしての華があります。
一番最近観た宙組新人公演「エルハポン イスパニアのサムライ」は、トップ真風さんの役を演じた風色日向くんも、2番手芹香斗亜くんの役を演じた亜音有生くんも舞台で華があります。二人共「文化祭の主演」経験者でした。
長年スターを育成しながら、見守っている劇団は、華のあるスターを見極める力は素晴らしいと思います。
音楽学校の文化祭の時から見出されていたスター性は、間違いありません。

歌唱力から路線スターへ ポスト真彩希帆

今年の新人公演は、宙組「オーシャンズ11」から、雪組、星組、花組、月組、宙組と6公演続けて観ています。
路線スターではなく、突然抜擢されている新人公演主演者、ヒロインは、やはり地味で華が無い印象をもちました。

一方真彩希帆ちゃんは「文化祭主演」経験者ですが、真彩ちゃんのような「歌唱力」という抜きん出た実力者をヒロインとして探し出そうとしているように感じています。
音楽学校の成績や、研1、研3、研5の試験の成績で「歌唱力」はある程度把握できますが、実際に舞台で演じてみてのスターとしての可能性は実際に真ん中で演じる舞台を観なければわからないからだと思います。

最近の新人公演ヒロイン経験者は、花組・都姫ここちゃん、月組・白河りりちゃん、宙組・花宮沙羅ちゃん、そして今回公表された星組のまめちゃん
この人選をみると、歌唱力が抜群でさらにスターとしての可能性のある人が求められていることを感じます。
(都姫ここちゃんは、104期の「文化祭主演」経験者ですが、歌唱力もあります。)

今回の星組の基準はハイレベルなダンスと歌の実力?

『眩耀の谷』は、振付が謝珠栄先生なので、ダンスがハイレベルで、かつ、歌唱力もハイレベルなものを求められるので、実力者優先なのですね。
桜庭舞ちゃんは、雪組で「期待の娘役さん」だったのに星組に組替えして、少し足踏み状態でしたが、今年の全国ツアー「アルジェの男」でエリザベート役、『ESTRELLAS』では歌と高いリフトのダンスが素敵でした。
そして先日までの『ロックオペラ モーツァルト』でのナンネール役での歌唱力を魅せてくれました。
本役の舞空瞳ちゃんが102期なので、2期上のまめちゃんが演じるのは異例ですが、新人公演主演の経験をするかどうかで、今後の扱いが変わってくるので、今回チャンスに恵まれたことを嬉しく思います。

碧海さりおくんについては、全く予想外の抜擢でした。

碧海さりおくんについて

101期生 入団時成績5番、月組公演『1789-バスティーユの恋人たち-』初舞台。
身長169cm。愛称は「ちゃりお」、「さりお」。石川県金沢市出身。

『エクレール ブリアン』フィナーレでのダンス精鋭メンバーの一人
紅ゆずるさんの退団公演のショー『エクレール ブリアン』のフィナーレ15場で、礼真琴くんと男役4人が色とりどりの戦隊ヒーローのような衣装と小さな羽根を背負って、揺れて踊るシーンがありました。礼真琴くんが、星組の踊れる若手精鋭メンバーが、難しい振りではなく、簡単な振りで魅せることにチャレンジしていると解説されていました。
その4人が希沙薫(100期)、碧海さりお(101期)、天飛華音(101期)、咲城けい(101期)でした。

「ロックオペラモーツァルト」でもダンスが光っていました。
礼真琴くんの全国ツアー『アルジェの男/ESTRELLAS〜星たち〜』にも出演していました。
礼真琴くんタイプの実力派なので、既に今年のこっちゃん主演の2公演で活躍し、実力が認められていたのでしょう。

1期下の天飛華音くんは前回の新公初主演でした。
かのんくんが段階を追って、ジワジワ上げられてきたのに比べて、さりおくんはそうではありませんでした。

碧海さりおくんの初抜擢

研2の「こうもり」新人公演で、当時三番手だった礼真琴くんの役のアルフレート。
礼真琴くんの役なので歌が多かったですが、歌唱力の高さを観客に証明してくれました。
研2で三番手の役は大抜擢でしたが、その後は段々と役つきが悪くなっていきました。

『桜華に舞え』新人公演で別府晋介役(本役:瀬央ゆりあ)。
『THE SCARLET PIMPERNEL』新人公演で、ハル(本役:綾凰華)。
『ベルリン、わが愛』新人公演で、ルードヴィッヒ・クリッチュ(本役 :美稀千種)。
『ANOTHER WORL』新人公演で、杢兵衛 (本役:天寿光希)。
真近の『霧深きエルベのほとり』『GOD OF STARS-食聖-』では、天華えまくんの役でした。

1期下の天飛華音くんの方に良い役が回っていましたが、礼真琴くんが主演になったことで、同じ実力派であるさりお君に、主演のチャンスが巡ってきたことは、運が良かったですね。

音楽の宝箱で聴かせてくれた確かな歌の実力

今年の3月にスカイステージの「音楽の宝箱」で、碧海さりおくんと咲城けいのコンビが素敵な歌声を聴かせてくれました。
さりおくんは、『グレート・ギャツビー』の“朝日の昇る前に”では、原曲よりキーを上げ、清々しい、ストレートな熱唱で、心が打たれました。
『王家に捧ぐ歌』の“世界に求む-王家に捧ぐ歌-は、ふたりのハーモニーが美しく、透き通った声でのびのびと高らかに響く声は清々しい感動がありました。
歌の実力は1期上のさりお君の方がだいぶ上のようでした。音域が広く、耳に心地よく響く歌声が素敵です。

「歌」も「踊り」も実力にあふれているので、礼真琴くんに近いものを味わえるかもしれませんね。楽しみです。

桜庭舞ちゃんについて

100期生、入団時の成績は15番。月組公演「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」が初舞台。
雪組では「歌える娘役」として、2017年2月『New Wave!-雪-』では、歌の場面を多く担当し、主要娘役が担当する「アメイジンググレイス」も歌っていました。
望海さんのトップお披露目公演「SUPER VOYAGER!」では、美しい歌声のカゲソロも披露。

2018年2月12日付で、星組へ組替え
星組では、初めての公演『Killer Rouge』で何フレーズかのソロがあったものの、組替えを経て扱いが良くなった印象は無く、新人公演の役つきも良くありませんでした。
2018年「New Wave!-星-」で、目立つ役どころで活躍し、雪組に続く2回目の「アメイジンググレイス」も披露。
続くバウ公演「デビュタント」で、3人のヒロインの一人を演じました。
しかし本公演での役付きは良く無く、新人公演もヒロイン経験はありませんでした
礼真琴くん主演の全国ツアー「アルジェの男」でエリザベート役、『ロックオペラ モーツァルト』でのナンネール役で、歌の実力を魅せてくれ、やっと本領発揮といった感じでした。
歌だけでなく、ダンスも得意なので、今回の新人公演の抜擢は最適だと思います。

実力派娘役として、新人公演のヒロインを皮切りにさらに活躍されていくことを期待しています。

『Ray -星の光線-』KAZUMI-BOY先生情報

作・演出/中村 一徳先生なので、雪組の『Music Revolution!』に続いてKAZUMI-BOY先生が、振り付けを担当されていることをブログに綴っていらっしゃいました。

瞬き、呼吸、厳禁です!!

『ザマーミロ』な仕上がりです(笑)!!

新生星組、とにかく元気!とにかく明るい!とにかく楽しい!

私の振付稽古の様子をDVDにして売り出して、皆様にも見て欲しいくらい、笑いに包まれっぱなしの稽古となりました。

しかしながら、皆様がご覧下さる時には、そりゃあカッコいいナンバーとしてお届け致します!

お楽しみにお待ち下さいね(⌒‐⌒)引用:「鬼ですけど…それが何か?」KAZUMI-BOY先生ブログ

KAZUMI-BOY先生が星組の本公演の振付をされるのは、久しぶりだそうです。
「新トップコンビのお披露目公演」ということで、どんな組になるか楽しみに臨まれたら、上記の内容のような「元気!とにかく明るい!とにかく楽しい」ものだったようです。
中村一徳先生のショーなので、星組生総勢80人を人海戦術で盛り上げるのでしょうね。
KAZUMI-BOY先生がご機嫌なナンバーに仕上がっていると記されていたので、期待ですね!

2019年新人公演主演者の傾向

少し前までは、「御曹司」と言われる人たちに、新人公演の主演が何回もふられていましたが、今年はその傾向が薄くなりました。
「新公最後の99期」の、花組・帆純まひろ君、月組・英かおとくん、雪組・諏訪さきくんが新人公演初主演済みと予定。
102期の、雪組・彩海せらくん、星組・天飛華音くん、宙組・風色日向くん、101期の星組・碧海さりおくんが新人公演初主演済みと予定。

新公主演の回数を重ねているのは、100期の星組・極美慎くん、月組・風間結乃くん、花組・聖乃あすかくん、101期の宙組・鷹翔 千空くんですが、連続主演は無くなりました。。
雪組・縣千くんは、足ぶみ状態が長いです。

確実にスター路線を歩んでいくのは、新人公演の回数を重ねている人たちになるのかもしれませんが、少し前までの方針と比べて、新公主演者が固定していないことの方が、見る方にとっては面白いです。
そしてその方がみんなに「やる気」が出て、組内が活性化するとも思えます。

新人公演も2020年がどのような展開になっていくのか、興味深々ですね。
1年前に、99期から3人の男役の新公主演者が出るとは、誰も想像つかなかったでしょう。
来年の今頃、1年を振り返る頃には、「想像もしなかった新公主演者」が沢山輩出されているかもしれません。

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